篠原ともえさんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。ピエール瀧さん、赤江珠緒さんと大好きなものづくりや松任谷由実さんの舞台衣装デザインを担当したことについて語っていました。
(赤江珠緒)でもね、いまもまたデザイナーとしても大活躍。今日もね、赤いワンピースにとっても・・・
(篠原ともえ)今日はシノラーヘアーにしてきたので。
(赤江珠緒)そう!
(篠原ともえ)ねえ、なんで誰も言ってくれないの?『シノラーヘアーだー!』って。
(ピエール瀧)それ、シノラーヘアーなの?
(篠原ともえ)そうだよ。前髪パッツンにお団子ふたつですよ。
(赤江珠緒)これはもうご自身でされるんですか?
(篠原ともえ)そうです。髪の毛クルクルは。これはもう、高校生の時から。トレードマークで。
(赤江珠緒)昔から、自分で?
(ピエール瀧)なるほど。もうちょっと10代の頃と比べるとキツくなってきた感じ?・
(篠原ともえ)いや、なんで!なんで!なんで!似合うでしょ!?
(ピエール瀧)(笑)
(赤江珠緒)いや、だってね、篠原さんちょっと最近こう、前髪がない・・・ワンレンじゃないけど。
(篠原ともえ)そう。前髪すごい、いままで最長で30センチ長かったんです。30センチも!
(ピエール瀧)貞子めざして?
(赤江珠緒)(笑)
(篠原ともえ)目指してないですよ!
(赤江珠緒)違う違う。すごい女性らしい髪型をされてて。
(篠原ともえ)けれども、本当まさにこのシノラー展を成功させようと思って、15センチぐらい切って。で、その切った髪の毛で作品も作ろうと思って・・・
(赤江珠緒)(笑)
切った髪の毛で作品作り
(ピエール瀧)怖い怖い!篠原・・・なに作るの?切った髪で?
(篠原ともえ)イヤリングとか。
(ピエール瀧)切った髪でイヤリング作るの?
(篠原ともえ)捨てられないの。
(ピエール瀧)ああ、なるほど。『それ、もう捨てたら?』の話だね。そこは捨てていいんじゃねーか?
(篠原ともえ)自分の欠片だから捨てられないの。
(ピエール瀧)ああ、なるほど。ウンコも全部とっておくと。
(篠原ともえ)やめてくださいよ!
(ピエール瀧)篠原はトイレ行かないもんな?
(篠原ともえ)いやいや、行かないですよ。
(赤江珠緒)だってなんかお聞きしたら、子どもの時からの髪の毛もとってらっしゃるって。
(篠原ともえ)そうです。髪の毛も全部とってます。
(赤江珠緒)えっ、いつぐらいの?
(篠原ともえ)小学校の時、初めてこう、ショートカットにする時に、なんかこう、自分でばっさり切った時に、自分の欠片をいま持っている!と思ったら、なんか素敵に思えて。これでいつか作品を作ろうと思って。
(赤江珠緒)ええっ!?
(篠原ともえ)それ、とっておいたのをこの前シノラー展で全部作品を探していた時に、ちっちゃい時の髪の毛がどっさり出てきたんです。
(赤江珠緒)うーわ!すごい!
(ピエール瀧)爪とかもとってあるの?
(篠原ともえ)とってないです(笑)。
(ピエール瀧)爪までとってあったら、吉良吉影レベルだなと思って。キラーパンサーだと思って。
(篠原ともえ)最近切った60センチの髪の毛もイヤリングにしました。
(ピエール瀧)そうなんだ。篠原、おじいさんとおばあさんの垢で作った、力太郎って知ってる?
(篠原ともえ)知らない(笑)。なに、それ?
(赤江珠緒)垢太郎でしょ?
(ピエール瀧)おじいさんとおばあさんの垢で作った垢太郎が、後にすくすく育って力太郎になるっていう。
(篠原ともえ)いい話!
