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高橋芳朗 BLACKPINK『THE ALBUM』全米アルバムチャート2位獲得を語る

高橋芳朗 BLACKPINK『THE ALBUM』全米アルバムチャート2位獲得を語る アフター6ジャンクション
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高橋芳朗さんが2020年10月21日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中でBLACKPINK『THE ALBUM』がビルボード全米アルバムチャートで初登場2位を獲得したことについて話していました。

(宇多丸)じゃあ、続きましては……。

(高橋芳朗)日比さんの戦闘モードの……(笑)。

(日比麻音子)戦闘モード、鼓舞してくれている鼓舞ソングと呼んでいますけども。

(高橋芳朗)10月2日にデビューアルバム『THE ALBUM』が全米チャート初登場2位にランクインした韓国のガールグループですね。BLACKPINK。じゃあ、まずはこの曲で上げていきましょうか。

(日比麻音子)大好き!

(宇多丸)じゃあ、日比さんが紹介してください。

(日比麻音子)では、お聞きください。BLACKPINKで『Kill This Love』。

(高橋芳朗)はい。BLACKPINKで『Kill This Love』を聞いていただいております。ぶち上がりますね、これね。

(日比麻音子)かっこいい!

(高橋芳朗)BLACKPINKは2016年にデビューした韓国のガールズグループでメンバージス、ジェニー、ロゼ、リサの4人。BIGBANGとか2NE1を輩出したYGエンターテインメントの所属でございます。10月14日にNetflixでBLACKPINKのドキュメンタリー『BLACKPINK: Light Up The Sky』が公開されましたけど。そこでメンバーが「私たちはこれまでガーリーな感じは出してこなかったよね」みたいな話をしてるんですけど。あと今、この後ろでかかっている『Kill This Love』を聞いてもらえば分かると思うんですけど。

BLACKPINKは清純さとかかわいらしさとかセクシーさを打ち出してきた従来のK-POPのガールグループとは一線を画す、「ガールクラッシュ」なんていう風に言われていますけども。「女の子がかっこいいと思う女の子」みたいな意味なんですが。そのガールクラッシュを体現するような存在と言っていいと思います。分かりやすく言うと、もうね、完全に欧米のポップミュージックシーンに殴り込みに行ってますね。

(宇多丸)ああ、そこは勝負をしに行っている。モード自体がね。

(高橋芳朗)そういう欧米のトップアーティストと互角に渡り合えるっていうコンセプトが最初から運営側にはあったんじゃないかなと思います。

(宇多丸)僕、そこまで、そのメンバーのこととかまでは詳しくないけど。DJ DJ機器さんのミックスとか聞いていてやっぱり「おっ!」って思うのはBLACKPINKが多かったんですよね。

(高橋芳朗)まず、このビジュアルの強さですよね。

(日比麻音子)4人がそろうとなんでこんなにかっこいいの?っていう。

(高橋芳朗)で、全員結構、もうハイブランドのアンバサダーとかになっていますし。

(日比麻音子)ファッション性の高いですよね。

(高橋芳朗)あとラップ力。ラップが上手い。特に中心メンバーのリサね。めちゃくちゃ上手いですし。あと、英語を介してのコミュニケーションもすごい達者だから、そのへんもたぶんアメリカのポップミュージック最前線で勝負できるような、そういう仕様になってるって感じだと思うんですけど。しかも、さっき曲がかかっている間に日比さんとも話していたんですけども。

去年、K-POPのガールズグループとして初めて、アメリカの最大のフェスですね。コーチェラフェスのステージに立って、もう大喝采を浴びて。かつ、欧米のアーティストとのコラボもすでにデュア・リパ、レディ・ガガとの共演を実現させていて、今回のアルバムではリードシングルの『Ice Cream』でセレーナ・ゴメスとコラボしているんですけども。

(日比麻音子)はい。これも最高!

(高橋芳朗)しかもこの曲はアリアナ・グランデ……アリアナ・グランデ自身も参加しているですけど、アリアナ・グランデのソングライティングチームが曲を作ってるっていう、そういう感じになっていまして。全米チャートでグループ過去最高の13位を記録しています。じゃあ、その曲をちょっと聞いてみましょうかね。BLACKPINK&セレーナ・ゴメスで『Ice Cream』です。

BLACKPINK『Ice Cream with Selena Gomez』

(高橋芳朗)はい。BLACKPINK&セレーナ・ゴメスで『Ice Cream』を聞いていただいております。

(宇多丸)これはでも、ビジュアル見る限りはちょっとガーリーな?

