細野晴臣さんがニッポン放送『細野晴臣のオールナイトニッポン』の中で星野源さんの『ダスト』を選曲。「ディアンジェロっぽい曲」と話していました。
(細野晴臣)はい。ここでまたメールをいただいていますので紹介させてください。(メールを読む)「細野さん、はじめまして。オールナイトニッポンの放送を首を長くして待っていました。今日はどんな選曲が聞けるのか楽しみです。質問があります。星野さんの楽曲をはじめて聞いた時、いまの星野さんの姿を想像することはできました?」。いや、できなかったです(笑)。まだ星野くんが20代で、SAKEROCKをやってましたかね。
SAKEROCKって結構ハチャメチャで面白かったですよね。でもいまの感じは想像していなかったなー。僕の真似をしたりしていたんですよ。ヒゲを生やしたり、麻のスーツを着たりね。で、いまのを聞くと「全然僕の影響はないじゃん」なんて思うんだけどね(笑)。星野節っていうか。そういうことでね、星野くんの歌を1曲、かけたいと思います。もうソロを出してからずいぶんたって、いっぱい曲が出ていますからね。だから選ぶの、大変なんですけども。
どれも星野節というものを感じますね。キュンとするメロディーラインとコードがあるんですよ。歌詞もそうなんですけど。そうですね。インストを作るとまたガラッと変わるんで、可能性がいっぱいある人だなと思いますよ。つくづく最近はモータウンとかファンクが好きなんだと。この間もね、ディアンジェロをかけて興奮していましたから(笑)。
細野晴臣と星野源 D’Angelo『Playa Playa』を語る
そういう歌を歌うのは難しいんだけど、なんかやっていますよね。なんとなくできているところがすごいなと思います。で、星野くんとはなにか共演があるか?っていうと、テレビですね。『おげんさんといっしょ』。あれは星野くんが僕のお母さんだったんで、甘えていいのかな? まあ、今回も甘えさせてもらっているかもしれません。
それでは、星野くんの音楽の中から1曲ということで、次の曲。『ダスト』という曲を聞いてください。
星野源『ダスト』
いやいや、すごい。やっぱりディアンジェロっぽい曲を探したらこれだったんですけどね。なかなか迫っていますよね。あとはこう、ズレをどうやって作るか?っていう。興味がありますね。これから。そういうわけでお送りした曲は星野源で『ダスト』でした。
<書き起こしおわり>