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菊地成孔・ヴィヴィアン・OMSB・MOE 韓国ヒップホップを語る

菊地成孔・ヴィヴィアン・OMSB・MOE 韓国ヒップホップを語る 菊地成孔の粋な夜電波
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菊地成孔さんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』にOMSBさん、MOEさん、ヴィヴィアンさんを迎え、韓国ヒップホップを特集していました。

(菊地成孔)というわけで改めまして『韓流最高会議』のヴィヴィアンさんは音楽ブロガーでありながらにして、もうすでにアンバサダーですよね。日本と韓国、日韓のヒップホップ事情をつなぐ。(著書の)『ヒップホップ・コリア』、もう全員に配ってあります。私の長い長い原稿も入っています。

(ヴィヴィアン)はい。もうありがとうございました。本当に。

(菊地成孔)今日はもう、うちら3人、MOEさんと俺とオムス(OMSB)はただ聞いて感想を言うだけなんで。

(OMSB)「ふむふむ……」って(笑)。

(菊地成孔)どうですか? 韓国ラップとかは?

(OMSB)すげーかっこいいと思っていて。結構昔から聞いてはいるんですよね。スナイパーとか。ジュソクとか。

(ヴィヴィアン)ああ、結構昔の……

(OMSB)結構昔のを聞いていて。で、最近のもやっぱかっこいいと思うんですけど。だから日本のやつが最近になってそのアメリカのトレースが結構強い韓国のラップをトレースしたのを日本人がやっているっていうのが俺はすごい薄いなっていう風に最近感じていたんですよね。

(菊地成孔)(笑)。一発目の発言が骨太!

(一同)(笑)

(OMSB)そうっすね(笑)。

(菊地成孔)開口一番、骨太!(笑)。さすが。まあ、おっしゃる通り(笑)。

(OMSB)いきなりこんなところを出しちゃったっすけど(笑)。

(菊地成孔)なるほど。まあ、韓国語がわかればね、だいぶいいよね。英語はさ、まあわかんないとはいえ、若干わかるじゃない? お手上げだよね。逆に言うと本当に、ジャズのスキャットみたいに音だけ聞こえるから。

(ヴィヴィアン)でも、私も最初、本当に音だけで楽しんでましたよ。何を言っているかひとつもわからないから。もう韓国語の音の響きだけを楽しんでいるみたいな、そんな感じだったんですけども。

(菊地成孔)なるほど。MOEさんはどうですか?

(MOE)私ですか? ロスとかに韓国系のラッパーとかいるじゃないですか。韓国系のアメリカ人。そういうのも入れたら、まあ片手で数えることがあるくらい聞いたことがあるって感じですかね。でも、菊地さんにソロライブに呼んでもらって。それで韓国ラッパーの曲を聞いて。私はアメリカの英語のラップとかはだいたい言っていること、わかるんですけど。でも、韓国系のラップで初めて音としてヒップホップを聞く楽しみみたいなのがわかって面白かったです。

(菊地成孔)いいですね。なんか聞いてみましょうか。とりあえず。

(ヴィヴィアン)そうですね。1曲目に選んだんですけど。おなじみの曲だと思います。

(菊地成孔)はい。行きます。

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Primary feat. Dynamic Duo『?(ムルンピョ)』

(ヴィヴィアン)これは2012年の曲になるんですけど。この曲の入っているアルバムが韓国語のヒップホップをそれまであまり知らなかった人たちにとっても結構入り口になったアルバムっていう位置づけがあるんですよ。

(菊地成孔)まあ、この番組でもクッソかけましたからね(笑)。

(ヴィヴィアン)そう。おなじみの定番枠としてまずこの曲かな?って思ったんですけども。

(菊地成孔)ちなみに曲名は『?(ムルンピョ)』。

(ヴィヴィアン)疑問符ですね。

(菊地成孔)まあ、疑問符っつったって、「どうして? どうして振ってしまうの?」みたいなぐらいですけども。これは私がソロライブで日本語の歌詞をつけて歌ったりもしました。

(ヴィヴィアン)そうなんですよ。すごいかっこよかったです。日本語バージョン。出してほしいぐらい

(菊地成孔)(笑)。これ、実際にラップをしているのはダイナミック・デュオのチェジャで歌の部分はザイオン・Tですよね。ここらへんが下手したらひとつのクオリティー的にピークかもしれない。前半のピークというかね。

(ヴィヴィアン)はい。大衆にもアピールできるし、普通にヒップホップファンでも楽しく聞けるっていうところで。

(菊地成孔)まあ、アメーバ・カルチャーの頂点ですよね。まあ、日本だと「アメーバ」って言えばブログですけども(笑)。

(ヴィヴィアン)アメーバ・カルチャーっていうレコード会社があって。そこの所属の人たちが作った曲なんですけども。プライマリーっていうプロデューサーの曲で。

(菊地成孔)まあ、ヴィヴィアンさんもプライマリーと一緒にソウルでメシ食った仲ですよね。

(ヴィヴィアン)そうなんですよ。すごい豪華ディナーで(笑)。ヤバかったです。

(菊地成孔)向こうで言うと、もう日本でのヒップホップの儲かり方と桁が違うのね。大金持ち。もう大金持ちで。日本だと何に当たるんだろうな? 松尾潔さんとかなんですかね? プロデューサーであり、作曲家であり、ブラック・ミュージックで大金持ちっていう。