(高橋芳朗)そうね。ちょっとBLACKPINKにしてはかわいい系ですよね。

(日比麻音子)明るいですよね。パステルで。

(高橋芳朗)セレーナ・ゴメスに寄せたのかな?っていう感じもしますけどね。

(宇多丸)でも、これに関してはもはやセレーナ・ゴメスの方が得をするコラボだよね。今や。

(高橋芳朗)たしかに、たしかに。間違いないですね。で、BLACKPINKは今回のアルバムリリースした直後にちょっとした騒動というか、事件があって。今、アメリカのポップミュージック最前線に身を投じていくとこういうことが起こるんだなっていうゴシップ的なトピックがあったんですけ。先月、このコーナーで取り上げた『WAP』がヒット中のカーディ・Bが今回のBLACKPINKのアルバムに参加してるんですよ。『Bet You Wanna』っていう曲でゲストラッパーとしてフィーチャーされているんだけども。

この曲、『Bet You Wanna』っていうのは「あなた、○○したいんでしょう?」みたいな意味になるんですね。で、BLACKPINKのアルバムがリリースされた州ってトランプ大統領が新型コロナウイルスに感染していることが判明したタイミングだったんですよ。で、トランプ大統領がTwitterで「コロナウイルスの検査をして陽性反応が出ました」ってツイートしたら、カーディ・Bがこの『Bet You Wanna』のタイトルにひっかけて「bet you wanna wear mask now」っていう風に引用リツイートしたんですよ。「あんた、本当はマスクつけたいんじゃないの?」って。

(宇多丸)うんうん。マスクをつけたがらないことで有名だから。

(高橋芳朗)で、これが10万リツイート、44万いいねが付いたんですけども。だからまあ、アメリカ最前線でしのぎを削っているアーティストとコラボをするとこういうことに巻き込まれるっていうことですよね。で、BLACKPINKのTwitterアカウントはスルーしてました。これは。

(宇多丸)ああ、ここで気の利いた乗っかりのひとつも……。

(高橋芳朗)そうなんですよ。で、カーディ・Bとしてはこれは好意的なパスなんですよ。彼女としては。でも、BLACKPINKとしては猫がネズミを捕まえてきたような困惑感があるというかね。「どうしたらいいの、これ?」みたいな。

(宇多丸)そこはだって、言っても韓国のグループだから。大統領選に関してはね。ちょっとさ、筋違い感っていうのも含めてなのかな? ただ、やっぱりそのアメリカのポップチャートの中で今、特にそこにいると、そこではっきりしないのはあんまり……。

(高橋芳朗)それでBLACKPINKのアーティストイメージならなおさらなんですよね。

(日比麻音子)なるほど。

(高橋芳朗)しかもコラボしているのがデュア・リパ、レディ・ガガ、セレーナ・ゴメス、アリアナ・グランデ、カーディ・Bってみんな、政治的、社会的にコミットしている人たちばかりじゃないですか。しかも、今BTSがこれだけの成果を上げていおるのって、やっぱり彼らもBlack Lives Matterに100万ドル支援したりとか、そういう活動をしてるじゃないですか。アメリカ社会の中でそういう存在感を発揮しているから。だからBLACKPINKもこれからシングルヒットとか生み出していくには、そういうところも視野に入れていく必要があるのかな?っていう気もしますけどね。

(宇多丸)なるほどな。

(高橋芳朗)難しいことだと思いますけどね。

(宇多丸)これは、まあそうだな。まあ、ちょっとどうするのが正しいとかは決めつけられないところもあるけども。

(高橋芳朗)やっぱりテイラー・スウィフトも政治的スタンスを表明してからぐっとまた株が上がったというか、そういうところもありましたからね。じゃあ、その曲を聞いてみましょうか。BLACKPINKで『Bet You Wanna ft. Cardi B』です。

BLACKPINK『Bet You Wanna ft. Cardi B』

(高橋芳朗)はい。BLACKPINKで『Bet You Wanna ft. Cardi B』を聞いていただいております。

(宇多丸)それはまあ、カーディ・Bの横にいれば火の粉は飛んでくるから。それはさ。

(高橋芳朗)アハハハハハハハハッ! まあ、彼女を使うにはそういう覚悟が必要っていうことですよね。

(宇多丸)そういうことだから。カーディ・B自体が火の玉娘なんだからさ。

(高橋芳朗)でもBLACKPINKはこの強気なスタンスで来ている以上、もうゲームの流れを変えるような決定的な曲を出してほしいなっていう気もしますね。

(宇多丸)そうね。でもガールズエンパワーメント的なメッセージとかさ、アンチセクシズムとかさ、なんでもいいけど。そういうことは別にできるわけだからさ。

(高橋芳朗)今回のアルバムに入っている『Lovesick Girls』っていうのは失恋している女の子を勇気づける曲だったりするので。そういう曲はたぶん全然やっていくと思うんですけども。

(高橋芳朗)でも『Kill This Love』みたいなちょっとエキセントリックなかっこいい曲を作ってほしいなっていう感じはしますかね。でも、とりあえずはBTSのグラミー賞ノミネートに注目したいと思います。

(宇多丸)あとは着々と、BTSにしろBLACKPINKにしろ、ちゃんと手を打ってそれが実になって。本当にアジア人ポップミュージックアーティストがこういう形で下駄を履かせたのではない人気と評価をしっかり得る時代っていうのはもう……かつては考えられないことが起きているというか。本当に、だから『ブラックパンサー』が黒人ヒーローとして……とか。そういうようなすごい革命的な出来事ですから。本当に。昔のポップミュージック界のあり方とかを覚えている身からすると、いやー、すごい! 本当にすごい!

(高橋芳朗)本当に革命を目の当たりにしている感じです。

(宇多丸)本っ当にすごい!

(日比麻音子)歴史が動いている!

(宇多丸)考えられない! すごい! だからはるかに自分が想像することの上を現実は行くなっていう風に思います。素晴らしい。尊敬しています。

<書き起こしおわり>

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