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高橋芳朗 ジャズ定番曲『Summertime』特集

高橋芳朗 ジャズ定番曲『Summertime』特集 ジェーン・スー 生活は踊る
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高橋芳朗さんがTBSラジオ『ジェーン・スー生活は踊る』の中で、解散決定報道されたSMAPの楽曲を特集。SMAP楽曲と洋楽の意外な接点について話していました。

(高橋芳朗)今日のテーマは、こちらです! 夏もあとわずか。夏の鉄板ジャズ『Summertime』を聞き倒そう!

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Janis Joplin『Summertime』

(高橋芳朗)はい。というわけでジャニス・ジョプリン(Janis Joplin)の『Summertime』を……

(堀井美香)へー! これも『Summertime』なんですか?

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(高橋芳朗)かなりジャニスは歌い崩している……自分のものにしているんで。スタンダードなものとは言えないんですけど、これもそうです。というわけで、夏の終わりが近づいてきた中で、ジャズスタンダード。鉄板曲ですね。『Summertime』の聞き比べ特集を今日はやってみたいと思います。

(ジェーン・スー)みなさん、グラスに氷を入れて、ちょっと冷たい飲み物を入れて。クーラーを消して窓を開け、あえて汗をかきながらね、聞いてほしいですね。

(高橋芳朗)あの、ビーチボーイズとかは爽やかな夏を歌う感じですけども、このジャズスタンダードの『Summertime』はちょっとけだるい、憂鬱な夏っていう感じですかね。湿度を感じる夏と言いますか。

(ジェーン・スー)うちわを用意して、椅子に腰かけて。なにかすこし、昨日の夜に悪事をはたらいてしまったような。そんな後悔とともに……

(高橋芳朗)(笑)。なんで今日、そんなポエマーになっているんですか?

(ジェーン・スー)『Summertime』だからだよ。(通算放送)100回だからじゃないよ。

(堀井美香)100回だから(笑)。

(高橋芳朗)じゃあですね、このジャニスのバージョンはさっき堀井さんも言っていたように歌い崩しているようなところもあるので。いちばんスタンダードな『Summertime』をまずは聞いていただきたいと思います。ビリー・ホリデイ(Billie Holiday)のバージョンですね。1936年のレコーディングです。『Summertime』、聞いてください。

(ビリー・ホリデイ『Billie’s Blues』が流れる)

(高橋芳朗)……すいません。曲を間違えてしまいました(笑)。『Summertime』、みなさん誰のバージョンをご存知だったりしますかね?

(ジェーン・スー)ビリー・ホリデイと、やっぱりジャニスですよね。

(高橋芳朗)ジャニスですよね。

(ジェーン・スー)ジャニスも27才クラブだっけ?

(高橋芳朗)そうです。27才で亡くなった……

(ジェーン・スー)だからジャニス・ジョプリンって35、6の風格じゃないですか。写真で見ると。

(高橋芳朗)27才クラブっていうのは、ドアーズのジム・モリソン(Jim Morrison)とかジミ・ヘンドリックス(Jimi Hendrix)とかカート・コバーン(Kurt Cobain)、エイミー・ワインハウス(Any Winehouse)とかね。

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(堀井美香)いまかかっている曲は何なんですか?

(高橋芳朗)これはビリー・ホリデイのちょっと違う曲がかかってしまったような感じですかね。

(ジェーン・スー)まあ100回目だからこういうこともあるね。

(高橋芳朗)で、じゃあビリー・ホリデイバージョンは飛ばしまして。『Summertime』の紹介をしようかな。どんな曲か、背景を。

(ジェーン・スー)お願いします。

(高橋芳朗)1935年の作品になります。『Summertime』が作られたのは。これ、ジョージ・ガーシュウィン(George Gershwin)が書いたオペラ『ポーギーとベス』のために作られた曲になります。『ポーギーとベス』は1920年代のアメリカ南部で暮らす貧しい黒人の生活を描いたオペラで、その劇中では赤ちゃんの子守唄として歌われている曲なんです。『Summertime』は。

(ジェーン・スー)そうなんだ。

(高橋芳朗)ちょっと歌詞をご紹介しますね。「夏が来ると暮らしも楽になる。魚は飛び跳ね、綿花もよく育つ。お前の父さんはお金持ちで母さんはべっぴんさんだ。だから坊や、泣くのはおよし。いつの日の朝か、お前も立ち上がって歌を歌い、翼を広げて空に羽ばたいて行くだろう。だけど、その朝が来るまではお前を傷つけるものは何もない。父さんと母さんがそばにいるからね」。

(ジェーン・スー)うーん。

(高橋芳朗)そういう歌になっています。

(ジェーン・スー)そういう歌なんだ! 歌詞を全然気にしないで聞いていたから、知らなかった。

(高橋芳朗)はい。で、1935年に発表になって、翌年の1936年にビリー・ホリデイが歌ったことによって結構広く知れ渡るようになったと。で、以後、ジャンルを超えて数多くのシンガーに歌われてきたんですけども。カバー曲の数はもう2000とも2500とも……

(ジェーン・スー)そんなに?

(高橋芳朗)はい。言われております。そんな数ある『Summertime』の中から、どんな曲を紹介すべきか悩みました。本当に悩みました。そこで、ひとつの結論を導き出したんですけども。『Summertime』、実はですね、世界三大叔父貴が歌っているんですよ。

(堀井美香)ええっ?

(ジェーン・スー)それって、あの『Sunny』の時に?

