稲垣吾郎と宇多丸 銃と映画を語る

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稲垣吾郎さんがTBSラジオ『タマフル』にゲスト出演。ガンマニアでもある稲垣さんが宇多丸さんと共に、銃と映画について1時間たっぷりと話していました。



(宇多丸)もうね、さっそくトイガンの話が始まっちゃってますけども。稲垣さんがトイガンをコンコンコン!って叩くっていうね(笑)。ということで、時刻は11時になりました。夜10時から2時間生放送でお送りしているTBSラジオ『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』。ここから11時55分ごろまでは週替り特集コーナー、サタデーナイトラボ。お待たせいたしました。今夜はこちらの特集をお送りします。題して「稲垣吾郎と映画と銃。特集」! はい。ということで最終回間近にふさわしいスペシャルゲストをご紹介いたします。番組初登場、稲垣吾郎さんです。

(稲垣吾郎)こんばんは。稲垣です。よろしくお願いいたします。

(宇多丸)いらっしゃいませー。ご無沙汰しております。

(稲垣吾郎)ご無沙汰しております。

(宇多丸)こんな日が来てしまったんですね。

(稲垣吾郎)そうですね。でも、こんな日が来るようにあの時に約束したじゃないですか。

(宇多丸)はい。これ、ついに実現しましたね。「あの時」というのは昨年6月。マガジンハウスの雑誌『anan』で対談して以来ということです。その時に2人で「夏に見たい映画」というテーマで3本ずつ、映画をすすめあうという企画で。

(稲垣吾郎)だけど途中から趣旨が違って来てしまったんですよね。

『anan』映画対談


(宇多丸)そうですね(笑)。アイドリングトークかなと思って、「いやー、僕も銃が好きで」なんつって。したら、そこから20分ぐらいは銃の話をしていましたからね。これね。

(稲垣吾郎)そうですね。編集の方やライターの方が置いてけぼりになっていましたからね。

(宇多丸)で、「これ、『anan』はダメですかね?」って言ったら「ダメですね!」っていう(笑)。

(稲垣吾郎)結局、話したことが何も掲載されないという(笑)。

(宇多丸)そこ、一切載っていないですね。

(稲垣吾郎)「じゃあ、この話の続きをどこかでやろう」ということになっていて、今日に至るわけですね。

宇多丸『anan』稲垣吾郎との映画対談を語る
宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中で『anan』誌上で稲垣吾郎さんと映画対談を行った際の模様についてトーク。ガンマニアと噂の稲垣吾郎さんのことを「本物だ!」と思った話などをし...

(宇多丸)「ぜひ、僕の番組に来てください」なんて。でも、その時はなかなか、稲垣さんともなるとね、難しいかなっていうのはあったんですけども。ついに実現してしまいました。

(稲垣吾郎)もうこの、銃にひかれてやってきました。

(宇多丸)銃に(笑)。いま、机の上にはスタッフの私物の銃が並んでおりまして。さっそく稲垣さんが銃の様子をチェックしている姿が完全に武器商人でした(笑)。

(稲垣吾郎)そうですね。なんか結構……「こういうのが趣味なのか」とかね、「あ、そっち行っちゃったんだ」とかね、いろいろと考えながら。



(宇多丸)「そっち」っていうのはあれですか? やっぱりあそこのM4のゴテゴテしたのとか?

(稲垣吾郎)こういうのとか、僕の中ではないんですよ。

(宇多丸)えっ? これはいわゆるハイキャパのガバメントというか。

(稲垣吾郎)結局カスタマイズしすぎているものが僕はあんまり好きじゃなくて。

(宇多丸)ああ、割とじゃあ、素の状態の?

(稲垣吾郎)もちろん、もちろん。「そこで買ってきちゃった」みたいな。僕はあんまりカスタムしてないものの方が……なんでもそうですね。車とかもそうですし。結構そのもののシンプルな美しさというものを結構。

(宇多丸)わかります。でも、やっぱり。もともとのね、工業製品としての美しさ、進化の形態であったり。

(稲垣吾郎)そうそう。それが言いたかったんです。

(宇多丸)これ、でも僕もね、今日私物を持ってこようかと思っていたんですけども。

(稲垣吾郎)僕も思っていたんですけどね。本当に。

(宇多丸)じゃあ、私物の見せ合いはまた別の機会に……どういう会なんだ?っていうことになっていますけども(笑)。ちなみに、後ほどたっぷり映画と銃についていろいろとお話をうかがいたいんですが。まず『anan』で3本ずつ紹介しあったじゃないですか。なんか、風のうわさで聞いたんですが、その中で見ていただたっていう?

(稲垣吾郎)あっ、そうなんですよ。宇多丸さんチョイスの映画。僕は2本見ました。

(宇多丸)おおっ、ありがとうございます!

(稲垣吾郎)まずこの、『ときめきに死す』。

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(宇多丸)ああっ、ありがとうございます! 森田芳光。

(稲垣吾郎)「この蒸し暑い夏を乗り切る映画」っていうお題だったんですけども。

(宇多丸)沢田研二さん主演で。

(稲垣吾郎)いや、すごい好きです、これ。

(宇多丸)あっ、よかった! 絶対に稲垣さん、お好きだとは思ったんですけども。

(稲垣吾郎)本当におっしゃる通り、前衛的な映画で。まあ、ちょっとショッキングなエンディングで。

(宇多丸)ラストはね、「トラウマエンディング」って言っていましたけども。

(稲垣吾郎)トラウマエンディング(笑)。

(宇多丸)本当に、あれ嫌じゃないですか?

(稲垣吾郎)嫌ですよね。でも当時すごいですね。いま、あんな映画って公開できるのかな?っていう。

(宇多丸)要は、一応サスペンス的なストーリープロット。暗殺者が来て……みたいなのはあるんだけど。全然そういう話じゃないですよね。本当にオフビートなというか。

(稲垣吾郎)そうですね。もう1シーン、1シーン、だからシリアスなのか、結構コミカルなところの描写もあったりして。

(宇多丸)主人公がまた、なんか謎のキャラクター造形じゃないですか。

(稲垣吾郎)そうですね。で、僕、よく考えてみたらヒロイン、これ樋口可南子さんじゃないですか。で、僕、はじめてドラマとかやらせてもらった時、一緒にご一緒させていただいたのが樋口可南子さんだったんですよ。年上の女性とのラブストーリー。『ぼくの美しい人だから』っていう映画があって。あれを元ネタにした、日本版にした連ドラ。『嘘でもいいから』っていうドラマをやったことがあって。

(宇多丸)それが樋口さんだったんですね。

(稲垣吾郎)樋口さんなんですよ。

(宇多丸)この、でも『ときめきに死す』の段階だと、1984年かな? その段階だと、まだ女子大生みたいな、コンパニオンみたいな役ですよね。

(稲垣吾郎)それから10年ぐらいした時の樋口さんと共演をさせていただいて。

(宇多丸)いかがでした? 共演経験がある身としては?

(稲垣吾郎)でもなんか、その時の樋口さんを思い出したりとか。でもまあ、すごいですよね。この20代のたぶん前半にして、この色気というか。

(宇多丸)そう。で、ジュリーと杉浦直樹さん相手にね、一歩も引かないというか。なんなら、もうジュリーをお姉さんっぽく見ているような感じですもんね。

(稲垣吾郎)そうですね。

(宇多丸)でも、このジュリーの役なんか、稲垣さんとかいけるんじゃないですか? ちょっとこう、内向的な。この「ナイフが趣味」っていうのを「銃が趣味」に変えればいいっていう(笑)。

(稲垣吾郎)フフフ(笑)。そうかもしれないですね。でも、すごいいい映画を紹介していただいて。

(宇多丸)ありがとうございます! 音楽も素敵ですもんね。

(稲垣吾郎)ああ、音楽もよかったですね! かっこよかったです。

(宇多丸)塩村修さんっていう当時の森田芳光さんの作品に音楽をつけていた方で。

(稲垣吾郎)映像なんかも本当にアバンギャルドで。

(宇多丸)あれはね、めちゃめちゃ自信があったんで。

(稲垣吾郎)よかったです。紹介していただいて。でも、僕のも見ていただいたんですか?

(宇多丸)そうです。僕ね、『100歳の華麗なる冒険』っていうスウェーデン映画。これを見ました。

(稲垣吾郎)これは僕が紹介させていただいて。

『100歳の華麗なる冒険』

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フェリックス・ハーングレーン

(宇多丸)これはめちゃめちゃ面白かった。どういう話か?っていうと、100才になったおじいさんが老人ホームを勝手に脱走しちゃって、逃避行。で、途中なんかちょっと悪い組織のお金をたまたま手に入れちゃって。それと、彼の生い立ちを重ねていくという。生い立ちがちょっと『フォレスト・ガンプ』っていうか。いろんな歴史上の……。

(稲垣吾郎)ちょっと『フォレスト・ガンプ』を見た感じを思い出しますね。

(宇多丸)なんですけど、『フォレスト・ガンプ』的な感じかな?って思って見ていると、歴史とかいろんな人の生と死っていうか……特に「死」が多いじゃないですか。関わっていくその視点があまりにもドライすぎて。

(稲垣吾郎)ドライ?

