都築響一さんがTBSラジオ『たまむすび』にゲスト出演。玉袋筋太郎さんと、ラブホテルの回転ベッドが製造禁止になった理由などについて話していました。
(玉袋筋太郎)これ、でもなんでなくなっちゃうんですかね?こういうもの(秘宝館)が。
(都築響一)こういうのって、ものすごい珍しいものじゃなくて、昔はいっぱいあったものっていうのばっかりですよね。ラブホテルなんかもそうだし。ラブホテル、いまでもあるけど、昔ながらの、たとえば回転ベッドだとか、日本にしかないそういうインテリアっていうのは、もういま作っちゃいけないんですよ。
(小林悠)なんで作っちゃいけないんですか?
(都築響一)もう警察が決めていて。公安委員会ですけど。ベッドが回転したり、壁の鏡が1平方メートル以上だと、人は嫌らしい気持ちになると。
(玉袋筋太郎)気持ちになりにいってるんだから!
(都築響一)そうだよ。だからそうすると、宿泊業じゃなくて風俗業になっちゃう。カテゴリーが違っちゃうんですよ。そうすると、ものすごい厳しくなったりするので、実際的にはもうできないと。だからたとえば、壁が全部鏡張りだったのを、ちゃんと壁紙をわざわざつけたりして。つまんないことしてるんですよ。
(玉袋筋太郎)鏡張りの部屋でするのがすごいんですよ。自分がガマの油みたいに。ゲロゲーロ!っつって。
(小林悠)でも決まりって本当、つまんないなって思いますけどね。
(玉袋筋太郎)なくなっちゃうのはね。
外国人が興味あるけどなかなか連れて行ってもらえない場所
(都築響一)英語の東京を紹介するWEBマガジンみたいなのがあって。それにたまに外国人が行きたいけどなかなか連れて行ってもらえない場所みたいなので、スナックとかいろいろやってるんですが。それでダントツでやっぱりアクセスが多いのは、やっぱりラブホテルですからね。
(小林悠)興味あるんですね。
(玉袋筋太郎)日本の文化ですよ・
(都築響一)そうですよ。ものすごい興味あるんだけど、普通ガイドブックには出てないですし。どこ行ったらいいかわからないんで、いいところ。古い感じでいい感じのところを教えてあげてるんですけど。すっごい行ってますよ。みんな。
(玉袋筋太郎)俺もよく言ってるんだよ。観光地、るるぶ見てこう行くが旅行じゃねえと。泊まってスナック行くとか、そういったものに触れてこそ、本当の旅行だということ。
(都築響一)スナックは特にあれですよね。僕は若い編集者と仕事することもあるけど。たとえばどっか行くじゃないですか。お腹すいたからご飯食べよう。必ずスマホでぐるなびとか見るの。その瞬間、激怒。
(小林悠)(笑)
(玉袋筋太郎)一緒ですよ。俺もそう。バカヤロウ!って。
(小林悠)みんなそうですよ。半径500メートルの・・・みたいな。
(玉袋筋太郎)やめろやめろ!自分の鼻でいけ!ハーナビをきかせろっていうんだ!
(小林悠)ハーナビ(笑)。
(都築響一)その通り。あれを出した瞬間に、僕その編集者を見限るね。だいたいね。
(小林悠)うわっ、怖い。みんな下手なこと、できないですね。
(都築響一)だってさ、嗅覚が磨かれないじゃない。そんなの。
(小林悠)編集者ですからね。
(都築響一)よくいろいろ教えてくれるサイト、ありますけど。もう何十万件と出てるんだろうけど、スナックはたぶん一件も出てないですよ。
(小林悠)あ、見たことないですね。たしかにね。
(玉袋筋太郎)全日本スナック連盟のスナキン、スナックキングダムでそのページを作っているわけですよ。日本全国のスナックの情報がわかるって。一緒じゃねーか!っていう。
[リンク]スナックキングダム(SNACK王国)
(小林悠)やってること、同じ(笑)。
(玉袋筋太郎)同じなんだけど、こっちもあった方がいいんじゃねーか?ってことですよ。
<書き起こしおわり>