Wardaa DEAN以降の注目すべき韓国人若手ラッパーを語る

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WardaaさんがDommune『ヒップホップコリア特集 Chapter2』に出演。DEAN以降の韓国人若手ラッパーの注目株として、Heize、Jay Vito & Mood Schula、Sik-K、Hash Swanなどを紹介していました。

(Wardaa)じゃあ、女性ラッパーって言ったらあれですけども。女性の曲ってそんなになかったじゃないですか。なので、女性ラッパーもいるよっていう……まあ、ラッパーなのか?っていう感じなんですけど。ヘイズ(Heize)っていう、(TV番組)『Unpretty Rapstar』に出ているんですね。まあ、若手のラッパーで。

(鳥居咲子)そうですね。女性ラッパー専用のバトル番組みたいなので出て。

(Wardaa)そうですね。まあ、相当人気で。

(鳥居咲子)アイドルの練習生とかをしていたのか、なんかわからないんですけど。すごくアイドル的な、キュートな雰囲気とかを持っている子ですね。

(Wardaa)それで、その子がEPをリリースして。そこにおなじみのディーン(DEAN)が参加している曲とかもあったりして。それを聞いてもらおうと思います。ヘイズで『Shut Up & Groove (Feat. DEAN)』。

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Heize『Shut Up & Groove (Feat. DEAN)』

(Wardaa)はい。ということでヘイズの『Shut Up & Groove (Feat. DEAN)』を聞いてもらったんですけども。結構ディスコっぽい曲で、でも音はミニマルっぽい感じになっていて。この曲の面白いところは個人的に、最後の方でハーフっぽい感じになって、すごいテンポがゆったりしたR&Bみたいな感じになって。そこらへんの小技のきかせ方というか。そこらへんがめちゃめちゃ面白いなっていう感じですね。

(鳥居咲子)これは誰がビートは作っているんですか?

(Wardaa)ビート作っているのは、誰なんですかね? ちょっとわからないですけど。

(鳥居咲子)ディーンってね、曲も作ったりするんで。どうなのかな?って思ったんですけど。このヘイズとディーンって、他にも曲をやっていますよね。

(Wardaa)そのヘイズのEPの中に入っている曲でやっていたりしていて。本当に、ヘイズのキュートな感じと、ディーンのちょっと暗いんだけどセクシーな感じっていうのが上手く出ていて、めちゃくちゃかっこいいなっていう感じですね。

(鳥居咲子)はいはい。

(Wardaa)今日は前回、かけられなかったというか、そういう新しい人たち。オケーション(Okasian)とかよりもさらにもっと下。いま、ハタチぐらいのラッパーとかをどんどんかけたいと思うんですけども。次がジェイ・ヴィト&ムード・シュクラ(Jay Vito & Mood Schula)っていう人たちの『Trippin’』っていう曲を、ミュージックビデオを見てもらいます。どうぞ。

jayvito & Mood Schula『Trippin’』

(Wardaa)はい。ということで、ジェイ・ヴィト&ムード・シュクラって読むんですかね? ちょっと読み方もわからないっていうか……

(鳥居咲子)そうですね(笑)。ジェイ・ヴィトとムード・シュラーですね。

(Wardaa)この人たちは「Third Culture Kids」っていうクルーらしくて。でも、一応このビデオがワーナーミュージック・コリアっていう、だからワーナーの韓国支部みたいなメジャーレーベルなんですよね。

(鳥居咲子)なんか最近、ちょっとそのへんヒップホップに手を出してきてますね。韓国で。ユニバーサルとかワーナーとか。

(Wardaa)うんうん。その流れで、たぶんこのThird Culture Kidsには他にもラッパーが何人かいて。やっぱりこのジェイ・ヴィトとか……ムード・シュラーはビートメイカーなんですよ。このビートを作っているのがムード・シュラーで。ジェイ・ヴィトはラッパーで。このPVとかを見てもらえば、US好きな人とかだったらトラビス・スコット(Travi$ Scott)っていうラッパーがいるんですけど。そのスタイル。ファッションとかもすごい近いですし、この暗い感じ。だけど、すごいメロウで気持ちいい曲だなっていう感じで。

