吉田豪さんがbayfm『with you』に出演。2015年5月27日に発売されたアイドルの新譜から、おすすめを5曲チョイスし、紹介していました。
(松本ともこ)今日の特集は何でしょうか?
(吉田豪)はい。昨日フラゲしたアイドル新譜特集!
(松本ともこ)はい。じゃあさっそくいま聞こえてますが。ご紹介ください。
(吉田豪)はい。こちらは乙女新党の『とりことりことりこ』という本日発売の曲ですね。
(松本ともこ)フラゲしたんだ。もう。
(吉田豪)そうです。あの、タイトル曲がPandaBoYというアイドル曲で結構攻めた曲を作っている人の『キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!』っていう曲があって。これ、ラジオで聞いて一発で。『うわっ、なにこれ?すげーいい!』と思って。
(松本ともこ)うんうんうん。
(吉田豪)だからそしたら、カップリングも良かったというね。モータウン調の、こういう。
(松本ともこ)ほー。
(吉田豪)乙女新党、結構あれなんですよ。僕、実は接点全くないんですけど。ももクロ的なっていうか、それぞれの声の個性を生かした歌割りがすごく良くて。曲も全体的にレベルが高くて。いいですよ。今回のシングルはどっちもいいです。
(松本ともこ)この、『キミとピーカン☆NATSU宣言っ!!!』っていう方も良かったから、カップリングも良かったからっていうことなの?
(吉田豪)そうです。で、カップリングが流れることはまずないんで、せっかくだから。
(松本ともこ)たしかに、たしかに。じゃあこの乙女新党。今日リリース。
(吉田豪)こんな感じで今日リリースのやつを、昨日買ったやつを片っ端から流すというだけの日です。
(松本ともこ)買いに行くんですか?その忙しいスケジュールの中で。
(吉田豪)もちろん、もちろん。
(松本ともこ)へー。そういう時間があるんだね。
(吉田豪)いや、作りますよ。だから、いままでに買った分でやるのもぜんぜんできるんですけど、でもね、そういえば良さげな新譜が多いから、一応買いに行こうと思ったら、想像以上に多かったんで、全部これでやっちゃえ!というのが本日です。
(松本ともこ)じゃあ、いま乙女新党を聞きながらですが。本日の1曲目をご紹介ください。
(吉田豪)1曲目はええと、BiSHという、横浜アリーナで派手に解散したBiSというね・・・
(松本ともこ)その話、聞きました。
(吉田豪)はいはい。新生アイドル研究会BiSという過激なアイドルグループ。まあ、いまのアイドルシーンを無茶苦茶にした功罪あるグループですね。アイドルシーンを面白くして、ちゃんとしたロックを目指す、ロックっぽいことをやるグループが増えたきっかけを作ったんですが。それと同時に、会場で派手に暴れるヲタも大量に増やしたグループで(笑)。
(松本ともこ)(笑)
(吉田豪)そうなんですよ。で、解散して行き場を失ったヲタがいろんなところで問題を起こしたりしているような(笑)。状態なんですけど。
(松本ともこ)(笑)。俺たち、どこで?
(吉田豪)そうなんですよ。俺たち、どこに行けばいいんだ!?っていう。だから、解散後に元BiSメンバーがそれぞれの活動をしてて。ただ、音楽的には面白いけど、ライブであんまり暴れられないようなところだったりとか。ライブで暴れることはできるんだけど、音楽的には正直、BiSほどピンと来ないみたいな感じになっちゃっている中で、騒げそう、曲よし、ルックスよしっていう感じで、かつての研究員というヲタの方々が流れてきているのがこのBiSH。
(松本ともこ)BiSH。
(吉田豪)これが、まあBiS解散後に新たに再生した・・・プロデューサーの渡辺淳之介さんとか松隈ケンタさんとか、かつてのBiSを支えてた人たちが、全く違うメンバーでもう1回、BiSをやってみようとしたグループ。BiSH。新生クソアイドル。
(松本ともこ)クソアイドル?
(吉田豪)そうなんですよ。というね。あの・・・そうです。まあ、下品な感じなんですけど。ただ、BiS同様、いきなりハイレベルなファーストアルバムが本日発売で。
(松本ともこ)アルバム、本日リリース。
(吉田豪)アルバムデビューで。『Brand-new idol SHiT』。
(松本ともこ)もう、紹介しにくいな(笑)。
(吉田豪)まあ、無料配信も多数だし、全曲Soundcloudで聞けるしっていう感じで、前とはまた違う試みもしていて。で、今日流すのは最初に公開したオリジナル曲で。これ、まずプロデューサーの渡辺淳之介さんボーカルのバージョンを無料配信するっていう、ひどいふざけたやり方をしたんですけど。それがまた声質的にもすごいよかったんですよ(笑)。
(松本ともこ)ああ、彼の声質が?
