町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で著書『今のアメリカがわかる映画100本』を紹介していました。
(町山智浩)またリスナーの方々にプレゼントがあります。『今のアメリカがわかる映画100本』という本を僕、出しまして。それを5名様にプレゼントいたします。そちらに見本がありますか?
(山里亮太)あります!
(海保知里)びっくりしたんですけど『ワンダーウーマン』まで入っていますね。
(町山智浩)ギリギリまで入っています。
(海保知里)すごいです。『ファウンダー( ハンバーガー帝国のヒミツ)』も入っているし。いや、これは、ねえ。すごくギリギリまで最新作を……。
(町山智浩)厚さがすごくないですか?
(海保知里)厚み、あります。
(山里亮太)100本……。
(町山智浩)そう。300ページを超えていますんで。320何ページぐらいあると思います。
(山里亮太)「トランプ現象は、いったいなぜ起こったのか? アメリカの激動の10年が、映画でわかる!」ということで。
(町山智浩)はい。これ、『月刊サイゾー』という雑誌にずっと連載してきたコラムを100本まとめたんですけども。お値段は税別で1500円という、ちょっといま何でも安くなっている中では高めなんですけども。なんて言ったって、それを使ってケンカに勝てますからね!
(山里亮太)かなりの厚みですから(笑)。
(町山智浩)ねえ。厚いんで。
(山里亮太)鈍器になります(笑)。
(町山智浩)ということで、ケンカに使ってもらうと(笑)。これを5名様にプレゼントいたします。
(山里亮太)ありがとうございます!
(中略)
(山里亮太)あ、『フライト』もあるわ。はー。たしかに、映画っていろんなメッセージが込められているんですもんね。それをわかりやすく。
(町山智浩)そう。ネットで言われるんですよ。「映画評論家なんていらないよ。お前なんかいらないよ」ってよく言われるんですけど。
(山里亮太)ええっ!?
(町山智浩)いや、しょっちゅう言われていますよ。でも、やっぱりほら、たとえば『ズートピア』に出てくるヒツジの頭のフワフワしているところを触ろうとする(シーンの意味)とか……あれって絶対にわからないじゃないですか。日本に住んでいたら。
ズートピア ヒツジの頭のフワフワ
(山里亮太)はい。普通のシーンだなっていうぐらいにしかとらえられないですからね。
(町山智浩)そう。だからそういう意味をアメリカに住む者として伝えていくと。で、映画会社も全然説明しないし、パンフレットにも書いてないですからね(笑)。
(山里亮太)そう。だから主人公が「かわいい」って言われたことに対して、普通に受け入れられなくて。それに対して反論している時に「なんで反論するんだろう?」ってたぶん何も知らなかったら思うところが、「ああ、そういうことか」ってなりますもんね。あれ。
(町山智浩)そう。でもわからないとそのままスルッと行って、たぶん永遠にそのままなんですけど。「あそこはこういうことですよ」って余計なお世話をするのが僕の仕事なんで。はい。
(山里亮太)いやいや。
(町山智浩)そこで細々と暮らしておりますので(笑)。
<書き起こしおわり>
とっても面白かったなぁ。ここ10年のアメリカを映画でそうざらい、って感じで。→町山 智浩 の 今のアメリカがわかる映画100本 を Amazon でチェック! https://t.co/kZ78GmDoWs
— lisky (@lisky) 2017年9月5日