(鳥居咲子)ああー。

(Wardaa)でもこの曲とかたぶん日本で出ていたらすごい話題になっていると思うんですけども。韓国だとこのPV、1万回ぐらいしか再生されてなくて。なんで話題になっていないんだろうな?っていうぐらい……

(鳥居咲子)まあ1万回は悪くないですけどね。でも、私も知らなかったですね。どこで知ったんですか?

(Wardaa)この曲は、前回のこの回があった後に僕、Timeout Cafeでパク・ダハムっていう韓国のDJでインディー音楽のすごい重要人物と一緒にDJをしたんですけど。彼がかけていて。もう、即聞いて買ったっていう感じでしたね。彼ら、全然詳細も、日本語でも全然なくて。

(鳥居咲子)やっぱそういう人たちはすごい知ってますよね。

(Wardaa)そうですね。めちゃめちゃ詳しいですね。なので、今日はそういう人たちをさらに紹介していきたいなと思います。次は、ジェイ・パーク(Jay Park)の新しいアルバムにももう参加することが決まっているシッケ(Sik-K)。

(鳥居咲子)シッケイかな?

(Wardaa)シッケイですかね? OTC + YELOWS MOBっていうレーベルとクルーに所属するアーティストの曲を聞いてもらいます。シッケイで『Don’t Play (Feat. punchnello)』。

Sik-K『Don’t Play (Feat. punchnello)』

(Wardaa)はい。結構やっぱりさっきのジェイ・ヴィトと似たテイストというか。ダークな感じもしつつ、メロウさも残していて。やっぱり新世代というか、もうすでにディーン以降じゃないですけど、そういうスタイルのがもう出てきているのかなと。

(鳥居咲子)ディーンで時代が……ディーン前とディーン後で。

(Wardaa)そうですね。やっぱりヒップホップっていきなりゲームチェンジャーみたいな人たちが急に現れて、一気にゲームのスタイルを変えちゃうっていうのがすごい面白いところだなと思っていて。日本だと、それがたとえばKOHHとかはゲームチェンジャーだと僕は思っているんですけど、それが続かないんですよね。なかなかKOHHのスタイルを持っている人っていなかったりするんですけど、韓国は、たとえばオケーションが出てきたらオケーションっぽいスタイルにみんななったりもするし。ディーンが出てきたら、それに続くじゃないですけど。人がガッと出てくるのが……

(鳥居咲子)そうですね。だから、二番煎じ的なものとかを、『It G Ma』とかもそうだったけど、物怖じせずに、いいなと思ったものを貪欲にどんどん取り入れるっていうところが文化としてあるのかな?っていう気がしますね。

(Wardaa)やっぱりどんどん盗むべきだと思うんですよね。いいものっていうのは。なので、そうですね。いま紹介してきたアーティストっていうのもそういう感じで、新世代で注目される人なのかなっていう感じで。じゃあもう1曲、シッケイの『Rendezvous』という曲を聞いてもらいます。

Sik-K『Rendezvous』

(Wardaa)はい。これも僕のすごい好きな曲ですね。このシッケイのクルーには、クルーなのかわからないですけど、結構グルーヴィー・ルーム(GroovyRoom)っていうトラックメイカーの人が……

(鳥居咲子)いま、まさにそのグルーヴィー・ルームのページを開いて見ていたんですけども(笑)。

(Wardaa)いや、彼はすごいいいトラックメイカーですよね。「彼ら」なんですかね? 2人組ですね。

(鳥居咲子)『ヒップホップコリア』にプロデューサーについてをまとめたコラムが169ページ以降あって。いろんなプロデューサーを簡単に、こんな感じで紹介したりとかしているんですが。これの、ここにグルーヴィー・ルームって載っていて。94年生まれの2人組です。

