真空ジェシカのお二人が2025年12月28日放送の文化放送『ますだおかだ岡田圭右とアンタッチャブル柴田英嗣のおかしば』に出演。M-1グランプリ2025を振り返る中で、審査員を務めたアンタッチャブル柴田さんが事務所の後輩の2人に「92点」をつけたポイントとなった減点ポイントを語っていました。
(岡田圭右)ちょっと、メール行こか。
(甲斐彩加)行きましょう。
(川北)なにっ!?
(岡田圭右)「なに」やあれへんねん(笑)。
(甲斐彩加)神奈川県の方からのメールです。「川北さん、ガクさん、M-1、お疲れ様でした。M-1の舞台裏についてお尋ねします。他の芸人さんがネタを披露している間、どう過ごしていますか? 冷静に聞いていますか? 自分のネタを反芻しているんですか?」だそうです。
(ガク)ああ、本番中。
(川北)裏でモニターで見れるんですけど。やっぱり見て、笑ってましたね。
(柴田英嗣)でも、笑える余裕があるってことだよね。
(川北)そうですね。それが、あの結果につながったのかなと。
(ガク)悪い結果にね(笑)。
(川北)ああ、悪い結果?
(柴田英嗣)余裕が悪い方に出たのよ(笑)。
(岡田圭右)順番的にはエバースの後やったんやな。
(川北)もちろん!
(柴田英嗣)「もちろん」とかじゃねえから。
(ガク)5番目ですかね。
(岡田圭右)エバースが4番目で5番が真空ジェシカ。
(川北)で、6番がヨネダか。
(岡田圭右)別に6番まで言わんでええのよ。真空ジェシカの番号だけ、教えて。順番で。
(川北)6番がヨネダです。
(岡田圭右)はいはい。いや、それでも844点やからな。この時点で上位3組にまだ残ってんねん。終わった時点で。次、ヨネダでも残って。で、たくろうや! たくろうが861点出た瞬間に脱落が決定したと。
(川北)はい。たくろうは何番目ですか?
(ガク)順番、そんな大事じゃないから?
(柴田英嗣)いや、まだこの時、脱落してないですよ。
(ガク)この時は3位にいましたね。
(岡田圭右)3位か。ヤーレンズがまず脱落したんや。ドンデコルテや。ほんで、この後のざわついてるやつ。「1点差で」みたいな。これ、もう1点や。これはもう……。
(柴田英嗣)これ、私がもうちょっと高い点数をつけてれば……という話にはなっていました。事務所サイドでは。
(ガク)事務所の先輩ですから。
(岡田圭右)三笘の1ミリはないけど、柴田の1点みたいな。
(川北)シバイチ!
(柴田英嗣)これは2点ですね。2点、足りなかったんで。
(岡田圭右)源田の3ミリみたいなのもあったんよ。その後、WBCで。で、その後が柴田の2点。
(柴田英嗣)それあれば、行っていたと。
(川北)2ミリかもしれないですね。
(ガク)ミリってあんまり意味ないよ?
(柴田英嗣)2ミリ、あげたとしても点数は変わらないから。
(川北)ああ、そうか。座り位置がちょっと……。
(柴田英嗣)関係ないのよ。92点と2ミリだけ。
(川北)見づらいとか……。
(ガク)いらないです。2ミリは(笑)。
(岡田圭右)それでも92点をつけてるからな。
(柴田英嗣)ただ、本当は俺、このネタも知ってるし。もっと全然、98点ぐらい出せるネタだと思ってたのよ。正直、俺は。そうだよな?
(川北)もちろん。
本来なら98点ぐらいつけられるネタ
(柴田英嗣)楽屋でも、もう(人力舎の)社長以下、皆さんが自分の楽屋に来られて。真空のところ行くとちょっと大部屋だし、プレッシャーも与えたくもないからって俺のところに来て。まあ、そのおかげで俺がプレッシャーだったんですけど(笑)。
(岡田圭右)社長からのプレッシャーを審査員で受けるみたいな?
(柴田英嗣)副社長からね。副社長が来て、ちょっとプレッシャーだったんですけどね。で、みんなで言ってた。「頭の3組は悪いけど堅い。相当な大失敗みたいなことがない限りは落ちることはないよね。だって、あのクオリティだから」って。わかるじゃないですか? 30年もやっていりゃ。1回、ネタを見ていてこのネタの受け方も知ってるし。そしたら……相当な失敗があったんですよ。
(川北)ええっ!?
