車大好きのTBS安東弘樹アナがTBSラジオ『たまむすび』の中で、週刊文春でポルシェをおねだりしたと報じられた日本ハムの斎藤佑樹投手について話していました。
(安東弘樹)さあ、そして私、今週気になったのがですね、日本ハムの斎藤佑樹投手が、文春で。僕は車好きとしてはこの是非はいいです。ただ、その車が文春によると、ポルシェのカイエンという若干高めの……
(玉袋筋太郎)高いよ。SUV。
(安東弘樹)を、買ってほしいと言って。ところが買ってもらったのはちょっと小型の、若干値段も安くなるマカンという車だったと。
(玉袋筋太郎)マカン。ポルシェマカン。
(安東弘樹)まあ、両方とももちろん高級車ではあるんですが。そんなやり取りで名前が出されるんだと思って。
(玉袋筋太郎)「汚れたハンカチ」って言われてるんすよ、いま。
汚れたハンカチ
(安東弘樹)みたいですね。
(玉袋筋太郎)ハンカチじゃないと。そのハンカチから唐草模様のね、風呂敷に変わったんじゃねえか?っつって(笑)。
(安東弘樹)うわっ、シビア! そうなんだ、やっぱり。
(玉袋筋太郎)そう言われているらしいですよ。おねだり、できます? 安東さん、車。「買って!」なんて。
(安東弘樹)車は神聖なものなんで。いちばん最初に買った車から、当然ですが、まあローンが切れたことがないんですよ。僕は1回も。車のローンを19からだからもう30年だ!
(玉袋筋太郎)すごい!
(安東弘樹)30年間、車のローンが1回も途切れたことがないんです。
(玉袋筋太郎)ローンの鉄人ですね、本当に。鉄人記録。
(安東弘樹)だからローン組む時の書類のサインとか、全然いまビビんないですね。家のローンの時はちょっとビビリましたけども。車のローンはもう当たり前なので。人生において。でもやっぱり、自分で買ったからこそ、愛着もわくし。大切にも乗るし、その能力をフルに発揮するというね、テンションになるわけですよ。
(玉袋筋太郎)はいはい。
(安東弘樹)だから僕、1回も、当たり前ですけど人から供与されたことがないんで。どういう気分で乗るのかがわかんないんですよ、そこは。
(玉袋筋太郎)わかんない。
(安東弘樹)どういう……引け目とかあるんですか?
(玉袋筋太郎)どうするんだろう? やっぱもらっているっていうか、借りているもんだから。磨いたりするのかな? あ、自分用にカスタムしてたっつってたな。なんか。カスタム入っているらしいよ。少し。
(安東弘樹)それもしていいっていうか、別に……もらったんならいいのか。
(玉袋筋太郎)まあ一応リース。ベースボール・マガジン社が買って、社長が買った車をリースという形で斎藤くんに渡したわけですよ。
(安東弘樹)僕、リースも嫌なんですよ。どんなに長くても、ローンなんですよ。
(玉袋筋太郎)ローンですよね。
(安東弘樹)やっぱり、ローンの時は名義がまだディーラーだったりするんですけど。やっぱり僕はリースとローンの線があって。リースは人のもの。ローンは名義が違っても、ローンは自分のもの。
(玉袋筋太郎)ローンは。そうそう。
(安東弘樹)だってローンは車屋さんから借りているわけじゃないから。もうそこはやっぱり僕は線があって。どんなに辛くても、リースではなくローンにしてるんですね。
(玉袋筋太郎)熱いなあ。私もそうですよ。
(安東弘樹)ですよね。もうね、車の選び方、買い方によってプロファイリングできるんですね。人間性がだいたい。
車の選び方、買い方で人間性がわかる
(玉袋筋太郎)はいはい。それぐらいのね、安東さんぐらい車をパッと見てですよ、人柄、人となりがわかるっていう人がね、たとえばこの赤坂の放送局の入り口の制服を着たお兄さんがね、わかってくれたらうれしいなっていうのが、今日あったんですよ。
(安東弘樹)おっ、というのは?
