渡辺志保とYoung Hastle アルバム『Forever Living Young』を語る

渡辺志保とYoung Hastle アルバム『Forever Living Young』を語る INSIDE OUT

Young Hastleさんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。渡辺志保さんと新作アルバム『Forever Living Young』などについて話していました。

(渡辺志保)さっそく今日はここでゲストの方をお招きしたいと思います。Young Hastle in the building!

(Young Hastle)イエーッ! 俺がYoung Hastle! 今日もキレてるマッスル! FLY BOYレコーズ、FBR、スクワーッ! お邪魔しまーす♪

(渡辺志保)いらっしゃいませ~!

(Young Hastle)妊婦に優しいヤンハスでーす(笑)。

(渡辺志保)ありがとうございます(笑)。安産祈願ハッスルさんでね、本当にその節は……。

(Young Hastle)アンティーだ。

(渡辺志保)そう。私もアンティー、叔母さんなんですよ。

(Young Hastle)いいね。俺も姪っ子、甥っ子がいるから。アンクル・ハッスルを結構やってて。

(渡辺志保)アンクル・ハッスル(笑)。「アンクル・ハッスル結構やってて」ってどういうことっすか?(笑)。いいっすね。アンクルライフをエンジョイしてらっしゃる。そう。私もアンティーライフが始まったんで、ちょっとわくわくです。じゃあちょっと、悩みがあったら相談します。

(Young Hastle)OK!

(渡辺志保)ありがとうございます(笑)。まあ、今日はハッスルさん、なんと4枚目のアルバムをリリースということで。

(Young Hastle)そうなんですよ。ハスバム!

(渡辺志保)ハスバム、4枚目(笑)。『Forever Living Young』というね。

(Young Hastle)『Forever Living Young』。頭文字を取って、「FLY」!

4枚目のハスバム『Forever Living Young』


Young Hastle『Forever Living Young』

(渡辺志保)ありがとうございます(笑)。本当ね、ハッスルさん、なにを振っても滑らないから。本当にもう5倍速くらいの球で返してくれるんで。今日もすごい楽しみにしていたんですけども。とはいえ、3枚目から4枚目のアルバム、結構間が空いていたんじゃないですか?

(Young Hastle)そうね。数えてみると、結果的に2年半ぐらいかな?

(渡辺志保)2年半。何をやっていたんですか?

(Young Hastle)まあ一応、その間に『TYH The Mixtape』ってTY-KOHと一緒に出したミックステープを出して。で、去年『バイトしない』が入っている『TYH THE EP』っていう配信オンリーのEPを出して。まあ、ちょっとずつやっていたんだけど、それ以外なにをやっていたか?っていうと、筋トレ。

(渡辺志保)筋トレ(笑)。なんか、デカい大会に出られたとか。

(Young Hastle)金子賢さんがプロデュースしている『SUMMER STYLE AWARD』っていう大会に2015年、2016年と出て。で、やっぱりそれ、大会に出るからには体が仕上がっていないとダサいし恥ずかしいから。まあ、一生懸命体づくりを優先してやっていた2016年っていう感じかな?

(渡辺志保)なるほどね。やっぱりその、体づくりモードになると、曲作りっていうのはやっぱり違うマインドになっちゃうっていう感じですか?

(Young Hastle)そうだね。やっぱり1日、目覚めて自分で朝ごはんを作って、ジムに行って。で、ばっちり限界までシバいて。で、帰ってきて、自分でまたメシを作って……ってやっていると、もう疲れちゃうんだ。で、やっぱりそこから曲作りをしようみたいになっても、リリックを考えている途中にもう眠くなっちゃうし。

(渡辺志保)(笑)

(Young Hastle)なかなかこう、両立が俺的にできなくて。そう。

(渡辺志保)そうなんですね。じゃあ今回、4枚目のハスバムを作るにあたって、ヤンハスさん的に「よっしゃ、じゃあこれが終わったら曲作りに着手しよう」とか「このタイミングでアルバム作りを開始しよう」みたいな、そういったきっかけっていうのはあったんですか?

