平井堅が語る平インド堅誕生秘話

平井堅さんがTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』に出演。MVで話題の謎のインド人平インド堅の誕生秘話について語っていました。

（安住紳一郎）それでは、今日のゲストです。シンガーソングライター平井堅さんです。おはようございます。

（平井堅）おはようございます。よろしくお願いいたします。

（中澤有美子）よろしくお願いいたします。

（平井堅）もう、すごい楽しみにしてたんです。

（安住紳一郎）いやー、私たちも楽しみにしてました。

（中澤有美子）本当に。はい。

（平井堅）僕、安住さんの大ファンで。

（安住紳一郎）ありがとうございます。

（平井堅）今日、もう夢のようです。

（安住紳一郎）いやいやいや（笑）。

（平井堅）本当に。

（安住紳一郎）平井さん、でもいい声してらっしゃいますね。やっぱり。

（平井堅）いやいや、とんでもないです。

（安住紳一郎）少し、朝苦手のようなイメージありますが。

（平井堅）そう。僕ね、昨日ちょっと飲み過ぎて。酒臭くないですか？大丈夫ですか？じゃあよかったです。それだけが心配で。はい。

（中澤有美子）本当にかっこいいです。今日も、黒いお衣装で。はい。

（平井堅）衣装でね（笑）。喪に服してます。

（安住紳一郎）先日、ニュースで見たんですけども。インド人の格好をして、忘年会に乱入して大騒ぎになったって。

（平井堅）（笑）。それだけ聞いたらわけわかんないですけどね。ちょっとこう、インド人の格好をしたミュージックビデオを作った新曲を出したんで。そのイベントの一環で。都内の、なんかインド舞踊レストランみたいなところに乱入してっていう。歌ってっていうのをやってきまして。

（安住紳一郎）そうですよね。あと、MXテレビでもなんか、好き勝手にやっていたっていう（笑）。

（平井堅）そうですね。出たいものに。だからあとはもう、『ぴったんこカン・カン』に出れれば・・・

（安住・中澤）（笑）

（平井堅）本当にね、ぴったんこカン・カン、いちばん出たい番組っていつもリストに挙げるんですけども。ぜんぜん実現しないんですよね。マネージャーさんが弾いてるのかわからないんですけど。

（安住紳一郎）ええっ！？いまはプロモーションで・・・平井堅ですらないんですよね？

（平井堅）いや、平井堅なんですけど。その、『5時に夢中！』に出させていただいた時に、一応『平インド堅』っていうテイで。あんまり、恥ずかしいので。テイで出ただけで。まあ、平井堅ですね。

（安住紳一郎）（笑）

（平井堅）まあ、そりゃそうですけど。どっちでもいいですけど。

（安住紳一郎）そうですか（笑）。その、なんかイメージというか。インド人になりきって新曲を出すっていう感じの企画っていうのは自分の中でもともとあったんですか？

（平井堅）そうですね。もう10年くらい構想はあって。やる機会を見計らっていて。まあ、見計らっていてっていうか、たまたま今年の初頭に『きっと、うまくいく』っていうボリウッドムービーがあって。それを見てすごく感動して。で、その中でミュージカルなんで5分に1回くらい歌って踊るんですよね。その映画の中で。そのシーンみたいなミュージックビデオを作りたいなと思って。まずその、インド人に紛れてミュージックビデオを作りたいっていうのをスタッフの方にお話して。そっから、じゃあそうしよう！って。そっから楽曲を作ってっていう、いつもと進行が逆で。それありきで。

（安住紳一郎）あっ。もうアイデアがあって、曲ができてという。じゃあもう、念願の企画ですね。

（平井堅）そうですね。はい。

（安住紳一郎）なんなんですか？そのインド人になりたかったっていうのは？

（平井堅）いや、なんかそのネタなんですけど。よく間違えられるっていう。インド人の方に間違えられることが多くて。昔から。

（安住紳一郎）昔からですか？

（平井堅）はい。で、20年くらい前に、インド人の方の集会。集まりが新宿駅前であって。その前を通りすぎて帰ろうとした時に呼び止められて。『こっちこっち』って言われたことがあったんですね。で、その話をタモリさんにした時に、すごい食いつかれて。『あっ、やっぱりこの話ってウケるんだな』ってなんとなく。10年くらい前なんですけど、覚えていて。それで、紛れて踊りたいなっていうのをなんとなく思っていたんですよね。

（安住紳一郎）その時は新宿で、インドの人たちの集まりに・・・完全に身内だと思われたんですか？

（平井堅）そう。それでこう、10数人いて。帰ろうと思ったら、ずーっとこうやって手招きされたんです。で、最初こう来て。で、『違う違う違う』って言って帰ったんですけど。『あ、本当にそういうこともあるんだな』と思って。

