杉作J太郎と吉田豪 昭和のスター・安岡力也を語る

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杉作J太郎さんと吉田豪さんがJFN『スキマから聴こえてくるラジオ』に出演。昭和のスター、安岡力也さんについて話していました。

人生、そうは上手くいかないもんだな。力也さんのようなオーラを出したい #安岡力也 #ホタテマン

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(吉田豪)吉田豪と……。

(杉作J太郎)杉作J太郎がお送りしています『スキマから聴こえてくるラジオ』。

(吉田豪)今日は昭和の日から近いということで、昭和のスターをテーマにお届けしています。次のスターは先ほどね、渡瀬恒彦さんの芸能界ケンカ最強伝説ということで。この人も最強説があったという安岡力也さんに行ってみたいと思うんですけど。

(杉作J太郎)うーん。体はいいですからね。

(吉田豪)まあキックボクシングのプロでもあったしというね。

(杉作J太郎)ただ、もともとはね、割りとハンサムな。

(吉田豪)ものすごいイケメンですよ。

(杉作J太郎)ねえ。もともとはハンサムで、どちらかと言うと線が細いというかね。

(吉田豪)シャープ・ホークス。シャープですからね。

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シャープ・ホークス

(杉作J太郎)背は高いですけど。どちらかと言うと、スラッとした二枚目でしたからね。

(吉田豪)それがね、本当にエルビスのように体型も変わっていって。

(杉作J太郎)別人ですよね。きっと。シャープ・ホークス時代のファンから見てみると、東映の映画で用心棒とかやっていた安岡力也さんは別人だったと思いますよ。

(吉田豪)最初からそうだったんですか? 『ワル』シリーズの頃からもうああいう?

(杉作J太郎)『ワル』の頃は過渡期でしょうね。あれ、だってまだ高校生の役をやっていましたから。もうその後は高校生の役はさすがにできなかったと思いますが。

(吉田豪)あの、Jさんのおすすめの作品は何になりますかね?

(杉作J太郎)どうでしょう? 安岡力也さんのおすすめ。どれがいいっていうのは難しいですね。急には。

(吉田豪)いま、本を出したばっかりだし、『不良番長』シリーズとかですかね?

『不良番長』シリーズ


不良番長 浪漫アルバム

(杉作J太郎)ありがとうございます。たしかにそうです。なぜなら、16本ぐらいあるんですけど、その中の何本ぐらいに出ているんだろうね? もう半分ぐらいに出ていますから。『不良番長』シリーズの顔でしたからね。『不良番長』でアパッチ役をやりましてね。この力也さんは面白かったですね。

(吉田豪)力也さん自身、楽しんでやっていたっぽいですもんね。当時の思い出話はすごいよくされていて。

(杉作J太郎)ああ、そうですか? どんなこと言っていた?

(吉田豪)なんかもう、独自のルールがあったわけじゃないですか。当時の。「共演の女優は俺たちの人数に合わせろ。全員やっちゃうから」っていう(笑)。その頃の話。

(杉作J太郎)僕もね、これ、ちょうど本を書くんでね、ずっと取材をしていたばかりでね。あと、力也さん、いま息子さんの力斗くんが僕、仲いいんですけどね。やっぱり力也さんが特にすごかったみたいよ。

(吉田豪)女性関係は?

(杉作J太郎)アタックぶりが。で、梅宮さんとか(鈴木)ヤスシさんとかはもうちょっと落ち着いていたみたいですね。ある女優さんがね、その時におっしゃっていましたけど、力也さんがアタックしてきたと。で、梅宮さんのことをみんなが”お兄ちゃん”って言っていたそうですけど、「そんなことしたら、お兄ちゃんに言うよ」って言ったらね、すぐ止めていたっていうね(笑)。

(吉田豪)お兄ちゃんは怖かったっていう(笑)。

(杉作J太郎)それでね、「気の小さいところ、あるのよ」って言われていて(笑)。

(吉田豪)(笑)

(杉作J太郎)「気、小さいのかな?」って思ってね(笑)。

(吉田豪)小さい人ではないですけどね。

(杉作J太郎)あの、豪快な人だったとは思いますよ。僕は。

(吉田豪)ものすごいファンサービスの人っていうイメージですね。僕も何度か取材とかしましたけど。

(杉作J太郎)たとえば?