(宇多丸)すっごいドライで。そこがフレッシュでした。

(稲垣吾郎)そうですね。そんな簡単にそんなことしちゃっていいの? みたいな。

(宇多丸)結構、その主人公のおじいさんが「えっ、それ、人死んでますよね?」とか。

(稲垣吾郎)そうそう。淡々とね。

(宇多丸)とか、フランコ政権……スペインのファシスト政権とかに関わっても、なんか別にイデオロギー的な云々は何も関係ないっていうか。あれがすごい不思議な。

(稲垣吾郎)そう。まあそれが彼の生き方というか趣味というか。

(宇多丸)で、飄々と生き残って。なんか、それが他のアメリカ映画とかじゃあ絶対にないバランスだなと思って。めちゃめちゃ面白かったですね。

(稲垣吾郎)ああ、よかった。そうなんですよね。

(宇多丸)ありがとうございます。こういうね、教え合いっこもまたしたいぐらいですけどね。稲垣さん、この『anan』の連載もこの時点で15年っておっしゃってましたっけ?

(稲垣吾郎)そうですね。もう2000年ぐらいからやらせていただいてます。それでずっと映画を見させていただいているんです。

(宇多丸)割と僕、稲垣さんっていえばミニシアター系っていうイメージがあったんですよ。お好きなのは。これはやっぱり連載はミニシアター物が多いわけですよね?

(稲垣吾郎)そうですね。これは雑誌のカラーというか、うん。まあ、このコーナーではこういうミニシアター系のものをあえて紹介していくというか。他の映画はいろんな媒体とかでも紹介しているので、あえてこういったものを選ぼうっていう。

(宇多丸)ああー。これ、選ぶのは編集者の方が選んできている?

(稲垣吾郎)そうですね。これはスタッフの方に任せて。まあ、僕の趣味もよくわかっていますし。まあでも僕が見たいような映画をピックアップしてきてくださるので。一応週に1本という形で。

(宇多丸)すごいですよね。10何年間、週に1本ね。

(稲垣吾郎)そうですね。あとはまあ、番組で映画を紹介するコーナーとかもあったので。香取くんの。

(宇多丸)それもまた、香取さんの趣味であてがわれるから、ちょっとそれが困るみたいなこともおっしゃってましたけども(笑)。

(稲垣吾郎)そうなんですよ。自分が好きな、見たい映画じゃなくて彼が選んだ映画を見て、僕が順位をつけるっていう。

(宇多丸)これは明確に香取さんとは違いますか?

(稲垣吾郎)違います。もう、ジャッキー・チェンのオンパレード。

(宇多丸)フハハハハハッ! そんなに年がら年中ジャッキー・チェン映画ないと思うんですけど(笑)。

(稲垣吾郎)あと、ホラー映画がかならず入ってくるんです。

(宇多丸)あ、これ! ホラー問題。ホラーはお苦手なんですよね?

(稲垣吾郎)苦手……うーん、どうですか? でもなんか、別に苦手ではないんですけど、そんなすごい趣味ではないです。

(宇多丸)スプラッタに近いものとか、ホラーもいろいろあるじゃないですか。心理的に攻めるものもあれば、スプラッタに近いものもあれば。これね、だからちょっと因縁めいて……すいません。ちょっと稲垣さんをお招きしておいて本当に申し訳ないことを言っていいですか?

(稲垣吾郎)いいですよ。

(宇多丸)稲垣さんがイーライ・ロスという監督の『ホステル』という、これはまさにホラー。かなり残酷ホラー。これを香取さんの番組の中で、非常に辛辣な口調でおけなしに……。

(稲垣吾郎)えっ、僕ですか?

(宇多丸)そうなんですよ。

(稲垣吾郎)そんな……なんか批評したことも覚えていない。本当ですか?

(宇多丸)でもそんぐらい、人の神経を逆なでするようなところがある映画なのは間違いないんですけど、僕はこのイーライ・ロスという監督および『ホステル』が大好きで!

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Eli Roth, Chris Briggs, Mike Fleiss

(稲垣吾郎)フハハハハハッ! ダメだ、もう(笑)。ヤバい。もう銃の話に行った方がいいんじゃないですか?

(宇多丸)いやいや(笑)。でね、僕は「なに!?」って思ったんですけど、後に稲垣さん、やっぱり素晴らしいタレントさんとしてファンであることは止められなかったし。なによりも三池崇史監督の『十三人の刺客』での、あの日本映画史上トップクラスの極悪の殿様。あの稲垣さんが演じられた役を見て、「これは稲垣さんからの『ホステル』に対する回答だ」と。


(稲垣吾郎)そ、そうなんですか?(笑)。僕、『ホステル』っていう映画自体を忘れてますよ。すいません。

(宇多丸)本当ですか? あのね、まあ非常に残酷な映画なんですよ。ただ途中ね、三池監督が一瞬出てくるんです。カメオ出演しているんです。実は。

(稲垣吾郎)あ、ありましたね! だから三池さんと結構親交のある監督さんなんでしょう?

(宇多丸)そうなんです。イーライ・ロス。まあ、クウェンティン・タランティーノ一派というか。『イングロリアス・バスターズ』でユダヤの熊っていうバットを持って出てくる人、いるじゃないですか。あの人です。あれ、イーライ・ロス。

(稲垣吾郎)はいはいはい。あ、そうなんだ。

(宇多丸)そうなんですよ。なんですけど、あの殿様役で俺的にはその『ホステル』で生じた……勝手にですよ。勝手にあった稲垣さんとのわだかまりはもう、これは消えたっていう。

(稲垣吾郎)それは、評価してくださったっていうことですよね?

(宇多丸)そうです! だって『十三人の刺客』は僕、その年のベストワンですもん。

(稲垣吾郎)ああ、ありがとうございます!

(宇多丸)なんでベストワンか?っていうと、それは稲垣さんの演技ありきですから。

(稲垣吾郎)いやいや、ありがとうございます。

(宇多丸)すいませんね。招いてこの落とし穴に落とすようなこと(笑)。

(稲垣吾郎)もう1回、ちょっと見てみようかな? 『ホステル』。

(宇多丸)アメリカ人の観光客が東欧の方に旅行に行って、すごい調子こいて騒いでいる。最初の方はそんな感じなんだけど、1人消え、2人消え……で、気づくとそういう国際的人身売買組織に拉致されて。そこは要するに、世界中の金持ちがお金を払って人をいたぶりながら殺すという恐ろしい施設で。主人公の子はそこからどうやって脱出するのか?っていう、そういう感じですね。

(稲垣吾郎)おおーっ。へー!

(宇多丸)で、イーライ・ロスという人は割と……。

(稲垣吾郎)ああっ、なんかありましたね!

(宇多丸)フフフ(笑)。もう『ホステル』の件はいいんじゃね?(笑)。

(稲垣吾郎)まあ、でもいまこの感覚で見直してみます。『十三人の刺客』のあの役をやった後に。

(宇多丸)たしかに、たしかに。あの役がいちばんひどいですからね(笑)。

(稲垣吾郎)ひどいですよ。でも、いまだにやっぱりあの役はそうやっていろいろと言っていただける方が多くて。

(宇多丸)僕は日本映画史に残ると。

(稲垣吾郎)でも、やっぱりあれは全て三池さんの指導というか演出だったので。

(宇多丸)ちなみに演技指導とかはどんな感じだったんですか?

(稲垣吾郎)でも、三池さんはあんまり細かいことを言わないので。

(宇多丸)これはちょうど三池崇史さんをこの番組にお招きしてインタビューをしたことがあって。その時に「あの稲垣さんの役柄は素晴らしかった!」「いや、本当にいいよね」って。で、稲垣さんをキャスティングして、これは成功だったと思った瞬間が、衣装合わせの時に稲垣さんがいらして、衣装を見ながらポツリと、ごく自然な感じで「ああ、やっぱりちょんまげなんだー」っておっしゃったのを三池さんは小耳に挟み、「これは……リアル殿様が来た!」と(笑)。

(稲垣吾郎)えっ、なんかおかしいですか? その僕のフレーズ、おかしくないですよね?

(宇多丸)いやいやいや、「ちょんまげに決まっているだろ!」ってことじゃないですか? 三池さん的には(笑)。

(稲垣吾郎)ああ、そういうこと(笑)。「僕をちょんまげにするの?」みたいな。殿様っぽく言うなら。

(宇多丸)だからそれをサラッと言う感じが、ハマった!って思ったらしいんですよね。

(稲垣吾郎)ああ。「僕、アイドルなのにちょんまげにしなきゃいけないの?」みたいな感じに聞こえたんですかね?

(宇多丸)嫌な感じじゃなくて、なんかね。「ああ、やっぱりちょんまげだ」って。

(稲垣吾郎)天然な感じかな?

(宇多丸)だって殿様はちょんまげに決まっているじゃないですか。

(稲垣吾郎)まあ、そうですけど(笑)。

(宇多丸)だからたぶんその感じなんだと思います。

(稲垣吾郎)僕、ちょんまげがはじめてだったんですよ。中剃りっていうやつが。

(宇多丸)ああ、そうか。

(稲垣吾郎)時代劇はあったけど、それこそ陰陽師とか、平安時代のお公家さんのあのカツラだったので。

(宇多丸)江戸時代のああいうのは。

(稲垣吾郎)中を剃っているのははじめてだったんで、衝撃的だったんです。

(宇多丸)ああ、そうか。だから稲垣さんとしては素直な感情の吐露だったんだけど。いや、でも本当にもう……。

(稲垣吾郎)でもよかったです。『十三人』は。またああいう役もやりたいなと。三池さんとも仕事をしたいですし。

(宇多丸)ぜひね。でもその三池さんに勝るとも劣らない鬼才監督とお仕事をしているわけですから。後ほどそのお話もうかがいたいと思います。ちなみに、その苦手なジャンル。ホラーとかは別として、お好きなジャンルってありますか?

