星野源とバカリズム アニメソング選曲対決

星野源とバカリズム 「女子」呼称問題を語る 星野源のオールナイトニッポン

星野源さんとバカリズムさんがニッポン放送『星野源のオールナイトニッポン』の中でアニメソングの選曲対決。それぞれ2曲ずつ選曲して紹介していました。

(星野源)今日は選曲も2人でできればと思っていまして。おそらく3曲ずつぐらいになるであろうと。

(バカリズム)そうです。だから僕、ディレクターさんと打ち合わせをした時にね、まずやっぱり「今日、星野さんはどういう選曲なんですか?」って言ったら、「いや、星野さんも全く同じ探り方をしています」と(笑)。俺を気にしていると(笑)。どういう感じで来るのか?(笑)。だから、「わかりました」っつって、俺が先に選曲したんですよ。おそらく、それを受けていますよね?

(星野源)そうなんです。僕がそれを受けています。升野さんの選曲を受けて、「マジか?」と。

(バカリズム)(笑)。そう。「どう来るか?」っていう感じでね。

(星野源)なので、一応しばりが……これ、言った方がいいのかな? 

(バカリズム)言わなくていいんじゃないですか?

(星野源)言わない方がいいですかね? しばりがあるっぽいことにはなっているんですけど。

(バカリズム)いや、難しいですよ。このいまをときめく星野源に「センスがない」と思われたくない。

(星野源)いや、そんなことないですよ。

どんな音楽聞いてるか? 晒すのは意外と恥ずかしい

(バカリズム)ほら、「どんな音楽聞いてるんですか?」とかそういうのって意外と恥ずかしいじゃないですか。言うのって。意外と構えません?

(星野源)そうですね。割りと。たとえば、iPodの中身を見せるのと同じような。

(バカリズム)あれ、マジで自分のメールの履歴を見せるのと同じぐらい恥ずかしいですよね。

(星野源)そうですよね。素の部分というか。で、僕、升野さんが選んだ曲を聞いて、センスがないっていうところの全く逆というか、ありすぎて……。

(バカリズム)いやいやいやいや!

(星野源)ありすぎて俺、どうしたらいいのかわかんない……じゃあ、逆を行こうかな? みたいな。そんな感じなんですよ。

(バカリズム)ああ、そうですか。

(星野源)センスが良すぎて。僕、だから知らないっていう……。

(バカリズム)ああ、世代かもしれないです。

(星野源)それはあるかもしれないですね。

(バカリズム)世代です。世代。あれ、いくつでしたっけ?

(星野源)僕、36です。

(バカリズム)36か。

(星野源)升野さんは40……。

(バカリズム)41ですよ。

(星野源)ああ、ちょうど5つ違い。

(バカリズム)そっか。ちょっと世代が1個違うな。

(星野源)そうですね。そういうところも含め、ちょっと交互に流していきたいと思います。じゃあまず私から曲をかけて……。

(バカリズム)先攻、星野源。

(星野源)それ、やめましょう!

(バカリズム)(笑)

(星野源)対局っていう感じはちょっと……(笑)。

(バカリズム)まあまあ、楽しくね。

(星野源)楽しくいきましょう。ノリのいい曲から始めたいと思います。The Seatbeltsで、『Tank!』。

The Seatbelts『Tank!』

(星野源)『カウボーイ・ビバップ』オープニングテーマ、The Seatbeltsで『Tank!』でございました。私、星野源の選曲でございました。今日はバカリズムさんゲストにお迎えして、バカリズムさんと交互に選曲させていただきたいと思います。

(バカリズム)いきなりかっこいいのを……しかもこれを一発目に出す感じね。入り方の、「一発目、この感じね」みたいな。「ジャジーでしょ? ジャジー」って。

(星野源)すごく大好きな曲で。僕、高校の時に学校で大流行して。みんなで聞きまくった思い出の曲です。

(バカリズム)へー。そうですね。俺はだからそんなに知らないから。世代が。

(星野源)そうか。世代が微妙に違うんですね。

(バカリズム)そうなんですね。

(中略)

(星野源)じゃあ、かなりトークが白熱しているので、ここらへんでバカリズムさんの選曲を。なんでしょうか?

(バカリズム)はい。伊藤さやかさんで『恋の呪文はスキトキメキトキス』。

伊藤さやか『恋の呪文はスキトキメキトキス』

(バカリズム)はい。お送りした曲は伊藤さやか『恋の呪文はスキトキメキトキス』。

(星野源)この最後のリフレインが最高ですね。

(バカリズム)いいでしょう?(笑)。

(星野源)これは何の曲なんですか?

