DJ TWEETYとDJ YANATAKE Iamsu!とニューウェスト・シーンを語る

DJ TWEETYとDJ YANATAKE Iamsu!とニューウェスト・シーンを語る INSIDE OUT

DJ TWEETYさんとCEO KAZUさんがblock.fm『INSIDE OUT』に出演。来日するラッパー、Iamsu!と西海岸で盛り上がるニューウエスト・シーンについてDJ YANATAKEさんと話していました。

(DJ YANATAKE)でもやっぱりね、ニューウェストのことならTWEETYに聞けっていう感じで。

(DJ TWEETY)もう本当に……そうっす(笑)。

(CEO KAZU)ぶっちゃけ僕もいろいろわからないこと、TWEETYに聞いて。

(DJ YANATAKE)そうだね。俺もクラブで会って、「最近、どんなのがいい感じなの?」って聞くと、名前言われても全然わかんないのが。

(DJ TWEETY)(笑)

(CEO KAZU)TWEETYん家に行って、最近のYouTubeを見せてもらう感じっすね。

(DJ YANATAKE)なるほど、なるほど。でもいいね。そのニューウエストっていうのはそもそも何なのか?っていうのを、ひょっとしたら知らない人もいるかもしれないから。どういうカテゴライズなんだろうか。ニューウエストっていうのは。

ニューウエストとは何か?

(DJ TWEETY)そうですね。最初僕、始まった時はニプシー・ハッスル(Nipsey Hu$$le)が出てきた時かなって思うんですよ。始まりは。ジェイ・ロック(Jay Rock)とか。そん時、G・マローン(G.Malone)とか結構ギャンスタなノリのラッパーしかいなくて。そっからやっぱりYGみたいな。アイアムスー(Iamsu!)とかもそうなんですけど。いまから5年前ぐらいとかですかね。

(DJ YANATAKE)うんうん。

(DJ TWEETY)ラブラッツの『Up』とか出た時に。あれのビートを作っているインヴェイジョン(Invasion)とかがベイエリアのアイアムスーとかピー・ロウ(P-Lo)とかのHBKのやつらが『Up』とかのビートを作っていて。

(DJ YANATAKE)大丈夫。まだ、ついていけている。うん(笑)。

(DJ TWEETY)あの……そうですね。そっから、なんかこうギャングスタの路線が主流だったLAから結構踊ったりとか、みんなお姉ちゃんとかも楽しめるようなのが主流に変わっていったんです。

(DJ YANATAKE)たしかに。

(DJ TWEETY)そこでやっぱ僕も普通に渋谷のクラブでかけやすくなったというか。昔はGラップのパーティーでしかかけづらいっていう感じだったんですけど。本当にドレ―(Dr.Dre)とかスヌープ(Snoop Dogg)とかみたいなように、いまはかける曲が超あるんで。

(DJ YANATAKE)なるほど。

(DJ TWEETY)今日、たくさん。3、4曲かけたカマイヤー(Kamaiyah)ですね。志保ちゃんも超押してる。

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(DJ YANATAKE)そこに注目しとけと?

(DJ TWEETY)そうですね。はい。ブルマ(Blue Magic)のDJ L-ssydeも超押してます。カマイヤー。

(DJ YANATAKE)あと、俺もAD。ちょっと気になっていますよね。

(DJ TWEETY)はい。

(DJ YANATAKE)なるほど。そういう名前をチェックする。あと、やっぱりDJマスタード(DJ Mustard)は大きいですか?

(DJ TWEETY)そうですね。DJマスタードは大きいんですけど、そのマスタードの他にもコンプトンとかにはDJオフィシャル(DJ Official)とか、バグジーとか。いろいろ……コンプトン・AV(Compton AV)っていうラッパーのプロデューサーとか。ADがよく使っているプロデューサーとか。で、YGもそういうオフィシャルのビートをたまに使ったりとか、ミックステープでは結構してたりして。そのへんが、「ああ、実はつながってるんだな、やっぱり」みたいな。っていうのがわかりますね。似たようなビートのプロデューサーが超多いんですよ。LAで。

(DJ YANATAKE)でも、やっぱり知らないと思うけど、リアルタイムでGファンク(G-Funk)が出てきた時もそうだったんだよね。Gファンクっていう言葉がすごく便利だったけど、どれも誰かの真似っていうのから始まっているし。でも、Gファンクっていうサウンドで確立された時に、やっぱりいろんなプロデューサーが似たような、ちょっと亜流っていうか、どんどん枝分かれしていくんだろうけど。なんかそういう感じが結構します。いまの流れもね。だから正しいGファンクっていうか。

(DJ TWEETY)なんか、あとやっぱりLAとかに直接行くと、やっぱりいまのビートで車とか乗っているとすごい気持ちいいですからね。カリフォルニアの気候的に。やっぱり、自然とそういうビートが作られてくるんじゃないかなと僕は向こうに行って思いましたね。

(CEO KAZU)あとはOT・ジェナシス(O.T. GENASIS)みたいなちょっとふざけた人も……

(DJ YANATAKE)ああ、そうだね。

(CEO KAZU)意外にコンプトンとかロングビーチあたりですもんね。

(DJ YANATAKE)だから志保もたしかロスに行った時にすごい宣伝してた、みたいな話をしてましたけどね。そうか。実際に行かれたことはあるんですか?