(ヴィヴィアン)そうですね。いま、ちょうど大金持ちの話が出たんで、大金持ちの曲をかけたいと思うんですけども。イリオネア・レコーズっていって、この本の中でも最初に出てくるんですけども、ドキ(DOK2)っていうラッパーがいるんですよ。で、いま25才ぐらいなんだけどキャリアがもう10年ぐらいあってですね。めちゃくちゃ稼いでいるんですよ。年収2億円ぐらい稼いでいて。ラップしていて。

(菊地・OMSB・MOE)(笑)

(ヴィヴィアン)乗っている車が……

(菊地成孔)チキショー!(笑)。

(ヴィヴィアン)まさにヒップホップドリームをいま、2016年に実現しているっていう人で。乗っている車もベンツ、BMW、ランボルギーニ、ロールスロイスみたいな……

(OMSB)なんだよ、それ?(笑)。

(ヴィヴィアン)すごいんですよ。ギャグみたいな感じで。見ていてギャグなんですよ。で、これ、本の話になるんですけど。持ち物自慢もしてもらって。写真を送ってもらって、車とかロレックスとかの金額を教えてもらったんですけど。結構笑えるんですよ。エア・ジョーダンが257万円っていうのとかもあって(笑)。

(菊地・MOE)(笑)

(OMSB)俺の履いている靴よ、本当に……(苦笑)。

(一同)(笑)

(ヴィヴィアン)本当に、そういう感じで。ギャグみたいなんですけど。そのドキが、プロデュースも自分でしているんで。それがめちゃくちゃ売れるし、ラップもフィーチャリングもすごいしまくっていて。やっぱり、すごいよく働くんですよ。しょっちゅう新曲出して、しょっちゅうライブをやってっていう感じで。だからまあ、やればやるほどどんどん儲かるみたいな感じで。

(菊地成孔)まあ、アメリカで言うと90年代ですよね。要するにミドルすクーラーがヒットチャートの中にヒップホップが入り込んできて。もう、金が儲かるぜ!っていう形になった時代がいま来ているという。

(OMSB)いま、いちばんいい時代なんですね。

(ヴィヴィアン)いま、来ている。いま、いちばん黄金期ですね(笑)。そのドキの、ちょっと前の曲なんですけども、『ILLIONAIRE GANG』っていうちょっとドキらしい感じの曲を。

(菊地成孔)はい。ではドキで『ILLIONAIRE GANG』。

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Dok2『ILLIONAIRE GANG (with Beenzino, The Quiett)』

(菊地成孔)ほとんどシカゴのドリルっていうか、チーフ・キーフみたいな。

(ヴィヴィアン)そうですね。

(菊地成孔)まあ、Gラップということで。

(MOE)でも、この曲で稼いでいるんですか? 韓国で。

(ヴィヴィアン)この曲はちょっと前の曲なんですけど、でもこんな曲で稼いでいます。最近はもっとトラップが多くて。もっとビートもラップもシンプルになっているんですけども、この頃はこういう感じで。でも、これで稼いでいるんですよ。

(MOE)すごい、だって日本のたとえば……

(ヴィヴィアン)いや、考えられないですよね(笑)。最初にかけた曲はなんとなく分かるんですけども、これも売れるって言う。

(MOE)へー、すっごい!

(菊地成孔)そうですね。なんだろうね、本当に……日本だけですよね。金、儲からないの(笑)。

(一同)(笑)

(ヴィヴィアン)ラップが儲からない国。

(菊地成孔)どうなんだろう? この間ね、ゆえあって新宿、歌舞伎町レペゼンのイベントがあって。俺とMC漢さんとDJ BAKUさんの3人でやったの。思いっきり、漢さんのフックしかやらないから、俺も一緒になってGラップのフックをやったりして(笑)。「テメーら、前に行ったらぶっ殺す!」みたいなことを(笑)。

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(OMSB・MOE)(笑)

(菊地成孔)そんなの、ないですけど。まあ、やったんですけども。漢さんは9sariで……どうなのかな? だいぶちゃんと……チンピラっていう感じはまったくなかったですね。ビジネスしていますっていう感じはあって。儲かっているかなっていうね。ただ、やっぱりね、いまMOEさん、あれとか見てますか? 『Empire』ていうアメリカのテレビドラマ。

(MOE)見てないです。

(菊地成孔)いまね、全米で視聴率ナンバーワンのドラマは『Empire 成功の代償』っていうね、レコード会社の話なんですけど。社長からアーティストまで全員ファミリーでブラック・ミュージックをやっているレーベルの骨肉の争いを描いたドラマで。

(ヴィヴィアン)面白そう!