で、若いんですね。だから、サウンドが。でも、ヒット曲をすでに、キャリア浅いのにすごいたくさん作っているんですよ。ジェイ・パークとか。あと、私が前回Dommuneでおかけした、オーエン・オーバードーズ(Owen Ovadoz)の『City』っていう曲なんかも。

(Wardaa)あ、あれもそうなんですね。

(鳥居咲子)そうなんです。

(Wardaa)トラックメイカーも、だからこういう曲もできるし、ああいうちょっとオーソドックスな曲もできるしっていう、かなり幅広いっすよね。

(鳥居咲子)そうなんですよ。で、結構このグルーヴィー・ルームっていうのは今後、韓国音楽業界全体でも力を持っていくんじゃないかな?って思っています。

(Wardaa)なるほど、なるほど。僕も本当に結構最近になってよく名前を見るようになったんで。「この人たち、誰なんだろう?」っていう風に思っていたんですよ。結構見た目もイケイケというか、今っぽい派手なお兄ちゃんっていう感じで面白いっすよね。ちょっといま、タイムラインを見ていたら「マニアックなのを紹介しすぎだろ」っていう話が出ていたんですけど……(笑)。

(鳥居咲子)(笑)

(Wardaa)僕はマニアック担当ということで。

(鳥居咲子)そうですね。私が大衆担当で、こちらがマニアック担当なんで。

(Wardaa)次は、そこまでマニアックじゃないかもしれないですけども。ハッシュ・スワン(Hash Swan)という……

(鳥居咲子)ああ、韓国のヒップホップ大好きな人たちには全然あれだけれども……まあ、ややマニアックな(笑)。

(Wardaa)(笑)。ハッシュ・スワンはイリオネア・レコーズに新しく入ることが決まったんですか?

(鳥居咲子)ええと、イリオネア・レコーズっていう、今日いちばん最初に紹介したんですけども。DOK2とザ・クワイエット(The Quiett)さんがやっているレーベルがあって。そこに傘下っていうわけじゃないですけど、そのイリオネアの系列みたいな、そんな感じで新しいレーベルを作ったんです。Ambition Musikっていうレーベルを作って、それが本当にまだ1ヶ月たっていない、まだ最近の話で。3人、所属アーティストが発表されました。そのうちの1人がハッシュ・スワン。

(Wardaa)ハッシュ・スワンはホルムズ(HOLMES)っていうクルーに参加していて、もともとは彼ら、そのクルーでやっていて。最近、そのホルムズ・クルーのディー・キャッシュ(dKASH)ですかね? ディー・キャッシュっていう人となんかEPを出していて、それがめっちゃめちゃよかったんですよ。なのでそれをちょっと聞いてもらいます。ハッシュ・スワン&ディー・キャッシュで『Ay』。

Hash Swan『Ay (Feat. dKash)』

(Wardaa)はい。ハッシュ・スワン&ディー・キャッシュで『Ay』という曲を聞いてもらいました。このディー・キャッシュっていう人はラッパーで、しかもプロデューサーもやっていて。この曲もプロデュースしているんですけど。この曲とかは今年の世界的な音楽のトレンドがトロピカル的なサウンドになっていて、そういう音階をばっちり使いつつ、あと、トロピカルの派生でダンスホール・レゲエみたいなサウンドがすごい流行っているんですね。だから、それの取り入れ、派生系みたいなものがいますごい多いんですけど、その派生系の中でも相当よくできているなっていうか。

(鳥居咲子)なるほど。

(Wardaa)めちゃめちゃいい曲だな!って個人的に思っていて。

(鳥居咲子)やっぱ、韓国でも若い世代のミュージシャンたちの方がよりアメリカとか世界のトレンドの取り入れっぷりがすごいですよね。やっぱり、私が最初の方で紹介したベテランたちとかは割と自分たちが若い頃にやっていたスタイルを継続していく感じがするんですけど。まあ、きっといまの若い子たちもいまのこのスタイルをもしかしたら10年後とかもやっていて、また時代が変わっていくんでしょうけど。やっぱり若い世代が最新のトレンドの取り入れのスピードもそうだし、それをクオリティーが本場に負けない。時に超えちゃう、みたいな。そういうところが本当にすごいなと思います。

