星野源とtofubeats Eagles『Hotel California』のイントロを語る

星野源とtofubeats Eagles『Hotel California』のイントロを語る 星野源のオールナイトニッポン

tofubeatsさんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』にゲスト出演。『イントロクソやべえ』のコーナーでリスナーから送られてきたおすすめイントロ曲を4曲聞き比べながら、星野源さんとイーグルス『Hotel California』について話していました。

ホテル・カリフォルニア(紙ジャケット、SHM-CD)

(星野源)じゃあ続いて、57才男性の方。(メールを読む)「私の聞きたい曲はイーグルスの『Hotel California』です」。

(tofubeats)おおーっ。

(星野源)「……この曲は後世に残る名曲だと思っています。イントロの切ないギターがいいんですよね。ぜひかけてください」ということです。この曲は知っていますよね?

(tofubeats)知っているはずです。

(星野源)あ、でもあんまり……「たぶんこれ」ぐらいの感じ?

(tofubeats)そうですね。ちょっと聞いて……。

(星野源)僕も知っているし、これっていうのはわかるけど、じっくり聞いたことはない感じの曲です。

(tofubeats)そうですね。そういうイメージです。僕も。

(星野源)ジャケットの印象がすごいみたいな。たしかネオンだった気がする。忘れちゃった。なんかそんな気が。じゃあ、聞いてみましょう。イーグルス『Hotel California』(のイントロのみ)です。

EAGLES『HOTEL CALIFORNIA』

(※注 イントロのみがかかり、歌に入った瞬間に曲が途切れる)

(星野・tofu)(笑)

(星野源)やっと!(笑)。

(tofubeats)いや、素晴らしいなー!

(星野源)素晴らしいね! やっとビートが入ったと思ったら、「ナッ!」って止まりましたよ(笑)。

(tofubeats)あと、なんかSEみたいなのが入ってませんでした? ちょっとだけ、「ゴーッ」みたいな。

(星野源)なんか「シュワーッ」みたいな。たぶんでも、ギターにかかっているのかな? フランジャーみたいなエフェクトが。たぶん12弦ギターだと思うんだけど。フラットマンドリンじゃないとは思うんだけど。2弦ずつ一緒に弾くタイプの弦楽器だったですね。はーっ。

(tofubeats)すごかったな、これ。

(星野源)ねえ。すごい時間だったね。

(tofubeats)最後の0.5秒ぐらいでグッと、こう上げてくる感じがもう、キュンと来ましたね。

(星野源)ねえ。素晴らしい。これはもう1回聞くにはちょっと長すぎるので、次に行きたいと思います。

(中略 この他にも3曲のイントロが流れ、その中からフルで聞く1曲を選ぶことに)

(星野源)さあ、すごい協議の上、(オンエア曲が)決定しましたね。

(tofubeats)はい。

(星野源)素晴らしいイントロでしたね。どれも本当に素晴らしかった。

(tofubeats)素晴らしかったですね。

(星野源)しかし、その中でひとつだけ、全て聞ける曲を選びましたね。

(tofubeats)はい。

(星野源)これ、理由はなんでしたっけ? もうとにかくイントロがいいということですね。

(tofubeats)あと、思っていた長さの倍ある感じ。

(星野源)(笑)。もうそれでわかっちゃったじゃないか! それでわかっちゃったじゃないか(笑)。

(tofubeats)いやいや、それはまだわかりません。

(星野源)まだわからない? 他のもね、もっと。そうだよね。もっと短くしてもいいのがあったね。

(tofubeats)そうですよ(笑)。

(星野源)(笑)。そうだよね。

(tofubeats)いや、そうなんですよ。「まだもう1周あるんだ」っていう時点で笑いがもう僕、こみ上げてきて(笑)。

(星野源)(笑)。で、やっぱりあの長さをやるっていうことって、こう、やっぱり自由ですよね。音楽として、すごいですよね。

(tofubeats)そうなんですよ。

音楽として自由な曲

(星野源)いま、日本人としてはなかなか難しいですよね。

(tofubeats)まあ、ある意味タイアップとかを確実に気にしていない作り方でもありますから。

(星野源)もう、なんかだから僕たち、病気なんじゃない? タイアップとかを気にしちゃうじゃない? もう、どうしても。

(tofubeats)「1分半でサビに行かなきゃ!」みたいな。

(星野源)そうそうそう! 「歌番組で歌うなら、2分半以内だから。それまでに縮めなきゃ!」みたいなね。いやー、そうじゃない。

(tofubeats)やっぱり初心に帰らせていただけたイントロでもあると。

(星野源)じゃあ、この曲でございます。イーグルス『HOTEL CALIFORNIA』

(星野・tofu)(拍手)

(星野源)これは選んで正解でしたね。

(tofubeats)素晴らしい曲ですね。

(星野源)素晴らしい曲でしたね。何もかもが2倍っていうか、すごかったですね。

(tofubeats)何もかもが2倍(笑)。

(星野源)2倍以上。すごい! 最後のギターソロがね、始まって。で、2本目のギターソロがまたあって。最後、その2つのギターが重なるっていうところがドラマチックでしたね。

(tofubeats)いや、素敵でしたね。

(星野源)すごかったね。いやー……あの、これを送ってくれた57才男性の方です。

(tofubeats)僕の父とほぼ同い年です。

(星野源)(笑)。お父さんと同じ?

(tofubeats)そうなんですよ。夜中に(トラックを)走らせながらね。

(星野源)うん。いま聞いてくれているんだろうね。乗りながら。喜んでくれたかな?

(tofubeats)ちょっと涙をね、にじませながら。

(星野源)にじませながら。「テレレ、テレレ、テレレ♪」って。

(tofubeats)アクセルをちょっとだけグッとね。

(星野源)ちょっとだけ。いやー、いい。素晴らしい。

(tofubeats)いや、本当に。染み入りました。

(星野源)染み入りました。じゃあ今日の『イントロクソやべえ』はイーグルスの『Hotel California』でした。

<書き起こしおわり>

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