(菊地成孔)めっちゃくちゃ面白いんですよ。私、毎晩……いま、シーズン2に入ったんですけども。それももう、番組の中のトーンとして「Gラップで金が儲かる」っていう(笑)。

(MOE)それが視聴率ナンバーワンですか?

(菊地成孔)ナンバーワン。白人も見ている。中西部や南部のおっさんも楽しみに見ている。話が面白いから。

(MOE)そんなんを見ている一方で、トランプが大統領になるなんて、なんか不思議な国ですね。

(菊地成孔)そうですね。トランプもやがて、そんなにあんな言ってますけども。白人至上主義みたいなね。やがては、ヒップホップって言い出すんじゃないかな?っていう……

(OMSB)言わないと数字が取れなくなってくるっていう。

(菊地成孔)そうなんですよ。っていう気がしますよね。まあ、オバマができなかったことだよね。オバマは、ブラックスキンだけど絶対できない。でも、トランプならやりかねない。エミネムとやりかねないっていう(笑)。

(ヴィヴィアン)面白そう、それ(笑)。

(菊地成孔)もう1曲、行ってみましょうか。

(ヴィヴィアン)次はさっきとガラッと変えた感じで。いまって、トロピカルハウスが世界的にすごく流行っているじゃないですか。それをさっそく取り込んでいて。

(菊地成孔)(笑)

(OMSB)貪欲だなー(笑)。

(ヴィヴィアン)早いんです。本当に早いんで。次は歌ものなんですけども、ジェイ・パークさんっていう。で、去年ヒップホップ、ラップだけのアルバムを出していて。今年は歌だけのアルバムを出してっていう感じで、めちゃくちゃ売れていますよ。

(菊地成孔)売れてる。売れ狂ってますよね。

(ヴィヴィアン)私、最近ミュージックビデオを手伝ってきたんですよ。いまからかける曲の。

(菊地成孔)マジっすか? ヤバいですね。ヴィヴィアンさん、少しくださいよ。

(ヴィヴィアン)いやいや(笑)。私はもらえてないんですけど(笑)。

(MOE)(笑)

(ヴィヴィアン)じゃあ、ジェイ・パークのかなりジャスティン・ビーバーの『Sorry』を彷彿とさせるような曲なんですけども。ジェイ・パーク『Me Like Yuh』。

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Jay Park『Me Like Yuh』

(菊地成孔)もう「サブカル」とか言ってるのは日本だけですよね(笑)。

(一同)(笑)

(菊地成孔)これでもう夏は好きなだけ踊るんだっていうような感じで。

(OMSB)クラブで聞きたいっすね。

(ヴィヴィアン)そうですねー。

(菊地成孔)これがまたね、在韓米軍の人にめちゃめちゃ聞かれるのよ。

(MOE)でも歌詞で「君のジャスティン・ビーバーになるよ」って言ってましたね。

(ヴィヴィアン)でも(動画の)コメント欄に「あなたはジャスティンにならないで。ジェイ・パークのままでいて」みたいなのが書いてあって(笑)。

(菊地成孔)たしかに、早くした『Sorry』ですよね。

(ヴィヴィアン)そう。面白いのが、さっきも言ったんだけど、去年ラップに特化した結構ゴリゴリのアルバムを出したのに、今年はこの路線で出すっていう。なんでもできるっていうところが面白いですね。

(OMSB)それはすごいっすね。

(菊地成孔)っていうか、あれですよね。要するにメロディーを歌うシンガーの仕事っていうか、トップラインにももうフロウが入っているもんね。たとえば、もう5、6年前からの潮流ですけども。いまでは当たり前になった三連。「タタタタタタタッ、タタタタタタタッ……」っていうのと、「タンタンタン、タンタンタン……」っていうのがもう普通にね。

(ヴィヴィアン)そうですね。やっぱりラップをやる人だから、そういうのが自然に。

(菊地成孔)だからドレイク派ですよね。ラップのフロウがメロに入ってくる。だから限りなく……でも、MOEさんって最初からですよね。

(MOE)そうですかね。

(菊地成孔)メロディーがフロウで入ってくるじゃないですか。

(MOE)まあまあ、たしかに。

(菊地成孔)ただ、サブカルだというだけで。

(MOE・OMSB)(笑)

(ヴィヴィアン)で、ブレイクダンスもプロ級なんで。すごいいいんですよ。

(OMSB)なんだってできるんだ。

(ヴィヴィアン)なんだってできるんですよ(笑)。

(OMSB)すっげーな(笑)。

(菊地成孔)こいつだって儲けてますよね?