(赤江・瀧)(爆笑)
(篠原ともえ)すごいいい話!いま、泣けてきた!髪の毛が助けてくれるかもしれない!
(ピエール瀧)ああー、とっておいて、将来カカシ作るみたいに。みっしり髪の毛でできた人形とか、なあ。
(篠原ともえ)いいと思います。
(赤江珠緒)髪の毛のイヤリングはどんなシルエットっていうか・・・?
(篠原ともえ)丸くしようかなと思って。クルンと。クルッと丸めてから切ったので。
(ピエール瀧)なんかもう、全部アフロにしてポンッてつけたらいいんじゃない?モシャモシャに。アフロにしたんです、これ!っつって。
(篠原ともえ)えっ?そしたら付けてくれますか?
(ピエール瀧)嫌だよ!絶対嫌。
(赤江珠緒)たしかに(笑)。人は使いづらいな。
(篠原ともえ)あれれ?照れちゃってるのかな?
(ピエール瀧)絶対嫌!
(篠原ともえ)あれれ?作品作り、好きなんです。
(赤江珠緒)ねえ。でも小さい時からそうやって、お裁縫とか、なんかものを作ったりするのが好きだったんですか?
(篠原ともえ)私のおばあちゃんが着物を作るお針子さんで。で、お母さんも洋裁好きだったんで、ちっちゃい時にたくさんお洋服作ってくれたんですね。なので、もう幼少の頃から作るっていうことに馴染みがあったので。それからですかね、アクセサリーとか作るようになって、それが好きで、もうそのままデビューしたっていう感じでした。
(赤江珠緒)ふーん!
シノラーファッションとグッズ作り
(ピエール瀧)だからシノラーグッズのね、それこそ縄跳び腕に巻いたりとか、時計いくつもしてる感じとか。ああいうの、一応お前が考えてやってたんでしょ?
(篠原ともえ)そうですよ。
(ピエール瀧)ねー。
(赤江珠緒)そう。だからそのアイデアがね、本当すごい。髪型だっていろんな髪型されてるじゃないですか。
(篠原ともえ)ねえ。おもちゃつけたりとか。
(赤江珠緒)とかね。色もカラフルで。それはもう、どんどんアイデアが湧いてくるんですか?
(篠原ともえ)思いついちゃうんですよね。こう、おもちゃとか、もともとそういうものが売ってなかったりしたら、自分で作って、派手にしようと思って。こう、画面でシノラーを見てほしい!と思って。シールつけたりとか、腕輪をつけたりとか。
(赤江珠緒)はー。でもちゃんと統一感があるから、あまりにもおかしいって事にならないですもんね。
(篠原ともえ)えっ、赤江さん、篠原のこと大絶賛でうれしい。
(赤江珠緒)いや、本当に。
(ピエール瀧)ゲストだからな(笑)。
(篠原ともえ)そうなの!?(笑)。だからなの?
(ピエール瀧)でも、赤江さん、シノラーファッション、もしかしたら似合うかも。思ってた。
(赤江珠緒)うん、好き好き。本当。
(篠原ともえ)前髪パッツン、似合いますもん。きっと。
(赤江珠緒)そうですか?前髪パッツン。
(ピエール瀧)前髪パッツンまでいく?
(篠原ともえ)だって、瀧さんもシノラーしたこと、あるんですよ。15周年のライブの時。
(ピエール瀧)あるある。
(赤江珠緒)どういうこと?(笑)。
(ピエール瀧)『篠原15周年ライブやるからゲストで出て』って言うから、俺もだからシノラーファッションして。ランドセル背負って。
(篠原ともえ)頭の髪の毛もつけて。で、Tシャツも『瀧ラー』って書いて。
(赤江珠緒)(笑)
(篠原ともえ)ハーフパンツ履いて。もう全部スタイリングしたら、瀧さんがずっとそれ楽屋に入っても、ライブ終わったのにそのままで。『ちょっと脱ぎたくない』って言ってたのね(笑)。
(赤江珠緒)あら?