(柴田英嗣)相当な失敗があって、リズムがガタガタガタッてなっていた。それでやっぱり、ちょっと減点させていただいての92点っていう形になりました。
(岡田圭右)今、ちょっと柴田さんがね、真空ジェシカのネタの総評を言いましたけど。ほぼ、目線を合わせず。
(ガク)うーん……もうちょっと言葉を選んでくれてもいいと思うけど(笑)。こんな隣にいてさ、「相当な失敗」って言ったじゃん?(笑)。もうちょっと言葉、選べたって。
(川北)でも、ガクはよかったよ?
(ガク)リズム悪かった! 明らかに……。
(柴田英嗣)ああ、あのリズムが理想だったんだ?
(川北)はい。
(ガク)理想じゃない!(笑)。
(柴田英嗣)M-1の時のリズムじゃなかったな。
(岡田圭右)もうこれはもう本当にリズムが悪かった。そしてクオリティ的にも……ネタのクオリティは?
(柴田英嗣)ネタのクオリティなんか一番って言っていいぐらい、たぶん笑いが取れるような質だったと思う。
(岡田圭右)ネタの質は良かった。なのに……。
大失敗を取り戻そうとしてネタのリズムが悪くなった
(柴田英嗣)ただね、ちょっとやっぱりファントムのところとかの伝わり方がいまいち、弱かった感じはあったな。あそこな。いつもちゃんとハマるのに。振りで「曲がったら先にぶつかっちゃう」とかっていうのがちゃんと残っていてっていう感じだったんだけど。なんかちょっと、そこが伝わりにくかった部分があったね。前半、やっぱりちょっと(余計なアドリブで時間超過の)大失敗を取り返そうと、リズムが……。
(ガク)言葉を選べ!(笑)。
(柴田英嗣)ちょっと走ってたのかな?
(ガク)もうちょっと、ソフトに言えないか?
(川北)ああ、車だけに?
(柴田英嗣)走りすぎちゃって(笑)。
(ガク)やめろやめろ!
(川北)スピード違反。注意して?
(ガク)本来、そういうネタだから「車だけに」でもいいはずなんだけど(笑)。いいはずなんだけどな……。
(岡田圭右)なるほど。クオリティがよかっただけに、ちょっと残念と言えば残念。
(柴田英嗣)真空ジェシカのネタはほぼ見てるけど、その中でも一番面白かったぐらい今回のネタ、好きなんです。
(ガク)ありがとうございます。
(川北)厳しい!
(岡田圭右)すごいな。5年連続で。5年でまた、レベルアップのネタ。
(柴田英嗣)その当日か。「余裕で行く」ってラジオで言ってたよね?
(岡田圭右)ちょうどその当日、日曜日やから『おかしば』があって。
(柴田英嗣)それが終わって行ったのよ。「余裕でありますよ」なんて言っていたのに……いや、むしろ返してくれ! 俺のあの「余裕で取りますよ」を。かましにかまして……。
(岡田圭右)まあ、それは終わったことやしね。でもやっぱり生ものやから、リズムも多少いろいろ変わるし。それはもう仕方がないけど。でも改めて、今言うたようにそのネタのクオリティが5年でもまだまだ、上がっていくのはすごいな。この2人は。
(川北)厳しいですよね。
(柴田英嗣)2本目って、何やる予定だったの?
(川北)2本目、やりたかったんですよ!
(柴田英嗣)何をやる予定だったの?って、決めてねえだろ?
(岡田圭右)これ、ちなみにちょっと、チラッと……。
(川北)2本目、車のネタにはなっちゃうんですけども。
(岡田圭右)もうええわ!
(柴田英嗣)何本、持ってきてたんだよ、お前! もうメインスポンサー、オートバックスさんじゃねえんだぞ、お前?(笑)。オートバックスさんだったらね、すごく喜んでくれたと思うんですけど。
(ガク)逆に僕、もうビビって何もしゃべれなくなっちゃう(笑)。失敗できないってなって(笑)。
(川北)今こそそこに触れろよ。
(ガク)なにもしゃべれなくなっちゃう(笑)。
事務所の後輩とはいえども、審査員としてきちんと採点をしているアンタッチャブル柴田さん、素晴らしいですね。真空ジェシカ、やっぱり最初のアドリブによってリズムが崩れてしまったのが敗因みたいです。残念……。