(ヴィヴィアン)すごいです。インスタのフォロワーがちょっと見てきたら160万人いたんで。

(菊地成孔)いまね、ダンスの潮流で……僕、結構ダンスウェアとかね、フェティッシュで好きなんで。ダンスのを見るんですけど。いま、いちばんYouTubeでもInstagramでも多いのはOne Millionっつって。「1M」。日本だと「M-1グランプリ」ってありますけども、逆で「1M」っていうのがあって。1MILLION DANCE STUDIOっていうのがあって。西海岸にいる韓国人ならびに韓国系アメリカ人だけでやっているのがあって。あらゆる曲で踊ってくるんだけど、信じられないスキルなの。

(ヴィヴィアン)へー!

(菊地成孔)で、再生回数とか会員数とか半端ないんですよ。だから結構文化的にほぼね、ブラック・ミュージックが韓国の間だけじゃなくて、アメリカの西・東海岸でも持っていかれる流れが出ていますよね。なんかね。逆に、韓国のサブカルってロックが多いですよね。

(ヴィヴィアン)ロックがサブカルですね。

(菊地成孔)ロックがサブカルで。サブカルは結構ロックがすごいですね。

(ヴィヴィアン)韓東賢さんが好きなやつは完全にサブカルの方で。

(菊地成孔)韓さんはサブカルのロックが好き。

(ヴィヴィアン)韓国人がたぶん誰も知らないようなやつですね(笑)。

(MOE)逆に知らんのんですね。へー!

(菊地成孔)まったく逆ですよね。位相が(笑)。なんで儲かんない方を選んでしまったんだろう?っていう(笑)。もう1曲、聞いてCMに行きましょう。

(ヴィヴィアン)これはパロアルトさんの曲から選んでみました。もう2年前になるんですよね。菊地凛子さん。Rinbjoのアルバムを出した時に……

(OMSB)もう、マイメンですね。

(ヴィヴィアン)マイメンですね(笑)。一緒にステージもね、出ましたもんね。Rinbjoの。で、パロアルトさんが最近、久々にアルバムを出したんですよ。で、ちょっとここ1、2年ぐらい音楽性が迷走していたんですけど、また元に戻ってきて。あの重みのある声がぴったり合ったジャジービートとかスロウビートをメインでやって。すごく新しいのがよかったんでちょっと選んでみました。ハイライトです。4曲目のパロアルトで『Home』をお聞きください。

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Paloalto『Home』

(菊地成孔)まさかね、僕もね、ハイライトがこんなにジャジーになるとは思ってなかったんですね。で、ラップはパロアルト節のいい調子だとしても、フックのメロディーとかがね、やっぱりね、一般的なジャジーヒップホップの水準を超えてますね。音の選び方が。

(ヴィヴィアン)そうなんですよ。パロアルトさん、本当にジャズが好きで。飼っている犬にも「モンク」っていう名前をつけたぐらいで。

(菊地成孔)ああ、セロニアス・モンクね。これ、音の取り方がモーダルだし、ちゃんとすごいジャズっぽいんですよね。日本でいちばんジャズクラブでジャズメンと一緒にジョブしたことがあるOMSB’eatsとしてはどうですか?

(OMSB)俺、これがいちばん好きですね。聞いた中だと。こういうのがだんだん、昔はもっとバキバキしたのが好きだったんですけど。だんだんこういうのが好きになってきて、いま、めちゃくちゃ好きなシーズンなんで。いま、ドンピシャでした。

(ヴィヴィアン)ああー。じゃあぜひ、アルバムを聞いてください(笑)。

(菊地成孔)ジャジーヒップホップの(笑)。MOEさんはジャジーヒップホップはどうですか?

(MOE)ジャジーヒップホップ、あんまりピンと来ないんですけど……

(菊地成孔)来ないですよね?(笑)。あんまり来てほしくない感じも(笑)。まあ、じゃあオムスはドンピシャ、MOEさんはピンと来ないということで、CMです(笑)。

(CM明け)

(菊地成孔)今日の企画は2つの企画との連動というか。ひとつはもう1回、改めて。『ヒップホップコリア』が正式書名ですか?

(ヴィヴィアン)そうですね。出版社がパブリブというところで。

(菊地成孔)ヴィヴィアンさんの著作ですね。いまのところ、これさ、2011年ぐらいにK-POPに関してこういう本、いっぱい出ましたよね。1冊に網羅っていう。でも、それのようなテイで、Kヒップホップをまとめた、いわゆるエンサイクロペディアですけども。私のような半可通でもわかる……まあ、いまいちばん詳しいですよね。これ1冊でまかなえる。比較的アカデミックなことや、思い出話なども含めて私の原稿も入っております。

(ヴィヴィアン)はい。

(菊地成孔)こちらを読んでいただくと……というか、今日の選曲はヴィヴィアンさんなんで、この本に全部詳しいことが入っていると。だから後半も選りすぐりの。なにを行きましょうか?

