菊地成孔 新宿伊勢丹コスメ売り場で聞いた妙齢の女性の驚きの言葉

菊地成孔 新宿伊勢丹コスメ売り場で聞いた妙齢の女性の驚きの言葉 菊地成孔の粋な夜電波

菊地成孔さんがTBSラジオ『粋な夜電波』の中で、大好きな伊勢丹のコスメ売り場で聞いた、妙齢の女性2人組の衝撃的な言葉について話していました。

(菊地成孔)『菊地成孔の粋な夜電波』。ジャズミュージシャンの、そして、これもメディアで言いすぎた感もありますけど。新宿伊勢丹が好きでして。伊勢丹さんの上顧客用の雑誌があるんですね。『アイカード通信』っていう。あそこで唯一、決めの連載を持っている私ですけども。特に好きなのが1階コスメ売り場なんですね。で、美容部員の方が一般の方にメイクをしているのがズラーッと、こうモダンアートみたいにびっしり並んでいるのを、ちょっと小高い丘みたいになった、1.5階みたいなところに・・・

あの、伊勢丹はトイレが1.5、2.5、3.5という風に、フロアとフロアの間に挟んである感じなんですけども。で、1.5階のトイレの前からそれを腕組みしながらジーッと見てるのが好きなんですけども。去年はディオールの『アディクト976』ですよね。やっぱりね。去年を代表するコスメと言えばですね。もうのっけから、シーンとされることを目的にしゃべってますけども(笑)。あの・・・静かな出だしがいいかな?今日はって感じなんですけど。

ディオール アディクト976

まあ、いずれにせよ、なんだかんだでアディクト976ですよね。まあ、ある妙齢の、とても美しい女性2人組がですね、それを買っていったわけなんですけども。まあ、買って、ディオールの包みを持って、帰り際に私とすれ違ったんですけども。『私たちがヤマンバやってる頃はリップ、クレヨンだったよね』っていう昔話をされておられですね。まあ、昔、唇にクレヨンを直接盛っていた人が、いまディオールのアディクトを盛っていると思うとね、痛快なような。とにかくものすごいインパクトで。

まあ、思わず番組で『昔ヤマンバやっていたことがある方は、当時の思い出をメールしてください』って言いそうになったんですけど。それってあまりにあの・・・(笑)。音楽番組じゃなくて、普通のただのAMの楽しい番組になりそうな気がするんで。でも、やっぱり興味は、ねえ。あの時、ヤマンバやっていた人たちとか、何をやっているんだろう?とかね、いろいろ。

あの時、石油ショックで、大阪あたり多いと思うんですけども。ティッシュがなくなるっていうんで、店が開店するなりすごい勢いで。野球選手の滑り込みみたいにティッシュの売り場に殺到されたお母様とか、いま何をやってるんでしょうかね?とかね。いまは何をされていて、あの当時のことをどういう風な形で述懐しておられるか?ということは知りたいですよね(笑)。

<書き起こしおわり>

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