町山智浩 3D映画が増えた理由を語る

町山智浩 『エベレスト3D』を語る たまむすび

町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。赤江珠緒さん、山里亮太さんと、近年3D映画が増えてきた理由について話していました。

(山里亮太)町山さん、『エベレスト3D』この前、見てきまして。

(町山智浩)ああ、はいはい。

(山里亮太)すごかったです。IMAXでちゃんと見たら、いろんなシーンでビクッ!ビクッ!ってなりながら見てました。ああ、怖い怖い!って。

(町山智浩)3Dですよね。あの高さ感はすごいですよね。

町山智浩 『エベレスト3D』を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、エベレストへの過酷な登山を描いた映画『エベレスト3D』を紹介していました。 (赤江珠緒)今日の本題、お願いします。 (町山智浩)今日の本題はですね、ええと、『エベレスト3D』という映画で、11

(山里亮太)すごかったですね。ちょっと思わず、高い時に来た時のゾワゾワゾワッとする感じとかが。

(赤江珠緒)ちょっとお尻がむず痒くなるような?

(山里亮太)なる感じ。あれがめっちゃあるし。まあ・・・

(町山智浩)そう。前に話した超高層ビルの間を綱渡りするやつもすごいですからね。

町山智浩 映画『ザ・ウォーク』を語る
町山智浩さんがTBSラジオ『たまむすび』の中で、世界貿易センタービルを綱渡りで渡った男を描く映画『ザ・ウォーク』を紹介していました。 (赤江珠緒)今日の本題をお願いいたしましょう。 (町山智浩)はい。まずちょっと曲を聞いてもらいましょう。は

(赤江珠緒)ああー。

(山里亮太)そう。もう、すごいんだろうなと思いました。

(町山智浩)あれも3Dで。

(山里亮太)奥行き感がもう、すっごい。

(赤江珠緒)やっぱりあるんですね。

(山里亮太)高さとか、ものすごい。

(町山智浩)いまね、3Dってこんなに増えているのはなぜか?っていうと、ちょっと簡単な話なんですけど。実は10年ぐらい前にね、アメリカの映画館の人たちがハリウッドの大物プロデューサーたちとか、ジェームズ・キャメロンとか、ジョージ・ルーカスを呼びつけたんですよ。ラスベガスに。カンファレンスをやって。

(赤江珠緒)ええ。

全米の映画館からハリウッドへの要求

(町山智浩)で、『私たちはいまDVDとかネット配信とかで映画館に客が来なくなって困っている。なんとか映画館に客が来る方法はないのか?』って言ったら、『3Dをやりますから!』って言ったんですよ。ハリウッド側が。

(赤江珠緒)そうか。それをやっぱりDVDでは味わえないもんね。

(町山智浩)それで3Dが増えているんですよ。でも、最初の頃はいろいろ、なにを3Dにしていいのかよくわかんなくて。上手くいってなかったんですけど。最近は3Dにするポイントみたいなのがわかってきて。これは3Dで映画館で見ないとダメだなっていうのが多くなってきたんで。やっぱり家だと、どんなにデカいテレビでもその感覚が味わえない映画ってあるんですよね。

(赤江珠緒)はいはい。

(町山智浩)『エベレスト』なんかそうですよね。

(山里亮太)モロにそうです。雪が目の前に降っている感じもすごいし。もう。吹雪いている感じも。

(赤江珠緒)そっかー。

(町山智浩)そうそう。あと、すごい巨大な風景の中に人がちっちゃく見てるっていうやつ。あれは相当デカいテレビじゃないと、なにがなんだかわからないんですよね(笑)。

(赤江珠緒)はー!

(山里亮太)いや、そう。IMAXで見ると迫力が半端なかったっす。

(町山智浩)そう。だからIMAX用に画面設計になっているんで。それはもう、10年ぐらいハリウッドが一生懸命劇場から客がいなくならないように考えた末に、こういうところまでやっと発展したんですね。

(赤江珠緒)そういうことを聞くと、納得ですね。

(町山智浩)ということでまあ、劇場で見ていただきたいです。

<書き起こしおわり>

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