(吉田豪)幻想を見せてくれるんですよね。最初に会った時が、それこそ相当前ですよ。高野拳磁との対談の時ですもん。

(杉作J太郎)ああ、すごい組み合わせですね。

(吉田豪)20年以上前ですよね。雑誌で対談して。で、プロレスラーの高野拳磁さん。まあね、松田優作とか好きじゃないですか。そういう話をすると、飲み屋だったんですけど。当時、もうお酒を止めていたんですよ。でも、イメージのためということでジャックダニエルのボトルとかを持って写真は撮るんですよ。で、松田優作の話になると、突然店の斜め上を見ながら、「こんな話をされると照れるよな、優作」とか話しかけ始めるとか。サービスをすごいしてくれるんですよね。本当に(笑)。

(杉作J太郎)(笑)。優しい人なんだな、だから。

(吉田豪)優しいですね。うん。

(杉作J太郎)僕はね、ある洋画の記者会見の司会で呼ばれて行った時にね、力也さんがその出演者にいたんですよね。

(吉田豪)トロマ映画の時ですか?

(杉作J太郎)そうです。トロマの『悪魔の毒々モンスター 東京へ行く』の時。で、高田馬場かどっかの銭湯であってね。仕事が終わりまして、駅に帰る途中にエロ本の自動販売機があったんですね。

(吉田豪)当時、まだそういう時代ですね。

(杉作J太郎)ええ。まあ、俺もどうかしていると思うんですけどね、ほしくなりましてね。真っ昼間だったんですけど。

(吉田豪)(笑)

(杉作J太郎)「ああ、ほしいな」と思ってね。もう、キョロキョロしながら、誰もいないんだよ。「もうじゃあ、買うしかないな」って思って、買ったらね……あれ、押してから出てくるまでに時間がかかるんだよ。で、「ビーッ!」って音がしてね。「うわっ、早く出ろよ! 人が来るじゃないか」って思って。そして「ビーッ!」って、しばらくしたら「ガタン!」って出たんだよ。で、「ようやく出た」と思ってしゃがんで拾っていたら、後ろから「なにやってんだ、昼間から?」って言うんですよね。で、後ろを振り返ったら力也さんが立っていて。

(吉田豪)ええ。

(杉作J太郎)俺、そん時ね、「殺されるかもしれない」って思いましたよ。昼間からね。さっきまで仕事を一緒にしていたのに、もう昼間からエロ本を買っているのか?っていう。「お前、なに買ったんだ?」って言うんですよ。そしたら、「すいません。僕、これほしかったんで。エロ本買ったんです」って言ったら、「しょうがないな。俺はこっちだ」って言ってね、もう1冊別のエロ本を力也さんが買って帰られましたよ。いやー、親切な方だな。優しい方だなと思いましたね。

(吉田豪)サービス精神ですよね。完全にね。

(杉作J太郎)あれ、たぶんね、力也さんはほしくなかったと思うんですよ(笑)。

(吉田豪)ですよね(笑)。なんで付き合いで買ってるんだ?っていう(笑)。

(杉作J太郎)すごくなんか、心の大きな方ですね。体も大きかったけど、心も大きくてね。

出演者に入れておくと撮影が便利

(吉田豪)あるVシネの監督の人から聞いたんですけど。「とにかく力也さんを出演者に入れておくと撮影が便利でしょうがない」って言ってましたね。ロケとかで怖い人が来ても、まあ力也さんが来た瞬間に全てが終わるっていう。