(Young Hastle)ええとね、2016年9月末ぐらいに、だんだん涼しくなってきて。夏が終わって……やっぱり夏の間っていうのは、まあ我々の季節なんで。

(渡辺志保)(笑)。ちょっとそのへん、詳しく聞いていいっすか? 「我々の季節」ってどういうことですか?

(Young Hastle)我々の季節(笑)。こう、体を鍛えている人たちがいちばん、1年の中で輝けるシーズンっていうのが、やっぱり夏じゃん?

(渡辺志保)やっぱりモテるっすか?

(Young Hastle)そうだね。やっぱりこう、体が仕上がっていれば、薄着だし。筋肉がこう、露出しているから。もう女子からの視線が全然違うんだ。

(渡辺志保)ああ、全然違うんだね。うんうん。

(Young Hastle)で、やっぱり夏は楽しみたいから、夏が終わるまでは筋トレを第一優先で体づくりをしてて。で、9月末ぐらいに夏が終わってから、「もうあんまりジムに行かなくてもいいかな?」みたいな。

(渡辺志保)みんな長袖に移行して、なんならそろそろダウンも着ちゃうかな?っていうぐらいの時にハッスルさんは制作意欲が上がると?

(Young Hastle)そうだね。で、ライフスタイルがちょっと変わってきて、ヒップホップのクリエイティブなマインドになってきて。で、アルバムを出さなきゃいけないから、作り始めようかみたいな感じで一気に作った。

(渡辺志保)一気に。そうなんですね。じゃあ、去年の秋ぐらいから作り始めて、もういまデリバリーということは、本当に超タイトなスケジュール。

(Young Hastle)そうだね。12月中旬ぐらいには全曲もうできていたから。まあ、3ヶ月ぐらいで。

(渡辺志保)ああ、本当? でもそのさ、3ヶ月で10何曲とか作るわけじゃないですか。ネタ切れにはならないんですか?

(Young Hastle)まあやっぱり、2年半もアルバムの間が空いていたら、いっぱい言いたいこともあるし。逆にそこでネタ切れしていたらもう、ラッパー辞めた方がいいっしょ(笑)。

(渡辺志保)まあね(笑)。かっこいいっすね。ありがとうございます。じゃあ、そんなハッスルさん2年半ぶり4枚目のアルバムっていうことで、さっそくこのへんでリスナーの方にもアルバムから1曲、聞いていただきたいと思うんですけども。まずはどれがいいですかね?

(Young Hastle)じゃあ1曲目は、明日の8時にミュージックビデオをYouTubeで公開するんだけど。じゃあ1曲目、聞いてください。Young Hastle『普通じゃない feat. DJ TY-KOH&KOWICHI』。

Young Hastle『普通じゃない feat. DJ TY-KOH & KOWICHI』

(渡辺志保)はい。いまお届けしましたのはYoung Hastleさんの最新アルバム『Forever Living Young』から『普通じゃない feat. DJ TY-KOH&KOWICHI』をお届けしました。

(Young Hastle)普通じゃーない!(笑)。明日、ビデオ出るからみんな、楽しみにしてて。ビデオも結構普通じゃないから。

(渡辺志保)(笑)。でも、TY-KOHさんとKOWICHIさんっていうのはYoung Hastleさん、いつものメンバーだと思うんですけど。

(Young Hastle)スクワーッ!

(渡辺志保)スクワッドだと思うんですけど。同じメンバーでFLY BOYレコーズを立ち上げられて。どうっすか? やっぱり違いますな? ユニティーみたいな。スクワッド感っていうか。

(Young Hastle)いや、全然変わらないっていうか。もともとFLY BOYのスタートのきっかけがTY-KOH、俺、KOWICHIでひたすら毎日一緒に遊んでいるから。だったらみんな、ソロで別々にやるよりかは、一緒にまとまってやった方がWin-Win-Winでできるんじゃないか?っていうところから始まっているから。別に変わらないね。なんか、レーベルができただけっていうか、名前が変わっただけみたいな、そういう感覚。

(渡辺志保)そうかそうか。なるほど。でも今回のアルバムの制作に関しても、たとえばTY-KOHさんとかKOWICHIさんが結構Young Hastleさんに助言したりとか、アドバイスっていうのは多かったですか?

