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菊地成孔 ブリトニー・スピアーズ『Toxic』ジャズカバー曲を語る

菊地成孔 ブリトニー・スピアーズ『Toxic』ジャズカバー曲を語る 菊地成孔の粋な夜電波
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菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』ジャズカバー曲特集の中で、ブリトニー・スピアーズのヤエル・ナイム版ジャズカバー曲を紹介していました。

(菊地成孔)今日はそんなわけで、思いって気軽な特集ですけどね。クラブミュージック・・・まあ、クラブミュージックっていうほどでもないな。もうヒットチャートでアクションした曲ですけども。それのジャズカバーですね。次にお聞きいただくのは、ええと、原曲をまず聞きましょうか。原曲はもう古いよ。2004年ぐらいじゃないかな?もうこの曲が10年前か。これ、知ってます?お聞きのみなさん。

はい。これね、ブリトニー・スピアーズの『Toxic』ですよ。アメリカの文化によくある話で、だいたいこういうのっていうのは黒人が切り拓いたんだろう?って漠然とみんながイメージしちゃうんですけど、よくよく掘ってみると実は起爆っていうか、ものすごいことになったのは白人っていうのはよくあるパターンなんですよね。ロックンロールなんかもそうですし、リズム・アンド・ブルースなんかもそうなんですよ。

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『Toxic』のPVが切り拓いたもの

いかにも黒人が最初にガーン!って行ったような気がしますけど。どっちも、実は白人ですよね。何が言いたいか?っていうと、もういまでは当たり前ですよね。アメリカのオーバーグラウンダーのPVがもうソフトポルノ超えて、もうぎりぎりハードコアぐらいエロいことになっちゃっているのがいま、平均値になってますけども。まあそれの平均値をグッと上げたのはビヨンセでもないし、まだデビューして間もない、あるいはデビューしてないリア-ナでもなくて、まあブリトニー・スピアーズ、その人ですよね。

この『Toxic』のPVは、先ほどの曲とは別にぜひ、ご覧になってない方は動画サイトをチェックして頂きたいんですけど。まあまあ、『ここまでやられたら、タガが外れるよね、黒人側も』っていうぐらいのエロPVの元祖ですよね。ブリトニー・スピアーズさんの人生を狂わせた1曲でもあるわけなんですけども(笑)。まあでも、元気ですけどね。私、ゴシップ雑誌買うのが好きで。するとだいたい、毎回ブリちゃん出て来るんですよ。で、もう本当ひどい目にあっていて。船の上で食い過ぎでゲップしてる写真とかも撮られてですね(笑)。

かわいそうだなっていうか、ひでーな、もう本当にパパラッチはって思うんですけど。まあ、今のあの、ブリトニー・スピアーズの曲ですね。これをヤエル・ナイム(Yael Naim)さんっつって、フランス系のユダヤ人っていうか、まあイスラエルが長いからイスラエル人って言った方がいいのかもしれないですね。あの、パリ生まれですけど、イスラエル在住ですよね。イスラエルのアーティストって言っていいと思いますね。まあ、比較的よくある、あんまりいい意味じゃないんで、『よくある』ってまとめちゃいけないんですけど。

2008、9年にすごいいいものを出して、日本でもものすごい評価されて。来日公演を3回くらいやって。FUJI ROCKに1回、2012年ぐらいに出て、それ以後パタッと消息を聞かないっていう。『ああ、知ってる知ってる!あいつもそうだ、こいつもそうだ!』ってもう、50アーティストぐらい出て来るでしょ?洋楽好きな方ならね。ただね、そういうのも、動画サイトの話ばっかりしてますけど、追えますけど。ヤエル・ナイムがその後どうしてるか?っていうのはちゃんと、テレビでライブ演奏している動画とかもいっぱい上がってるんですけどね。

ええと、彼女が、ジャズベースにした非常に素晴らしいアコースティックサウンドなんですけども。この『Toxic』をカバーしたんですよね。私、この『Toxic』をジャズカバーしたらいいってずっと思っていたのに、知らない間にね、2008年だ。この人がやっていたんですよね。知ったのがね、2010年ぐらいで。知った時には時遅しっていう感じなんですよね。とても素晴らしい演奏になっております。ヤエル・ナイムでブリトニー・スピアーズのカバーです。『Toxic』。

はい。そうですね。ストリップティーズの伴奏にも使えると言えば使えるようなエロ感、そしてまったくその対極にある非常に少女的な処女性みたいなものも併せ持った、いずれにせよ我々日本人の感受性の棚には収まりきらない、一種の・・・というのは、これがいわゆるイスラエル調ということだと思いますが。ヤエル・ナイムで『Toxic』でした。

<書き起こしおわり>

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