(ヴィヴィアン)じゃあ、ちょっと逆輸入枠で1曲選んだんですけども。LAで活動していた韓国人の子たちがSoundcloudに曲を上げたりしながら韓国で話題になって、もう逆輸入の形でいま韓国で人気に火がついて活動しているんですけども。まだ20代前半ぐらいの子たちが集まって。

(菊地成孔)まあ、バズりも捨てたもんじゃないっていうね。

(ヴィヴィアン)だからもう、LAで生で現地の音をリアルタイムで吸収している子達なんで。それこそ取り入れるのが本当に早いんですよ。もうアメリカのLAのトレンドをリアルタイムで取り入れているっていう感じの、メイク・イット・レインっていうレーベルの人たちなんですけども。そこのいちばん注目株でナフラっていう人の曲を選びました。

(菊地成孔)ヤバいですね。

(ヴィヴィアン)ナフラの『Mercy』をお聞きください。

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nafla『mercy ft. AP』

(菊地成孔)やっぱね、音の太さっていうか、これってすでにロック、さらにはジャズの時から輸入文化としてはずーっと言われていたことなんですけども。まあ、「本場は音が太いな」っていうね。かならず繰り返される議論なんですけども。結局ね、さっきの『Empire』っていうドラマを見ていても、あと、パロアルトさんとかから話を聞いても、要するに自宅で納品しないんだよね。スタジオに1回、入れているの。

(OMSB)はいはいはい。

(菊地成孔)で、ラージで鳴らして、ラージで試して、ラージで組んで、ラージで再生して、ラージで納品するっていうのがまだ残っているけど日本はね、部屋で作るようになっちゃったでしょう? 部屋で声まで入れて、部屋でファイナライズするから、結局フォークの時と同じで四畳半サウンドの復活がなんとヒップホップで……っていう(笑)。

(一同)(笑)

(MOE)そうか!(笑)。

(OMSB)もう本当に、Twitterとか出てきてから、そういう人が本当に増えて。スタジオに入ってアルバムを作るっていうことが結構減っているんで。

(菊地成孔)たぶんね、日本でSoundcloudに上げてバズりたいと思っている子で、「おっかないからスタジオに入れない」っていう人、いると思うよ。たぶん。

(OMSB)はい。めっちゃいると思う(笑)。

(菊地成孔)「エンジニアとかいるし、そういう人とどうやってしゃべっていいかわからないし……」みたいな感じもいるだろうなと予想できるぐらい、全部自宅でできちゃうので。やっぱり四畳半サウンドになっちゃいますよね(笑)。

(OMSB)そうっす。違うなー。

(菊地成孔)やっぱ、太いんだよ。「じゃあ、太くしよう」っつって、日本でもオーバーグラウンダーの音でやろうって言っても、なんか合わないんだよね。なんか知らないけど。それもロックの頃からずっと言われていることだけど。いま、UKロックのサウンドとJロックのサウンドは変わらないけどね。変わらないですよね? 昔はすごい差がありましたけどね。だからそのうちヒップホップも……あとね、ファイナライジングっていうか、マスタリングも大きいよね。

(OMSB)うんうん。

(菊地成孔)で、結構いいなと思うKラップを見ると、やっぱりマスタリングをアメリカに出していたり。まあ、Eマスタリングだけども。そこも大きいですよね。

(ヴィヴィアン)やっぱりマスタリング、こだわりが強くて。別の日本人とのコラボを1回、手伝った時に日本側でマスタリングしたやつを送ったら、「やり直してください」みたいな。

(菊地成孔)やっぱり。

(ヴィヴィアン)もっと細かい指示がいろいろ来ましたね。「ここをもっと、この音をこうやって……」とか。

(菊地成孔)ミキシングよりマスタリングの文化っていうのが残っているというかね。そこはやっぱりそうですね。でも、しょうがないよね。先立つものがないから(笑)。

(一同)(笑)

(OMSB)そうそうそう。

(菊地成孔)金がかかるんだよ、あれ(笑)。

(OMSB)超かかるんだよなー。

(菊地成孔)超かかるんだよな。どうしようかな、もう、本当に(笑)。なんかやって稼ぐしかないよね(笑)。

(OMSB)そうっすね(笑)。

(菊地成孔)まあ、そうですね。日本の趨勢も変えたいところですね。

(OMSB)PPAPじゃないですか、やっぱ。

(菊地成孔)ああ、PPAPね。でも、あの人だって苦節長いよ(笑)。食えなかった時期、長いと思うよ(笑)。いまはもうね、さっき家を出る前にニュースを見たら「トランプの孫が歌っている! かわいい!」ってやっていたけども。ドナルド・トランプの孫が。トランプの血族ってみんなかわいいのね。

(ヴィヴィアン)かわいい!

(菊地成孔)ねえ。みんな「ヒラリーが有利」って言っていたけど、もう1人で部屋で「バカじゃねえの? お前ら。なに言ってるんだ、ジャーナリスト! 絶対にトランプだよ」って思っていたけどね。ヒラリーがちょっと具合が悪そうに見えすぎちゃったね。

(ヴィヴィアン)(笑)

(MOE)健康問題ね。

(菊地成孔)あのね、やっぱりね、おばさんが握手する時にフラフラしていると、「この人に国を任そう」っていう気にならないですよね。どんなにリベラルでも。トランプ、タフガイだからね。ちなみに、チェ・ゲバラと同じ誕生日ですけどね。

(ヴィヴィアン)へー!

