渡辺志保さんが2022年1月10日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でThe Weeknd ft. Tyler, The Creator『Here We Go… Again』を紹介していました。
(渡辺志保)というわけで、今日最後の曲はザ・ウィークエンドのアルバムから1曲ということにしました。これもまた、どの曲にしようかな?って思ったんですけども。タイラー・ザ・クリエイターとやっている『Here We Go… Again』っていう曲にとりあえずしたっていう。でも本当にね、ジム・キャリーまで引っ張ってきてアルバム1枚完成させるのって、本当にすごいなって思ったし。
(DJ YANATAKE)ジム・キャリー、びっくりしたよね。クレジットね。
(渡辺志保)で、最初と最後がジム・キャリーで。かつ、我々block.fm『INSIDE OUT』っていうラジオ番組をやっていますけども。この『Dawn FM』もタイトルから分かる通り、アルバム1枚がラジオ番組になっているっていう。
(DJ YANATAKE)クインシー・ジョーンズとかね。
(渡辺志保)そうよ。で、ウィークエンドのインタビューとかを読むとこの暗闇、暗いトンネルの中を車で走っていて、ザ・ウィークエンドがナビゲートするラジオを聞いているみたいな作りなんですよね。で、その光へと誘導するラジオパーソナリティーがジム・キャリーということで、いろいろなことを考えさせられましたし。で、この曲ではアンジェリーナ・ジョリーのことを歌っているのかな?っていうようなラインもあれば……。
(DJ YANATAKE)そうね。デートしているやつね。
(渡辺志保)で、「俺は昔、ロフトミュージックを歌っていた」っていうラインがあって、私はそこに結構ググッと来て。たしかに彼が出てきた当初ってロフト系R&Bって私は勝手に呼んでいて。当時、ブログも書いていたんですよね。「屋根裏部屋R&B」みたいな。そういうのが流行るのかな?って当時、本当に思っていて、しかも書いていたっていうことがあって。その1行に結構グッと来たっていうのもあります。っていうのと、ウィークエンドとタイラーのコラボ曲で悪いわけがないっていうね。
(DJ YANATAKE)で、他の曲だけども。『Out Of Time』っていうのがさ、日本のシティポップ、亜蘭知子さんの『Midnight Pretenders』っていう曲をサンプリングしていて。80’sポップをサンプリングする流れから、シティポップに行くのは自然な感じだし。しかもこの曲、織田哲郎作曲のやつなんだね。
The Weeknd『Out Of Time』
(渡辺志保)織田哲郎さん! そうなんだ!
(DJ YANATAKE)織田哲郎さん、『おどるポンポコリン』ですよ? あと、ZARDの『負けないで』とかさ。TUBEとかさ。WANDSとか中山美穂さんとかさ。
(渡辺志保)90年代のビーイング系とかね。すごいですよね。
(DJ YANATAKE)織田哲郎さんが作曲したシティポップが丸々使われていて。日本のその界隈もかなりザワッとしていますよね。
(渡辺志保)うんうん。びっくりしたんじゃないでしょうかっていう感じです。というわけで、今日最後にお届けするのはそのザ・ウィークエンドの新作アルバム『Dawn FM』から『Here We Go… Again ft. Tyler, The Creator』でお別れしたいと思います。また来週、お会いしましょう。おやすみなさい!
The Weeknd ft. Tyler, The Creator『Here We Go… Again』
<書き起こしおわり>