星野源 Calvin Harris『Funk Wav Bounces Vol.1』アナログ盤を語る

渡辺志保 Calvin Harris『Cash Out』を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でカルヴィン・ハリスのアルバム『Funk Wav Bounces Vol.1』アナログ盤について話していました。

(星野源)さあ、そんな感じで今日は先々週、三浦大知くんが来てくれて話が盛り上がりすぎてご紹介できなかったレコードなどをかけていきたいと思います。次はこの曲にしましょう。カルヴィン・ハリスのアルバム『Funk Wav Bounces Vol.1』というのがとても好きで。CDでずっと聞いていたんですけど、アナログが出るというので、出た時にすぐ買って。これを聞いたんです。で、とっても音が良くて。「とっても音が良いのでラジオで流したい!」って思ったんだけど、その音の良さがラジオで伝わるかどうか、ちょっとわかりませんが。

とてもいい音なんです。で、アナログレコードって僕もちょっと浅い知識ではありますが。33回転と45回転っていうのがありまして。よく「ドーナツ盤」なんていうね、ちっちゃいサイズで真ん中に大きい穴が空いたようなレコードはだいたい45回転。で、シングル盤なんていう風に言われていますけども。で、回転が早いということは、針が中心まで行くのが早いわけですね。で、回転が早ければ早いほど音が良いということらしくて。なので、昔はなぜシングル盤っていうのがあるか?っていうと、いい音で聞きたいからっていうのがもともとのことみたいですね。

なので、アルバムはアルバムでいいんだけど、アルバムだといわゆる針の始まったところとお尻で音質が違うということらしく。なので、曲もいっぱい詰めなきゃいけないということになると溝の数がすごく増える。で、増えると音が悪くなるということらしくて。なんか、「なんでそうなの?」って言われてもわからないんですけども。で、いわゆるアルバムっていうのは33回転が多いんですけど、このカルヴィン・ハリスのアルバムは2枚組で45回転なんです。なんで、いい音で聞けるのではないかと思いますが……ラジオっていろんなのが通るからどうなんですかね。みなさん、ちょっと1回聞いてみてください。

それでは、カルヴィン・ハリスで『Cash Out』。

Calvin Harris『Cash Out ft. ScHoolboy Q, PARTYNEXTDOOR, D.R.A.M.』

お送りしたのはカルヴィン・ハリスで『Cash Out』でした。で、これね、いま45回転だったんだけど、これを33回転にすると……。

(33回転で曲を再生する)

こんぐらいになるという。これはこれですげーかっこいいけど。はい。こんな感じで……(曲を止める)。フフフ、こういうことをできるの、すごい楽しいね(笑)。いまね、アナログレコードでかけました。アナログレコードとか知らないよ、聞いたことないよ、持っていないよっていう若い人もたくさんいると思うので。これを機に「ほしいな」って思う人がいたらぜひ手に入れていただきたいと思っております。

僕も自分の作品はなるべくアナログで出したいなと思っていて、事あるごとに出しているので。また次の作品とかがある時には出したいなと思っております。

YELLOW DANCER (Analog) [Analog]
Posted at 2018.5.2
星野 源
ビクターエンタテインメント

<書き起こしおわり>

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