(Young Hastle)そうね。アドバイスに関しては、TY-KOHだけなんだけど。まあTY-KOHは俺の専属アドバイザーっていうか。いっつも俺に定期的に、俺が気づかない視点ですごいヒップホップ的に的確なアドバイスを俺にくれるわけ。たとえば、曲のアイデアだったら、今回のアルバムの中だったら『酔ってる』とか『普通じゃない』は作った方がいいみたいな感じでアドバイスをもらって。で、作った曲だったりするし。

(渡辺志保)ああ、なるほどね。そうか。いまもね、話に出ましたけど『酔ってる』のね、なかなかインパクトもかなり強い曲だと思うんですけども(笑)。

Young Hastle『酔ってる feat. DJ TY-KOH & UZI』

(Young Hastle)ドドスコ!(笑)。

(渡辺志保)「こういう路線で来たか!」っていうのは思いましたけど。じゃあ、それもTY-KOHさん、たとえばどういう感じで球が投げられるんですか?

(Young Hastle)あのね、いっつも一緒にいるんだけど。毎日一緒にいるんだけど。毎日酒飲んで、一緒につるんでるんだけど。こう、たまにTY-KOH的にアイデアが降りてくる瞬間があるっぽくて。急にこう、「ハッスル! 『酔ってる』って曲を作ろう!」みたいな感じで言ってくるんだ。「これ、絶対にいけるから!」みたいな感じで。

(渡辺志保)マジか! そういう時、ハッスルさんはさ、「『酔ってる』ってなんだよ?」じゃなくて、もうそれを真摯に受け止めて、「よっしゃ、作ろう!」みたいになるわけ?

(Young Hastle)「はいはいはい、なるほどねー! わかりました!」みたいな(笑)。

(渡辺志保)そうなんだ。ちなみにこの『酔ってる』はじゃあ、それが発案のもとになって、それはストレートにできたっていう感じですか?

(Young Hastle)そうだね。ビートがね、2016年の3月ぐらいにZOT on the WAVE。うちのプロデューサーが「あの、ハッスルさん用にビートを作ったんですよ」みたいな感じでもらっていたビートがあるんだけど。なにぶん、その2016年はずーっと筋トレをしていたから、それをずっと眠らせていたわけよ。でも、せっかくゾッちんが俺に作ってくれたから使わなきゃいけないなと思っていた時に、その『酔ってる』っていうテーマをTY-KOHからもらって。で、その「よっ、てる!」がハマって。

(渡辺志保)(笑)。いますっごい体を揺らしながらフロウしてくれましたけど。

(Young Hastle)で、ハマって、「よし、これを使おう」みたいな感じで。で、リリックの内容に関しては、もう俺らの毎日のことを歌っているだけだから。それはもう、すぐに書けるよね。

(渡辺志保)うん。書けるよね。なるほど。それでかつ、今回この曲に関してはUZIさんをお招きしたっていう。

(Young Hastle)そうそうそう。で、最初、俺が2バース書いて、曲が一通り完成していたんだけど……アルバムにフィーチャリングで誰を入れたらいいかな? みたいな感じでTY-KOHに相談したら、「UZIくんは絶対入れた方がいいでしょ」って。普段からつるんでるし。

(渡辺志保)ああ、そうなんですね。結構親しくしてらっしゃる?

(Young Hastle)そう。で、「じゃあどの曲がいいですかね?」みたいな感じになって。まあ、「やっぱりいつも俺らと酒を飲んでメシを食って。いっつも俺らに良くしてくれるから、『酔ってる』がいいでしょ」みたいになって、それでオファーしたわけよ。

(渡辺志保)そうなんですね。

(Young Hastle)で、その2バース目に入ってもらって。で、俺のもともとあった2バース目はお蔵入りしたんだけど。うん。

(渡辺志保)へー! なるほど。でも、これ結構ね、ラッパーあるあるじゃないですけど。まあ、みなさんお酒飲んでこうね、そのゾーンに入っちゃうことって結構たくさんあると思うから。まあ、いろんなラッパーの方が参加したリミックスとかも聞いてみたいなと思ったり。で、いまもどんな風に曲を作るかを教えていただいたんですけども。リスナーさんからヤンハスさんに質問をいただいております。「どのような時に楽曲が生まれるのですか?」と。

(Young Hastle)はいはいはい。自分で思いつく時は、だいたいいつも朝4時、5時ぐらいまでTY-KOHたち、スクワッドたちとつるんでいて。そっから家に帰ってくるんだ。で、もうベロベロじゃん? で、結構リラックスした状態の時に家で使いたいビートを選んで、それをずっと無限ループで聞いている時にこう、思い浮かぶっていうか。そういうのが多いかな?

