宇多丸「DJポリス」の名称に感じる違和感を語る

宇多丸「DJポリス」の名称に感じる違和感を語る 5時に夢中!

宇多丸 『DJポリス』の名称に苦言を呈す

ライムスター宇多丸さんがMXテレビ『5時に夢中!サタデー』で、サッカー日本代表アジア最終予選の渋谷警備に登場した「DJポリス」という名称に対して感じる違和感を話していました。

(町亜聖)はい、ということでネット上でですね、『DJポリス』として本当に大注目で。なんかDJポリスの・・・

(宇多丸)『DJポリスが出た』って言うから、これすげー!渋谷のド真ん中で、もうサウンドシステム、バンバン流しながら『オーイ!お前ら!』みたいな感じで行くのかな?って思ったら、何のことはない。大人しく何か・・・あ、映像出てますね。

(玉袋筋太郎)何でこれ、こんな人集まっちゃったの?

(宇多丸)サッカーですよ、サッカー!そこ質問する人、いないよ!

(町亜聖)アジア最終予選ですよ、これ!

(宇多丸)その根本を知らない人、なかなかいないから!

(玉袋筋太郎)バカだねー、こいつらね。

(宇多丸)まあね。まあまあ、一応決まったから。たださ、その『DJ』っていうさ、DJ要素が1個もないじゃないですか。この人がやってることは。

(町亜聖)そうなんです。普通に拡声器で呼びかけてるだけ。

DJ要素が1個もない

(宇多丸)言わんとしてることはたぶん、ラジオのディスク・ジョッキー・・・だからラジオパーソナリティー的なね。で、これ難しいんだ。用語の混乱が。アメリカとかだったら、自分でしゃべって自分で(曲を)かけたりもするから、ディスク・ジョッキーでいいけど。日本のラジオの人、そこまでやんないんだから、もうおかしい。DJっていうのは。だから、普通『DJ』っつったら『クラブDJ』。こうね、こう踊らす方のDJを思うから。これ、一番ふさわしいのは『MCポリス』ですよ。だからそれは。

(町亜聖)あー、そうですね。

(宇多丸)ね。MC。『Master of Ceremonies』ですよ。そんな感じだったらまださ、煽ってっていうか、お客を、クラウドをこう、動かす、ロックする、これ俺の仕事よ。MCですから。MC宇多丸ですから。そんなら納得なんだけどさ。なかなかやるよね、コイツね。

(一同)(爆笑)

(町亜聖)やるよねって。

(宇多丸)って話に持っていけるのに、『DJポリス』っていうと何かいろんな意味でこのネーミングにガッカリするな。何だかなあ。間違ってる感じ・・・

(町亜聖)でもこの人、すごい広報マンみたいですよ。やっぱりコンテスト、協議会で優勝して。

(玉袋筋太郎)そんな気を使うことないよ。あんな奴ら。放水車で一発でいいんだ。バーッ!って。催涙ガスでも投げときゃいいんだ。それか水平射撃でいい。バババババンッ!って。

(宇多丸)割と言うこと聞いたんでしょ?

(町亜聖)聞いたみたいですね。DJポリスの言うことに涙したサポーターもいたみたいです。

(玉袋筋太郎)催涙ガスじゃなくて?カラシスプレー撒いちゃえばいいじゃん!あんなもん、バーッ!って。邪魔くせー!

(町亜聖)何か『みんなも12人目の選手です』とか『俺達も本当は喜びたい』みたいな。何か泣いちゃったって。

(玉袋筋太郎)へぇー。そんなすごいイベントだったんですか。

(町亜聖)そうです!はい。

<書き起こしおわり>

菊地成孔「DJポリス」呼称問題を語る
菊地成孔さんがTBSラジオ『菊地成孔の粋な夜電波』の中で「DJポリス」という呼称問題について話していました。
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