吉田豪さんがDommune『JGO 28』の中で岡本夏生さんのラップ曲『RAP 私の返品人生』を紹介していました。
(杉作J太郎)これ(Daisuki メンバーの名前)を覚えたおかげで、そのD……WDsounds? WDsoundsというラップ界の荒法師たちがね、今夜(Dommuneに)現れるわけなんですよ。
(吉田豪)その前で。まあ、でもこちらもラップの荒法師だと思いますよ。ある意味。
(杉作J太郎)本当? 大丈夫でしょうね。
(吉田豪)まあ、とりあえず聞いてみましょうよ。じゃあ、岡本夏生で『RAP 私の返品人生』。
岡本夏生『RAP 私の返品人生』
(杉作J太郎)面白かったじゃないですか。
(吉田豪)どうですか? まあ、厄介なことは伝わりますよね?(笑)。
(杉作J太郎)だからね、返品って、ああなるほど。そういうことか!っていうのはわかりましたね。でも本当はこれ、返品に応えなくてもいいような例もありましたね。
(吉田豪)明らかに「クレーム」の一言ですよね(笑)。クレーマー。
(杉作J太郎)だって買ったら次の日に安くなったから返品して……って。
(吉田豪)5千円返してもらう(笑)。
(杉作J太郎)それはダメでしょう。普通は。
(吉田豪)どう考えても(笑)。
(杉作J太郎)いやー、でもさすが岡本さんはすごいね。
(吉田豪)まあ、だから本当、こういう人だとしか言えない感じの。ある意味、ギャングスタラップですよ(笑)。
(杉作J太郎)本当だね。まあただ、この後に出てくるあの、えー……スリーDメンじゃなくてね……
(吉田豪)『スリーZメン』みたいになってますよ(笑)。藤子Aの(笑)。
(杉作J太郎)うーんとね、WDsoundsの本当ちょっとね、いま業界をブイブイ言わせている荒法師たち。この荒法師たちが数名、やってくるわけですが。その人たちは、ちょっとこれはラップとしてどうなのかな?って。
(吉田豪)まあ、認めないですよね(笑)。明らかにラップじゃないですもん。
(杉作J太郎)これは、ラップというよりはどちらかと言えば、あれとかに近かったですね。宇崎竜童さんの『港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ』みたいなさ。あんな感じだったね。
(吉田豪)上手いこと言ってるなと思ったのが、「ガラの悪い『とん平のヘイ・ユウ・ブルース』」って書いてましたね(笑)。
(杉作J太郎)うんうん。だから、リズムとか雰囲気自体はそんなに変でもないんですよ。
(吉田豪)そうですね。70年代のああいうやつ。
(杉作J太郎)聞いていて、気持ち悪いわけではないんですけど。
(吉田豪)内容が……っていう。
(杉作J太郎)内容がすごかったね。うーん。恐ろしい人だっていうのは伝わりましたが。
(吉田豪)はいはいはい。
(杉作J太郎)まあただ、面白い人だとも言えますね。そばにいない限り。
(吉田豪)そうですね。被害が及ばない限りはたぶん。だからテレビで見ている分には、相当面白い人ですよ。
(杉作J太郎)だから、本来テレビとか映画っていうのはそういう規格外のね。
(吉田豪)勝新さんとか然りですよね。
(杉作J太郎)すごい人たちを見るものであろうから。そういう意味では、スターはスターなんだな。うん。そんな気はしましたね。
(吉田豪)ただ、MXとかでも、もうスタッフが耐えられなくなっちゃったってことなんでしょうねっていうね。
(杉作J太郎)うーん。そこが問題なんだよな。だからいまの時代はこう、規格外の雰囲気の人たちをどう、ねえ。みんなに紹介していくか?っていう部分がね、難しいんだろうね。
(吉田豪)たとえばね、中山一也さんとか規格外ですけど。どう扱えばいいのか? みたいなのがあるじゃないですか。
(杉作J太郎)まあ、そういうことでしょう。まあ、これは我々がこれから考えていきましょう。
(吉田豪)押忍! じゃあ、Jさんの曲、行きますか?
<書き起こしおわり>
https://miyearnzzlabo.com/archives/37667