(稲垣吾郎)そうですね。でも僕、いろんなジャンルを見ていて。好きなものも結構バラバラなんですよ。でもやっぱり、そこにちゃんと人間ドラマがあるというか。そこになんか人と人とのヒューマンがちゃんと描かれていないと好きになれないのかもしれないです。

(宇多丸)これってやっぱり役者として自分が……役者としての興味をそそられる部分がないと、みたいなこともあります?

(稲垣吾郎)そうですね。どうしても、なんかそこが気になっちゃう。なんだろうな? もちろん僕、だから『ジョン・ウィック』を見ましたよ。

(宇多丸)ああ、はいはい。

(稲垣吾郎)宇多丸さんが絶賛していたので。

『ジョン・ウィック』

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(宇多丸)そう。銃流れでね。申し訳ございません。本当に。

(稲垣吾郎)そういうのでも、やっぱりドラマの部分が気になっちゃうんですよ。復讐に至るまでの。

(宇多丸)犬ちゃんがね。

(稲垣吾郎)うん。なんかそういうこととかでも、主人公の感情とかがやっぱり丁寧に描かれていないと。ラブストーリーでも「どこで好きになったの?」とか、「どこで心が動いたの?」とか。そういう心がちゃんと丁寧に描かれている。そういうものがいいですね。そこをないがしろにしないで。

(宇多丸)これ、『ジョン・ウィック』がそれに当たっているのかどうか。ちなみに『ジョン・ウィック』は『チャプター2』という続編が。これが一作目に輪をかけてすさまじくて。

(稲垣吾郎)そう。宇多丸さんがそれを絶賛しているのを聞きましたから。

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(宇多丸)はい。

(稲垣吾郎)とりあえず『1』から見ておこうと思って。「ガンの話をするから『ジョン・ウィック』を見なきゃ!」って思って。

(宇多丸)ああ、今日の予習としてね。それは申し訳ございませんでした。

(稲垣吾郎)そうなんですよ。あとでその話をしようと思ったのに。あまりにもそのガンアクションが刺激的だったので。ごめんなさい、いまフライングしちゃいました。

(宇多丸)いや、でもありがたいです。でも、あのガンアクションはすごい荒唐無稽に見えるけど、最先端のコンバットシューティング技術を本当に取り入れてやっていて。

(稲垣吾郎)そうですよね。「ガンフー」って言うんですよね。

(宇多丸)ガンフー的なところもそうだし。二作目だと、ショットガンとハンドガンとアサルトライフルを持ち替えていくガンアクションシーンがあるんですよ。で、これは実際にアメリカでそういうスリーウェイの競技があって。そのやり方をはじめて映画に持ち込んだっていうやつで。しかもそこで、キアヌ・リーブスが役者オリジナルの、ショットガンの弾の詰め方とかは彼オリジナルでやっていたりとか。現実とこう、ファンタジーの塩梅が絶妙なんですよ。

(稲垣吾郎)そうですね。腕時計を内側にしているのとかもわざとですかね?

(宇多丸)あれはね、海兵隊出身という設定みたいです。

(稲垣吾郎)ああ、そうなんですか! 単純にこういうところにぶつかっちゃいけないと思って、時計を……。

(宇多丸)ああ、もちろんそういうことです。元の発想はそういうことです。

(稲垣吾郎)文字盤を手首の方にしているという。

(宇多丸)あれなネイビーシールズだか海兵隊だか、とにかくそういう部隊の時計の付け方っていうのを示唆しているみたいですね。あと背中の入れ墨も海兵隊出身というのを示唆しているようです。

(稲垣吾郎)へー!

(宇多丸)でも、当然なぜ内側につけるか?って言ったら、たぶんぶつけないようにですから。でも、そういうところを見てらっしゃいますね! これ、内側とか。

(稲垣吾郎)そうですね。まあやっぱり、自分も演技をする立場だったりするので。そういう視点でやっぱり見たしまったりしますね。

(宇多丸)あと、薬室。チャンバーに弾が入っているかどうか、ちゃんと毎回物陰でかならず確認するアクションとか。

(稲垣吾郎)確認する。偉い!

(宇多丸)とかね、ああいうのがグッときませんか? ああいうのが1個、あるかないかで。

(稲垣吾郎)だいぶ違いますよね。

(宇多丸)これはまさに演技のメソッドのひとつですもんね。

(稲垣吾郎)そうですね。撃ち方とかもね。まあ、ある程度映画ですからね。まあ、フィクションですからこんななったりする撃ち方もいいんですけど。まあやっぱりある程度リアリティーというのは僕は気になりますね。

(宇多丸)これね、後ほどの最後の方でうかがおうかと思っていたんですけど、日本でガンアクションってなかなか難しいじゃないですか。設定上とか、リアリティー上とかも。そういったところで、ちょっと稲垣さんがこういうことをやってみたいな、みたいな希望なりビジョンなりがお有りになるんだったら、後ほど。置いておいて……。

(稲垣吾郎)考えておきます(笑)。すいませんね。『ジョン・ウィック』からちょっとフライングしちゃいましたね。映画の話でしたね。

(宇多丸)いいんです! あのね、稲垣さん。ここね、ラジオに見えるかもしれませんけども、ここは部室なんで大丈夫ですから。

(稲垣吾郎)部室!? なんの部室ですか?

(宇多丸)これ、普通のラジオ番組にエアガンをこんな、並べておかないでしょう?

(稲垣吾郎)ガンマニアの?

(宇多丸)ガン部です。

(稲垣吾郎)ガン部!? わかりました。みんな『月刊Gun』を読んでいたんですね。

(宇多丸)『月刊Gun』『コンバットマガジン』『アームズマガジン』。こちらをね。

(稲垣吾郎)読んでたっていう世代ですね。

(宇多丸)僕、実家に帰ると『Gun』とかがズラッと並んでいたりしてね。じゃあ『Gun』とかも読まれるんですね。

(稲垣吾郎)そうですよ。そうやって育ってきたんで。

(宇多丸)ああっ、いいですね。じゃあ、ガンとの馴れ初めというかね。

(稲垣吾郎)馴れ初め(笑)。

(宇多丸)いや、稲垣さんがもちろん映画がお好きなのはみんな知っていても、ここも。ガンマニアである件とか、チラチラッとはね、小出しにはされていると思いますけども。なかなかイメージが合わない……。

(稲垣吾郎)ないと思います。そうですね。ガンって結構たくましく、マッチョなものなんで。もしかしたら僕のイメージにはないのかもしれないですけど。でも、まあやっぱり昔から好きですよ。

(宇多丸)これ、きっかけみたいなのはあったんですか?

(稲垣吾郎)きっかけはやっぱり、『ダーティハリー』。クリント・イーストウッド。

(宇多丸)『ダーティハリー』はやっぱり最初はテレビでしょうか?

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ワーナー・ホーム・ビデオ

(稲垣吾郎)最初は……テレビですね。でも、父親の影響が大きくて。父親もすごい好きだし、クリント・イーストウッドの西部劇とかも見ていたんで。そこから、父の影響でこの『ダーティハリー』というのを見た時に……。

(宇多丸)おいくつぐらいですか?

(稲垣吾郎)ええーっ、小学生ぐらいじゃないですかね?

(宇多丸)当時結構ね、テレビでもよくやっていたんですよね。

(稲垣吾郎)再放送して……吹き替えですよ。

(宇多丸)まさに、山田康雄さんの吹き替えで。実際のイーストウッドの声を聞いた時の違和感が半端ないっていう。

(稲垣吾郎)そうですね(笑)。結構渋い。全く違うっていう。やっぱりこの『ダーティハリー』パート1ですよね。この冒頭の……。

(宇多丸)狙撃のシーンですか?

(稲垣吾郎)44マグナムで。

(宇多丸)ああ、ホットドッグ屋でのね。

(稲垣吾郎)ホットドッグでね。ギャングの乗っている車のタイヤを撃って止めてしまうあのシーン。あれにやっぱり度肝を抜かれました。吾郎少年は。




(宇多丸)吾郎少年。

(稲垣吾郎)こっからですね、やっぱり。

(宇多丸)そこでやっぱり銃の説明もしますからね。「こいつは44マグナムで……」なんてね。

(稲垣吾郎)そうです、そうです(笑)。そもそもだって、熊とかを撃つ銃ですから。ハンティング用なんで。

(宇多丸)刑事が日常的にぶら下げて……しかも、あんな長い銃身の。

(稲垣吾郎)そう。ショルダーホルスターね!

(宇多丸)そんなわけはないんですけど……。

(稲垣吾郎)そんなわけはないんですけど……やっぱりまあ、少年の心でそれに刺激を受けてしまいました。

(宇多丸)これはもう、世界中の少年といわず、心に男の子を持つ人たちは夢中になった映画ですよ。

(稲垣吾郎)そうですね。シリーズ化してますもんね。この後、パート4ぐらいまでですか?

