吉田豪さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で乙武洋匡さんスキャンダルのメディアの報道についてトーク。メディアにコメント出しした際の体験なども交え、感じたことを話していました。
(安東弘樹)毎月第一金曜日はプロインタビュアーの吉田豪さんをお迎えして、豪さんがこれまでインタビューしてきた一筋縄ではいかない有名人の様々なその筋の話を聞いていくコーナーです。よろしくお願いします。
(吉田豪)お願いします!
(安東弘樹)ご無沙汰しております。
(吉田豪)ここからは玉6つです!
(玉袋筋太郎)玉6つで行きましょうよ。まあ、大変だね。豪ちゃんね。玉がついてると、いろんな悪さをするやつもいるし。
(吉田豪)タマ取られそうになったりとかね(笑)。ハラハラするようなことが何度も(笑)。
(玉袋筋太郎)もうなに? 豪ちゃん、コメンテーターとしてテレビ出まくってるじゃない?
(吉田豪)だからいま、ネットニュース的になっているのが「ビートたけし、吉田豪に謝罪文を送る」と「乙武騒動について吉田豪が語る」みたいな(笑)。この2つですよ。
(玉袋筋太郎)いやー、ねえ。多いよ。安東さんともでも?
(吉田豪)安東さん、でもあれですよ。放送で絡むのは初めてですよ。たぶん。
(安東弘樹)あれ?『ザ・トップ5』の時に放送で、ゲストの時にいらっしゃったこと、1回ありますね。
(吉田豪)かな? でも、ほぼないですね。うん。
(安東弘樹)1回だけです。
(吉田豪)基本はまあ、アンダーグラウンドな場でしか絡んでいないっていう(笑)。
(安東弘樹)イベントとか、そういうところでお世話になっております。
(玉袋筋太郎)アンディーグラウンドで(笑)。いや、どうなのよ。乙武くんは。豪ちゃん?
(吉田豪)乙武くん。ねえ、僕3回取材して、1回プライベートでゲイバーに行ったっていう関係なんですけども。
(玉袋筋太郎)すごいね! それ、すごいよ。
(安東弘樹)あ、そうなんですか?
(吉田豪)中村うさぎさんと一緒にゲイバーに行って、乙武くんのお友達のホストの軍団とかと一緒に。で、「これ、絶対に内緒だろうな」って思って乙武くんのTwitterを見たら、「中村うさぎなう」とか「ゲイバーなう」とかつぶやいていて。「ああ、いんだ、これ!」と思って。で、普通にネタにして。まあ、解散した直後に乙武くんのTwitterをまた見たら、「妻が陣痛なう」ってつぶやいていて。そんな時に乙武くん、実はそのゲイバーでキャバ嬢をちょっと口説いていたっていう(笑)。
(玉袋筋太郎)(笑)
(吉田豪)キャバ嬢が「写真撮ってください」って言った時にがっついて、「電話番号! 電話番号、教えて!」みたいな。まあ、正直言うと、よくも悪くもそういう人です。どうしようもない人ですよ(笑)。
(安東弘樹)もともと、だからそういう人なのに……ということですね?
(吉田豪)で、そういうことも基本、オープンにしていた人で。僕が初めて取材した時から、「もうとにかく有名になって困るのが、女の子と一緒に歩いていても写真を撮られたりすることでバレる。普通だったらバレないのに。本当に迷惑している」みたいなことしか言ってない人ですよ。
(安東弘樹)へー!
(吉田豪)僕、2回目のインタビューを読み直したら、僕の第一声が「この前、新宿3丁目で乙武くんが女性と一緒にいるのを見て。『奥さんかな?』と思いながら、声をかけなかったんですよ」って言ったら、「奥さんとはそんなに出歩きません」って言っていて(笑)。
(安東弘樹)(笑)
(玉袋筋太郎)たいしたタマだね! あれ。
全部オープンなのに伝わらない素顔
(吉田豪)たいしたタマですよ(笑)。全部オープンなんですよ。基本。で、「後から、なにかそういうことを叩かれたりするのは嫌なんで、僕、全部言うようにしてるんですよ」って言ってる人立ったのに。で、それを基本、テレビとかでも言っていたんですよ。ところが誰も拾わなかったんで、僕がブラックなギャグとシモネタっていうか、女絡みばっかり拾いに行ったらすごい喜んでくれて。「吉田さんが初めて僕のそういう部分を拾ってくれた」って。ところが、それもそんなに伝わらない。で、Twitterでようやくいろいろ出せるようになって。今度こそ広まったと思ったら、これですよ。
(玉袋筋太郎)ああー。
(吉田豪)みんなが、「えっ、そんな人だと思わなかった。真面目な人だと思っていたのに」って。
(安東弘樹)テレビって嫌だなー!
(吉田豪)(笑)。でも、それ本当に思いましたよ。で、ワイドショー2本アンド週刊誌のコメントが来たんですよ。その時にまた痛感したのが、取材に来る人が「えっ、乙武さんってそんな人なんですか? 僕、ずーっと真面目な人だと思っていて……」みたいな。えっ、こういう人たちがそうだと思っていたら、それはまあ、「意外だ。がっかりだ、ひどい!」になるわ……っていう。で、よっぽどたぶんゴールデンタイムのテレビとかで何度もそういことを言わなきゃ伝わらないんだと思うんですよ。世間に。
(安東弘樹)うーん。
(吉田豪)でも、ゴールデンタイムのそんな時間だと、下ネタもブラックなギャグもカットです。それ(笑)。もう、無力ですよ。何をやっても無駄ですよ、これ。
(玉袋筋太郎)ああー。でもまあ、今回それでね、乙武くんの人となりっていうのが全部世間に知れ渡ったから逆によかったって……
(吉田豪)正直、よかったと思っていて。あと、ちなみに僕、正直今回の報道で「えっ?」と思ったのが、僕のところに取材に来たじゃないですか。で、「ゲイバーの話をしてほしいんですけど、すいません。あの、ちょっと『ゲイバー』っていう言葉がちょっと朝の番組だとマズいので。『キャバクラ』ということにしてください」って言われて。そっちの方が差別ですよ。
(安東弘樹)そうですよね!
(玉袋筋太郎)ひでー! どこの局だ!?
(安東弘樹)もう本当に、テレビってダメですね!
(吉田豪)言った!(笑)。
(玉袋筋太郎)ダメだダメだ! よっしゃ!
(安東弘樹)もうね、なんでだろう? 本当、思うわ。
(玉袋筋太郎)根本的にね、やっぱり変えていただきたいと。
(吉田豪)安東さん、ここスイッチ入りますからね(笑)。そういうところが好き(笑)。
(安東弘樹)いや、もう本当にダメ!
(玉袋筋太郎)まあ乙武問題についてね、俺、蛭子さんとね、共演した時に、「蛭子さん、どうですか? 今回の乙武くんの騒動は?」っつったら、もうここじゃ言えないことをズラズラと。もう一切言えないことを蛭子さんがね、展開しだしたっつーのがよかったな!
(吉田豪)蛭子さん、例で言うとね、あの野球賭博騒動の時に聞いたら、「あれね、みんなやっていることなのにね!」って言っていて。「みんなやってないですよ! あれ、選ばれし者がやるやつ!」っていう(笑)。
(玉袋筋太郎)蛭子さん(笑)。自由だねえ(笑)。
(安東弘樹)まあ、いろいろね。麻雀とかもまあ、いろいろありますけども。テレビってダメだっていうのは僕……
(吉田・玉袋)(笑)
(安東弘樹)表層、表層!
(吉田豪)表層です!
<書き起こしおわり>