ピエール瀧 海外旅行で地元民の愛する食堂に入る方法を語る

ピエール瀧 海外旅行で地元民の愛する食堂に入る方法を語る たまむすび

ピエール瀧さんがTBSラジオ『たまむすび』のハガキで相談コーナーでリスナーからの「海外旅行で地元の人が行くような食堂に入る勇気がありません」という相談にのり、いいお店を見分ける方法などを話をしていました。

(ピエール瀧)そして、こちら。千葉県酒々井町46才男性の方でございます。(ハガキを読む)「いつも楽しく聞いています。今日は11月30日(台湾時間)です。届くのに何日かかるかな? 台湾に旅行に来ています! さて、相談ですが旅行先で現地の人々が食べている地元の食堂みたいなところに入る勇気がなかなか出ません。観光客向きじゃない店でスマートにたのめるようになるにはどうすればいいんですか? 瀧さんや珠ちゃんは得意ですか?」と。これ、ありますよね。

(赤江珠緒)うん。

(ピエール瀧)特にアジア圏なんかの国に行くとそれこそ、「これ、完全に地元の人用けだな」っていう食堂が。まあ韓国、台湾、中国、いろんなところにありますけど。そういうところに赤江さん、入る方ですか?

(赤江珠緒)入りました。今年の夏、香港に行ったじゃないですか。で、地元の方が行くお粥のお店。行きました。

(ピエール瀧)ああ、あのパンみたいなのを入れて食うやつね。

(赤江珠緒)そうそう。で、「全員地元の人だろうな」と思っていたらサッと出る時に「赤江さん」って言われて。『たまむすび』を聞いてくださっていた現地に住んでいる人から声をかけられるっていう、まさかの事態にビビりました(笑)。「うわーっ!」って思って。

(ピエール瀧)なるほど。旅行気分、失せるわ。そんな話(笑)。

(赤江珠緒)いや、ドキッとして。

(ピエール瀧)それはさ、その店はどうやって選んだわけ?

(赤江珠緒)それはね、よく行っていた人たちが「ここのお粥が美味しいよ」って。お粥のお店があって、写真もあったから、「これ、食べさせてくれ」って言って。

(ピエール瀧)やっぱあれでしょ? 地元の人っていうか地元の人、海外の人を含めてそこはお粥が美味しいところなんでみんな集まってきちゃう有名店だからでしょう?

(赤江珠緒)そうそうそう。

(ピエール瀧)そういうところじゃなくて、本当に街角にある……韓国とかだったら南大門市場のあたりにある、「汚えな、ここ!」っていうような食堂。そういうところに入りたいんだけども入れないという。

(赤江珠緒)ああ、そうね。屋台みたいなところはね、たのみやすいじゃない。まだ。なんとなく売っているものもわかるから、「これください」とか言って。そうね。地元の……

(ピエール瀧)僕も結構好きなんです。

(赤江珠緒)行きます? 瀧さん。

(ピエール瀧)僕はそういう海外旅行に行ったからといって有名レストランに調べて行くような真似はしないんですよ(笑)。

(赤江珠緒)しなさそうだねー(笑)。

(ピエール瀧)めんどうくさいから(笑)。もう歩いていて「ここ!」っていうところにポンッと入ることが多いんですけども。やっぱね、入りにくいっていうのもわかるんですよ。言葉も通じないかもしれないじゃないですか。

(赤江珠緒)そうそうそう。まずね、メニューがわかんないっていうね。

(ピエール瀧)なにを書いているかわからないしっていう。で、僕もそういうところに入るんですけど、僕のおすすめは、とにかくおばちゃんだよね。おばちゃんが店に立っていて、しかも自分のおばちゃんぐらい。母親とかそのぐらいの世代のおばちゃんがいるところに行くっていうのがいいよね。

(赤江珠緒)ああ、万国共通。ベテランの女将がいるみたいなところだね。

おばちゃんがポイント

(ピエール瀧)前に韓国に行った時にやっぱりそういう店のおばちゃんのところに行ったら、おばちゃんぜーんぶやってくれるもんね。

(赤江珠緒)あ、やってくれるね!

(ピエール瀧)だから、もちろん韓国語はしゃべれません。英語でしゃべってもそんなに通じないじゃないですか。で、日本語でも無理だし……ってなっていると、入って席に座って、もうしょうがないんでジェスチャーですね。「お腹すいた」ってお腹をパンパンやりながら、「お母さん、お腹すいちゃったんだけど、食べるやつない?」って、ご飯食べる真似をして。

(赤江珠緒)ああ、ジェスチャーで全部。

(ピエール瀧)やると、おばちゃんが「ああ、わかった。わかった。じゃあやってあげるね」って全部定食みたいなのを出してくれて。あと、焼肉の時とかも「これはこうやって食べるのよ」ってサンチュを包んでお肉やって、「はい、あーん!」って口の中に入れてくれて。

(赤江珠緒)そこまで?(笑)。世話好きだなあ。

(ピエール瀧)だからこの方、男性の方ですから、そういうおばちゃんのいるところに行って、甥っ子とかそのモードで甘えるっていう。

(赤江珠緒)そうですな。で、どうやって食べていいかわかんないような蟹みたいなのとかも、切ってくれたり全部やってくれるもんね。

(ピエール瀧)やってくれるし。それはそれで楽しそうにしてくれたりするおばちゃん、いるじゃない? 「もう、しょうがないわね」なんつって。

(赤江珠緒)世話好きなおばちゃんを狙っていくと。

(ピエール瀧)そうそう。そういうところに行けば、全部やってくれますから。だからそこで我を通さないことね(笑)。「これは食えねえ」とか。

(赤江珠緒)出たものは全部。

(ピエール瀧)全部たいらげて帰るというモードだったらよろしいのでは? と思います。

<書き起こしおわり>

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