(宇多丸)5まで行ってますね。僕ももちろん『ダーティハリー』はめちゃめちゃ……たぶん同じぐらいの年頃に。ここが入り口の人も結構多いと思うんですけど。『ダーティハリー』ってでも、素晴らしい映画ですけども。ドン・シーゲル監督。ちょっと子供には怖い場面が多いじゃないですか。

(稲垣吾郎)そう。怖い。ラストシーン、怖かったです。ショッキングでした。

(宇多丸)ねえ。サソリという犯人側が。

(稲垣吾郎)あれ、スクールバスの中で銃撃戦をするのとか、やっぱり『ダーティハリー』がいちばん最初ですかね?

(宇多丸)バスジャック。そうかもしれないですけどね。「こーげ、こーげ、こーげよ、ボートこーげよ!」です。「歌うんだ!」ってね。

(稲垣吾郎)そう、ありましたね(笑)。よく出てきましたね、いま!

(宇多丸)これはもう、暗唱できるぐらいですね。「お前たちのお母さんも殺してしまうぞ! こーげ、こーげ、こーげよ♪」っつってね。あれとかね。でも、子供が泣いていたりとか、すごいショッキングで。

(稲垣吾郎)これ、ショッキングでした。

(宇多丸)その前のところでサソリが……。

(稲垣吾郎)よく覚えてますね(笑)。

(宇多丸)サソリがダーティ・ハリーに痛めつけられたっていうのを偽装するために、黒人の殴り屋のおじさんにお金を渡して殴られる場面っていうのが……。

(稲垣吾郎)あったあった! こんなこと、よくできるな!っていう。偽装のために。

(宇多丸)そう。偽装のために。

(稲垣吾郎)ショッキングでしたよ。子供の頃。

(宇多丸)絶対に子供の時は「これ、見ちゃいけないやつでしょ……」っていう。

(稲垣吾郎)ショッキングでした。パート2かパート3では今度、警官がワルなんですよね。

(宇多丸)これは2ですね!

(稲垣吾郎)ハイウェイパトロールをやっている。

(宇多丸)パイソン持ってますよ!

(稲垣吾郎)コルトパイソン!

(宇多丸)4インチですよ!

(稲垣吾郎)4インチでしたっけ……ちょっと、僕より早く言わないで!

(宇多丸)あ、すいません。ごめんなさい(笑)。これ、悪い癖。

(稲垣吾郎)僕だって4インチってわかってましたよ(笑)。先に言わないでくださいよ。

(宇多丸)フハハハハハッ! ですよね、ですよね。これ、悪い癖(笑)。

(稲垣吾郎)6インチじゃないことぐらい、わかってますよ!

(宇多丸)ホストなの、忘れてました(笑)。部活、部活。そうそう、2ね。

(稲垣吾郎)警官がね……実は悪人が警官のフリをしているっていうのが。あれはやっぱり子供ながらにショックでしたね。

(宇多丸)そうですよね。

(稲垣吾郎)「っていうことはお巡りさんとかも、もしかしたら、犯罪者がいるの?」って思っちゃいましたね。

(宇多丸)そうですね。だから一作目の『ダーティハリー』のちょっとアンチテーゼというか。法を越えて裁くというのがありだったら、どうなっちゃうの?っていうのに対する、すごい批判も受けたみたいで。それに対する回答みたいなところがあったり。

(稲垣吾郎)そう。やっぱり話していると、子供ながらにショッキングなことが多かったんでしょうね。それがなんか、急に「好き」に変わっちゃったのかもしれないし。

(宇多丸)まあ、でも『ダーティハリー』はやっぱり文句なしの大傑作だと思います。『ダーティハリー』に銃絡みで文句をつけているのはTBSアナウンサー、まもなくフリーになりますけども、安東弘樹。

(稲垣吾郎)なんでですか?

(宇多丸)通称アンディーが、「あれのリボルバーはおかしいからクソ映画だ!」っていう(笑)。

(稲垣吾郎)ちょっと待ってください。なんでですか? なんか、おかしいところありました?

(宇多丸)なんかね、あのリボルバーの弾倉の回転のあれとかを考えると、諸々あそこでやっていること……「まさに銀行強盗の場面とか、あれはおかしいから。ねえ、宇多丸さん、ねえ。クソ映画ですよね?」って。

(稲垣吾郎)いや、違うの! 『ダーティハリー』の頃はまだそういうのはリアリティーは関係ないの。

(宇多丸)あ、よくおっしゃっていただきました。

(稲垣吾郎)別にコルトガバメントから弾が15発出たっていいんですよ。マガジンを変えなくて。

(宇多丸)当時のリアリズムはね、まだそんな感じで。

(稲垣吾郎)僕は全然いいと思います。『ダーティハリー』の時代だったら。逆にそういうことを言う方がおかしい。

(宇多丸)いや、よく言ってくださいました。これはね、安東弘樹はぶっちゃけおかしい人なんでね。よく喝破していただきました(笑)。

(稲垣吾郎)まあ、僕はそこは多めに見ても……。

(宇多丸)その、マガジンチェンジとか、弾替えみたいなのをリアルにやりだすのって、もうちょっと後ですからね。だからその荒唐無稽の良さもあるし。

(稲垣吾郎)そうです、そうです。

(宇多丸)『ダーティハリー』以降、じゃあどんどん……あ、ちょっと待ってください。稲垣さん、ちょっとね、話が盛り上がりすぎたので1回CMに行って、クールダウンしろみたいな。

(稲垣吾郎)クールダウン?……わかりました。ちょっとすいませんね。僕、熱くなっちゃって。

(宇多丸)いや、いいんですよ。僕もちょっと、すいません。

(稲垣吾郎)生放送ですか、これ?

(宇多丸)生放送ですよ。

(稲垣吾郎)いまんところ、大丈夫ですか?

(宇多丸)大丈夫、大丈夫! ダメなことなんかないんですよ、稲垣さん。

(稲垣吾郎)わかりました。

(宇多丸)部活ですからね!

(稲垣吾郎)部活ですか(笑)。

(宇多丸)ラジオに見えるけど、部活ですから。

(稲垣吾郎)じゃあいったん、コマーシャルに行きましょうか。

(宇多丸)行ってみましょう(笑)。

(CM明け)

(宇多丸)はい。稲垣吾郎さんをお招きしての「稲垣吾郎と銃と映画。」ということで、『タマフル』第6スタジオ、またの名をガン部部室に来ていただいております。

(稲垣吾郎)そうですね。もうおかしいですね。タイトルもこれ、おかしいですね(笑)。

(宇多丸)ちょっと不穏な感じですけどね(笑)。ちょっとマガジンハウス的に「。」をつけてみましたというね。もういまもね、CMや曲の間もずっと弾の話とか。弾丸の移り変わりというか、そんな話で。

(稲垣吾郎)銃の話にまたなってしまいましたね。

(宇多丸)前にでも、『anan』の撮影の時も、たとえば「9ミリで揃えれば撮影用の弾とかが揃えやすくて、きっと便利なんだろうな」とか。

(稲垣吾郎)あれ、本当なんですか? ジョン・ウーの映画ってほとんど9ミリじゃないですか。出てくるハンドガンが。

(宇多丸)ベレッタが多いですもんね。

(稲垣吾郎)ベレッタが多いです。それはやっぱり、撮影がしやすいからなのかな?

(宇多丸)弾数が多いと、それはあるんじゃないですか。そこでだって、スミス・アンド・ウエッソンの40とか45とかが混ざってくると面倒くさいとか、ひょっとしたらあるかもしれないですね。

(稲垣吾郎)持ち道具さんが。なんでしょうね。

(宇多丸)あと、銃器の時代によっての流行りもあるじゃないですか。ベレッタは明らかに米軍が正式採用してから。だからこれから、米軍の正式採用ピストルが変わったから。シグのP320に変わったんで。またブームが変わる可能性ありますから。


(稲垣吾郎)そうかそうか! 70年以上に渡るガバメントからベレッタになって。

(宇多丸)そしてさらにシグに変わりましたから。というね、すいませんね。こんなところから入って申し訳ございません。

(稲垣吾郎)いいですよ。もう銃の話だけしましょう。

(宇多丸)銃の話しましょう(笑)。じゃあ、銃そのものの話になっちゃったから、映画の前にお好みの銃種ってあるんですか?

(稲垣吾郎)僕ね、今回考えてみたんですけど……やっぱり自分が銃とかに憧れを持った時代なんで、1970年代とか80年代とか……やっぱり最近のガン、プラスチックを使ったようなガンじゃなくて。

(宇多丸)ポリマーガンね。はい。

(稲垣吾郎)やっぱりこう、20世紀の激動の時代を一緒に歩んできたような、この激動を見てきたような、そういう銃が好きですね。

(宇多丸)たしかにおっしゃる通り、いま最近の最新銃はたしかにSFチックでかっこよさもあるけども、どんどん形も似ているし。全部樹脂だし。なんかね、味気ない感じ。

(稲垣吾郎)でも、使いやすいんですよね。メンテナンスも簡単でしょうし。

(宇多丸)そうそう。まさに。

(稲垣吾郎)あとね、軽量化もされていますし。やっぱりグロックとかっていうのは主流になってきてますよね。

(宇多丸)グロックは革命的でしたけど。そうではなく70年代、80年代調?

(稲垣吾郎)そう。どちらかとするならば、僕はそっちの銃の方が好きですね。

(宇多丸)どのあたりですか?

