吉田豪と浜崎容子 エゴサーチする理由とRTの基準を語る

吉田豪 アーバンギャルドファンクラブ加入を語る SHOWROOM

アーバンギャルドの浜崎容子さんが『猫舌SHOWROOM 豪の部屋』に出演。吉田豪さんがエゴサーチをする理由やリツイートする基準などについて話していました。

(吉田豪)アーバンもだからまだ、あの時期だったからよかった部分って絶対にあると思うんですよ。ネットに力を入れる人がまだそんなにいない時期に。……でもない?

(浜崎容子)うーん……どうだったかな? あんまり覚えていないっていうのが実際のところですね。「どうしよう?」っていう部分ですね。

(吉田豪)「どうしよう」?

(浜崎容子)ファンの人たちの信頼をなくしてしまったっていう。

(吉田豪)1回、そこが大きい。

(浜崎容子)やっぱりもう1回で壊れますから。

(吉田豪)結構あれってファン層が変わったんですか?

(浜崎容子)ファン層、変わったんじゃないかな? そこもね、検証できないぐらい自分が病んじゃったから。自分も病みますし、とにかく何も見ないし聞こえないしっていう状態に自分を持っていきましたね。もう心を無にして(笑)。

(吉田豪)フフフ(笑)。相当ヤバい状況じゃないですか(笑)。

(浜崎容子)そのへんから現5ちゃんねるを見なくなったんで。それまでは毎日のようにチェックしていたんですけど。でも、そこから、チェックをしなくなって自分は心が落ち着きましたね。エゴサをしなくなってから。

(吉田豪)いろんな人がそれを言いますね。「Twitterから離れたら心が落ち着いた」とか。

(浜崎容子)どうするんですか? 3分に1回、エゴサをして(笑)。

(吉田豪)フハハハハハハッ! 別に僕、Twitterで病んでいるわけじゃないから大丈夫ですよ(笑)。

(浜崎容子)えっ、豪さんって病まないんですか?

(吉田豪)たぶん他の人よりは強いと思いますけどね。うん。

(浜崎容子)そうなんですか。どのへんが? なにで落ち込みますか?

(吉田豪)なにで落ち込む……ええと、不本意な仕事をしちゃった時はちょっと落ち込みますよ。

(浜崎容子)不本意な仕事ってなんですか?

(吉田豪)ちょっと掘ります?

(浜崎容子)うん。掘りましょう。

不本意な仕事をした時は落ち込む(吉田豪)

(吉田豪)基本、好きな人しかインタビューしないとは言っていて、そのモットー通りにやっているんですけど、たまに好きっていうわけじゃないけど、嫌いなわけでもない。でも、仕事の流れでやらなくちゃいけない仕事があって。

(浜崎容子)相手に興味がないんですか?

(吉田豪)そんなに……ないわけじゃない。でもすごいあるわけでもない。「好きです」って言うほど好きなわけではない。みたいな仕事をしちゃって。で、うまく転がればいいなと思ったら、転がらなくて。みたいなのって、原稿をまとめるのも嫌なんですよ。ものすごい後回し、後回しになって。盛り上がっていない文字面を見たくないじゃないですか。

(浜崎容子)うんうん。

(吉田豪)結果、いまも「まだですか?」って怒られているんですけど。まだできていない(笑)。

(浜崎容子)フフフ(笑)。

(吉田豪)ぐらいの状態になっていて。やっぱり、基本仕事は褒められたくてやっているから。それが出た時もたぶんそんなに反響がないんだろうなっていうのがいまもわかっているし。なんか、それだけですよね。

(浜崎容子)やっぱり反響がある、ないでモチベーションって変わりますか?

(吉田豪)すっごいデカいですよ。だからTwitterをやっているのはそれですからね。反響が見たいだけなんで。

(浜崎容子)「吉田豪」って書かれているもの全部をリツイートしてるんじゃないか?っていうぐらい。

(吉田豪)全然。相当僕、厳選していますよ。拾ってほしそうにしている人は結構スルーしたり(笑)。

(浜崎容子)へー! やっぱりわかりますよね。煽りじゃないですけど、そういう人たちは。

(吉田豪)実はラジオのハガキ選びぐらいの感覚で、結構厳選しているんですよ。

(浜崎容子)おっ、(コメントを読む)「スルーされました」って書いてありますよ。

(吉田豪)そりゃそうですよ。相当スルーします。(コメントを読む)「よい反響じゃなくても反響ですか?」。そりゃそうですよ。ちょっと迷っている仕事を指摘されることとか、あるわけですよ。「ちょっといつもと違った」みたいなことを言われると「そうだよね。わかった。俺の方向性を修正してくれてありがとう」っていう気持ちになることはありますよ(笑)。

(浜崎容子)アハハハハハッ!

反響を知りたい

(吉田豪)反響を知りたいんですよ。これは単純に僕の上司……僕は『紙のプロレス』っていうプロレス雑誌にもともといたんですけども。で、もともとその上司が大借金を作って雑誌を作っていたんですよ。「俺は雑誌に生きる!」みたいに言っていた人が、プロレス団体をやり始めて。で、そのプロレス団体が最初、すごいネットで叩かれていて。ネットの反響を死ぬほど気にしていた人がある時期、「もうお前ら、ネットなんか見るな!」って言い出して。

(浜崎容子)おっ!(笑)。

(吉田豪)「あいつら、ろくなこと書かないから反響なんか見るな!」って言い出して。でも、反響を見なくなったことで結構そこから迷走し、いま8億の借金を作って大変なことになっているんですけども。

(浜崎容子)詰んでますね(笑)。

(吉田豪)詰んだんですよ。やっぱり反響って重要だと思うんですよ。ファンの声っていうか。そこを無視できないと僕は思っていて。

(浜崎容子)うんうん。それはいい声だけ拾うっていうことではないですね?

(吉田豪)当然。批判的なことも含めて。「そういう仕事、やらないでほしい」的なものも含めて見ておきたいじゃないですか。それを踏まえてやるか、やらないかを決めるのはこっちですけど。ただ、僕は完全に個人だからいいですけど、バンドってそんな自分の意見、自分の意思だけでやっているわけじゃないから、よりしんどいことがあると思うんですよ。

(浜崎容子)うんうん。なるほどねー。

<書き起こしおわり>

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