(菊地成孔)ちなみに、菊地成孔と同じ誕生日ですけどもね(笑)。俺、トランプとチェ・ゲバラと同じ誕生日で。冗談じゃない、みたいな感じですけどもね。やっぱり太さですよね。本当のね。そうですね。でも、逆に日本の細さっていうかさ。それが売りとも言えますよね。日本の細かさ、細さっていうかね。全然ね、話がチラッとそれちゃいますけども、一応話のネタにということで、『シン・ゴジラ』と『君の名は。』は見たんですよ。自費で。MOEさん、見ました?

(MOE)私ね、『シン・ゴジラ』だけ見ました。

(菊地成孔)ああ、『君の名は。』は見てないですか?

(MOE)見ていないです。

(菊地成孔)見ていないですか。

(MOE)どうですか?

(菊地成孔)いやいや、あのね、ストーリーがわかんなかったです。SFのね、タイムリープとね、あれは……まあネタバレっていうほどじゃないんだけど、タイムリープと入れ替わりを合わせているんですけども。辻褄がね、もうおじさんの脳ではわからなくなっちゃっているんだよね(笑)。

(一同)(笑)

(菊地成孔)「胸がキュンキュンする」って聞いたんで行ったんですけど、本当にヌルンピョ(?)がいっぱい出ちゃって。帰ってきて、「あそこはこうなって……」ってファミレスで時系列を書いて。「ここのセリフ、おかしいよな?」とか、そういうのを……

(MOE)そういうの、ダメですよ(笑)。

(菊地成孔)それでリピーターが増えているんじゃいか?って思うんですよね。

(MOE)でも、気持ちいいんですよね? そんなことないんですか? 見ていて気持ちいいって聞いたことがあるんだけど。

(菊地成孔)気持ちはいいですよね。たしかに。

(MOE)だから、ストーリーとかじゃなくて、音楽ライブを見ているような高揚感。パッといきなり高揚するみたいな感じとは聞いたけど。

(菊地成孔)RADWIMPSは良かったですけどね。あれもね、やっぱりマスタリングの勝負ですね。本当に。シネコンみたいな箱型の映画館で聞いていて、スピーカーがこうあってめっちゃくちゃ音の立ちも太いの。

(MOE)ああ、そうなんや。

(菊地成孔)そこで切ない歌が爆音で聞こえてくるわけ(笑)。

(MOE)洗脳やん、それ!(笑)。

(菊地成孔)まあ、あれはやられますよね。

(MOE)『君の名は。』って結構なんかパンチラとか多いんですよね。だから、そんなんが国民的ヒットしているってすごいなと思って。

(OMSB)パンチラが国民的なんすか?(笑)。

(一同)(笑)

(菊地成孔)いや、男の子のおやつはいっぱい入っているの。パンチラだけじゃなくて、男の子のおやつは満載で。でも、こんなに売れるっていうことは女の子もおやつもなきゃって私は思っていたんですけど。女の子のおやつ……たとえばなんですか? ネクタイを緩めるとか? いろいろあるじゃないですか。壁ドンとかですかね? よく知らないですけども。

(MOE)車のバックとか。

(菊地成孔)そうね(笑)。女子から直接聞くと、楽しいですよね(笑)。そういうのは、まったくないの。ない、もしくは私が暗号として気がつかないだけで。ただ、男の子へのおやつは山ほど入っていて。バスケットでゴールして、着地した瞬間に胸が揺れるとかね。もう、いっぱい入っているの。だから、あれはどうなんだろうな?っていう。

(ヴィヴィアン)でも、他の国でも結構ね、話題ですよね。

(OMSB)ああ、そうなんすね。へー。

(ヴィヴィアン)台湾とかでも、なんか賞をとったとか……忘れちゃいましたけど。

(菊地成孔)日本が出せる太さですよね。あれがね。細かい仕事とすごいワイドな画面と、すごい実写としか思えない絵っていう。うちの近所がいっぱい出てくるんですよ。新宿と、新宿御苑が。主人公が新宿御苑に勤めているんで。でね、あれを見るとね、気持ち悪くなってくるのね。だんだん。うちの近所が絵になっている! と思って。それで、現実感がかなりヤバくなってきて。ちょっと軽く具合悪くなってきて、慌ててウーロン茶とか飲みまして、事なきを得ましたけどね(笑)。ヤバいですけどね。だから、いちばん下手すると極論ですけども。ヒップホップ、ラップミュージックみたいなものが結構いちばん細くなっちゃっているんじゃないかな?っていう気がしましたね。『君の名は。』を見た時に。

(OMSB)はいはい。

(菊地成孔)太いの。とにかく、エイトビートのロックの音が。昔はあれは細いものだったでしょう? 「日本のJロックなんかは細くて聞けねえよ」っていう感じだったのが、めっちゃ太いんだよね(笑)。家に帰ってPCでさ、若手のイルなやつを探そうと思ってSoundcloudで聞くと、めちゃめちゃ細いんだよ(笑)。だから、違っちゃっているんだよな。細さが。やっぱり太いのが売れるんだよなっていうね。『シン・ゴジラ』も太かったですからね。尻尾が(笑)。

(MOE)尻尾が(笑)。

(菊地成孔)あれは太かったですね。まあ、そんなこんなで。お二人は韓国には行ったことは?

