吉田豪 赤井英和を語る 伝説の高田延彦・赤井英和対談の舞台裏

吉田豪 赤井英和を語る 伝説の高田延彦・赤井英和対談の舞台裏 上柳昌彦・松本秀夫 今夜もオトパラ!

(吉田豪)でもやっぱ、そうやって追い込まれた結果が、たぶん高田さんがPRIDEに行くことになったんでしょうけどね(笑)。夢を裏切っちゃいけない!って。

(上柳昌彦)『いけないんだ!俺を信じてくれている人がいるんだ!』みたいになっちゃったわけですね。

(吉田豪)そうそう。やらなきゃ!っていう(笑)。

(上柳昌彦)へー!いいエピソードですね。

(吉田豪)いいエピソード。でも大変だったのが、その時もやっぱり親友同士がガンガン飲んで、『もう1軒いくぞ!もう1軒いくぞ!』ってなっちゃうんですけど。もう24時間テレビの直前なんですよ。行かすわけにはいかないんですよ。

(上柳昌彦)ええ、ええ。

(吉田豪)だから、編集サイドもそうだし、両サイドの事務所のマネージャーがどうやって分断するか?の話し合いがまず始まって。で、まず『車でこの次はキャバクラに行く!』って始まって(笑)。なんとかこれを分断させなきゃいけないっていうことで・・・

(上柳昌彦)飲んでいる2人が、ワーワー意気投合しているところを・・・

24時間テレビの直前の分断作戦

(吉田豪)『高田、行くぞ!』って、お店の名前まで聞いて、『○○行くぞ!』って始まっているので、ちょっとみんなで上手いこと分断しましょうってことで。車に分乗して行くっていうような話にして、『行くぞ!』ってなっているのを・・・

(上柳昌彦)別の車に乗せちゃえばね。

(吉田豪)そう。で、バラバラで。なんか、2人とも『もう行かないってことになったみたいですね』みたいな嘘をついて。

(松本秀夫)あ、お互いにね。『行かない』って言ってますよって。

(吉田豪)って言って分断して、なんとか収まったみたいな。なんとか、それで走ることができたっていう話は聞きましたよ(笑)。

(上柳昌彦)いやー、そりゃあ面倒くさいですねー!

(吉田豪)面倒くさいですよ(笑)。

(上柳昌彦)ねえ。24時間テレビを、ある種企画を救った男ですよ。吉田豪は。

(吉田豪)(笑)。企画を壊す寸前だった男ですよ。僕が救ったわけじゃない。僕は企画たてただけで、現場にも行ってないんで(笑)。

(上柳昌彦)行ってないんですか(笑)。

(吉田豪)行ってないですよ。僕は現場の話を聞いただけです。僕はそのプランをたてて、ぶつけたら面白いだろうなと思ったら、想像以上の面白さになって。巻き込まれないでよかったっていうだけですよ(笑)。

(上柳昌彦)後で話を聞いて、『ああ、行かなくてよかった。面白かった』って。

(吉田豪)そうですよ(笑)。

(上柳昌彦)ひどい男だ(笑)。

(吉田豪)企画だけ、たてただけです。

(上柳昌彦)火の付け方、上手いなー!

(松本秀夫)ねえ。わかるんでしょうね。これとこれをこうやったら、こういう化学反応が起こして・・・みたいなね。

(上柳昌彦)ぜったい起きてややこしくなるぞ!っていう。

(吉田豪)想像以上の面白さっていう(笑)。でも、そういうのを聞くと、やっぱり赤井さん信用できるとか思うじゃないですか。

(上柳昌彦)そうですね。本当だ。なんか好きになりますね。いいねえ。

(吉田豪)いいですよ。美しい話いっぱいで。

(上柳昌彦)奥さんも本当、ねえ、いいし。友情に厚いし。なんか、好きになっちゃいますね。またね。ふーん、そうか・・・

<書き起こしおわり>

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