(Wardaa)本当、それをラッパーがやっているというのが面白いなっていうか。さっき、コメントで「ジャスティン・ビーバーみたい」っていうのがあったんですけど、まさにそういうポップスター的なことをインディペンデントレベルでやれちゃうっていうのが、底力があるなっていう感じがしますね。

(鳥居咲子)そうですね。

(Wardaa)で、もう1曲、そのハッシュ・スワンとディー・キャッシュの曲を聞いてもらいます。『Vacation』という曲です。

Hash Swan『Vacation feat. dKash』

(Wardaa)はい。ということでハッシュ・スワンとディー・キャッシュの『Vacation』という曲を聞いてもらいました。これもまさに、同じ感じで。これもすごいクオリティーが高いですね。めちゃめちゃかっこいい曲です。

(鳥居咲子)はい。イリオネア・レコーズの下に新しいレーベルを作ってそこに入ったって言いましたけど、イリオネア・レコーズがやっぱりすごくサウスな感じの音楽を中心にやっているじゃないですか。で、そういうのもあって、もっといろんな音楽を、イリオネアの中だとやりづらいじゃないですか。そういう意味もあって、別にレーベルを作ったっていう風に読んだんですけど、曲を聞くと結構納得できますね。

(Wardaa)たしかに、たしかに。YGも、いまハイ・グラウンド(High Ground)っていう……あれはサブレーベル的な扱いですか?

(鳥居咲子)あれはなんかちょっと、YGに所属しているエピック・ハイ(Epik High)のタブロ(Tablo)が……

(Wardaa)勝手にやってるんですか?

(鳥居咲子)勝手に(笑)。傘下で一応作っていて。YGの傘下なんですけど。で、資本的な援助もYGがしているんですけど、でも運営はタブロが自由にやっているみたいな。だから、協力関係にはあるけど、YGの音楽性とかとは切り離して、タブロがもっとやりたいものをやらせてもらっているっていう感じですね。あと、テディー(Teddy)とかも、YGの下に。ザイオン・T(Zion.T)の入ったレーベルを。ちょっといまの流れが、そういう……

(Wardaa)なんかだからハイ・グラウンドとかも、ロックもあればすごいビートミュージックみたいなのもあるし。そこで、すごい大きなところの下ですごい自由にやれているレーベルがあるっていうのはすごい面白いことだなって感じがしますね。

(鳥居咲子)そうですね。さっき紹介したバーバル・ジント(Verbal Jint)さんもすごく大きいレーベルに所属しているので、その下でもっと自分のやりたいことをやるって言ってレーベルを作って。まあ、自分のアルバムを出して以降、特にまだないんですが。やっぱり同じように、若いアーティストとかをそこでいろいろ、新しい音楽を見せていきたいとか、そんなことをおっしゃっていたんで。そういう動きがいますごく、韓国でたくさん出ていますね。

(Wardaa)うん。そこらへんもぜひ、レーベル単位で注目しても面白いですよね。

(鳥居咲子)そうですね。うん。なんか、ファンも結構レーベルに対する忠誠心とかがあって。「私はこのレーベルのファン」みたいな。だから、そこが出すものには絶対的な信頼感とかも持っていたりするし。そういうのも、日本のヒップホップシーンに比べるとだいぶ活発かな?っていう気がします。

(Wardaa)そうですね。たしかに。もう、このハッシュ・スワンはガッ!っと行きそうな気が、個人的にはしていますね。

(鳥居咲子)そうですね。まあ、間違いなく来るんじゃないですか?

<書き起こしおわり>

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