(OMSB)行きたいとは思っているんですけどね。

(MOE)私も行ったことないです。

(ヴィヴィアン)お二人ともなしですか? へー。

(菊地成孔)もう100回ぐらい行ってますよね?

(ヴィヴィアン)全然(笑)。菊地さんより行ってないと思いますよ。

(菊地成孔)僕だってそんな、2、30回ですよ。

(ヴィヴィアン)全然、そんな行ってないですよ。15回ぐらいとかじゃないですか?

(菊地成孔)ああ、本当ですか。

(OMSB)めっちゃ行ってますよ、どっちも(笑)。

(菊地成孔)いやいやいや、他府県だよ。もう。

(ヴィヴィアン)そうそう。

(菊地成孔)他府県。時差ないし。外国じゃない。

(ヴィヴィアン)私、最近ピーチっていうやつ(LCC)で行くんで。深夜便なんですけど、すごい安いんですよ。往復で1万7千円ぐらいとかで行けるんで。

(MOE)えっ? 新幹線より安い!

(ヴィヴィアン)ただ、深夜便ですよ。夜中2時の便とかですけど。

(OMSB)ヤバい! 焼肉食いに行こう(笑)。

(ヴィヴィアン)そんな感じ。2時間だし。

(菊地成孔)やっぱもっと日韓友好していきたいですよね。まあ、いまあちらは(朴槿恵大統領の問題で)それどころじゃないと思いますけどね(笑)。

(ヴィヴィアン)いまは、そっとしておかないといけないときで(笑)。

(菊地成孔)ヤバい時ですからね。本当に(笑)。何が起こるかわからない時期ですもんね。ラッパーは動いてますか?

(ヴィヴィアン)動いてます。それに関するラップの曲を出している人もいるし、Instagramでデモに行っている様子を上げたりとか。発言は結構出ています。

(OMSB)1人、アグリーダックっていう。あれとちょっと前に繋がったんですけども。やっぱりインスタで……

(ヴィヴィアン)上げてました? 結構みんな行っていて。「ラッパーだからって躊躇しないで意見はちゃんと言おう!」みたいな感じで動いています。

(菊地成孔)なるほど。まあ、そうですよね。嵐が収まったら、ちょっと観光にも行ってみたいみたいな感じですね。

(ヴィヴィアン)ぜひ、みんなで。

(菊地成孔)そうだな。もう1曲、サラッと聞いて。最後の曲に行きましょうか。もう1曲、ラス前を聞いてみましょう。

(ヴィヴィアン)シンガーなんですけど、ちょうど来週、22日に渋谷のVisionでパフォーマンスするんですが。Soulectionのパーティーで。前回、エリック・ベリンジャーとコラボした曲をかけたディーンなんですが、いまから紹介する曲がなんとアンダーソン・パックとコラボした曲なんですね。

(菊地・OMSB)おおーっ!

(ヴィヴィアン)なんかビッグネームすぎてよくわからないんですけど。ディーンの『Put My Hands On You』っていう曲です。

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DΞΔN x Anderson .Paak『Put My Hands On You』

(菊地成孔)まあ、もちろんこれはディーンのオーバーグラウンダーとしての実力もすごいですけども、ビートがすごいですよね。これね。ビートの作曲がいいよね。

(ヴィヴィアン)そうですね。

(OMSB)ヤバいっす。

(菊地成孔)いいっていうか、これぐらいのものを売れるものとしてバン!って出せる土壌ですよね。やっぱりね。

(ヴィヴィアン)本当、それですよね。

(OMSB)アンダーソン・パックもあれでしたっけ?

(ヴィヴィアン)韓国人とアメリカ人のハーフですよね。

(菊地成孔)まあ、そうね。日本人はいま、あんま留学もしなくなっちゃったからね。

(ヴィヴィアン)ですね。はい。

(菊地成孔)ヴィヴィアンさんが留学した頃は日本人が多かったんですよね?

(ヴィヴィアン)多かったです。アジア人じゃあダントツで日本人でしたね。

(菊地成孔)いま日本人は全然外国に行かなくなっちゃったんでね。みんな、行ってほしいですよね。行くと面白いのにね。

(ヴィヴィアン)うん、うん。

(菊地成孔)そうですね。もう、嫌韓っていう言葉自体もちょっと死語とまでは言わないですけども古語になりつつある状況で。まあ、最初はK-POP流すだけで私、脅迫されるぐらいの時代がありましたよ。

(ヴィヴィアン)それは何年ごろですか?

