映画評論家の町山智浩さんがTBSラジオ『赤江珠緒たまむすび』にゲスト出演。最近ずっと日本に滞在していた町山さんが、気になったニュースを語っていました。
(町山智浩)3月11日。僕、当日だったですね。TBSラジオで。
(赤江珠緒)ということは、スタジオ?
(町山智浩)ええとね、アメリカにいたんですよ。で、45分ぐらいに1回、TBSさんの方から電話があって。待機してくれって言われて待機してたら、ぜんぜん電話がかかってこないんですよ。国際電話で出演してたんで。で、どうしたのかな?と思って。ちょうどtwitterに『ぜんぜん連絡がないんだけども、ラジオ僕、出演どうなるんですか?』ってのを書いたんですよ。
(赤江珠緒)ああー。
(町山智浩)したら、みなさんの方から『大地震です!』ってドワーッ!っと返ってきて。TVつけたら、ちょうど向こうは夜11時の。夜のニュースの時間帯だったんです。で、CNNとかあるじゃないですか。BBCとか。それをつけたら、アメリカの方もなにがあったかわからないから、NHKからの映像をそのまま、どの曲も垂れ流してて。それが、自衛隊の津波の映像だったですね。
(赤江・山里)ああー!
(町山智浩)アメリカのキャスターたちも大パニックですよ。なにが、いま現在リアルタイムで起こっているのかっていうのを、みんな見てびっくりという。
(赤江珠緒)そうですね。
(町山智浩)すごい状況だったですね。本当に、すごかったですね。
(赤江珠緒)あの光景はね、忘れることできないですけどね。
(町山智浩)こっち来てからね、ニュース、すごいですね!僕、ずっといるんですけど。先週、アカデミー賞でね。来週、沖縄映画祭っていうのに僕、呼ばれまして。
(赤江珠緒)それ、吉本さんが関係する?
(町山智浩)はい。山ちゃんも一緒に。
(山里亮太)僕が町山さんと一緒にトークイベントの方に。
(町山智浩)それに出ることになったんで。すると、間1週間空いちゃって、その間にアメリカに帰ってもしょうがないんで。行って帰ってになっちゃうから。こっちにいるんですけども。
(山里亮太)結構、こんだけ長くいるの、久しぶりじゃないですか?
(町山智浩)続けて3週間って、ものすごく久しぶり。
(山里亮太)どうですか?日本に滞在してて。
(町山智浩)いや、ニュースがすごいんで。次から次へと来る。
(赤江珠緒)どんなニュースが?
(町山智浩)だから、なんだっけ?なんとか細胞。
(山里亮太)STAP細胞ですか?
(町山智浩)STAP細胞。
(山里亮太)まさかの展開になってますよ。
(町山智浩)まさかの展開ですよ!なんか一緒に研究してた人が、『あの曲を書いたのは私です』って。
(赤江珠緒)違う違う違う!混ざってます。ゴースト疑惑と混ざってます。
(町山智浩)本当は耳が聞こえていた。
(赤江・山里)違う違う違う!
(町山智浩)あ、そうですか(笑)。すごいんでね。ニュースが。飛行機、消えちゃうし。
(山里亮太)そうそう。あれはまだ、なんも手がかり、見つからないんでしょ?
(町山智浩)油が普通、浮かぶはずなんですよ。飛行機が沈むじゃないですか。墜落すると、エンジンとか完全に密閉されるわけじゃないから、油がやっぱり浮いてきちゃうんですって。すると、油が浮けば見えるわけですよ。
(赤江珠緒)なんの痕跡もないっていうのはね。
(町山智浩)なんの痕跡もない。
(山里亮太)油があったけど、あれは違うやつだったって。
(町山智浩)だからまったく残骸とかが見つからない。
(山里亮太)ちょっと、ミステリーというか。
(赤江珠緒)この21世紀に入って、そんな・・・忽然と消えるか?っていう。
(町山智浩)だからアメリカでも問題になって。僕、アメリカのサイトでニュース見てるんですけども。すごい仮説があって。『成層圏を抜けた』っていう仮説まで出て。
(赤江珠緒)ちょっと待って下さい(笑)。そんな・・・
(山里亮太)宇宙!?
(町山智浩)そんな仮説もある。
(赤江珠緒)ゼロ・グラビティじゃないんだから。
(町山智浩)ゼロ・グラビティみたいに宇宙に抜けちゃったんじゃないか?っていう説まで出てきてる。だから、あり得ないから。破片が出てこないから。
(山里亮太)ぐらい、あり得ないんだ。
(町山智浩)あとは、乗客の人たちが、もうすぐ北京空港に着陸しますって言ってる時にこう、窓から見てると、『おかしいな?北京空港、見えないな』って。『ジャングルじゃねーか!』って言ってるんじゃないか?っていう・・・
(山里亮太)ちょっと待って下さい!
(町山智浩)『なんかすごい首の長いのがいるぞ!』とか。
(赤江珠緒)ジュラシックパークに似てませんか?それは。
(町山智浩)なんかタイムスリップしたとか。いろんな説がありますが。
(山里亮太)いろんな説。最後の説、町山さんが作った説じゃないでしょうね?
(町山智浩)大抵、俺が作ってる(笑)。
(山里亮太)(笑)。『LOST』みたい。
(中略)
(町山智浩)俺の言うこと、所詮ゴーストライターが言ってるんだから!
(山里亮太)本人、呼んできて。今度。町山さん。
(町山智浩)はい。本人、髪切ってきます(笑)。
(山里亮太)ガラッと雰囲気変わって出てくる。
(赤江珠緒)もうね、髪切ったらね、『失恋したの?』じゃなくて、『記者会見?』って言われちゃう。
(山里亮太)あの記者会見、そんな伝説になってるんだ。みんな、いろいろ言われてるもんね。竹山さんも似てるって言われてたもん。
(町山智浩)(笑)
(赤江珠緒)そうですよ。昨日、話しましたけど。カンニング竹山さんが。
(町山智浩)竹山さん、ネタでやればいいよね。
(赤江珠緒)そうそう。できると思う。で、みうらじゅんさんがね、自分から離れていってくれたって。
(町山智浩)あー、そっか。
(赤江珠緒)しばらく髪をね、結んだりされてたんですって(笑)。
(町山智浩)本当に?でも、ただでさえいかがわしいのにさ。本当にインチキくさいのにね。みうらさんね。なんなんだろう?って思うくらい。
(赤江珠緒)本当にいろんな人にね、攻撃するのやめてください!町山さん。
(山里亮太)触るものみな、傷つける。
(町山智浩)インチキそのものなのにね。みうらさんね(笑)。みうらさん、だって子ども連れて歩くといっつも警察に捕まりそうになって(笑)。『それ、本当にあなたの子どもですか?』って。絶対誘拐だと思われる。みうらさん。
(山里亮太)ゴーストライターですから。今日。
(町山智浩)ゴーストライターです。はい。
<書き起こしおわり>