(ピエール瀧)うん。悪さしたくなるんだよね(笑)。
(篠原ともえ)やめてよ!(笑)。違うでしょ!?テンションが上がるから、脱ぎたくなかったんでしょ!?やめてよ、シノラーでそういうイメージ!
(ピエール瀧)なんか悪さしたくなる。なんだろうな?(笑)。
(赤江珠緒)メルヘンな世界に。
(ピエール瀧)どっかの監視カメラに映ってやろうかな?って。
(篠原ともえ)(笑)。違うでしょ?喜んでくださったのをすごい覚えてます。
(ピエール瀧)でもうちのね、現場についているマネージャーがいるんです。伊調っていうのが。これが30ちょっと過ぎたぐらいなんですけど、やっぱりシノラーだって言ってました。『学生の頃、シノラーファッションしてました』って。
(赤江珠緒)あ、伊調さんも?へー。
(篠原ともえ)いますっかり大人で。
(赤江珠緒)大人の女性ですよ、いま。
(篠原ともえ)でもそういう、なんか出さないんですよね。シノラー感を。『私は大人です』って言って。
(ピエール瀧)っていうかバレちゃいけねえって思ってるんじゃない?シノラー感。
(篠原ともえ)そうなんだ?だから篠原がうれしくなっちゃって、逆に懐いて、『お写真撮りましょう!』って聞いたら、『いいです!いいです!』って断られて、すごい・・・『えっ、なんで逃げるの!?お写真、撮りましょうよー!』って言って追いかけたんですから。
(赤江珠緒)(笑)
(ピエール瀧)まあね。
(赤江珠緒)ちょっと瀧さん・・・(笑)。
ほんとピエール瀧って凄いわ。こんなに味を出せる人他におらんわ。尊敬するわまじ尊敬する。近道はシノラー。 pic.twitter.com/43OV5ZlGP0
— なしこ泥酔ウォッチ@riekoriepu (@nashikokokoko) 2015, 3月 31
(ピエール瀧)あ、瀧ラー?
(赤江珠緒)やめて、瀧ラー。もう・・・
(篠原ともえ)瀧ラーのお写真、用意しました。
(赤江珠緒)何なの?このオレンジの半パンに黄色いTシャツ。そして、あ、この髪型ね。
(ピエール瀧)瀧ラーですよ。
(篠原ともえ)で、しかも『クルクルッ』なのに、なんか鬼瓦みたいな顔するんですよ。
(赤江珠緒)そう。顔だけはもう瀧さんなんだもん。
(ピエール瀧)シノラーの元ネタの瀧ラーですよ。
(篠原ともえ)やめて!(笑)。
(赤江珠緒)聞いたことない。瀧ラーは。そうか。じゃあ他にも変なこととか・・・
(篠原ともえ)なんですか?変なことって?私のお裁縫の話を変なことって・・・
ユーミンの衣装デザイン
(ピエール瀧)ユーミンのさ、衣装デザインなんて、どこからどのルートでどうなってそうなるわけ?
(篠原ともえ)これは、松任谷正隆さんがユーミンさんのプロデューサーでライブとかも演出してらして。正隆さんのラジオにゲスト出演させていただいた時に、『ともえちゃんだったらユーミンにどういうお衣装を着せてみたい?』っていう風にたずねられたので、もうユーミンさんに衣装ってなったら、いっぱい思いついて。アイデアが。その場でバーッてデザイン画を書いて。
(赤江珠緒)へー!
(篠原ともえ)で、その当時、ライブのお衣装とか、まあ2、3年前ですけど。全部自分で作っていて。こう、演出に合わせて衣装を作るっていうことをやっていたので。思いついてデザイン画を正隆さんにプレゼンしたら、『面白いね!じゃあ次、やってみる?』っていって。直感で大抜擢していただいて、去年のユーミンさんのコンサート衣装をデザインさせていただくことになりました。
(赤江珠緒)すごかったですよ。
(ピエール瀧)すごかった。うん。何種類ぐらいデザインするの?ツアーも結構あるでしょ?あの展開というか、あれもあるから。何回か着替えるでしょ?
