紅白歌合戦の大ファン、放送作家の寺坂直毅さんがTBSラジオ『タマフル』にゲスト出演。紅白の魅力を語る中で、おすすめの視聴方法を話していました。
(宇多丸)寺坂さん、ちなみに紅白、実際に大晦日、やるわけじゃないですか。これを聞いている人も見る人、多いと思うんですけど。おすすめの紅白の視聴方法というか、見るセッティングみたいなものがあるっていう?
(寺坂直毅)12月30日に、冬山に登るといいと思います。
(宇多丸)(笑)。12月30日に、冬山に登る?
(寺坂直毅)はい。雪山。
(宇多丸)これ、なぜですか?
(寺坂直毅)これはですね、本当にひとりぼっちで、誰も観光客もいないような山に登るんですね。自分は寒すぎて、これは凍え死んでしまうんじゃないか?って思うんですけど、頂上から降りて東京に戻れば、紅白歌合戦が待っている。
(宇多丸)それ、寺坂さんが紅白好きだからであって、別にそれぞれの好きなもの、なんでも当てはまるじゃないですか(笑)。
(寺坂直毅)みなさん、ぜひやってみてください。自分を傷めつけて、31日に夢の世界が待っているわけですよ。それを焦らしたいんですよ。
(宇多丸)たしかに紅白始まると、ほっとする感じあるから。懐に抱かれる感じってのを増加させるために、一旦自分を追い込むという。
(寺坂直毅)そうですね。もう、見たい!見たい!で、ちょっとした街の夜景かなんかが、あのセットに見えてくるんですね。ボーッと。
(宇多丸)それは寺坂さんだけじゃないんですか?
(寺坂直毅)ぜひ雪山に登ってほしいと思いますね。
(宇多丸)いきなりこういうロジックだったんですね。昔、カプコン佐藤さんの『水がおいしい方法=水を飲まない』って。飲まず食わず。そりゃそうだろ!って。あれをちょっと彷彿とさせるロジックですね。素晴らしいです。じゃあぜひみなさんね・・・
(寺坂直毅)雪山へ。
(宇多丸)辛い思いね。人肌恋しいね・・・
(寺坂直毅)そうですね。温泉は入りたいけど、我慢してください。
(宇多丸)我慢する(笑)。紅白を最高に楽しめる方法ということでございます。
<書き起こしおわり>