(稲垣吾郎)やっぱり、いわゆるジェームズ・ボンド。007に出てくるようなワルサーPPKとか。


(宇多丸)はいはい。

(稲垣吾郎)ねえ。ルパンで有名な、これもワルサーですけども。ワルサーP38とか。

(宇多丸)ああ、じゃあもう完全にクラシカルな。

(稲垣吾郎)あとはブローニングなんかも好きですね。ブローニング・ハイパワー。

(宇多丸)ハイパワー。

(稲垣吾郎)コルトガバメントを作ったジョン・ブローニングの最後の傑作と言われているような。これ……好き!


(宇多丸)アハハハハハッ! いま、ブローニング・ハイパワーの写真を見て「好き!」っていうね(笑)。

(稲垣吾郎)これ、やっぱり主人公じゃないんですよ。

(宇多丸)ああ、持っているのが?

(稲垣吾郎)っていうか、やっぱりコルトガバメントなんですよ。主流は。だってコルトガバメント45オートっていうのはどんな映画にも出てきますし。

(宇多丸)そうですね。

(稲垣吾郎)誰が見てもわかるじゃないですか。その中で影に隠れているんですよね。ちょっと脇役というか。

(宇多丸)たまにハイパワーを持っている人が……たとえば『ビバリーヒルズ・コップ』のエディ・マーフィとかね。

(稲垣吾郎)そうそうそう! そうですね。だからガバメントよりもちょっとすっきりしているじゃないですか。9ミリですし。

(宇多丸)で、多弾倉ですからね。

(稲垣吾郎)そうですね。このへんにちょっと惹かれますね。主役じゃない感じが、ちょっと。

(宇多丸)渋いところ、来ますねー。

(稲垣吾郎)これを持っている主人公はやっぱり本当に……いま、すぐに『ビバリーヒルズ・コップ』って出ましたからね。なかなかいないんですよ。他、思いつかないんじゃないですか?

(宇多丸)僕がいま、思いついたのは、『ザ・ミッション 非情の掟』っていうジョニー・トーの香港映画なんですけども。

(稲垣吾郎)出てきてます?

(宇多丸)その1人、メンバーがハイパワーを使うのと、あとあれですね。

(稲垣吾郎)フフフ(笑)。面白い、この人!(笑)。

(宇多丸)いやいや、あと、『アメリカン・ギャングスター』。デンゼル・ワシントンが実在のギャングを演じた『アメリカン・ギャングスター』でデンゼル・ワシントンが銀色に茶色の木のグリップのついたハイパワーを持っているんですよ。


(稲垣吾郎)あっ、かっこいい!

(宇多丸)これ、超ほしいじゃないですか。

(稲垣吾郎)ほしい!

(宇多丸)「ほしい!」っつって。

(稲垣吾郎)木グリですね、木グリ。

(宇多丸)木グリです(笑)。モデルガンマニアの言い方ですよ、木グリ(笑)。

(稲垣吾郎)木グリね。木製グリップね。……言い直してください。僕のファンの女性の方も聞いてますから。

(宇多丸)ああ、わかりました。木製グリップ(笑)。わかるようにね。そうなんですよ。それを持っているなとか、いま思いついた感じだとそういうのとかありますよね。

(稲垣吾郎)そう。好きですね。

(宇多丸)渋いですよね。やっぱりね。

(稲垣吾郎)美しいですよね。ヨーロッパの拳銃はきれいだなって思います。もちろんベレッタもそうですし。

(宇多丸)あの、いまどきの銃ってちょっとこう、前から見ると割と四角いというか。ごっつりしているじゃないですか。弾数も多いから。ガバメントだとかハイパワーもそうですけど、上から見るとめちゃくちゃ細いじゃないですか。

(稲垣吾郎)きれいですね。

(宇多丸)ルガーP08とかもめちゃ細いじゃないですか。あれが結構、工業製品として、ここにまとめたか感がありますよね。

(稲垣吾郎)そうですね。ワルサーなんかもいいですよね。

(宇多丸)ワルサーっていうことはじゃあ、ボンド映画とかも割とお好きだったりっていうのはありますか?

(稲垣吾郎)そうですね。まあ、子供の頃はヒーローでしたしね。

(宇多丸)でもボンドも子供が見るとショッキング系、ないですか?

(稲垣吾郎)まあまあ、そうですよね。

(宇多丸)割と女の人が普通に殺されちゃったりして。

(稲垣吾郎)お風呂の中で感電死しちゃったり。

(宇多丸)しかも、ボンドが殺すっていうね。

(稲垣吾郎)そうそう(笑)。まあ、そうでしたけどね。でも、憧れはありましたし。かっこいいですよね。

(宇多丸)なかなか渋いライン。

(稲垣吾郎)銃以外にもファッションとかさ、やっぱり男として憧れがあるじゃないですか。

(宇多丸)全体にやっぱりそういうダンディーなところというか、そういう感じなんですかね。稲垣さん的にはね。といったあたりで、なかなか絞るのもあれでしょうけども……。

(稲垣吾郎)リボルバーの話はまだしてませんよ。

(宇多丸)あ、リボルバーの話、しましょうか。全然。まさに70年代、80年代と言えば……。

(稲垣吾郎)そうですよ!

(宇多丸)じゃあ、どっちかと言えばリボルバー派なんですか?

(稲垣吾郎)うーん、そうですね。リボルバー……もう、いまリボルバー、映画に出てきますか? なかなか……出てこなくはないか?

(宇多丸)あのね、そうなんですよ。フランスがずーっとリボルバーを頑なに、自国のやつを使っていたんですけども。ついに、入れ替えみたいですよ。だからなかなか、たしかにアメリカの警官とかもみんなね。昔は、アメリカの警官といえばさっき、コルトパイソンの4インチなんて言ってましたけど。あれぐらいのイメージがありましたけども。

(稲垣吾郎)そうです、そうです。

(宇多丸)とか、刑事物だと、もうちょっとスナブノーズっていう短いやつとかを使っていましたけども。

(稲垣吾郎)6発しか入らないっていう。

(宇多丸)後に、スミス・アンド・ウエッソンとかが改良して8発とかは入るようになりましたけどね。

(稲垣吾郎)でも、8発ですからね。これ、15発ぐらい入りますからね。グロックとかは。

(宇多丸)そう。いまはもう多弾数勝負らしいですよ。

(稲垣吾郎)多弾数勝負っていうのが今夜のキーワードかもしれないですね。

(宇多丸)でもその多弾数勝負で銃が太くなっていくのは稲垣さん的にはちょっとな……っていう感じが?

(稲垣吾郎)そうですね。

(宇多丸)リボルバーだと、じゃあ何がお好きなんですか? 昔はコルト派、スミス・アンド・ウエッソン派って、この二択みたいなところがありましたけど。

(稲垣吾郎)うーん、両方の良さがあるんで。でもやっぱり、うーん。スミス・アンド・ウエッソンですかね。結局、好きなものが多いのは。

(宇多丸)やっぱりM29から……。

(稲垣吾郎)あとは36。チーフズ・スペシャル。

(宇多丸)ああ、チーフズ・スペシャル。いいですね!


(稲垣吾郎)基本的に護身系が好きですから。僕。

(宇多丸)なるほど。つまり、コンシールドキャリーというか、隠し持つ系?

(稲垣吾郎)まあ、デリンジャーなんかもそうですし。基本的にやっぱりこっそりと隠し持っているというような、小型の銃が好きなんですよ。まあ、すいません。『ダーティハリー』の話をして、ちょっと矛盾しているようですけども。

(宇多丸)いや、『ダーティハリー』は子供の入り口だけども、大人になるにつれ、持って歩ける……PPKもそうですし。

(稲垣吾郎)PPKもそうですし、スミス・アンド・ウエッソンだとM36。まあ実は本当はM60の方が好きなんですけどね。僕、基本的にシルバーの方が好きなんですよ。

(宇多丸)ああ、なるほど! ちょっと待ってくださいよ。

(稲垣吾郎)チーフズ・スペシャルでも36だと普通のブラックモデルなんですけども……。

(宇多丸)「6」ってついているのはスミス・アンド・ウエッソンのステンレス製品なんですよね。M66とか。

(稲垣吾郎)たぶんそういうことなんですよ。ステンレスは基本、ちょっと光りたいというか。

(宇多丸)銀に赤めの木製グリップとかっていちばんよくないですか?

(稲垣吾郎)ああーっ、美しいですよね。


(宇多丸)リボルバーだったら、ああいうホーグのグリップとかをつけて。

(稲垣吾郎)そうですね。シルバーのものに憧れます。

(宇多丸)これ、やっぱりちょっと悔やまれるのが、僕の愛銃……リボルバーじゃないんですけど、シグとガバメントの銀に木グリをつけたやつがあって。これが僕の愛銃なんですけど。これの美しさをね……稲垣さんが見たらたぶんひと目で「好き!」って言うと思うんですよ。

(稲垣吾郎)ああ、絶対に好きだな(笑)。でも、たしかに銀に赤めって合うじゃないですか。ちょっと話は違いますけども、車とかでもさ、シルバーの車に赤いシートってかっこいいじゃないですか。ポルシェなんかもそうだし。

(宇多丸)ああー、はいはい。それを、シルバーの車ってなかなか普通の人は乗らない感じもしますけども。

(稲垣吾郎)ああ、色がですね。そこのステンレス銃っていうのが。

(宇多丸)でも、すごいわかりますね。

(稲垣吾郎)最近、ハーフ&ハーフなんかもありますよね。黒とシルバーの。

(宇多丸)シリンダーだけ銀だったりとか。

(稲垣吾郎)それこそ、『フェイス/オフ』がそうだったのかな? そうですよね。

(宇多丸)ああ、なるほど。ジョン・ウーはお好きなんですね。割と。先ほどから。

(稲垣吾郎)そうなっちゃうのかな? まあ、ガンアクションで言うと、やっぱり『フェイス/オフ』とか……。

(宇多丸)ちなみにいま、スタジオで隣にね、番組自体のディレクションを放棄して銃の資料を出す係となっている箕和田くんが無類のジョン・ウー好きで。

(稲垣吾郎)そう。『フェイス/オフ』なんですよね。ずっと。そう。シグ・ザウエルのP226のこのハーフシルバー。バイカラーね。

(宇多丸)上が、スライドが銀だったりするようなやつ。

(稲垣吾郎)これ、いいですね!