(菊地成孔)これはね、2010年とか11年とか。この番組は11年からですけど、もうちょっと前からブログとかで韓国のものを愛でたりすると、まあ殺害予告が来てたりしてましたね。「忠告しておきます」って来るの(笑)。

(OMSB・MOE)(笑)

(菊地成孔)来ましたけど、いまはもう住み分けちゃって。一時期、韓流最高会議も客がね、一般の客は全員退場。韓流ペン(ファン)全員登場っていう……

(ヴィヴィアン)その日だけリスナーが違うっていう(笑)。

(菊地成孔)その日だけ入れ替え制っていうのがあったんですけど。いまね、一貫してみなさん聞いてらっしゃるので。今日なんかはヒップホップのクラウドも聞いてくださっていると思いますので。まあ、番組の感想など、聞きたいですよね。

(ヴィヴィアン)聞きたいですね。

(菊地成孔)あえてやっぱり韓国の文化。国がヤバくなるとあんなものすごいデモが起こる国ですよね。ちょっと楽しそうですらありますよね(笑)。ウェーブなんかしちゃったりして(笑)。そう。人のふり見て……じゃないですけども。我が国っていうのがどういう国なのか?っていうのは、韓国をパースペクティブにした時に、米軍のあり方とか、ずっと言っていることですけどね。男のあり方、女のあり方、ジェンダーのあり方とかね。食うもののあり方とかね(笑)。まあ、わかりやすいですから。いま、まさに韓国文化と触れるっていうね。特に、K-POPブームというわけでもないですけども。TWICEですけどね。

(ヴィヴィアン)TWICE。

(菊地成孔)TWICE、ギリギリ知っているか知らないぐらいでしょ?

(ヴィヴィアン)ギリギリ知っているぐらいです。名前だけ。

(菊地成孔)少女時代の時は全員知っていたはずですよ。だから、K-POPは下がっていますよね。TWICEがいま、いちばんすごいんで。でもやっぱり、あれもダンスカルチャーと結びついてやっと……っていうところもありますよね。

(ヴィヴィアン)日本人がいるんですよね。

(菊地成孔)日本人がいる。

(ヴィヴィアン)韓国の女の子のアイドルグループなんですけど。

(菊地成孔)入っているの。

(ヴィヴィアン)台湾人と日本人と。

(菊地成孔)向こうのショウビズの動き方ですよね。一方でやっぱり、70年代の日本の芸能界が隠蔽してきたことっていうか。Twitter時代になって、「自分はパニック障害です」ってカムアウトするアイドルが続出っていう(笑)。どんどん出てきちゃってっていう。そりゃあ、なるでしょうっていう。まあ、「日本はひょっとしたら住みやすい平和な優しいいい国なのかな、まだ?」って思うぐらいですよね。韓国に行くと。「日本って嫌だな。こんなこと言われて、あんなことされて」とか思ったりしても、「ああ、アメリカや韓国よりはいいわ」っていう(笑)。

(ヴィヴィアン)うん。マシですよね。

(菊地成孔)だから、そんなようなショック療法も含めて、今日は4HKっていうことで。また評判がよければ、4HKと言わずにね、4HWということで。ワールドヒップホップを。アフリカのヒップホップやフィンランドのヒップホップも大量にいまマウントしてますので。またみんなで聞く機会を持ちたいと思いますね。では、ジャズミュージシャンの菊地成孔がお送りしてまいりました『菊地成孔の粋な夜電波』。本日は4HK(Holy Hip Hop Hour Korea)ということで特別ゲストに4HのOMSB’eats、MOEさん、そしてヴィヴィアンさんをお迎えしてお送りいたしました。また来週。来週はフリースタイルです。金曜深夜0時にお会いしましょう。それでは、最後の曲をご紹介ください。

(ヴィヴィアン)最後の曲は、またちょっとビッグネームとのコラボなんですけど。ビーワイっていう、前回もちょっと紹介した新人のラッパーの子がいるんですが。と、タリブ・クウェリが……

(OMSB)タリブ・クウェリ!

(ヴィヴィアン)ヤバいですよね(笑)。

(菊地成孔)結構、好きだよね。韓国人のことね。だって、スヌープがPSYが好きなんだから(笑)。

(ヴィヴィアン)一緒にやりましたもんね(笑)。

(菊地成孔)やったもんね。しかも、ソウルでPV撮ってるからね。仲良く。売れなかったけど(笑)。

(ヴィヴィアン)そう。で、そのタリブ・クウェリにあわせて結構90年代のイーストコーストを再現したブーンバップサウンドがすごく心地良い曲でおすすめなので。ビーワイの『International Wave』という曲を選びました。

(菊地成孔)では、この曲を聞いてお別れしたいと思います。お三方、ありがとうございました。

(ヴィヴィアン・OMSB・MOE)ありがとうございました。

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BewhY『International Wave (Feat. Talib Kweli)』

<書き起こしおわり>

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