宇多丸 赤坂ノーナ最高祭 NONA REEVES・KIRINJIとのセッションを語る

宇多丸 赤坂ノーナ最高祭 NONA REEVES・KIRINJIとのセッションを語る 宇多丸のウィークエンド・シャッフル

宇多丸さんがTBSラジオ『タマフル』の中でNONA REEVES20周年記念のライブ、『赤坂ノーナ最高祭!!! 第二夜』で実現したNONA REEVES、KIRINJIと宇多丸・Mummy-Dのセッションについて話していました。

(宇多丸)ということで、時間がないけどちょっとだけ曲に行きたいんですよね。っていうのは今週、ギャラクシー賞に負けず劣らず僕、非常に思い出深い一夜がございまして。今週の日曜日、赤坂ブリッツで行われた『赤坂ノーナ最高祭!!! 第二夜』。NONA REEVES20周年記念ということで、NONA REEVESの長年の好敵手というか、非常にいい刺激を与えあってきたグループであるKIRINJIと対バンイベントという形になって。で、そのアンコールにシークレットゲストとして私とMummy-Dが。まあ、早稲田卒のグループ。そして、両方とセッション曲があるということで。『Great Journey feat. RHYMESTER』と、あとNONA REEVESの後ほどお聞きいただく『Love Alive』という曲。NONA REEVESの非常に人気曲になっております。フィーチャリング宇多丸なんだけど、その日曜日だけはMummy-Dもフィーチャリングしたバージョンでやって。

最高以外の要素がない

とにかく、アンコールは本当にNONA REEVESのライブメンバー全員と、KIRINJIのメンバー全員が同時にステージに立って、なおかつ僕らがラッパーとして2人入ってっていう、なかなかないセットで。しかも、その当日のリハーサルでしかバンッ!って合わせてなかったんですけど、これがね、まあ自分で言うのもなんですけど、とにかく最高以外の要素がない。本当にこの2曲が凄まじいセッションで。出演者全員も、とにかく終わった後に「もうこんなことってあるのかな?」みたいな。360度全部見回して、もう最高しかないみたいな。とにかくもう、出演者たちが終わってから打ち上げでもずーっと「今日は最高」「最高」「最高」ってもうそればっかり。だからもうとにかく、「おいっ、これは危ねえぞ。今夜を基準に考えちゃダメだぞ。こんなこと、ないんだからね」なんて言って。出演者同士が熱く言い合ってなかなかみんな帰りたがらないぐらいのね、本当にちょっと特別な一夜となりました。

ということで、その余韻を感じる意味でこちらの曲をお聞きください。2005年発売のシングル。2006年のNONA REEVESのアルバム『3×3』にも収録されております。お聞きください。NONA REEVES『Love Alive feat. 宇多丸』。

NONA REEVES『Love Alive feat. 宇多丸』

はい。この後もね、非常にいろんな展開のある曲で。なので、実際のその日曜日の『ノーナ最高祭』のKIRINJIとの、feat. KIRINJIでもある『Love Alive』だと、途中で1人1人、もうラッパーも16小節ずつバースをキックしたりとか、それぞれソロを回していく展開があって。これがまたもうね……特に、リズム隊がめちゃめちゃ多いセッションだったわけですよ。パーカッションがあって、ドラムが2人いて……とか。もうとにかくすごかったんで、そこのもうね、とにかくすげーとしか言いようがない……。なので、ちょっと僕も音楽生活っていうか、特にバンドとのセッションはあれこれとやっていますけど、ちょっと音楽生活史上でもかなり特別なセッションになった一夜でございました。

何らかの形でね、DVDになったりするのかわかりませんけどね。ということで、来た人は特したねという一夜でございました。『ノーナ最高祭』、最高でございました。

<書き起こしおわり>

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