(宇多丸)一時期、映画でよく出てきましたよね。ちなみに僕がお見せしたい、銀で……。

(稲垣吾郎)なんで持ってきてくれなかったんですかー!

(宇多丸)彫刻が入っているんですよ。細かい彫刻が。それで美しい銀で。鏡面仕上げなんですよ。それがP226なんですね。僕はシグがすごい好きで。

(稲垣吾郎)ああ、そうなんですか! いいですね!

(宇多丸)うん、なにこれ?

(箕和田)『フェイス/オフ』です。

(宇多丸)ああ、『フェイス/オフ』の写真を出しているの? 君さ、無言で銃の写真を検索して見せるだけの役なのね。箕和田くんはね。

(稲垣吾郎)なるほどね。

(宇多丸)ちなみに、映画の話をしながらちょっとずつ行きたいんですけども。まあ、なかなか絞るのは難しいと思いますが、ベストガンアクション映画みたいなのってありますか? 『ダーティハリー』はちょっと置いておきましょう。

(稲垣吾郎)もしかしたら僕は、ガンに関してはそんなガンアクションを見たいのではなくて、普通のドラマ。映画の中の何気ない日常の中にさりげなく出てくる銃が好きで。ガンが主役じゃない映画のガン映画がちょっと好きなんですよ。

(宇多丸)ああーっ!

(稲垣吾郎)まあ、『ダーティハリー』とかジョン・ウーとか言いながら、すいません。話がトンチンカンで矛盾していますけども。

(宇多丸)全然矛盾していないです。さっきのでもドラマがないと……っていうところとも一致しますね。

(稲垣吾郎)チラッと出てくるのが好きなんです。

(宇多丸)たとえば?

(稲垣吾郎)僕ね、好きなのがジョン・カサヴェテスの『グロリア』。

(宇多丸)おおっ、なるほど。『グロリア』。名作です。

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(稲垣吾郎)グロリアが護身用というか、持っている武器がさっきも言ったチーフズ・スペシャル。

(宇多丸)っていうか、銀色でしたっけ?

(稲垣吾郎)そう、銀色。だからM60なんですよ。

(宇多丸)ああーっ!

(稲垣吾郎)これも、すいません。フライングしちゃったんですけども。

(宇多丸)まあ、カサヴェテスの中では比較的エンターテイメント寄りというか、アクション寄りではありますけども。

(稲垣吾郎)すごく最後は泣けるような、少年と。

(宇多丸)最高ですよ。ジーナ・ローランズ。

(稲垣吾郎)この映画、好きです。リメイクもされていますよね。

(宇多丸)これはでも、やっぱりさすがジョン・カサヴェテスじゃないけども。映画としてはもちろん、間違いないあたりですけども。その中で出てくる銃ということで。

(稲垣吾郎)そうですね。チラッと出てくる感じが。

(宇多丸)そんなにバッコンバッコン撃つわけじゃないですもんね。メインビジュアルだとジーナ・ローランズが銃を構えているところですけども、そんなに撃つわけじゃない。

(稲垣吾郎)でも、そのビジュアルに惚れたのかもしれないです。美女に銃っていうのは。まあ、あるじゃないですか。『ニキータ』もそうですけども。ニキータにデザートイーグルを持たせちゃうっていう。華奢な女の子に。

(宇多丸)わかりますよ。わかります! 不似合いな大きい銃を持たせる。

(稲垣吾郎)ああ、「大きい銃」って、また僕矛盾してますね。大丈夫ですか? 「小さい銃が好き」と言いながらも。……銃はなんでも好きなのかもしれない!

(宇多丸)フハハハハハッ! ちなみに今日って割とピストルの話が多いですけど、いわゆる長物はどうなんですか?

(稲垣吾郎)僕はね、あんまりこう、いままですごいハマッたことはないんですよね。

(宇多丸)たとえばほら、ジャンルとしてスナイパー映画ってあるじゃないですか。『山猫は眠らない』とか。

(稲垣吾郎)好きですよ。『スターリングラード』とか。だから第二次世界大戦ぐらいのものの長物。日本で言うと三八式歩兵銃とか。そういった、ああいうライフル系はちょっとひかれますね。

(宇多丸)スナイパー映画とかいっぱいありますけど。とか、たしかに戦記物っていうのかな? 第二次大戦とかベトナム戦争を扱った物とか。そういう視点もありますけどね。うん。そうか、じゃあ割とガンアクションがド派手で最高! とか、そういう見方とはちょっと違うんですね。『ジョン・ウィック』的なのは違いましたね。

(稲垣吾郎)じゃないんですよ。結構サラッと、ちょっと渋い映画にサラッと銃が、主役じゃなくて出てくると、一時停止したくなっちゃうみたいな。

(宇多丸)ああーっ、なるほど。そうかそうか。でも、そういうところで。たぶんアメリカの映画とかだったらそういうところもしっかりしていたりとかね。

(稲垣吾郎)だからそういう描き方がしっかりしていますよね。

(宇多丸)あと、役者さんによって、やっぱり銃の扱い方が上手い・下手っていうのが相当あるみたいで。

(稲垣吾郎)そう言いますよね。

(宇多丸)訓練をちゃんとしてる人かどうかで。もちろん、だからキアヌ・リーブスとかはもうバリバリに射撃に行きまくっているような人で。YouTubeで彼の射撃訓練シーンが出てくるんですけど、もうね、逆にダメっていうか(笑)。ものすごい感じ。いいですよね。

キアヌ・リーブス射撃訓練



(稲垣吾郎)フフフ(笑)。韓国映画なんかも、やっぱりみなさん、そういう訓練をされているから。

(宇多丸)兵役がありますからね。

(稲垣吾郎)そう。って、言いますよね。アクションも含めて。ガンアクションもそうかもしれないですけど。

(宇多丸)それこそ、街中に射撃場があったりしますもんね。韓国なんかだと。

(稲垣吾郎)そうですね。そういうのを見ちゃいますよね。

(宇多丸)そこに行くと、日本で役者さんとして、たとえばこれだけ銃描写みたいなことがあっても、なかなかそういうのをこだわって……そもそも銃を握るっていうか。

(稲垣吾郎)握ったことがあることがおかしいわけですから。

(宇多丸)あります? いままで役柄で。

(稲垣吾郎)役柄ではありますよ。ただ、うーん。まあ、そうですね。少し荒唐無稽な描写であったりとか。いままでですと、うーんと、たとえばショットガンを持って刑事部屋に立てこもったりとか。『踊る大捜査線』のゲストで犯人役で出させてもらった時、ショットガンを持ち歩いてましたけどね。


(宇多丸)ショットガンはでもね、狩猟用は実際はあるわけだから。日本で描く時にはギリ、出てきてもおかしくはない銃器ではありますよね。

(稲垣吾郎)日本映画で多いのは、どうしてもやっぱり。……出さなくていいから(笑)。

(宇多丸)だからって箕和田くん、これソードオフしたショットガンはなかなか日本ではないですから。こういうことじゃないんだよ。

(稲垣吾郎)怖いな、これ。ショートカットしたの。ラバーグリップでね。

(宇多丸)これ、ソードオフショットガンといえば、すいません。また話が飛んでいいですか?

(稲垣吾郎)ちょっとだったらいいですよ。

(宇多丸)「ちょっとだったらいい」(笑)。はじめてお会いした時、僕がその銃の話のきっかけで、「ついこの間誕生日で、玉袋筋太郎さんに『マッドマックス』のソードオフショットガンをプレゼントされたんですよ」って言ったら、稲垣さんのその答えが「ああ、あのハドソンのですか?」って。


(稲垣吾郎)アハハハハハッ!

(宇多丸)「ああ、ハドソンから出たやつのクラフトからの、再発です!」って。

(稲垣吾郎)まあ、長物といったらハドソンですから。モデルガンは、やっぱり。多いんじゃないですか?

(宇多丸)なるほど。

(稲垣吾郎)まあ、ハドソンっていうのがモデルガンのメーカーだって、ちゃんと言ってください。聞いている人、わからないから(笑)。これ、僕のファンの方も聞いているんで。

(宇多丸)ああ、たしかに申し訳ないです(笑)。申し訳ない。配慮がね。

(稲垣吾郎)僕も置いてけぼりにしていますけどね。かなり(笑)。

(宇多丸)申し訳ございません。でも、そこで「ハドソン」って返ってくるあたりが流石だなと思ったという。

(稲垣吾郎)いえいえ。それを今日、持ってきてほしかったな! マッドマックス!

(宇多丸)そ、そうですね……。

(稲垣吾郎)いろいろ忘れてませんか、今日?