(渡辺志保)で、ハッスルさんといえば、まあ『V-Neck T』とか『Workout』とかもそうですけど。結構、自分の半径1メートルぐらいの結構身近なネタをグーッと掘り下げてラップされることが多いと思うんですけど。それもさ、日常的にどのタイミングで「これを曲にしよう」って思うんですか?

(Young Hastle)うーん。なんか、瞬間的にこれを歌おうとかじゃなくて、まあ俺の曲全部そうなんだけど、俺の本音しか言っていないわけよ。だからなんか、俺の頭で考えていることっていうか、俺の頭の中をそのまま曲にするっていうか。歌詞にするっていうか。そういう感覚だから、別に絞り出してアイデアを出すとかじゃなくて、普段から考えていることだったり思っていることをそのまま曲にするっていう感覚なんだよね。

(渡辺志保)ふーん。なるほどね。でも、それでね、ちゃんと1曲成り立つのがやっぱりハッスルさんの才能かなって。

(Young Hastle)うんうん。まあでも本当に毎日の俺のことしか言っていないから。なんかだからそれが聞いてくれる人にウケてるのは、なんか不思議っていうか。俺的には全然普通のことを言っているだけだから。なんかそこのギャップが面白いなというのは、いつも思うね。

(渡辺志保)うんうん。なるほどね。ありがとうございます。じゃあ、またここでアルバムの中から1曲聞いていただきたいと思うんですけども。どの曲を?

(Young Hastle)じゃあ2曲目は今回のアルバムのタイトル曲で『F.L.Y.』。聞いてください。

Young Hastle『F.L.Y.』

(渡辺志保)はい。いまお届けしましたのはYoung Hastleさんの最新アルバムから表題曲ということになりますね。『F.L.Y.』、『Forever Living Young』をお届けしましたけども。リリックの中で「体内年齢17才」って言っているのは、これはガチで測ったやつなんですか?

(Young Hastle)そうそうそう。ゴールドジムで体脂肪とか筋肉量とかを全部測れるやつがあるんだ。それで、夏。いちばん仕上がっている時に測ったら17才で。ティーンエージャーだからね。リル・ヨッティとタメだよ!

(渡辺志保)ヤバいな、それ(笑)。それ、かなり来るね! いやー、でも私もこれまでに、私のこのだらけた人生の中で何度かジムに入会して体を絞ろうとか、ちょっとヘルシーになろうというタイミングがいくつもあったんですよ。ホットヨガをやってみようとか、ダンスをやってみようみたいな。でもさ、やっぱり続かないし。で、自分に対してストイックになれないんですよ。だらしない女だから。で、そういう時……ハッスルさんはそんな時、ないんすか?

(Young Hastle)いや、俺も自分大好きだし。自分にやっぱり弱めなんだけど……だから、そういう人がワークアウトを続けるコツっていうのは、なりたい自分を強烈にイメージするっていうか。ゴールをまず決めるわけよ。目標設定をリアルにして。で、そっから逆算で、そこに行くにはなにをしなきゃいけないか?っていうのを割り出していって、それを1個ずつこなして目標にたどり着くみたいな感じでやるのがいちばん効果的。

(渡辺志保)なるほどね!

(Young Hastle)っていうのは俺の経験で、2015年にさっき言った『SUMMER STYLE AWARD』っていうのにはじめて出たんだけど。これはやっぱり大会エントリーしたら、もうあれじゃん? 確実に大会に出るから。それはもう決まっているから。で、出るからには体が仕上がってないとかっこ悪いから。

(渡辺志保)それ、エントリーから大会まで、どれぐらいの期間だったんですか?

(Young Hastle)ええとね、3ヶ月ぐらいかな?

