勝間和代 電通過労死事件と日本の長時間労働問題を語る

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勝間和代さんがTBSラジオ『ナイツのちゃきちゃき大放送』に出演。電通の新入社員が過労死した事件のニュースから、日本の長時間労働問題について話していました。



(土屋伸之)どうでしょう? 勝間さん、気になったニュースは?

(勝間和代)やはりいちばん気になったのは長時間労働の問題ですね。これは電通に限らないんですけど、日本人って異常な長時間労働なんですよ。欧米に比べるとだいたい1.5倍くらい働いています。

(土屋伸之)1.5倍!? 相当ですね。

(勝間和代)相当です。週50時間以上働く人の割合が、いわゆる正社員だと半分ぐらいなんですよ。で、だいたい東京のちっちゃい子供がいるお父さんの平均帰宅時間でいちばん多い時間帯がなんと11時台なんですよ。

(出水麻衣)ええーっ?

(塙宣之)帰宅時間が。ちょっとそれが当たり前みたいになっちゃっているんだよな。

(土屋伸之)子供に会えないのが当たり前なんですね。

(勝間和代)そうなんですよ。で、東京都が(職員に)「8時までに帰りましょう」ってアナウンスを小池さんがしたのが話題になるぐらいで。「8時ってなんだよ?」って話ですよ。「定時は何時なんですか?」と。ノルウェーとかに視察に行っているんですけど、何時に帰っていると思います? フィンランドとかのお父さんたちって。だいたい。

(塙宣之)ええっ、もう、夕方?

(勝間和代)夕方です。4時とか5時です。

(土屋・塙)ええっ!?

(出水麻衣)4時って、小学生の下校時間ぐらいですよ(笑)。

(勝間和代)下校時間に合わせて帰るんですよ。で、それからまさしく子供を塾に送っていくとか、家族の団欒をするとか、食事をするとか。普通の生活をその後で始めるんです。

(出水麻衣)それで、経済は回っていくんですか?

(勝間和代)私たちよりよっぽど多いですよ、1人あたりのGDP。

1人あたりの名目GDP


(出水麻衣)うわー、なんてことでしょう……(笑)。

(土屋伸之)そうなんですね。

(勝間和代)はい。まあ豊かなんですよ。それだけ。休みの日も多いですし。結局、働けば働くほどみんなが疲弊するんですね。で、しかも横の人が働くから、隣の人も働くということになりますので。で、思考停止になってしまうんですよ。

(土屋伸之)その一方で、働かないニートが増えていたりとか。

(勝間和代)そうなんです。

(土屋伸之)ということで、バランスが悪くなっているということですね。

(勝間和代)バランスが悪くなっています。で、日本は賃金が特に低いんですね。時間給が。普通ですと、たとえば欧米では時給が千円を切るってあり得ないんですよ。

(土屋伸之)へー!

(勝間和代)だって千円を切ったら暮らせないじゃないですか。何時間働いたって。なので、平均的には最低賃金は正社員の普通の給与のだいたい4割くらいに設定するんですね。それを日本は3割ないぐらいに設定されているから、やはり低賃金で死ぬほど働かなきゃいけない人たちも多いんです。

(塙宣之)だから給料がやっぱり少ないから、時給も少なくなっちゃっているみたいなところもありますよね?

(勝間和代)それも、あります。売値が安いんですよ。全体的に。たとえば日本の名だたる大メーカー、トヨタも含めて、決して儲かっているわけではないんですよ。世界水準から比べますと。イトーヨーカドーだってイオンだって利益率が非常に低いんですね。

(土屋伸之)うーん……これってどうしたら、働きすぎを変えられるんでしょうかね?

(勝間和代)これ、面白い結果がありまして。働きすぎな国っていうのはだいたい女性の権利が低くて、男性が威張っているのが多いんですけども。これ、どこから来ていると思います?

(出水麻衣)どこから……

(勝間和代)私も、これに関する論文が出ているんですけど、感動しました。この論文、最近。

(土屋伸之)論文?

(勝間和代)男性ホルモンが強い国がダメなんですよ。

(出水麻衣)へー!

(土屋伸之)えっ、国全体の男性ホルモンが強い?

(勝間和代)そうです。そうです。

(塙宣之)だから男社会のところがダメなんだ。

(勝間和代)そうです。男性ホルモンと女性ホルモンの強さって、人差し指と薬指の比でわかるんですけども……

(土屋伸之)えっ?

(勝間和代)薬指が長い人は男性ホルモンが強い人で、人差し指が長い人は女性ホルモンが強い人なんですって。

(塙宣之)それ、この前聞いたな。

(出水麻衣)塙さん、薬指長い!

(勝間和代)(笑)

(出水麻衣)中指と同じぐらいじゃないですか!