(玉袋筋太郎)黒のハイエースで、近藤夢ちゃん。うちの運転手でやってくれているんですけども。一緒に入る時、今日は雨ジャンジャン降りだったから、雨ガッパ着て、制帽かぶったお兄さんがさ、俺の車を見る途端、「チッ、面倒くせーな。こんな雨降ってるのに……」っていうような顔で。「どうせ出入りの業者だろ。ハイエース」って。そいでこう、持ってくるわけですよ。で、俺が「おはようございます」っつったら急にニコニコニコッて。「お待ちしてました」とか。
(安東弘樹)ああー。
(玉袋筋太郎)あのね、車はたしかにだよ、業者みてーな車ですよ。私の車は。そりゃタレントさんはああいう車だったらいまはアルファードとかさ、ヴェルファイアとか。地下の駐車場なんか、ほとんどそうですよ。
(安東弘樹)はい。多いですね。
(玉袋筋太郎)ハイエースで乗り入れるとね、なんでこんな出入りの業者みてーな顔するんだろうな、あれ?
(安東弘樹)でも僕ね、業者さんを大事にしない人はダメ。
(玉袋筋太郎)ダメ(笑)。
(安東弘樹)僕、宅配便のバイトとかね、ずーっとやってましたけど。人となりがわかります。そのね、人を見て、車とか職業とかで態度を変えちゃダメ。
(玉袋筋太郎)ダメダメダメ。
(安東弘樹)ダメっていうか、そのメンタルに俺はなれない。
(玉袋筋太郎)さすがだなー!
(安東弘樹)もう、みんなこれ、肉体労働は1回やろう!
(玉袋筋太郎)あのね、ラーメン屋の出前をずっとやっていたわけですよ。やっぱそこでもわかるんですよ。どんぶりを下げに行った時に、やっぱり食べ散らかしたまま置いておくところと……それ、いくらいい女が住んでいるところでも、それで出てくるわけですよ。「もう、この女は最悪!」って思っちゃうもんね。
(安東弘樹)あのね、本当に人が……僕は宅配便のアルバイトをしていた時に、いまだに僕は忘れられない奥さんがいてですね。きれいな奥さんですね。本当に小ぎれいな、きちんとした。家も割といい家なんですけど。そういう家に行った時に2種類に分かれるんです。我々宅配便の人間を「宅配便か……」っていう人と、「お疲れ様」っていう人と、分かれるんですよ。
(玉袋筋太郎)そうなんだよ。分かれちゃうんだよ。
(安東弘樹)で、その奥さんがいっつも僕がね、夏のお中元の時期だったんで、パートタイムでそのバイトをやっている時に、汚い汗みどろのTシャツを着て行くと、そこにいつも奥さんがカルピスとかを紙コップで。フタがちゃんと閉まるところにストローまで差して、「これ、よかったら飲んでください」っていつもね、渡してくれた方がいたんですよ。その方には本当に、職業によって人を見たりするのはないんだろうなっていうのを。心から「ご苦労様、お疲れ様」っていう気持ちでそういうのに接してくれているのがわかったんですね。
(玉袋筋太郎)わかりますよね。
(安東弘樹)もうね、本当にね、人間性はわかります。で、かと言えばもう、本当に舌打ちですよ。「お前、荷物……お前なんか中に入ってくるんじゃねえ」みたいな人もいるわけですよ。「汚い服で入ってくるんじゃねえ」みたいにするわけですよ。
(玉袋筋太郎)うん。わかりますよ。
(安東弘樹)もうね、いい勉強になりました。宅配便のアルバイト。本当に。やっぱり人間、フラットに見ないとダメ。
(玉袋筋太郎)ダメ。だからハイエースもニコニコしてね。「お待ちしてました」って言ってほしいな。
(安東弘樹)しかもね、あの玉さんのハイエース。完全無欠の素晴らしい内容ですよ。
(玉袋筋太郎)(笑)。始まったぞ!
(安東弘樹)あのね、下品じゃない一歩手前のカスタム。で、ちゃんと働いている、その機能を邪魔しないカスタム。もうね、あれを見て僕は玉さんは間違いないなと思いましたよ。本当に。
(玉袋筋太郎)まあでもたしかに出入りの業者なんですけどね。僕は。
(安東弘樹)まあ、「出入り業者」っていう言葉自体もちょっとどうかわかんないですけど。
(玉袋筋太郎)出入りですよ、私なんか。どうせ。納品ですよ。
(安東弘樹)っていうか、言うたら全員がそうじゃないですか。僕だってたとえば司会の仕事だったらそこに出入りの業者っちゃ出入りの業者ですし。お互い様なんです。みんな出入りの業者なんです。全員。この世の中。
(玉袋筋太郎)この世の中は出入り業者。
(安東弘樹)全員。その言葉、あんまり言っていいのかわからないですけど……
(玉袋筋太郎)全員。いただきましたよ、それ。
(安東弘樹)だからみんな同じなんですよ。そこは。だからね、もう嫌だな、そういうのはな。
<書き起こしおわり>