渡辺志保 Pusha T『Untouchable』を語る

渡辺志保 Pusha T『Untouchable』を語る INSIDE OUT

渡辺志保さんがblock.fm『INSIDE OUT』の中でプシャ・Tの新曲『Untouchable』を紹介。そのリリックの解説などをしていました。

(渡辺志保)では、ここでエンディング曲。最後の曲をお届けしたいんですが。今日はですね、プシャ・T(Pusha T)の『Untouchable』という新曲。こちらがプロデュース by ティンバランド(Timbaland)でございます。で、ネタ元。これ、サンプリングしているんだけど。ビギー声をサンプリングしているんですね。ノトーリアス B.I.G.(The Notorious B.I.G.)の声をサンプリングしていて。

ノトーリアス B.I.G.の声をサンプリング

で、私、Twitterで『ビギーの「Think BIG」っていう曲ですよ』って書いちゃったんですけど、違います。パッジ・ザ・ファット・バスタード(Pudgee Da Fat Bastard)という巨漢ラッパーのプロモシングル『Think BIG』のビギーのヴァースですね。

そこをですね、ティンバランドがサンプリングしているんだけど。私、Twitterでもつぶやいたんですけど。プシャ・Tのヴァースにさ、『Can’t you see my Total; Pam, Kima, Keisha』っていうラインがあって。これにすごい悶絶したんですけど。まあ、なぜか?というと、『Can’t you see my Total』の『Total』っていうのはパフ・ダディ(Puff Daddy)がね、90年代に送り出した3人組のビッチ系のR&Bシンガーグループ。女性グループ。

で、その子たちのメンバーがPam、Kima、Keishaの3人なんだよね。で、このPam、Kima、Keishaの3人をさ、結構、『すぐやれる女』とか『ホットな女性たち』の代名詞っぽく使っている人が他のラッパーにもちょいちょいいて。ミッシー・エリオット(Missy Elliott)がね、『Da Real World』っていうアルバムを出しましたけど。その中に入っている曲のレッドマン(Redman)のヴァースにも『Kima, Keisha and Pam』っていうのが出ていて。

なんか私の中ではすごいその並びが大好きで。で、『Can’t you see my Total』っていうその『Can’t you see』というところもまたまた憎いラインでございまして。このTotalのファーストシングルが『Can’t you see』というタイトル。しかもフィーチャリングがノトーリアスB.I.G.というわけで、結構ね、バッドボーイ好きにはグッとくる。

で、ティンバランドがビギーの声をサンプリングしているのもアツいし。で、さっきDJ FUMIRATCHさんもかけていたけど、ミッシーの復活の曲となった曲でございますが、『WTF』でも『97 BIGGIE』って書いてあるニットキャップをミッシーがかぶってダンスしているんだよね。

だから同時期に、かつての相棒でございましたティンバランドとミッシーが、それぞれちょっとビギーにまつわる曲を発表しているっていうのは結構アツいなと思ってですね、グッと来たわけでございます。ちなみにこのプシャ・Tの『Untouchable』という曲だけど、ラップジニアスにプシャ・T本人が結構丁寧に解説を入れているので。そこでも、『ここはビギーを意識しました』とか、『ここはパフ・ダディの言葉を意識しました』とか。そういうのを丁寧に書いてくださっているので。まあ、そういうのが好きなオタク系マニアックなリスナーの方はぜひぜひ、一緒に合わせてチェックしてみてください。

では、最後のお届けしましょう。プシャ・Tで『Untouchable』。

Pusha T『Untouchable』

<書き起こしおわり>

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