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(高橋芳朗)はい。なんかね、ちょっとご存知の方も。

(ジェーン・スー)世界三大叔父貴。フランク・シナトラ(Frank Sinatra)、ジェームズ・ブラウン(James Brown)……

(高橋芳朗)その先は言わないでください。じゃあ、順を追って聞いていきましょうかね。まずは世界三大叔父貴の1人目。フランク・シナトラの『Summertime』を聞いてください。

(高橋芳朗)まだちょっと若かりし頃のシナトラっていう感じですかね。うん。そんなに大人の色気という感じではないんですけども。じゃあ続いて、ファンキー大統領ジェームズ・ブラウンの『Summertime』を聞いてください。

(ジェーン・スー)これは歌い崩している感じですか?

(高橋芳朗)そうですね。うん。こっちは1977年のレコーディングなんですけど、やっぱりJBが歌うとほのかなファンク臭がただよっております。こちらも素敵なバージョンでございます。では、世界三大叔父貴。3人目。

(ジェーン・スー)と、言えば?

(高橋芳朗)はい。勝新太郎さんの『Summertime』を聞いてください。


※リンク先で視聴できます

(高橋芳朗)世界三大叔父貴が歌う『Summertime』。最後は勝新太郎さんに飾っていただきました。1969年の作品ですね。

(ジェーン・スー)堀井さんが発情しちゃって、発情しちゃって。

(高橋芳朗)もうボーカルが入った瞬間、「フォーッ!」って(笑)。

(堀井美香)もういま、ムスクの匂いに包まれました。

(ジェーン・スー)ねえ。本当に。

(高橋芳朗)ちょっとラテン調でビッグバンドで。

(ジェーン・スー)ゴージャスですね。贅沢!

(堀井美香)日本のバンドなんですよね。

(高橋芳朗)そうですね。『Sunny』の時もそうでしたけど、世界三大叔父貴。シナトラとJBが並んでも、やっぱり勝新がいちばんかっこいいっていうね。

(ジェーン・スー)たしかに、そうね。

(高橋芳朗)素晴らしいですよ。本当にね。というわけでちょっと、さっき曲を間違えてしまいました。ビリー・ホリデイの『Summertime』が準備できたそうなので。いちばんスタンダードな『Summertime』としてこちらを聞いてください。ビリー・ホリデイの『Summertime』、どうぞ。

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Billie Holiday『Summertime』

(高橋芳朗)はい。ビリー・ホリデイ、1936年のレコーディングですね。『Summertime』を聞いていただきました。

(堀井美香)いい曲でした。

(高橋芳朗)割と堀井さんもスーさんもお気に入りのようで。

(ジェーン・スー)気持ちいいね。堀井さんもでも、曲がかかった途端に「あっ、こんなにみんな違うんだ」って言ってましたね。

(高橋芳朗)それぞれの持ち味が。

(堀井美香)2500曲ぐらいあるんですね。

(高橋芳朗)あるって言われてますよ。

(堀井美香)恐ろしいですね(笑)。どんな工夫をするんですかね?

(ジェーン・スー)堀井さん、2501曲目、いかがですか?

(高橋芳朗)(笑)

(堀井美香)作っちゃいます? 縦笛で(笑)。

(ジェーン・スー)(笑)

(高橋芳朗)かなり濃いラインナップで。ジャニス・ジョプリン、シナトラ、JB、勝新、ビリー・ホリデイと聞いてきましたけども。CMを挟んで、私がおすすめするマイ・ベスト・『Summertime』をご紹介したいと思います。

(CM明け)

(ジェーン・スー)今日は夏の鉄板ジャズ『Summertime』を聞き倒そうというテーマでお送りしています。

(高橋芳朗)じゃあ最後は私、高橋芳朗おすすめの『Summertime』で締めたいと思います。ソウルシンガーのビリー・スチュワート(Billy Stewart)という人が1966年に歌った『Summertime』を聞いていただきたいと思うんですけども。注目ポイントは、さっきの勝新バージョンにも勝るとも劣らないクドいぐらいの、引っ張りに引っ張りまくるイントロ。あと、下を「ドゥルルルルルッ!」って。タング・トリル(Tongue Trill)っていうんですか? 「ドゥルルルルルッ!」っていうのを多用しているんですけども。そこが結構面白いポイントと言えるかもしれないです。あと、ドラムを叩いているのがアース・ウィンド・アンド・ファイアー(Earth, Wind & Fire)を結成する前のモーリス・ホワイト(Maurice White)だったりするので。

(ジェーン・スー)なるほど。

(高橋芳朗)そのへんにも気をつけて聞いていただけたらと思います。じゃあ、聞いてください。ビリー・スチュワートで『Summertime』です。

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Billy Stewart『Summertime』

(高橋芳朗)はい。というわけで私、高橋芳朗おすすめの『Summertime』、ビリー・スチュワート、1966年のバージョンを聞いていただきましたけども。クドいね!

(ジェーン・スー)ドゥルルルルッ!

(高橋芳朗)というわけで、計6曲の『Summertime』を聞いていただきましたけども。まだ聞き足りないという方はですね、日本のユニバーサル・ミュージックから『Summertime』の名演14曲を収めた、その名も『Summertime』というコンピレーションが出ておりますので。そちらをお求めになっていただけたらと思います。

(ジェーン・スー)はい。高橋さん、ありがとうございました。さあ、来週のテーマは?

(高橋芳朗)決まっていません!

(ジェーン・スー)わかりました!

<書き起こしおわり>

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