安住紳一郎 特番『音楽の日』の裏話を語る

安住紳一郎 特番『音楽の日』の裏話を語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんがTBSラジオ『日曜天国』の中で、司会を務めた音楽特番『音楽の日』の裏話をしていました。

(安住紳一郎)昨日、ちょっと私は長めの音楽番組の担当だったので。

(中澤有美子)本当にお疲れ様でした。

(安住紳一郎)いえいえいえ。びっくりですよね。本当に、いろんなことがありまして。

(中澤有美子)そうでしたか。いや、放送上は、つるんと、すごくキレイでしたよ。

(安住紳一郎)いえいえ、まったく。まったく。ひどいもんですけども。

(中澤有美子)そうですかー。12時に放送終わって、どんな感じで、ここ10時間、いたんですか?

(安住紳一郎)私ですか?あの後、普通に反省会があって。それで、このラジオの打ち合わせをして、寝て、起きて、いまですよね。はい。

(中澤有美子)そうか。

数々の現場トラブル

(安住紳一郎)なんのことはありませんが。すごいですよね。びっくりしました。なんかいろいろね、指示が出たりするんですけど。すごい暗闇の中で指示が出たりとかして。その指示が見えないと、どうしようもないみたいなところなんですけど。そういう時に、暗いから見えないんですけど、自分が恥かくと思ってグッ!って目に力を入れたら、見えたりするんですよね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)すごいなんか、人間の能力の限界を超える瞬間っていうのが40をこえてあるんですね。驚きますね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)絶対に見えないんですよ。まあ、いろいろ状況が・・・向こうでね、遠く10メートルぐらい向こうでスタッフの1人が私に指示を出して。その指示に従わなければいけないっていうことが当然あるんですけど。それが何回もあるんですけど。それがその、予定せず、暗転の、暗闇の中にもまれちゃうことがあるんですよね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)まあ、よくあるのは自分で手元に書いていた下書きの紙が、読むところが暗くてそれが見えなくて、どうしようもないのと似た状況なんですけどね。『ああ!指示出してくれているけど、そこは暗闇だからなにも見えないな・・・』なんて言ってね。それが見えないと、どうしようもないなって時があるんですけどね。

(中澤有美子)うん。

(安住紳一郎)でも、どうしようもないじゃないですか。前にも後ろにもいかんと思って、グッ!と力を入れたら、ボヤッと見えたりするんですよ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『あ、見えた。なんか見えたぞ』みたいな。『あれっ!?』みたいな。そういうことがね。

(中澤有美子)すごーい!

(安住紳一郎)自分が恥かくと思ったらね、必死ですよね。もうね。ええ。『ああ、人間の能力って意外に全部、普段から出しきってないんだな』なんて。いろいろそんなことを考えたりしながら。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)うーん・・・みたいな。うーん・・・みたいな感じですよね。面白いですよね。すっごい混乱してるんで、いろいろな事があるんですけど。それを上手にやる放送局もあるんですけどね。私の勤めている放送局は比較的それが苦手な分野が強いので。びっくりしますよね。

(中澤有美子)あー・・・

(安住紳一郎)そうですね。あと、残りの時間みたいのを表示されてるんですけど、それが見えなくなっちゃったりする時もあってですね。その時はどうしてるかって言うと、勘でやるんですよね。

(中澤有美子)ふーん!

(安住紳一郎)たぶんこれくらい・・・みたいな。びっくりしますよね。それ。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)うーん・・・面白いですよね。タイムフィックスなんて言って、時間固定みたいなことを言われる時に。

(中澤有美子)そう。かならずこの時間には、なんかニュースとか、そういうのに渡さなきゃいけないみたいな。

(安住紳一郎)そうですね。そういう時には、そうですよね。きちんとね、カウントダウンを見ながらやらなきゃいけないんですけどね。そのカウントダウンのテレビモニターの電源が落ちたりなんかする時がありますでしょ?いや、本当に初歩的なことがいっぱいあるんですよ。ええ。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)よくね、家庭でも電化製品とか使っていて、もう少しその電化製品を自分の方にたぐり寄せたいなと思って、グッとたぐり寄せると、まあ危ない話ですけど、電気コードが抜けちゃったりして。で、結局電源が落ちるみたいなこと、ありますよね。そういうのが放送局でもあるんですね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)これが必要だからと思って、スタッフが思いっきりグーッ!って引っ張ると、なんか線が切れちゃったりなんかしたりして。あーあ・・・みたいな。ダメじゃん・・・みたいな。

