吉田豪さんがbay fm『with you』に出演。The Cureの『Boys Don’t Cry』のカヴァー楽曲を4曲、紹介していました。
(松本ともこ)さあ、じゃあ張り切って、今日の特集は何でしょうか?
(吉田豪)はい。『Boys Don’t Cry』カヴァー特集!
(松本ともこ)と、聞いてピンと来るかな?
(吉田豪)まあね、だから原曲をいま聞いていただきましょうというね。
(松本ともこ)はい。オリジナル。いま流れ始めました。
(吉田豪)The Cureというバンドがありまして。70年代末、パンクの流れでデビューして、79年にこれ出したセカンドシングルなんですけどね。
(松本ともこ)芦沢さん、聞いてますかー?もうThe Cureが大好きで、Cureって美容室をやってまーす!(笑)。
(吉田豪)おう(笑)。まあね、Cureを名乗るビジュアル系専門誌とかいろいろ出てきちゃってるんですけど。でも、日本のバンドその他に与えた影響もすごいデカいグループなんですけども。まあいま、ゴスとかに与えた影響がデカい感じですかね?あのメイクの感じとか。
(松本ともこ)へー!
(吉田豪)『ナイトメア・ビフォア(・クリスマス)』。だから、ティム・バートンとかに影響を与えている感じですね。『シザー・ハンズ』みたいな感じで。
(松本ともこ)うん、うん。まあ、The Cure好きな方、若い人も含めて影響力があるんですが。なぜ、またこのデイリー with youのところの特集にするんですか?
(吉田豪)ええとですね、Sakuという女性ソロシンガーの方がいまして。
(松本ともこ)Saku?
(吉田豪)ええとですね、映画『ビリギャル』の劇中歌で4月29日にメジャーデビューしたんですけど。
(松本ともこ)あ、私がいまハマっているビリギャル。
(吉田豪)そうなんですか?へー。
(松本ともこ)そうなんですよ。ここでもご紹介したんですけど。劇場に行ったらさ、あまりにも良くてね。
(吉田豪)ああ、らしいですね。あの、完全にナメてかかってたら、意外と良かったって声を見ましたよ。
(松本ともこ)(笑)。なんて、そんな本当のことをおっしゃる(笑)。そうなんです。本当のところを言うと、そうですよ。良かったんですよ。
(吉田豪)意外といいっていう話で。
(松本ともこ)その劇中歌で?
(吉田豪)劇中歌でデビューした、渋谷タワレコの店員さんがいるんですよ。
(松本ともこ)へー!
(吉田豪)で、その人がそのメジャーデビューシングルと同時発場合したファーストアルバム『FIGHT LIKE A GIRL』ってアルバムにこのカヴァーが入っていまして。
(松本ともこ)ふーん!
(吉田豪)で、この人、すごいなんかね、いいセンスなんですよ。わかりやすく言うと、フリッパーズ・ギターをプロデュースしていた吉田仁さんっていうサロンミュージックの方にたのんで。要はそれっぽい音作りをしながら、カヴァーもピチカート・ファイヴの『東京は夜の七時』とか、Juicy Fruits『ジェニーはご機嫌ななめ』とか。定番と言っていい名曲をカヴァーしながら、それでなおかつ、他のカヴァーに負けないレベルを叩きだしていて。今回も、さすがの出来だった。で、良かったから、で、僕、『Boys Don’t Cry』で大好きなカヴァーがあるから、それを聞かせる流れで、いっぱい集めてみようという感じです。
(松本ともこ)あ、じゃあ『Boys Don’t Cry』が今日、いっぱい聞けちゃう?
(吉田豪)『Boys Don’t Cry』しか流しません(笑)。
(松本ともこ)うわっ、すごいコーナー。そんなことが実現するんだ。
(吉田豪)この20分くらいの間に、『Boys Don’t Cry』が5曲聞けます。
(松本ともこ)じゃあ、知らない方もこれで詳しくなっちゃう。じゃあ、いまオリジナルがかかってますけども。
(吉田豪)オリジナル、かかってます。素晴らしいです。これも。
(松本ともこ)じゃあ、いきましょうか。
(吉田豪)じゃあSakuで『Boys Don’t Cry』。
↑動画3:50くらいからスタートします
(松本ともこ)Saku『Boys Don’t Cry』、お届けしています。
(吉田豪)なんかね、歌声も軽やかでいいですよね。
(松本ともこ)ええ、ええ。かっこいいです。
(吉田豪)が、素晴らしかったので、他にもいろいろ聞いてみましょうという感じで。
(松本ともこ)じゃあ、『Boys Don’t Cry』特集になるわけですね。そんなにあるんだ。じゃあ、続いてはどなたでしょうか?
