吉田豪 百田尚樹を語る

吉田豪 百田尚樹を語る たまむすび

(小林悠)でも、百田さんって『永遠の0』ですごく、映画化もされましたからね。ファンが増えて。でも、その後に蜂の話ですか?の、後にスポーツ物って、本当、何のジャンルの作家さんなんだろう?って。いまだにちょっと掴めない部分があるんですよね。

(吉田豪)そうなんですよね。

(玉袋筋太郎)でも、それだけ才能があるってことじゃないのかね?

(小林悠)あと、リサーチも大変だと思うんですよ。全く違う分野でやるわけですから。

(吉田豪)そこがやっぱり放送作家なんだと思うんですよね。どんなジャンルでもできちゃうし、対応できちゃうっていう。で、そんなにビジネスにならないような題材。蜜蜂とかでもできちゃうっていうのが放送作家センスだと思うんですけど。ちなみに、『永遠の0』のちょっといい話で言うと、これ、百田さんにも報告したんですけど。『あの蛭子能収さんが「永遠の0」の映画を見て泣いたの、知ってますか?』って聞いて。

(小林悠)本当ですか!?(笑)。

(玉袋筋太郎)これはすごいよ!

映画『永遠の0』で泣いた蛭子能収

(吉田豪)本当、驚いたんですよ。『そうですか!』って言って。あの心ない蛭子さんが泣いたんですけど。ただし、その監督に会った時に、『でも、泣いたからっていい映画とは限りませんよ』って余計なことを言ったんですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)出た!蛭子!(笑)。出ました、黒蛭子!

(吉田豪)さすが蛭子!っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)黒蛭子、出たなー!

(小林悠)いいじゃない、泣いてるんですから(笑)。

(玉袋筋太郎)いやいや、それなんだよ。黒蛭子。

(吉田豪)そう。いい話ですよね?わざわざ監督に言っちゃったんですよ(笑)。

(玉袋筋太郎)実にもう、一言で蛭子さんを表すエピソードだよ。

(吉田豪)百田さんも言ってましたよ。『現代人はそういう自意識があるんですよ。泣いたらいいんですよ。「涙と感動は別だ」とか余計なことはいいんですよ!』って。怒ってました(笑)。蛭子さんは現代人とは違いますよ。また(笑)。特殊ですよ、これ。

(玉袋筋太郎)違う人ですよ。

(小林悠)一般化できないですよね(笑)。面白いなー。

(玉袋筋太郎)まあでも、『永遠の0』とかも井筒監督がボロクソだったじゃない?あれを見て、もうハラハラハラハラしちゃってね。うん。で、『海賊とよばれた男』っつーのもすすめられて。『よし、俺も読むぞ!』なんて読んじゃって。『すごいな、すごいな』と思ったんだけど。なんか読んでるとこう、その会長をマンセーマンセーしすぎてて。なんか、くたびれちゃって。上巻でやめちゃったっていう。

(吉田豪)(笑)

(玉袋筋太郎)止まっちゃったんだよな。あれ。

(小林悠)まあでも、対象に対してすごく気持ちをかけやすいというかね。そういう感じは伝わってきますよね。全てをかけるんだろうなっていうことが。

(吉田豪)ちなみにこの僕のインタビューで緊張感のある戦いとして僕が仕掛けた部分として、『ちょっとこの話、話題を変えよう』と思った時に僕がやった技っていうのが、『個人的に聞きたいことを聞いてもいいですか?』って言って。『初体験はいつですか?』って(笑)。

(玉袋・小林悠)(爆笑)

(吉田豪)すごい強引な話の変え方して(笑)。

(玉袋筋太郎)浮いたボールだけど、いいね、それ!

(小林悠)そうですか!?(笑)。

(吉田豪)ビーンボールを投げてみて(笑)。

(玉袋筋太郎)そしたら、なんつったの?

(吉田豪)『いや、それはちょっとさすがに・・・』っていう(笑)。

(玉袋筋太郎)なに、そこ?そこ、弱えんだ!?

(吉田豪)すごい弱かった(笑)。

(玉袋筋太郎)そこ、弱え!?

(吉田豪)『早い方か、遅い方かだけでも』っつったら、『普通やと思いますよ』って(笑)。

(小林悠)急にかわいくなっちゃった。あれ?

(吉田豪)ただ、やっぱり自分のルールとして、『他人の話は書かない』っていうのがあるんですよ。で、初体験とかだと、相手のいる話だから書けない。要は、『へんずりの話だったらいくらでもできるけど、初体験はできない。へんずりの初めてがいつだったかだったら僕は言えますよ』って言ってましたけど(笑)。

(小林悠)別に聞きたくないですよ(笑)。

(吉田豪)そうなんですよ。そこにニーズはないんですよ(笑)。

(玉袋・小林)(笑)

(玉袋筋太郎)これ、面白い!

(吉田豪)そういう戦いをしました(笑)。

(玉袋筋太郎)ナイスファイト!これは・・・今後、またなんか一緒に仕事しそうな感じはあるの?

(吉田豪)どうなんだろうな?またブロックされる可能性もありますけど(笑)。

(玉袋筋太郎)これ、聞かれて(笑)。

(吉田豪)『こんなラジオで話しやがって!』みたいな。わからないですけどね(笑)。

(玉袋筋太郎)あぶねえ、あぶねえ(笑)。

(小林悠)今日、お話することはご存知なんですよね?ご本人は。いま、百田さんのお話をしていることは、ご本人は・・・?

(吉田豪)わからないです。エゴサーチしない人だから、わからないかも(笑)。

(玉袋筋太郎)ああー、だったら何言ったっていいや!

(吉田豪)(笑)

(小林悠)非常に興味深いです。さあ、この百田尚樹さんのインタビュー記事が掲載されました『週刊ポスト』。ただいま絶賛発売中ですね。『百田尚樹 だから私は嫌われる』というタイトルですね。吉田豪の深掘りインタビューとなっております。

(玉袋筋太郎)60才なんだね。

(吉田豪)そうなんですね。

(小林悠)すごくお若く見えます。

(吉田豪)まだ元気ですよ。ギラギラしてますよ。

(玉袋筋太郎)さあさあ、豪ちゃん。今年一発目。百田さんで盛り上がったけど。ねえ。まあ豪ちゃんは豪ちゃんの周りで、いろんな事件も去年起きたしね。

(吉田豪)なんですか、それ?えっ!?

(小林悠)(笑)

(玉袋筋太郎)そういったことも、いつか話せるんじゃないかな?

(吉田豪)次回ぐらい、話せますかね?時期的に。

(玉袋筋太郎)次回。いけるかな?この話はね・・・時期的にたぶんね、いけるんじゃないかと思うんだけど。

(吉田豪)いける気もしますね。

(玉袋筋太郎)ちょっと、予告編としてね。すごいことがあったんだよ!豪ちゃん!

(小林悠)なんかものすごいことがあったとしか私は聞いていないですけど。

(吉田豪)吉田豪、がんばった!

(玉袋筋太郎)いや、本当!日本全国から『豪ちゃん!よくがんばった!偉い!』っていうね。こういうお話もしたいなと思ってますからね。

(吉田豪)いろんな人に聞き込みされてますよ。僕

(玉袋筋太郎)『どうした?何があったか?』って。

(吉田豪)そういう話もね、次回、話せれば。

(玉袋筋太郎)お約束して、いきましょう。

(小林悠)そこを期待しながら、また来月お願いします。

<書き起こしおわり>

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