（安住・中澤）（笑）

（平井堅）で、『これはなんか金になるんじゃないか？』と思って。

（安住紳一郎）いやいやいや（笑）。

（平井堅）なんかこう、商売にしてみようと思って。

（安住紳一郎）金になる（笑）。

（平井堅）金になるっていうか、なんかこう、エンターテイメントにできるんじゃないかな？と。

（安住紳一郎）みんなが喜んでくれるんじゃないかと。へー！小さい時から、顔立ちはやはり？

（平井堅）そうですね。幼少の頃の写真見ても、同じ顔してますね。ヒゲの有無ぐらいで。

（安住紳一郎）どなたかの、あれですか？お父様、お母様の・・・

（平井堅）そうですね。父がやはり、若干濃い・・・若干っていうか、父が僕とまあほぼ同じ顔っていうか。5人家族なんですけど。3人兄弟の。だから母以外はほぼ同じ顔ですね。

（安住・中澤）へー！

（平井堅）でも僕がいちばん濃いかもしれないですけどね。

（安住紳一郎）そうですか。いまはたぶんね、かっこいいし。お仕事柄、目立つだろうし。いいことばかりかもしれませんけど。

（平井堅）いやいやいや、ぜんぜん。いいこと、何ひとつないですね。

（安住紳一郎）小さい時はちょっとやっぱり、コンプレックスに感じるところも？

（平井堅）うーん。やっぱりね。いまだと大っきい人もいっぱいいますけど。背も大きかったし、顔もこういう顔なんで。やっぱ、茶化されたり呼び出されたりしましたから。、

（安住紳一郎）呼び出された（笑）。

（平井堅）本当に、本当に。なんかこういう顔してるだけで、『ちょっと来い』みたいな。トイレ呼び出されたりとか。あったんで。

（安住紳一郎）生意気だなって？

（平井堅）うん。嫌でしたね。目立つのが。目立つのがっていうか、自分の顔をすごい。いまだに嫌ですけど。薄い顔にこう、憧れますね。

（安住紳一郎）そうですか（笑）。

（平井堅）うん。福山雅治さんとか見ていると、うらやましいなって思いますよ。

（安住紳一郎）あの、大変ごめんなさい。興味本意で聞いちゃって。あの、ヒゲ剃りとか、あとなんだろう？サングラスとかメガネとか・・・

（平井堅）はい。もう完全にバカにする気満々のお顔ですね。

（安住紳一郎）いや・・・（笑）。ちょっとやっぱり、日本人仕様のものって合わない時、ありますか？

（平井堅）ええとね、ゴーグルは合わないですね。水泳の。だからこう、海外用ゴーグルを使ってますね。水が入っちゃうんですよね。ここに。ここ、なんでしたっけ？眉間でしたっけ？

（安住紳一郎）鼻の。

（中澤有美子）鼻梁が高すぎて。ええ。

（平井堅）高すぎるって（笑）。そうですね。海外用ゴーグルを使ってますね。

（安住紳一郎）そうですか。あと、私イタリアに言った時に歯ブラシがものすごく凹凸があって、あっ、イタリアの人はやっぱり歯の骨格が・・・。

（平井堅）歯ブラシの凹凸ってどういうことですか？毛ですか？

（安住紳一郎）毛っていうか、なんか歯ブラシ自体がもう超合金みたいな感じになっていて。なんか、山切りカットも、ものすごいなんか・・・ケアンズ山脈山切りカットみたいな。

（平井堅）でもそれ、顔の彫りと歯並びって変わらないんじゃないですか？

（安住紳一郎）いや、私はイタリアのスーパーマーケットで、1人。『あっ、きっとラテン系の顔立ちだから、山切りカットもすごい山切りなんだ』って。

（平井堅）いやいや、偶然だと思いますけどね。ちょっとそのイタリア事情はわからないですけど。

（安住紳一郎）そうですか（笑）。すいません。なんか。

（平井堅）いえいえ。

（中略）

（安住紳一郎）（リスナーメールを読む）『先日、テレビで平インド堅という平井堅そっくりの外国人が出てましたが、平インド堅とはどのような関係なのですか？』

（平井堅）良好な関係です。はい。

（安住紳一郎）『テレビ出演で平インド堅にギャラは支払われているのでしょうか？』

（平井堅）ギャラはね、平インド堅さんも、平井堅さんも、ギャラもらったことないです。給料制なんで。

（安住紳一郎）ああ、そうですか。へー。

（平井堅）平インド堅さんも無給。無給っていうか、ノーギャラですよ。はい。

（安住紳一郎）『今朝、平インド堅さんはなにをしてるか、知ってますか？』

（平井堅）（笑）。平インド堅さん、プロモーションしてますね。

（安住紳一郎）あ、そうですか（笑）。そうですよね。ごめんなさいね。

（中澤有美子）（笑）

（平井堅）だんだん面倒くさくなっちゃって。すいません。

（安住紳一郎）もう・・・（笑）。設定を途中で投げ出さないでください。

（中澤有美子）（笑）

（平井堅）すいません。すいません。

（安住紳一郎）こりん星はない！みたいな。

（平井堅）面倒くさくなっちゃって。すいません。

＜書き起こしおわり＞