(バカリズム)『さすがの猿飛』っていうアニメのオープニングテーマなんですけど。

(星野源)なんか、聞いたことがあるような気がするんですよね。

(バカリズム)そんながっつり見ていたわけじゃないんですけど、なんか曲がすごい残っていて。なんか好きだったんですよね。

(星野源)スキトキメキトキス?

(バカリズム)スキトキメキトキス。

(星野源)「好き」と「ときめき」と「キス」が。

(バカリズム)そうそうそう。

(星野源)すごいですね。

(バカリズム)呪文にしているんです。カタカナで。

(星野源)(笑)。ちょっと、今日の選曲はかなりヤバいですね。

(バカリズム)ヤバいですね。

(中略)

(星野源)じゃあ、僕の選曲を。まさにこれ、ぴったりな選曲になりましたよ。これ。まず、じゃあ聞いてください。松任谷由実……あ、これね、たぶん荒井由実じゃなかったかな? 荒井由実で『ルージュの伝言』。

荒井由実『ルージュの伝言』

(星野源)お送りしたのは荒井由実で『ルージュの伝言』でした。これは『魔女の宅急便』のオープニングでしたけども。

(バカリズム)素敵な曲ですよ。

(星野源)これ、コーラスしていたいまの裏声の「ア~♪」って言っていたのが山下達郎さんなんですよ、実は。

(バカリズム)えっ!? そうなんすか?

(星野源)そうなんですよ。シュガーベイブ名義だと思うんですけど。シュガーベイブをたしか、まだ組んでいる時で。大貫妙子さんと山下達郎さんがコーラスを一緒にしているんです。

(バカリズム)へー! それ、どっかで俺が自分が知っているかのように言っていいですか?

(星野源)どうぞ!

(星野・升野)(笑)

(星野源)ぜひ。

(バカリズム)自然に言えるとかっこいい(笑)。

(星野源)ぜひ。広めたいんで(笑)。

(中略)

(星野源)では、またもう1曲。曲を。

(バカリズム)僕の方ですよね? これは『北斗の拳2』のエンディングテーマです。TOM★CATで『LOVE SONG』です。

TOM★CAT『LOVE SONG』

(バカリズム)はい。お送りした曲はTOM★CATで『LOVE SONG』でした。

(星野源)これ、なんか切なくて素敵な曲でした。

(バカリズム)いいですよね。エンディングテーマでずっと、たしかリンっていう女の子がね、とぼとぼ歩いていたりとか。こう、体育座りして焚き火の前で座っていたりとか。何枚かの絵で作っているアニメーションっていうんですか?

(星野源)エンディングは結構省エネというか。少なめなのかも。

(バカリズム)そうですね。ええ。あれもやっぱりいいですよね。

(星野源)昔のエンディングって大抵みんなこうちょっと、切ない……。

(バカリズム)切ないですよね。それがたぶん染み付いているからなのか、なんかすごくこういう切ない曲が好きなんですよ。アニメのエンディングテーマの。

(星野源)なんか『ルパン三世』も、たしか峰不二子がバイクに乗ってブーン!ってやっているのを引きでずっと同じ絵みたいな。

(バカリズム)そうそうそう。あれで持つんですよね。かっこいいですもんね。

(星野源)いやー、ありがとうございます。僕、はじめて聞いた。はじめて聞いた曲しかなかったです。

(バカリズム)そうですか。『北斗の拳』、見てなかったですか?

(星野源)『北斗の拳』はあんまり見ていなかったですね。

(バカリズム)僕も実はそんなに見ていないんです。

(星野源)(笑)

(バカリズム)曲が好きだった。

(星野源)でも、そういうのありますよね。僕もあります。曲が好き、みたいな。

(バカリズム)うんうん。

(中略)

(星野源)福岡県の方。(メールを読む)「2時間、あっという間でしたね。お話、いろいろとても勉強になりました。そして、たくさん笑って昨日のモヤモヤが晴れて元気になりました。懐かしいアニソンもうれしかったです。お二人の第二弾をぜひ!」ということで。

(バカリズム)ありがとうございます。

(星野源)そうなんですよ。升野さんの選曲がアニソンだったので、僕も一応アニソンに……。

(バカリズム)合わせてきた(笑)。

(星野源)一応……升野さんのが世代的に僕、全く知らなかったので。一応、割りと有名な方の曲を流してみようかなと。

(バカリズム)うんうん。いや、でも一発目でやられましたよ。僕は。

(星野源)本当、ありがとうございます。本当はね、もう1曲ずつかける予定だったんですけど、話がちょっと盛り上がりすぎてかけられなかったんで。

(バカリズム)まあまあ、これもいいことじゃないですか?

(星野源)ラジオならではの。またぜひ。本当にいつでもお待ちしておりますので。

<書き起こしおわり>

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