(吉田豪)あ、ヤバい!これ、有りだ!と思って(笑)。
(松本ともこ)そんな風に思ったんだ!ちょっと、えっ?って思うけど。
(吉田豪)そう。で、まあ今回、ちゃんとした方を流しますという感じで。
(松本ともこ)ぜひ。渡辺さんじゃない方を。
(吉田豪)じゃない方です。本日発売のファーストフルアルバムからBiSHで『スパーク』。
(松本ともこ)すいません。私、意外でびっくりしちゃった。こういう曲なんだ。初めて知ったのに、感動しちゃうみたいな。
(吉田豪)まあBiSはよく、エモいとか言われてたんですけど。まさにそのエモーショナルな感じのロックナンバーで。
(松本ともこ)へー。これ、でもBiSHなのね。
(吉田豪)BiSHですね。
(松本ともこ)またすごいメンバーが集まりましたね。
(吉田豪)しかもかわいいというね。
(松本ともこ)かわいいねー。
(吉田豪)前より。オリジナルよりっていう(笑)。
(松本ともこ)ちょっと1人映っている人は誰なのかな?って思っちゃう。男の人が。ふーん。では、『スパーク』をお届けしましたが。続いては?
(吉田豪)続いてはですね、ええと、Peach sugar snowという山梨の3人組ウィスパーボイスアイドルがいるんですが。
(松本ともこ)ウィスパーボイスアイドル?
(吉田豪)僕、ずっと推してたんですが。これがまたですね、2人いなくなっちゃったんですよ。
(松本ともこ)あ、またそういう。いろいろあるのね。
(吉田豪)あいなというメンバー、たった1人になって活動を再開。
(松本ともこ)1人?
(吉田豪)あの、ルックス面での中心人物だったももかっていう子がソロになって、声がいちばんかわいかったあんっていう子が卒業しちゃって。どうなるのか?と思ったんですが、これがまたいい感じで。
(松本ともこ)あっ、1人。あいなちゃん。
(吉田豪)プロデューサーの小林清美先生っていう人がすごいドジっ子なんですけど、恋愛のトラウマを多数抱えていそうな方なんですね。
(松本ともこ)(笑)
(吉田豪)で、だから実はいままでの曲もすごいこう、小学生とか中学生なんですよ。メンバーが。に、ものすごい切ないことを歌わせる。だいたい最後、死ぬとかのね(笑)。
(松本ともこ)それは!それをなに?歌うのが小学生とか?
(吉田豪)そう。で、今回残ったのが小6なんですよ。
(松本ともこ)あ、小6なんだ。
(吉田豪)今回、かぐや姫をモチーフにした曲を小6がウィスパーボイスで、『私はただのつまらない人でした。あなたにとって私は希望にはなりませんでした』って歌わせるっていうね。
(松本ともこ)清美先生って、そういうのを歌わせちゃう?
(吉田豪)攻めた感じの(笑)。いいですよ。
(松本ともこ)じゃあ今回は、1人Peach sugar snowってことなんですね?
(吉田豪)そう。これからは1人になって。珍しいパターンですね。普通だったら補充するのをね。1人にする。
(松本ともこ)ねえ。1人でやるっていうね。じゃあ、曲紹介をお願いします。
(吉田豪)はい。じゃあPeach sugar snowで『さよなら惑星』。
(松本ともこ)またこれも衝撃的。ウィスパーボイス!
(吉田豪)なんかアイドルの儚さを出すにはウィスパーって実はすごいいいんですけど。さらに子どもというね。まあ、ライブ見ているとすごい大変そうだし。抜けたメンバーとか見ているとやっぱりね、ちゃんと歌いたいっていうのがあるみたいですね(笑)。
(松本ともこ)歌いたい。歌いたくなっちゃうよね。
(吉田豪)歌える人なんですよ。ソロとかでやると、ちゃんと歌っていて。歌唱力がある人が、こうやっている。
(松本ともこ)いやー、ウィスパーボイス、大変だよね。
(吉田豪)普通のアイドルとは違う方向になるからいいんですけどね。感情を下手にこめてない感じがいい。
(松本ともこ)家で練習している時は熱唱してると思うな(笑)。いや、でもかわいらしい子で。
(吉田豪)小学生がね、『私はただのつまらない人でした』ってボソボソ言ってたらね、心配されますけどね。
(松本ともこ)びっくりした。でも、ちょっと1人でがんばるということでね。Peach sugar snow『さよなら惑星』をお送りしています。では、続いて。
(吉田豪)そして、この番組で何度もかけてますね。僕がここ最近、かなり推している中学生2人組ポストロックアイドルamiina。
(松本ともこ)amiina。
(吉田豪)こちらが3枚目のシングル『Canvas』というのを出しまして。今回、特装版も出てるんですが、これ、もうほぼ完売みたいですね。さっき、1時間前の時点で『残り4枚』って書いてましたよ。
(松本ともこ)へー!