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(DJ TWEETY)あります。2回しか行ったことないんですけど。いまちょっと、事情があって行けないんですけど……早く行きたいな、みたいな(笑)。

(DJ YANATAKE)じゃあやっぱ、次にまた行くならロス?

(DJ TWEETY)次もその次もLAを選んじゃいそうですね。

(DJ YANATAKE)ああ、なるほどね。

(DJ TWEETY)ニューヨークにも行きたいですね。遊びに。

(DJ YANATAKE)ああ、ニューヨークにも行きたいのね(笑)。

(DJ TWEETY)でも、LAを選んじゃいます。たぶん。

(DJ YANATAKE)なるほどね。なんだろうね。そのウェストコーストの魅力っていうのは?

(CEO KAZU)やっぱり、オイシイんじゃないですかね?

(DJ TWEETY)そうですね。味ですかね。

(DJ YANATAKE)味?

(CEO KAZU)味です!

(DJ YANATAKE)味があるっていう感じ。まあ、そんなね、味があるアーティストがいっぱいいる中でも、特にホットな……そのシーンを引っ張ってきている1人と言っても過言じゃないんじゃないですか?

(CEO KAZU)僕も正直そこまで詳しくはなかったんですけど。やっぱり今回呼ぶっていうことになって、いろいろ掘ってみると最近のニューウエストヒットチューンっていうのは、だいたいこの人が絡んでいますよね。もうだからYGと……

(DJ YANATAKE)「この人」っていうのは?

(CEO KAZU)スーさん。アイアムスー。だからYGと、ぶっちゃけ同じぐらいだよね。

(DJ TWEETY)もう本当、ヒット曲は同じぐらいで。僕、DJでシングルでかけている曲が、アイアムスーは断然多くって。最近、特に今年、去年とかも。去年や一昨年はヨー・ガッティ(Yo Gotti)の『Act Right』とか、

クライド・カーソン(Clyde Carson)の『Slow Down』。

セージズ・ザ・ジェニミ(Sage the Gemini)の『Gas Pedal』。だいたいアイアムスー、入っているんですよ。全部。

(DJ YANATAKE)ああ、なるほどね。

(DJ TWEETY)あと、ジョン・ハート(Jonn Hart)の『Who Booty』とか。

(DJ YANATAKE)日本で言うとY’sみたいな(笑)。

(DJ TWEETY)ヒット曲には全部入っていて。

(CEO KAZU)しかも彼、プロデューサーだしね。

(DJ YANATAKE)ああ、自分でもね。

(DJ TWEETY)ケイシー・ベジーズ(Casey Veggies)の『Backflip』とか。

(DJ YANATAKE)どんどん熱量が高まっている、その熱量をまず感じ取ってもらえればいいと思いますけども。そのアイアムスーがなんと6月3日(金)、渋谷Social Club Tokyo。100%ヒップホップパーティーのBlue Magicの方になんと来ちゃいますよと。どうですか、もう?

(DJ TWEETY)いやー、もうちょっと本当なのかな?っていまでも思っちゃいますね。マジ、いいの?っていう(笑)。

(DJ YANATAKE)そんなね、今日のTWEETYのMIXも素晴らしかったですけど、来日に合わせてアイアムスーのプロモミックスを現在公開中ということで。

(CEO KAZU)そうですね。うちのBlue MagicのDJ、やってくれましたよ。

(DJ YANATAKE)間違いない選曲で。それがいま、Mixcloudの方で聞けると。

(DJ YANATAKE)で、次の日は名古屋に。

(CEO KAZU)このタイミングでポンポンと話がうまくいって。名古屋も100%ニューウエストみたいなパーティーらしいんで。

(DJ YANATAKE)なるほど! あるんだね、各地にね! それはすごいね。

(CEO KAZU)速攻1日で「やります!」みたいな。

(DJ YANATAKE)それ、バッチリじゃないですか。

(中略)

(DJ YANATAKE)時間がちょっとアレなんで。アイアムスーのこの曲で盛り上がったらいいんじゃないか?っていう曲を最後にかけて終わりにしたいなと思うんですけど。これはTWEETYに選んでもらったのね。

(CEO KAZU)わかりやすい感じですよね。たぶんいちばん新しいアルバムのリードシングルですね。

(DJ TWEETY)たぶんファーストでビデオが、半年近く前に上がっていたと思うんで。これはもう、僕はいちばんおすすめですかね。クラブで聞くんだったら。

(DJ YANATAKE)じゃあこれを聞いて、アイアムスー。6月3日、Social Club Tokyo、盛り上がりましょうという感じで。じゃあ、とりあえずゲストのDJ TWEETYとCEO KAZU、ありがとうございました。アイアムスーで『Game Time』。

IAMSU!『Game Time』

<書き起こしおわり>

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