KIRINJIの堀込高樹さんがTBSラジオ『ジェーン・スー相談は踊る』にゲスト出演。KIRINJIの『雲呑ガール』の歌詞の中に『過払い金』という言葉を使った理由を語っていました。
(ジェーン・スー)お送りしたのはKIRINJIで『雲呑ガール』でした。さあ、この曲なんですけども、『過払い金』とかちょっと不穏な言葉がいくつか出てきますけども。
(堀込高樹)そうですね。
(ジェーン・スー)なんでこの言葉、使ったんですか?はじめて聞いたんですけど。過払い金の歌。
(堀込高樹)ラジオ聞いてると、『過払い金返還請求出しましょう』みたいなCM、多いじゃないですか。
(ジェーン・スー)ありますよね。たくさんありますね。
(堀込高樹)で、とにかく多くて。『なんだろう、過払い金って?』って思って。で、調べてみたら、『ああ、そういうことか』と。
(ジェーン・スー)あ、過払い金をわざわざ調べたんですね。
誰かが使う前に・・・
(堀込高樹)そう。どういうものか。法律が変わってね・・・っていう話があって。なるほど!と思って。これはもう、誰かが使う前に歌にのせなきゃ!って。
(ジェーン・スー)(笑)。そんな!
(堀込高樹)もう、競争ですから。
(ジェーン・スー)あ、たしかに。でも私もあります。作詞の発注の時に『誰もまだ使っていない言葉をのせてください』っていうのは、すごいざっくりしたことで言われたりして。
(堀込高樹)難しいですよね、それ。
(ジェーン・スー)いや、めちゃめちゃ難しいですよ。でも、『風林会館前集合 今夜は奢る 過払い金が戻ったから』って。この人、ぜったいまた借金しますよね?
(堀込高樹)(笑)。気持ちが大きくなってますから。
(ジェーン・スー)ねえ。完全に。また、前借りしちゃうタイプの人だと思うんですけど。そしたらまた過払い金を戻せばいいってことですかね?
(堀込高樹)もう、それないんです。法律が変わって。1回だけ。このチャンスだけなんです。
(ジェーン・スー)みなさん、このチャンスだけです。過払い金が戻ってくるのは。本当に。そんなことを思い出しながら、KIRINJIのアルバム『11』、お聞きになってはいかがでしょうか?
<書き起こしおわり>