(塙宣之)男性ホルモンの塊じゃん(笑)。

(土屋伸之)長っ! 俺、逆かと思ったよ。いま、一瞬(笑)。ジョジョに出てくる右と左の手が逆の人かと思った(笑)。俺は薬指が短いよ。

(勝間和代)土屋さんはだから普通よりもかえって短いぐらいの……

(塙宣之)エンヤ婆の息子(J・ガイル)じゃないよ、俺は。ジョジョ15巻に出てくる。


(土屋伸之)ハングドマンかと思ったよ。違うんだ。

(勝間和代)お相撲さんとかすっごい薬指、長いんですよ。で、薬指が長い人ほど出世しやすいんですよ。お相撲さんは。

(塙宣之)本当なのかな?

(勝間和代)本当ですよ。

(塙宣之)いや、だから昨日もまさにね、漫才協会で、我々も理事をやっていますから。ちょっと次元が違うけど、事務員さんも残業手当が出ないことが議題になって。

(土屋伸之)不満がね、出て来るからね。

(塙宣之)師匠からしたら、「でもまあ、働いてくれよ」ってなるじゃないですか。でも、やっぱりたしかにそうだよね。だから17時で終われば……こっちだって「終わる」って思えばいいけども。なんかそこが、「残業してよ」って言っちゃうから。僕らも。

(土屋伸之)ついついこう、雇っている側はね。もっと、「もうちょっと長くいてくれたら助かるのに」って。

(塙宣之)「もうちょっと現場に来てくれよ」とかって言うんだけどね。

(勝間和代)塙さんはもともと体力があるんですよ。体力があるから、気にならないんですよ。長時間労働が。

(土屋伸之)ああ、なるほどね。

(出水麻衣)そうか。それは人によってまちまちですもんね。体力っていうのは。

(勝間和代)そうなんですよ。

(土屋伸之)会社の上にいる人たちは、そういう体力があってバリバリやってきた人たちだから。その人たちが基準になっちゃう。

(勝間和代)そうなんです。自分たちは辛くないし、家でご飯を作りたいとも思っていないんで。だから、気にならないんですよ。

(塙宣之)だから、「そのぐらいお前、大したことないだろ?」って思っちゃいがちなんですね。

(土屋伸之)だから共働きとかに対する理解もなかなか進んでいかないし。

(勝間和代)そうなんですよ。

(塙宣之)これは、そういうのを変えていかないとね。こういうことが起こっちゃうからね。

(土屋伸之)いや、欧米に比べて1.5倍はちょっと、長すぎるわ。

(出水麻衣)男性ホルモンが関係しているという。

(勝間和代)だから薬指が長いみなさんは自分がかなり特殊だということを理解して……

(土屋伸之)まずはみなさん、自分の薬指を見て。

(塙宣之)俺はやっぱり働くのが好きだし、なんかしてないと気がすまないですもん。

(勝間和代)そうなんですよ。だけど家でのんびりしたい人がいるっていうことを理解した上で、バランスを取ってほしいなと思います。

(出水麻衣)素晴らしいご意見(笑)。

(塙宣之)それが俺が長かった時点で、もう俺の負けですね。

(土屋伸之)(笑)。「負け」とかじゃないけど。

(勝間和代)私、人差し指が長いですもん。

(土屋伸之)勝間さんもやっぱりそうなんですね。

(勝間和代)私は人差し指の方が長いんですよ。女性ホルモンが強いんです。

(塙宣之)男性ホルモンが強そうですけどね(笑)。

(出水麻衣)(笑)

(勝間和代)意外と強くないですよ(笑)。

(土屋伸之)いや、ないよ(笑)。なんとなく強そうな感じ?(笑)。

(塙宣之)勝間さんこそ、だってめっちゃ働いてませんか?

(勝間和代)そんなことないですよ。私、帰りますよ。全部。それこそ、収録が長いと私、怒っているじゃないですか。

(土屋伸之)ああ、そうですね。

(塙宣之)だからいつもね、『なるほどストリート』の収録の時に「この後、『バラいろダンディ』があるから。早く巻いてくれないかな? この後、『バラいろダンディ』があるから!」って……

(一同)(笑)

(塙宣之)『バラいろダンディ』に対する思い入れだけは……

(土屋伸之)いやいや(笑)。そういうわけじゃないけど。勝間さんもやっぱり、家で家事をやりながらだから。

(勝間和代)そうなんですよ。

(土屋伸之)でね、睡眠満足度もね、達成しなきゃいけないし。

(勝間和代)そうなんですよ。

(塙宣之)主婦の見方でもありますしね。

(土屋伸之)そうかそうか。

<書き起こしおわり>

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