(渡辺志保)あ、そうなんだ! そんなに、じゃあ悠長にしてられないですね。

(Young Hastle)そう。だから3ヶ月という時間が限られているから、まあやりたいこと全部はできないけど、でもそん中で「じゃあ、できることは全部やろう」って決めて。で、やったわけよ。そうするとやっぱり、結果が出るから。やっぱり目標があるとがんばれる。逆に目標がないと全然やっぱり俺もがんばれないね。

(渡辺志保)なるほど。これ、本当にワークアウトもそうだし、仕事とかもね、たぶんそうだと思うんですけど。強烈にゴールイメージを持つっていうのはまさに真理っていう感じがしますね。私もちょっとじゃあ夏に向けて。「私の季節、来た!」って言えるぐらいに。

(Young Hastle)そうだね。だからTwitterとかで言っちゃえばいいんじゃない?

(渡辺志保)ああ、たしかにね。Twitterでね。言っちゃおうかな?(笑)。

(Young Hastle)そう。「達成できなかったら○○します」みたいなさ。そしたら、達成するしかないじゃん? そんぐらいの方がやっぱりがんばれるっていうか。

(渡辺志保)やっぱね、追い詰めなきゃいけないんだね。自分にやっぱりほら、甘すぎるとね、すぐにへこたれちゃいますから。

(Young Hastle)そうそうそう。それがコツかな?

(渡辺志保)なるほどね。素晴らしいアドバイスをいただきました。なんかそういう自分にご褒美とかも設定しているんですか?

(Young Hastle)まあ、ご褒美っていうか、体が仕上がればもういいことしかないわけよ。やっぱりなんで俺が鍛えているか?っていうと、モテるためだから。もう、それしかないんだ。

(渡辺志保)(笑)。「それしかないんだ」。ありがとうございます。

(Young Hastle)それに尽きるんだけど。やっぱり本当に夏に体を仕上がっていると、もうクラブでも海でも、もう女の子からの視線が全然違うわけよ!

(渡辺志保)ヤバい! そうなんだ(笑)。

(Young Hastle)これ、本当に確実に言えるんだ。だからまあ、それが最大のご褒美っていうか。

(渡辺志保)そうか。モチベーションはそれっていうことですね。いやー、うらやましい話っていうか。私もね、ちょっとじゃあこの夏に向けてがんばりたいと思います。

(Young Hastle)なんかあったら言ってよ。教えるから(笑)。

(渡辺志保)ああ、ありがとうございます。じゃあ、プロテインとかね、おすすめを聞いちゃおうかなっていう感じですけども。ちなみにいま、Twitter上でリスナーの方からいろいろご意見をいただいているんですけども。「ヤンハスさん、ミーゴスばりに合いの手が面白くて、いつも聞いています」という。鋭い! 私もね、ハッスルさんのアルバムは一足先に聞かせていただいて、いちばん心に残ったのはそれ。まあ、ミーゴスがね、本当に「ママがこんな風に言ったんだ」ってリリックで言うと、すかさず「ママ!」って言ったりとかやっているけど。

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(Young Hastle)たしかに(笑)。

(渡辺志保)ハッスルさんもね、それと全く同じバイブスが実はあって。そこは、どうっすか? 自分のクリエイティブの強みのひとつみたいな感じで思ってらっしゃいますか?

(Young Hastle)思っているね。まあ、合いの手っていうか、俺らは「ガヤ」って呼んでいるんだけど。まあ、俺のデビュー曲『V-Neck T』にもそのガヤはばっちり入っていて。

(渡辺志保)うん。

(Young Hastle)まあ、たぶんこれは俺がその当時、ジム・ジョーンズのミュージックをひたすら聞いていて。で、彼もそのガヤを入れるタイプのラッパーじゃん?

(渡辺志保)まあディプロマッツのあの舎弟たちがガヤガヤガヤガヤ入れるんだよね。

(Young Hastle)で、それに無意識に影響されたっていう部分があると思うんだけど。やっぱり最近のトレンドの、メインストリームのヒップホップ。ATLのミュージックとかも、ほとんどやっぱりガヤが入ってくるじゃん? 2チェインズだったり、ミーゴスもそうだし。で、やっぱり俺もいつの時代もメインストリームのヒップホップミュージックが好きだから。それに影響されているっていうのもあるし、去年の夏にある人に「ヤンハスさんの音楽でなにがいいって、ガヤがすごいいいよね」って。

(渡辺志保)ああ、やっぱりみんな思うんだね!