(宇多丸)そ、そうですね。ちょっと遠慮していたのかな、僕も。

(稲垣吾郎)ちょっと今度見せてください。

(宇多丸)じゃあこれから今後ね……もうだいぶ終わりが近づいているんで。

(稲垣吾郎)えっ、嘘でしょう? まだ始まったばっかりですよ。番組。

(宇多丸)「まとめ&告知を」って……。

(稲垣吾郎)嘘!?

(宇多丸)あ、あと10分? 10分の間に。

(稲垣吾郎)すいません。僕も話がまとまってないですよね。生放送で。大丈夫ですか?

(宇多丸)これ、何度も言いますけども部活なんで大丈夫なんですけども。あとはじゃあ、たとえば好きな……『グロリア』だけじゃなくて、そういう。

(稲垣吾郎)たとえばすごいなと思ったのは、もちろん『ヒート』の銃撃シーンとか。

(宇多丸)ああ、これはもちろん最高峰!

(稲垣吾郎)これはもう、だって。

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(宇多丸)マイケル・マンは。じゃあ、マイケル・マン映画は当然お好きな感じですか?

(稲垣吾郎)なにがありました? 僕、結構見ているかな?

(宇多丸)『パブリック・エネミーズ』とかね。最近だと。あと、なにしろ『マイアミ・バイス』。

(稲垣吾郎)そうか。シリーズがそうなんですね。

(宇多丸)あれもテレビシリーズですけども、本格的な銃器描写を持ち込んでいて。

(稲垣吾郎)でも、やっぱりこれはちゃんと役者がかっこよかったりとか。

(宇多丸)『ヒート』はね、もう最高峰ですからね。

(稲垣吾郎)そうですね。この銃撃シーン。でもなんか、ただのドンパチじゃなくて、そこにちゃんとドラマが見えて役者がちゃんといい表情をしていて。

(宇多丸)あの2人の男の、ある意味最愛の、もっとも分かり合える男同士が一瞬出会って。しかもデ・ニーロはあのまま普通に逃げていれば逃げられたのに……っていうところが。あれがグッときますよね。

(稲垣吾郎)うん。この銃撃シーンは、長いですしね。

(宇多丸)途中のね、銀行強盗シーンは映画史に残る。あれこそ、まさに銃撃場面がもう刑事側もギャング側も両方がアサルトライフルを持っているという。あれがもう時代の移り変わりで。もうピストルで撃ち合う時代じゃないっていうか。

(稲垣吾郎)戦争みたいですしね。

(宇多丸)そうなんです。そうなんですよ。

(稲垣吾郎)どんどんどんどん、市街戦みたいですもんね。

(宇多丸)だって『マイアミ・バイス』のコリン・ファレル主演の映画版の方とか、もうほとんどピストルを使いませんでしたからね。で、もう対戦車砲とかで吹っ飛ばすみたいな。

(稲垣吾郎)そうかー。だから僕はやっぱり古き良き時代のガンアクションが好きなのかもしれない。やっぱり『ダーティハリー』があるんでしょうね。

(宇多丸)70年代刑事アクションというんですかね。そういう世界。

(稲垣吾郎)そういうことなんですか。またおすすめを教えてくださいよ。いっぱい。

(宇多丸)いや、でもご存知のあれだと、たとえばスティーブ・マックイーンの『ブリット』とか。

(稲垣吾郎)うんうん。そうか。マックイーンね。

(宇多丸)『ブリット』のコルト……あれはダイヤモンドバックですかね。それをやっぱりショルダーホルスターに入れて。黒いタートルネックに茶色いショルダーホルスターで。

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(稲垣吾郎)ショルダーホルスターってなんでいいんですかね? まあ、あとはやっぱり『タクシードライバー』ですよね。

(宇多丸)ああ、そりゃそうだ。たしかに。

(稲垣吾郎)ショルダーホルスターと言えば。

(宇多丸)そうですね。両差ししてますからね。

(稲垣吾郎)腰じゃなくてね。ヒップホルスターでもなくてね。

(宇多丸)あと、『タクシードライバー』といえばガシャーン! じゃないですか。……すいませんね(笑)。

(稲垣吾郎)「ガシャーン!」って全くわからない。聞いている人(笑)。

(宇多丸)カーテンレールを腕に仕込んで、ちっちゃいやつがガシャーンって出てくるようになっているというね。あの、なんていうか体に装備している感みたいなのが。

(稲垣吾郎)体に、拘束されている感じが。

(宇多丸)あと、スーツとかに……だから銀色のチーフズ・スペシャルに赤めの木の木グリで。で、赤めの皮の……。

(稲垣吾郎)ショルダーホルスター。たまらない!

(宇多丸)アハハハハハッ! 本当にたまらない顔になっていますね(笑)。そしたらもう、スーツとかに合わせてもかっこいいですもんね。

(稲垣吾郎)かっこいいです。かっこいいです。その時代のものが好きなんですね。きっとね。

(宇多丸)70年代。じゃあ、あれですよ。稲垣さん、これをおすすめしますよ。青井邦夫さんっていう映画秘宝っていう雑誌とかでずっと連載されている方の『新世紀銃撃戦映画のすべて』。

(稲垣吾郎)こんなのあるんですか?

(宇多丸)これ、映画秘宝COLLECTIONっていう本で出ていて。

(稲垣吾郎)へー。読みます、読みます。

(宇多丸)っていうか、これ僕、もう1冊買うから、あげます。これ。持って帰ってください。


(稲垣吾郎)えっ、本当はあげたくないみたいな雰囲気がかなり出ているんですけど?(笑)。

(宇多丸)あの、買えばいいんで。

(稲垣吾郎)本当ですか?(笑)。いや、僕も買いますよ。

(宇多丸)あの、いますぐ読んでいただきたいんで。

(稲垣吾郎)本当ですか?

(宇多丸)これはでもね、比較的新しめですけど、もうちょっと70年代アクションに特化したような本もありますので。

(稲垣吾郎)ああっ、ああーっ!

(宇多丸)で、これクラシックなやつの説明もいろいろと入っていたりするんで。

(稲垣吾郎)ああっ! やっぱりいいですね。70年代。うおっ!

(宇多丸)稲垣さん……稲垣さんこそ説明が全くできないリアクションをいま、取ってますからね(笑)。あの、日本のガンアクション映画といえば、金字塔である加山雄三さん主演の『狙撃』っていう映画があって。日本映画では数少ない、割ときっちり実銃描写が出てくるやつとか。それの解説も入っていたりして。


(稲垣吾郎)あ、本当ですか? 僕、それ見ていなかったんで。

(宇多丸)『狙撃』は絶対におすすめです。これは、もう。僕、加山雄三さんとお会いした時、『狙撃』の話ばっかりしていましたから。

(稲垣吾郎)へー! いやいや、これはね、今日ちょっと寝れないですよ。こんなものを渡されたら。

(宇多丸)だし、見たい映画がめちゃめちゃ増えますよ。これ、青井さんの。で、解説がまたばっちりなんで。この最初にある映画の銃撃戦描写の進化の話とか、めちゃめちゃ面白いんで。ぜひぜひ。さっきのジョン・ウーの話も出てきますしね。ということで、じゃあそれは。

(稲垣吾郎)すいません。いま読んじゃうとまた黙っちゃうんでね(笑)。

(宇多丸)全然リスナーのことを考えてないじゃないですか(笑)。「ああーっ!」だって(笑)。

(稲垣吾郎)アハハハハハッ!

(宇多丸)あ、ちなみにじゃあ、銃を置いておいて、もうちょっと映画一般の話で。最近、稲垣さん的によかったなっていうのはありますか? まあ、別に去年の暮れぐらいからでもいいんですけど。

(稲垣吾郎)これから公開のものだと、4月公開だとこれはガンと全くテイストが変わっちゃいますけども。『きみへの距離、1万キロ』。

(宇多丸)『きみへの距離、1万キロ』?

(稲垣吾郎)これから公開されるんですけど、すっごい面白いんですよね。


(宇多丸)これはどこの?

(稲垣吾郎)石油のパイプラインを警備するのを遠隔でロボットにさせているんですよ。アメリカから北アフリカの。

(宇多丸)これは現実の話?

(稲垣吾郎)現実だと思う。そういう警備があると思うんですけど。そこで北アフリカにいる少女を見つけて、そこでいろいろとストーリーが展開されて、ラブストーリーで恋に落ちていくんですよ。

(宇多丸)へー。ヴェネツィア映画祭で。

(稲垣吾郎)そうですね。『きみへの距離、1万キロ』。これはすごい面白かったですね。

(宇多丸)どこの映画なんですか?

(稲垣吾郎)これはね、たぶんアメリカ?(※カナダ映画)。

(宇多丸)キム・グエンさんっていう人が監督だけど。

(稲垣吾郎)監督は韓国系の方ですけど。すいません。ちゃんと調べてから……。

(宇多丸)でも、『きみへの距離、1万キロ』はいつ公開ですか?