(吉田豪)ギリギリ買えましたけど。僕、通常版も買いました。ちゃんと(笑)。
(松本ともこ)通常版も買えた。
(吉田豪)今回、そのシングルに、カップリングもいい曲だったんですが。
(松本ともこ)amiina、かわいいですよね。
(吉田豪)どっち流そうかと思ったんですけど、いちばんポストロックっぽい方に急遽変えました。じゃあamiinaで『○△□』。
↑動画5:35からスタートします
(松本ともこ)他も聞きたいところもありますが。まあ、リリースになったということで。amiina、これが『○△□』。
(吉田豪)ということですね。あの、これ、初披露の瞬間、僕、ライブで見ていたんですけど。ライブも素晴らしいんですけど、やっぱりあれなんです。僕、個人的にはあんまり英語に行ききって欲しくないっていうか。アーティストっぽくなりすぎちゃうから。もうちょっとアイドル感は保っていてほしいっていう。日本語になる瞬間、安心するので。
(松本ともこ)あの、おしゃれだけどそっちに行きすぎないで。
(吉田豪)完成しすぎちゃうっていう。あんまり完成しすぎないでほしいなっていう。
(松本ともこ)でも、垢抜けてるよね。
(吉田豪)でも会うと、本当ただの子どもで安心しますよ(笑)。
(松本ともこ)子どもなんだー(笑)。中学生2人ですよね。
(吉田豪)大阪のライブに行った時、大阪で、『大阪ってすごいですね!』って言って。すごいMCで言って。『なんですか?』って言ったら、『空気がきれいなんですよ!』って。『いや、そんなことないですよ!』って言ったら、たぶん新幹線の中がエアコンが効いていて(笑)。降りた瞬間、すごいよかっただけみたいなんですけど。『大阪は空気がきれい!』って連呼してて(笑)。
(松本ともこ)かわいいね!(笑)。もう止めたくない。そういうトーク。
(吉田豪)そんな感じですよ。中学生!っていう感じですよ(笑)。
(松本ともこ)中学生ね。amiina、応援しまーす。じゃあ?
(吉田豪)最後は、ねえ。こちら、これまたこの番組で何度も流している、千葉が誇る大人のソロアイドル、星野みちるさんですよ。
https://miyearnzzlabo.com/archives/16814
https://miyearnzzlabo.com/archives/21432
(松本ともこ)うん!
(吉田豪)ねえ。マッピーもね、この前会って。
(松本ともこ)会ったんです。ゴールデンウィークで。
(吉田豪)で、ねえ。僕、このシングル送ってきた星野さんの手紙に『松本ともこさんに会いました。すごい美人でした』って書いてましたよ。
(松本ともこ)嘘?うれしいな(笑)。
(吉田豪)(笑)。そんなね、気も使える大人ですからね。
(松本ともこ)気、使えるよねー。でもなんか、かっこいい子だったな。
(吉田豪)そんな星野さんの最近の7インチ+CDシリーズで、新曲。ええと、『腰抜け男子にアイラビュー』っていうのがありまして。
(松本ともこ)今日リリースね。
(吉田豪)そうですね。こちらのカップリングもよかったんですけど。これがまた、星野さんが実は作っている曲で。なので、聞いてみましょう。星野みちるさんで『グッバイボーイ』。
(松本ともこ)星野みちるさん『グッバイボーイ』。彼女がもう曲を作ったっていう。
(吉田豪)そうですね。彼女のこういうまっすぐなメロディーをちゃんとした人がアレンジすると素晴らしいものになるっていうね。
(松本ともこ)うんうん。今日リリース、ニューシングル『腰抜け男子にアイラビュー』。この今日はカップリングナンバーを選びました。なんかwith youに来てほしいなってずっと思っていて、おしゃべりも。
(吉田豪)ねえ。トークは相当面白い人なんで。デタラメですけどね。本っ当にデタラメですよ(笑)。
(松本ともこ)なんかさ、星野みちるちゃんの・・・
(吉田豪)音楽、ぜんぜん詳しくないんですよ(笑)。
(松本ともこ)そうなの?こんな曲も作れちゃうのに?
(吉田豪)自分で曲作るのに、何も知らないんですよ。この人。
(松本ともこ)大丈夫。私も詳しくないもん。好きだけど。
(吉田豪)そこが面白いですよ。
(松本ともこ)それで、一緒になんか星野みちるちゃん、with youやってほしいな。
(吉田豪)iPodに入っている曲もだいたい15年前ぐらいの曲しか入ってないような(笑)。
(松本ともこ)(笑)。そのへんの話、聞きたいな。
(吉田豪)すっごいデタラメですよ(笑)。
(松本ともこ)今日はですね、昨日フラゲのアイドル新譜特集をスタジオに持ってきてもらってやりました。
<書き起こしおわり>