(Young Hastle)って言われた時に、それでハッと気づいて。「ああ、なるほどな」と思って。たしかに俺もガヤ入れるの好きだし。こう、歌詞と歌詞の間の隙間が空いているよりかは、そこにガヤをハメてやった方がリズムが取りやすくなるからさ。縦ノリの。やっぱりグルーヴも出るし。で、そこのガヤで面白いことを言えるチャンスでもあるし。

(渡辺志保)たしかにね(笑)。たしかにそれはあるね。

(Young Hastle)やっぱり俺の武器のひとつっていうか、見せ場のひとつであるっていうのは意識して今回のアルバムではやって。いままではそのガヤが入っている曲、入っていない曲、分かれていたんだけど。今回のアルバムは全曲ガヤを、全ての隙間に入れていって。意識してやったかな。

(渡辺志保)なるほどね! いや、でもそれが功を奏しているっていうか。かなり、おっしゃる通りグルーヴを作っている感じがするし。思わずニヤッとしちゃう瞬間がいつにも増して増えたなっていうのは感じましたね。

(Young Hastle)ガヤで落とせるっていうか。うん。

(渡辺志保)それはね、間違いないし。もうヤンハスさんならではの素晴らしい……。

(Young Hastle)だから最近はもう、あえてリリックを書く時に隙間を空ける。ガヤ用に。

(渡辺志保)ああ、そうなんだね! ガヤ用にね(笑)。

(Young Hastle)っていう感じでやっている。

(渡辺志保)なるほど。ありがとうございます。あとですね、ご質問をいただいております。「ヤンハスさんがワークアウトでプロテイン以外に摂取しているサプリを教えてください」。

(Young Hastle)はいはいはい。マニアックになっちゃうんだけど。まず、トレーニング前にNO系っていうジャンルのサプリがあるんだ。で、その「NO」っていうのが一酸化窒素かなんかの原子記号なのね。で、アルギニンっていうアミノ酸が入っているサプリで、それが体内に入ると血管を膨張する。太くするんだ。そうすると、血液がいっぱい流れるから、「パンプする」っていうんだけど。よく、筋肉が張るって言うじゃん? それがパンプなんだけど、それが起こりやすくなって、効果的なトレーニングができるっていうのと、あと血管が太くなるから栄養もいっぱい流れ込んで筋肥大につながるっていうサプリがあって。

(渡辺志保)なるほど!

(Young Hastle)あと、それは筋トレ前に飲むやつだから、カフェインとかも入っているんだ。で、それでテンションを上げるっていう。

(渡辺志保)ちょっと覚醒する感じがするんですね。

(Young Hastle)で、そのNO系は「Cellucor C4」っていうサプリがあって。それはすごいメジャーなんだけど。それのピンクレモネード味を飲んでいて。

(渡辺志保)ピンクレモネード味。ありがとうございます。

(Young Hastle)あとは、マルチビタミンっていう錠剤のサプリ。あとは、トレーニング中はBCAA。それもアミノ酸なんだけど。それと、あとは終わった後にホエイプロテイン。それと最近はHMBっていう物質のサプリがあって。それとかも飲んだりするね。

(渡辺志保)なるほど。みなさんも参考になりましたでしょうか? ありがとうございます。アミノ酸がキーという感じですね。Key To Successっていうね。ありがとうございます。(ツイートを読む)「髪型も大事ですか?」っていう。

(Young Hastle)髪型? そうだね。俺はボウズを自分でバリカンでやってるんだけど。このラインナップ。揃えるところはやっぱりこだわってやっているね。

(渡辺志保)なるほど。ありがとうございます。そういったところにもこだわりを持ってヤンハスができあがるっていう感じがしますが。じゃあ、ここで今日3曲目の楽曲を紹介していただきたいと思います。

(Young Hastle)はい。次の曲は同いどshit(同い年シット)のY’Sをフィーチャリングした『願い』、聞いてください。

Young Hastle『願い feat. Y’S』

(渡辺志保)はい。いま聞いていただいておりますのはYoung Hastleさんの新しいアルバム『Forever Living Young』から『願い feat. Y’S』。

(Young Hastle)本邦初公開! ワールドプレミア!