(中澤有美子)普通(笑)。非常に(笑)。

(安住紳一郎)しかも、ダイナミックに破線してるじゃん!どうすんの?みたいな。

(中澤有美子)そうだったんですね(笑)。

(安住紳一郎)何も映ってないモニターを見ながら、『ええっ!?』みたいな。

(中澤有美子)聞いているだけで、汗が出ますね(笑)。

(安住紳一郎)そこに時間が出るのにね。出ないっていう。『ああっ!どうすんの?』みたいな。

(中澤有美子)計り知れない。もう・・・

(安住紳一郎)『いま、なにが映っているかもわからないし・・・』みたいなことですよね。うん。こっち、映っているかどうかもわからないですからね。

(中澤有美子)どこにね、カメラが来ているか。

(安住紳一郎)いや、じゃなくて。あの、コマーシャル明けかどうかもわからないみたいな時がある。ええ。あれっ!?みたいな。『うーん・・・たぶんコマーシャル、明けてると思うぞ』って。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)『しゃべり出してみっかな?』みたいな。

(中澤有美子)本当!?(笑)。あっ、そんなところがあったんですね。

(安住紳一郎)『しゃべり出してみるか?ほれ!』みたいな。

(中澤有美子)『よし、行ってみよう!』。

(安住紳一郎)うん・・・なんとなく。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)『ほれほれ、しゃべり出してみっか?』。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)くだらないでしょ?『しゃべり出してみっか?』。その時のポイントはね、ええと、どっから始まってもいいように、前半の15秒ぐらいを、どっからでも入り口になるような感じのことを3回くらいしゃべってるんですよね。

(中澤有美子)ええーっ!?

(安住紳一郎)入り口が3つあるみたいな。要するに、それで、入りのタイミングを間違った、みたいな感じでやるんですよね。

(中澤有美子)どっから乗っかったとしても、なんとなく不自然じゃないようにっていうことですか?

(安住紳一郎)そうですね。そうです、そうです。ですから、なんか『いらっしゃいませー、いらっしゃいませ、いらっしゃいませー!いらっしゃいませ、いらっしゃいませ!さて、それでは・・・』みたいな感じですね。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そうすると、2回目のいらっしゃいませでも、3回目のいらっしゃいませからでも構わないっていう。

(中澤有美子)(笑)

(安住紳一郎)そのへんから入ってくれれば大丈夫っていう、そういう手法がね、あるんですよ。

(中澤有美子)へー!そういう手法。

(安住紳一郎)そうそうそう。そうです。ハハッ、くだらないですよね。微妙なんですけどね。ええ。

(中澤有美子)すごーい!

(安住紳一郎)どのへんかな?このへんでもいいかな?みたいな。

(中澤有美子)神業ですねー!

(安住紳一郎)神業じゃないですよ。ぜんぜん。ひどいです。クソ技ですよ。最悪だなと思いますよ。おどろきましたっていうね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)ねえ。いろいろね。まあでも、技術さん、カメラさんとか大変ですよね。カメラさんなどがいちばん大変ですよ。もう、何回もね、リハーサルして。それから、ビッグバンド。生バンドのみなさん方。トランペットとかトロンボーンとかを吹いている方はもう・・・まあ、超一流のミュージシャンたちですけども。何回も・・・あとは、AKBのみなさん方の4曲メドレーとかを気合入れて吹いてますから、最後くちびるボンボン腫れになってましたからね。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)はー!みたいな。

(中澤有美子)本当、生演奏でよかったですよ。迫力があって。

(安住紳一郎)マウスピースを使うんでね、大変みたいですね。やっぱりね。何回も、何回も、何回もっていうので。って、言ってました。いろんな人。ええ。カメラさんの靴が脱げたりね、なんかいろいろと・・・

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)事故なくっていうね、感じですよね。

(中澤有美子)へー!

<書き起こしおわり>

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