(杉作J太郎)まあ、実際問題キックボクシングをやられていたし。実際に強かったろうけどね。

(吉田豪)あとまあ、顔でもあったんで。「ああ、なんだ。力也か。じゃあいいよ」で。いわゆる地回り的な人たちが全員力也さんの顔を見たら収まるっていう。

(杉作J太郎)あの、さっき出た『不良番長』なんかでもね、ロケの合間合間に六本木とか銀座を歩いていてね、向こうからたとえば悪そうな人が来て。こっちはスターだからね。梅宮さんとか大原(麗子)さんとかいるじゃないですか。向こうからちょっと絡んでくると、大原さんがかならず言っていたそうですね。「力也、行け!」って(笑)。

(吉田豪)(笑)。(内田)裕也さんもよく言ってましたよね。「力也、行け!」っていうのは(笑)。

(杉作J太郎)でも、歌手ですからね(笑)。「行け!」って言われてもね。もともとは二枚目の歌手ですから、行くいわれはないと思うんですけど(笑)。

(吉田豪)そうだ。最初に聞いたのはそれでその幻想がある話も聞いたんだ。優作さんとショーケンがモメた時の話をその時に最初に聞いたんですよ。優作さんがショーケンの演技をパクッて……みたいな感じで、2人が大晦日に大モメになって。たしか、ニューイヤーロックフェスがやっていたんだけど、「どうしても来てほしい」って。

(杉作J太郎)力也さんがニューイヤーロックフェスにいて?

(吉田豪)で、裕也ファミリーみんなで止めに行ったっていう話を……(笑)。

(杉作J太郎)(笑)

(吉田豪)内田裕也、安岡力也、ショーケン、松田優作っていう(笑)。

(杉作J太郎)いや、でも付き合いがよかったですよね。付き合いがよかったっていうか、そのファミリーのね、結束は。

(吉田豪)強かったですね。

(杉作J太郎)力也さん、ジョー山中さんのね。だから本当、男の放課後感のあるグループでしたね。

(吉田豪)ありましたね。ただ、力也さんがまた幻想がすごい人っていうか、どこまでが本当かわからない人じゃないですか。イタリアンマフィアの血をひいている説が果たして事実なのかどうか問題とか。

(杉作J太郎)うん。あの、息子さんの力斗くんから聞くとね、やっぱり普段は全く別人みたいですよ。

(吉田豪)ああー。

(杉作J太郎)もう家では怖いとか、そういう雰囲気が一切なくてですね。だから、映画やテレビに出てくる力也さんは全部別人で。それで、家では見たことなかったって言ってましたね。見ていると辛くなるんで。あと、かならず死ぬから。いい役でも悪い役でも絶対に死ぬんで。それが辛かったって言ってましたね。どうしてこの優しい、全然なにも悪くないお父さんが……で、アニメとかが好きらしいんですよ。そんなお父さんがどうして死んだりしなきゃいけないんだろう?っていう。

(吉田豪)悪い人扱いされて。

(杉作J太郎)いっつも悪い役をやってっていうね。だから、どこまでが本当だった?っていうのが……でもまあ、さすがにそれは家では演じてないだろうからね。いい人をね。

(吉田豪)山城新伍さんの本を読むと、あっさり否定してましたからね。イタリアンマフィア説を。

(杉作J太郎)ああ、新伍さんが。うん、そうだと思いますよ。みなさん、だから昭和のスターは……ああ、でもこれも言えるかもしれないね。みんな、やっぱり何かを一生懸命演じていたんじゃないですかね?

(吉田豪)そうなんですよね。

(杉作J太郎)だから、プロレスラーみたいな感じだったんだな。

(吉田豪)すごい思うんですよ。

(杉作J太郎)それも、怪奇派の。アンダーテイカー、ブッチャーとか。ああいう感じの、ちょっとずーっと何かを演じていたっていう。

(吉田豪)いろんな幻想のある人ですよ。

(杉作J太郎)うーん。いや、本当にそういう意味では尊いですね。昭和のスターの一挙手一投足はね。

(吉田豪)見栄の張り方というか。

(杉作J太郎)そうですね。いやー、いい話だな。

(吉田豪)そろそろ1曲……。

(杉作J太郎)まあじゃあ、ここで力也さんのを聞いてみましょうよ。安岡力也とシャープ・ホークス『この胸に十字架を』。

<書き起こしおわり>

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