(渡辺志保)イエス! プレミアいただきました。先ほど質問をいただいた方から。「ありがとうございました。NOもHMBも気になっていたところでした。参考にさせて頂きます」とのことで。

(Young Hastle)お互いがんばりましょう。

(渡辺志保)はい。マッスルライフ、応援しています。ということで、早いものでどんどん時間が過ぎていくんですけども。もう、いよいよアルバムもあと数時間でゲトれるっていう感じですかね。

(Young Hastle)そうだね。明日フラゲできて、iTunesではいまもう予約受付していて。で、予約中だけ1500円なんだ。で、発売にになっちゃうと1800円になっちゃうんで、もしiTunesで買う人はもう、いまのうちに予約してほしいし。CDでゲットしたいっていう人はいろんな特典がお店によってつくんだけど、yhstore.jp で売っているハスバムを買うと、ヤンハステッカーが。SuPeR Freshヤンハステッカーっていうのがつくから、ぜひそこで買ってほしいね。

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(渡辺志保)わかりました。

(Young Hastle)yhstore.jp とか younghastle.com から飛べるんで。ぜひそこで買ってくれれば俺にいちばんバックがあるぜ!っていう。ペイ・ミー!

(渡辺志保)ファッキュー・ペイ・ミー!っていうね、感じでしょうか。ありがとうございます。そして、Young Hastleさん、3月のアルバムを引っさげて、なんと初のワンマンライブ開催!

(Young Hastle)そう。ヤンハスワンマン。4月29日の土曜日、これが祝日で、ゴールデンウィークの初日の昭和の日かな? 青山RizMっていうところではじめてのワンマンライブをやるから。笑いあり、で、またまた笑いありみたいな感じの(笑)。

(渡辺志保)愉快じゃないですか(笑)。

(Young Hastle)ショーにしたいから。俺の曲を聞いて、面白いって思ったことがある人は全員来てほしいし。まあ、ゴールデンウィーク初日だから、地方の人も東京に遊びに来てほしいっていう感じで。俺も楽しみたいし、みんなにも楽しんでもらいたいと思っているんで。ぜひヤンハスワンマン、来てね! 待っているわ!

(渡辺志保)他にもYoung Hastleさん、近日中にあれこれ出るご予定はございますか?

(Young Hastle)まず今週末の3.11(土)、名古屋のフレックスラウンジで昼間にKOHHのライブがあるみたいで。それのオフィシャルアフターパーティーがフレックスラウンジであるんだけど。そこに、まあライブっていう感じじゃないんだけど、DJ TY-KOH&Young Hastleっていう名義で。まあ、TY-KOHタイムの中で俺とTY-KOHが一緒にやる。まあ、TYHだね。そのショーをやるんで。名古屋の人は見に来てくれっていう感じで。あと、3月17日(金)、渋谷WWW XでKAI-YOUっていうWEBメディアさんの主催イベント『グレイトフル・ポップ』っていうイベントにFLY BOYレコーズで出演します。これはいつも俺らが出ているヒップホップのパーティーじゃなくて、いろんなジャンルの人が出て。なんか篠崎愛さんっていうすごい爆乳の有名なグラドルの人が。

(渡辺志保)本当ですよ。

(Young Hastle)俺、全然知らなかったんだけど。

(渡辺志保)いや、知っておいた方がいいよ。

(Young Hastle)ググッて写真はチェックしたから、ぜひ一緒に写真を撮りたいなと思っているね(笑)。

(渡辺志保)そうですね。楽しみにしています。

(Young Hastle)それに出ます。

(渡辺志保)はい。わかりました。というわけで3月11日、そして3月17日。それぞれ名古屋と渋谷でYoung Hastleさん、出演なさると。そして明日がフラゲ日。明後日が発売日を迎える。4枚目が出るということで。まあ、ますますワンマンに向けて加速中という感じでしょうか。というわけで、今日のゲスト、Young Hastleさんをお招きいたしました。どうもありがとうございました。

(Young Hastle)ありがとうございました!

<書き起こしおわり>

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