(稲垣吾郎)4月から。

(宇多丸)箕和田くん、銃の検索は早いけど……頭のところにして。ん? 4月7日公開。そうですか。めちゃめちゃ面白そうですね。

(稲垣吾郎)そうですね。これ、僕も仕事でいろいろとご紹介させていただく機会がこれからあるので。そっちの方も楽しみにしていただきたいんですけども。あ、カナダ映画でした。

(宇多丸)へー。この間の対談でも思いましたけど、やっぱり全然守備範囲が違うので、教えていただくのがすごい勉強になります。

(稲垣吾郎)ああ、そうか。これもでもね、スタッフの方が見つけてきてくれた映画なんで。これ、ロボットって面白くないですか? ロボットが警備しているんですよ。たぶん本当にあるのかどうかまではわからないですけど、本当に動くラジコンのような。武器とかで使いますよね。

(宇多丸)ドローンのね。最近、映画で多いですけど。

(稲垣吾郎)それで警備をしていて、そこの地元でいろいろと苦労している人と出会って。

(宇多丸)少女との交流とか、そういう感じなんですかね?

(稲垣吾郎)少女がなんか、恋人と逃避行しようとしているんで、その手助けをしようとする話なんですけど、いつしか恋に落ちてしまうという話なんですけども。4月公開なんで。

(宇多丸)ぜひ、僕も拝見したいと思います。

『きみへの距離、1万キロ』



(稲垣吾郎)はい。

(宇多丸)あの、意外と……これは言っていいことなのかな? 映画館とか普通に行かれるんですか?

(稲垣吾郎)いや、行きますよ。

(宇多丸)これが驚きで。

(稲垣吾郎)いや、そんな。行きますよ。

(宇多丸)いやいや、でも稲垣さんがうろちょろしていたら、マズいんじゃないですか?

(稲垣吾郎)いやいや、映画好きとしては映画館に。試写とかに呼んでいただくこともありますけども。こういう公開前の映画は。でも、基本的には映画館で見たいなと思っています。

(宇多丸)僕は毎週、公開中の映画を評するというのをやっていて。

(稲垣吾郎)そうですね。そしてやっぱり映画館に足を運んでもらいたいって僕も常日頃から思っているので。若い人とかにももっともっと。

(宇多丸)絶対にそうですよね。同じ映画でも、やっぱり正直家でソフトで見ているのと、全然頭に入ってくる度合いが違わないですか?

(稲垣吾郎)違いますよね。うん。やっぱり、集中力とかも違いますし。

(宇多丸)そうやって、映画館に通われているのもすごいうれしい話でございます。といったあたりでいよいよ、本格的に時間がやってまいりました。もうお別れの……。

(稲垣吾郎)えっ? まだ10分ぐらいしかたってないんじゃ?

(宇多丸)いやいや、これ時間感覚がついおかしくなってしまいますが。

(稲垣吾郎)僕も正直、なにをしゃべったか覚えてないですよ。今回は。大丈夫ですか?

(宇多丸)いいんです。こういうことです。「楽しい空気」。これがいちばん大事です。そして稲垣さん。

(稲垣吾郎)空気は伝わりましたよね?

(宇多丸)空気です。ラジオに大事なのは、空気です。

(稲垣吾郎)最後、おすすめの映画の『きみへの距離、1万キロ』があんまり上手く説明できてなかった気が……。

(宇多丸)できてる、できている!

(稲垣吾郎)大丈夫ですか? 今度、ちゃんと批評して説明して。

(宇多丸)僕が改めて説明しておきます(笑)。

(稲垣吾郎)改めて、まとめてください(笑)。

(宇多丸)でも、時間は今回は来てしまいましたけど、実は4月から私、TBSラジオで新番組を。この番組はあと2回で終わっちゃって、4月から『アフター6ジャンクション』という月-金で6時-9時の番組が始まるんですよ。だからすんごい時間があるんですよ。

(稲垣吾郎)ああ、びっくりした。あと2回でガン部がなくなっちゃうのかと思いましたよ。

(宇多丸)ガン部はそっちに移りますので。

(稲垣吾郎)移りましょうよ!

(宇多丸)で、稲垣さんのファンからもすごく「こちらにも稲垣さんに出てほしい」という声を大量にリクエストをいただいているので。もしよろしければ、懲りずに……まあ、ガン部に限らずですよ。新しい地図としてなにかお知らせごととか、もちろん稲垣さん単体のいろいろとかもあると思いますので。

(稲垣吾郎)でも、遊びに来たいですし、また映画の話もしたいですし。

(宇多丸)その時は僕、ちゃんと僕のかわいい人ことシグP226とか。

(稲垣吾郎)シルバーのね。赤い木グリね。

(宇多丸)赤い木グリ。

(稲垣吾郎)赤茶の木グリね。

(宇多丸)最初に僕、家に届いた時に「お前はなんでそんなに美しいんだ……」って言いましたから。

(稲垣吾郎)わかります、わかります。会話しますよね。銃とね。

(宇多丸)はい。話しかけてしまいました。

(稲垣吾郎)向こうも話しかけてくるしね。

(宇多丸)フハハハハハッ! お持ちのトイガンの話とかもしたかったんですけどね。

(稲垣吾郎)ちょっとこれ、僕の宣伝もそろそろしなきゃいけないんで。

(宇多丸)ああ、そうです! で、お知らせごと。お願いします!

(稲垣吾郎)映画をやります。僕。映画が公開されます。『クソ野郎と美しき世界』という映画が4月6日から2週間限定公開なんですけども。僕と草なぎ剛と香取慎吾が出演して。オムニバスなんですね。4つの短編からなるオムニバス映画で。監督は爆笑問題の太田さん。園子温さん。山内健司さん、児玉裕一さん。

(宇多丸)すごい! これ、太田さんが「宇多丸の野郎はどうせけなすに決まっているんだけど、いいから評しろ!」みたいなことをご自分の番組でおっしゃっていたりとかね。

(稲垣吾郎)フフフ(笑)。

(宇多丸)で、稲垣さんはなんと園子温さんに?

(稲垣吾郎)そうですね。園監督の映画も僕、好きでしたし。まさかご一緒できるとは。

(宇多丸)『ピアニストを撃て』に対して、『ピアニストを撃つな!』と。トリュフォーということですよね。これ、どうでした? 園さんは。

(稲垣吾郎)面白かったです。本当にライブ感とか、そういったものを大切にする監督で。

(宇多丸)結構人によっては鬼演出伝説なんかも聞きますけども。

(稲垣吾郎)うーん。今回は鬼はなかったです。まあ、多少コミカルなコメディー映画。コミカル要素もある映画だったので。そんな重い芝居とかっていうことではなかったので、現場の雰囲気もすごい明るかったですし。なんかやっぱりスピード感とかライブ感みたいなものを大切にされていて。びっくりしたんですけど、ほとんどリハーサルをされないで、いきなり本番っていう。

(宇多丸)おおーっ! じゃあ、生感っていうか、そこで出てくるものっていうか。

(稲垣吾郎)そうなんですね。まあ、もちろん作品によって違うと思います。綿密にリハーサルするものもきっとあると思うんですけど、今回はそう。まあ、これがエピソード1なんですね。とにかくスピード感のある映画で。で、園監督の話をずーっと長谷川博己さんに聞いていたんですよ。それがいま、ちょうど。すいません。これも宣伝になっちゃうんですけども。『半世界』という映画で。

(宇多丸)阪本順治監督。

(稲垣吾郎)ええ。共演させていただいていて。その時に長谷川さんはもちろん園監督の映画をいろいろと出られているので。

(宇多丸)『地獄でなぜ悪い』とか。

(稲垣吾郎)「園さん、リハーサルやらないですよ」とかって言って。「いきなり本番ですよ」とか。あと「NGを出しても止めないですよ」とかって言って。

(宇多丸)そういう、「こうですよ」っていうのを聞いていたけど、本当にその通りだったという。

(稲垣吾郎)そう。面白かったですね。でも本当にすごく優しい方で。そんな鬼監督とかでは……映画のテイストも結構なんか、ハードなイメージがあるけど、そんなハードボイルドな方というよりも、どちらかというとすごく女性的な方というか。すごく優しい方でしたし。またご一緒させていただきたいな、なんて思いましたし。

(宇多丸)いや、園作品とも相性がよさそうな予感がしますね。

(稲垣吾郎)でも、4作ともすごく楽しいと思いますので。

(宇多丸)『クソ野郎と美しき世界』のオムニバスだと、児玉裕一監督の『新しい詩(うた)』というのがお三方が出ているやつという。児玉裕一監督はPVでPerfumeの『シークレットシークレット』というミュージックビデオに私、出演しておりますので。



(稲垣吾郎)あっ、本当ですか?

(宇多丸)なんならもう、演出され仲間という。

(稲垣吾郎)へー。僕もPVがはじめてだったんですけども。今回は映画監督としてご一緒させていただいて。ここでは『新しい詩(うた)』というタイトル通り、新しい歌も。

(宇多丸)ああ、なるほど。新しい地図としての?

(稲垣吾郎)新しい地図としての新しい歌も何曲か披露させていただいているんので。楽しみにしていてください。

(宇多丸)とにかく僕は太田さんにああいうケンカのふっかけられ方をしたらこれはね、やるしかないっていうところがあるんで(笑)。これ、4月6日から2週間限定公開ということなんで。ちょうど『アフター6ジャンクション』も映画評をやるので。

(稲垣吾郎)ぜひ宇多丸さんの感想も聞きたいです。

(宇多丸)そして、部室の方にもまたぜひ。新番組にも来てください。

(稲垣吾郎)はい!

(宇多丸)ということで、以上、「稲垣吾郎と映画と銃。特集」でした。稲垣さん、ありがとうございました!

(稲垣吾郎)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>



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