(篠原ともえ)1年かけてツアーを全国回られるんですけども。全部で7体のお衣装なんですけども。最初の1体はユーミンさんのアルバムジャケットをデザインされた方が衣装を手がけられていて。それ以外の6体は全部と、あとメンバーの方が10人近くいるんですけど、その方のコーディネートとスタイリングは全部させていただきました。
(赤江珠緒)ねえ。だってユーミンさんのあの舞台自体がすごい面白いように演出されているじゃないですか。そこに本当に上手く溶け込んでいて。もうずっと長く、本当に松任谷由実ワールドをされてきたんじゃないか?っていうような。
(篠原ともえ)もうすごく長くたくさん経験もされて、いろんなライブをしてらっしゃるんですけど、結構リニューアルをするということでメンバーチェンジとか。あとスタッフの方も入れ替えるっていう企画があって。
(ピエール瀧)なるほど。ずっと同じ人でやっていると固まっちゃうから、新しいことをやりたいんで。
(篠原ともえ)それで斬新なアイデアがほしいなっていうところに篠原をお声がけいただいて。
(赤江珠緒)素材感とかも、あれは何を使ってどういう感じで・・・みたいな?
(ピエール瀧)廃材でしょ?廃材でしょ?
(篠原ともえ)いや、違いますよ!
(赤江珠緒)あれは髪の毛?
(篠原ともえ)高級レザーとか使ってますよ!
(ピエール瀧)ああ、そう。廃材じゃないの?
(篠原ともえ)新しく、リニューアルユーミンですから。
(ピエール瀧)リニューアルユーミン。はい。
(篠原ともえ)すごかったですよ。
(赤江珠緒)面白かったですよ。
(ピエール瀧)なるほど。あのふなっしーそっくりの衣装も。
(篠原ともえ)違います!見てないのにそういうデタラメなこと言わないでくださいよ!着るわけないでしょ?もっとトレンドで!
(赤江珠緒)もっとハイモダンな感じ。
(ピエール瀧)ハイモダンな感じ。あ、ハイモダンな感じ。なるほど。
(篠原ともえ)クラシコですよ。まあ、POP CLASSICOっていうタイトルだったので、クラシックなものをポップな篠原がデザインするというコンセプトで。
(赤江珠緒)へー!でもそういうアイデアが次々と湧いてくるっていうことは篠原さん、もう子どもの時からお洋服にかぎらず、ちょっと変わってるねとか、なんか、独特の考えだね、みたいなことを言われたりとか、なかったですか?
(篠原ともえ)独特だったんですかね?でも、真似とか意外としないんですよね。自分からゼロから作り出すっていうのが好きな子でしたね。だから、憧れの方とかも誰?とか言われるんですけど、意外に、オードリー・ヘップバーンとかだったりするんですよ。
(赤江珠緒)ああー。はあはあはあ。
(篠原ともえ)オードリー・ヘップバーン、前髪パッツンでしょ?
(ピエール瀧)オードリー・ヘップバーン、前髪パッツン。
(篠原ともえ)前髪パッツン、そこから来てます。オードリー・ヘップバーン。
(ピエール瀧)あ、オードリー・ヘップバーン目指して、前髪パッツンなの?それ。なあ。図々しい!(笑)。
(篠原ともえ)なんで!?(笑)。ローマの休日っぽくない?
(ピエール瀧)(笑)
(篠原ともえ)どうも、ローマの休日です。
(ピエール瀧)それ、前髪パッツンだけの話なの?
(篠原ともえ)違くない?あれ?そこも同じ、シンパシーを感じてたんですけど。
(ピエール瀧)なるほど。
(篠原ともえ)そうなんですよ。実は。だからオリジナルでしたね。小学校の時も、ちっちゃい時から。
<書き起こしおわり>
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