プチ鹿島さんがTBSラジオ『東京ポッド許可局』で中畑清監督率いる横浜DeNAベイスターズの野球の杜撰な魅力について語っていました。
(プチ鹿島)いや、ベイスターズに関しては本当僕、思うんですよ。あれはいま、見ておいた方がいいです。やっぱり中畑清っていうね、だから僕、80年代巨人ファンですけど。横浜に行くってなった時に僕、心配したんですよ。『ウチのキヨシが、おっちょこちょいのキヨシが横浜ファンに嫌われるんじゃねーか?』っていう。だけど、あんな・・・80年代から直で、いまの時代に来た人はいないんだから。だって。
(サンキュータツオ)そうだよね。
(プチ鹿島)中畑清が引退したのは1989年なんですよ。つまり、翌年から90年代が始まったわけですよ。ね。で、それが突如アテネ五輪でコーチもしましたけど、プロ野球界に戻ってきたのはベイスターズですから。いわゆる息苦しい時代に牧歌的なね、ルーズヴェルトゲームみたいなね。あれは横浜のことですから。
(サンキュータツオ)いや、だからなんかもう負け癖ついていて。それこそ、もうロジックではどうにもならないチームに明るい人が来たっていう感じがあるわけ。俺、チーム変わった感じ、マジあるんだよ。だって巨人に三連勝なんて考えられなかったよ。本当に。もう三浦大輔もがんばってくれたしね。
(マキタスポーツ)松木(安太郎)さんとかと通じるものがあるよね。
(サンキュータツオ)あると思う。
(プチ鹿島)ただ、中畑清っていうのは実はすごくリーダーシップ、政治力があって。選手会の初代会長ですよ、たしか。
(サンキュータツオ)そうなんだ。へー。
クロマティも中畑を褒めている
(プチ鹿島)クロマティもいま日刊ゲンダイで連載をしてるんですけども、中畑のことは褒めてます。
(サンキュータツオ)(笑)。あのクロマティが!?
(プチ鹿島)クラブハウス、中畑が80年代に巨人の時に中畑が入ってくるとみんな立って『ウスッ!』って。『ウスッ!ってなんだ?』ってクロマティが最初通訳に聞いたらしい。
(サンキュータツオ)(笑)。
(プチ鹿島)『ウスッ!ってなんだ?メジャーでは聞いたことないぞ』って。でもどうやら、リスペクトをこめた、サル山のようなね。クロマティはちょっと皮肉をこめて書いてるんだけど。そういう挨拶として、キヨシが横浜で頑張っているのはちょっとうれしい。
(サンキュータツオ)その話を聞くだけでうれしい。
(プチ鹿島)だから今年、僕はどうなっても、もう1年ぐらいやらしてほしいんだけどね。
(サンキュータツオ)そうですよね。ようやく本当にいま、ピッチャーも揃ってきましたもんね。
(プチ鹿島)本当、杜撰でいいですよ。あの野球はね。
(サンキュータツオ)杜撰野球ね(笑)。元・大洋野球ね、だからね。
<書き起こしおわり>