(吉田豪)続きましては、リトルテンポのメンバーの方がやっている、まあ、スカのグループですね。SWING EASY ORCHESTRAというのがありまして。アルバムでええと、ピストルズとかクラッシュとかに始まり、バイブレーターズとかスミスとか。まあ、パンク、ニューウェーブ系の名曲をスカにアレンジしつつ、ヴォーカルで曽我部恵一さんとかカジヒデキさんとか、仲野茂さん。アナーキーのね。
(松本ともこ)あ、伊藤ふみおくんも出てる。
(吉田豪)ねえ。Kemuri。とか、いろんな人をフィーチャーして出したアルバムがありまして。2011年発売ですね。
(松本ともこ)吉田豪、スカ合いそうですよね。なんか。
(吉田豪)まあ、当然好きですけど(笑)。でも、ちょっとおしゃれすぎちゃって僕、そんなに・・・好きは好きですけど、それほどは行ってないですね。
(松本ともこ)へー、すごい。
(吉田豪)で、まあスカバージョンの『Boys Don’t Cry』。これ、カジヒデキさんとCHABEさんがフィーチャリングされているやつですね。
(松本ともこ)はい。
(吉田豪)いってみましょう。
(松本ともこ)今日にぴったりじゃないですか。ちょっと真夏日になっているところもあるということで。スカが気持よく響いています。『Boys Don’t Cry』だったんだね。そういえばね。
(吉田豪)ですよ。
(松本ともこ)こんなに変わるもんなんですね。最初のオリジナルからいま、発展しております。
(吉田豪)湿り気、ぜんぜんないですよ。泣いてないですよ、これ、ぜんぜん(笑)。
(松本ともこ)『Boys Don’t Cry』に湿り気がない(笑)。
(吉田豪)はい、続きましては、N’夙川BOYS。現在メジャーでも活躍中の。
(松本ともこ)最初、私が読めなかった人たちだ。
(吉田豪)最初の『N』をね、発音するべきかどうか?っていうね。もう無視しようって感じでやってますけど。僕。あの、13年にベストアルバムが出まして。『THANK YOU !!!』という。それに新録カヴァーとして最後に『Boys Don’t Cry』が入っていたんですよ。
(松本ともこ)なんで発見したんですか?
(吉田豪)正直全部持っているんですけど、この1曲ほしさに僕、アルバムを買ったんですよ。
(松本ともこ)すごーい!
(吉田豪)なぜなら配信もアルバムじゃないと入ってないっていう。1曲じゃ買えないんですよ。
(松本ともこ)なるほど。だからアルバムを買った。わー。
(吉田豪)全部持っているのに・・・っていうね。
(松本ともこ)すごいなー。じゃあじゃあ、いってみましょう。
(吉田豪)N’夙川BOYSで『Boys Don’t Cry』。
(松本ともこ)いやいやいや、ラッキーです。聞けて。
(吉田豪)ハマってますね。
(松本ともこ)ハマります!
(吉田豪)はい。N’夙川BOYSの『Boys Don’t Cry』というね。
(松本ともこ)ライブハウス、行きたくなってきたな。
(吉田豪)という感じで、いままでのも全部いいんですが。個人的なベスト『Boys Don’t Cry』はこの次なんですよ。
(松本ともこ)ここでもう1曲、ベストが来ると。なんでしょう?
(吉田豪)ROUND TABLEっていう渋谷系第二世代で、フリッパーズ・ギターっぽい感じのグループで。その後、アニソンの世界に流れて、北川さんがいろんなアニソンシンガーの方に楽曲提供して、名曲を作り出しているんですが。そんなROUND TABLEの2000年発売の『Big Wave 2000』っていうアルバムがありまして。それでカヴァーが収録されているんですが。まあ、アレンジが全く違う方向になっていて。
(松本ともこ)違う?
(吉田豪)最高です。大好き(笑)。
(松本ともこ)オリジナルが大好きな方が、吉田豪さんがいいなと思う。
(吉田豪)ベストですね。
(松本ともこ)へー!ハードル上げてますよ。
(吉田豪)上げますよー。ガンガン上げます。でも、それでも大丈夫だと思います。
(松本ともこ)じゃあ、聞いてみたいでーす。
(吉田豪)はい。じゃあ、ROUND TABLEで『Boys Don’t Cry』。
(松本ともこ)これはじっくり聞きたいと思ったら、2000年に発売になっているアルバムをチェック。『Big Wave 2000』。ほしいですねー。手に入るのかな?ROUND TABLE『Boys Don’t Cry』。何曲聞いた?5曲?
(吉田豪)5曲ですね。最初のも、原曲も入れれば。
(松本ともこ)原曲を入れて5曲の『Boys Don’t Cry』コーナーになりました。すごーい!充実でしたね。いやいや、よかったなー。
<書き起こしおわり>