加藤茶が語る 8時だョ!全員集合の思い出

加藤茶が語る 8時だョ!全員集合の思い出 たまむすび

加藤茶さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。最高視聴率50.5%を叩きだした伝説の番組『8時だョ!全員集合』の思い出を話していました。

(玉袋筋太郎)いや、だってさ、やっぱり大人からすると、視聴率すごい番組ですけど。あんまり子どもに見せたくない番組ってね、レッテル貼られてたじゃないですか。

(加藤茶)散々言われた。

(玉袋筋太郎)散々言われるわけですよ。

(加藤茶)子どもが見て大人になったら、絶対に悪い大人になるって言うんで。

(玉袋筋太郎)(笑)

(加藤茶)『そんな子どもはいねー!』って言ったんだよ。だからね、ドリフターズを見て悪くなった人間がいるか?って言うの。

(玉袋筋太郎)本当、そう思います!

(加藤茶)いないんだよ。

ちょっとだけよ

(玉袋筋太郎)いない!いない!絶対にいない!いや、情操教育としても素晴らしいですよ。だって小学生の子どもがですよ、ピンクのスポットを浴びた、ネグリジェ着ているカトちゃんの『ちょっとだけよ』。『タブー』を。『タブー』っていう曲を知ったのもあそこからですからね。

(加藤茶)そうだよね。

(小林悠)もうあのイメージが強いですもん。『タブー』と言ったら・・・という。

(玉袋筋太郎)いや、でもね、やっぱりあれ生放送で。最後のコントんところでさ、水かぶっちゃったりするんですよ。で、最後CM入って、ババンババンバンバン♪なんだけど。そこで加藤さんがね、濡れたまんまね、タオルで拭きながら、『宿題やれよ!』『勉強しろよ!』っていうのがね、もうわくわくしてよかったんだよなー!

(加藤茶)ああー。

(玉袋筋太郎)そう。濡れないコントで終わる時もあるんだけど。ちょっと加藤さんが汗を拭きながら、水を拭きながらね、ババンババンバンバン♪やっている時がね、なんかわくわくしたんだよね。

(加藤茶)言ってたな。『歯、磨けよ』とか。『風呂入れよ』とか。

(玉袋筋太郎)『風呂入れよ』。それにちゃんと返事してたもん。『ハイッ!』っつって。俺。

(小林悠)やっぱり教育になっていますね。子どもたちにとっては、それがもう。

(加藤茶)ちゃんと教育してるでしょ?そうなのよ。

(玉袋筋太郎)悪いやつはいない!

(加藤茶)そう。それなのに、もう『見せちゃいけない番組だ』なんて言われてさ。

(玉袋筋太郎)それ、でも視聴率50%って・・・

(小林悠)50%って考えられないですよ。

(加藤茶)最高がね、50.5かな?

(玉袋筋太郎)50.5で。30%になった時に『視聴率が落ちた』っつって、落ち込んじゃったっていう。

(加藤茶)そう30%とった時に、『もうドリフは終わった』って言われたんだから。

(小林悠)ええっ?いま30%取れる番組なんてないのに。

(加藤茶)ないよね。なんで終わったのか?っていうの。

(玉袋筋太郎)ああ、本当ですよね。うん。まあ、ひょうきん族っつーのも出てきたりとか。いろいろありましたから。

(加藤茶)そうそう。ひょうきん族出てきて。

(玉袋筋太郎)はい。時代はこう、移り変わるっていう瞬間もあったのかも知れないですけど。でもまたね、それでもずーっと王道で。ドリフは続いていたわけですもんね。

(加藤茶)俺たちにはほら、ひょうきん族みたいなのできないわけだ。

(玉袋筋太郎)ああ、客前でやっているあれですか?

(加藤茶)うん。俺たちはもう、コントを考えて考えて作りこんでいるから。だからあの、まあさんまちゃんとかたけしくんとかね、アドリブでこう、やるじゃない?あれができないんだよ、俺たちは。

(玉袋筋太郎)ああ、でも、作り込みですよね。それ、本当に。だから当時のスケジュールっつーのは土曜日が本番じゃないですか。

(加藤茶)土曜日が本番で、金曜日が土曜日のリハーサルやるのね。で、木曜日が毎週、週先にネタを考えるの。

(玉袋筋太郎)あ、次の週のネタを考える。はいはいはい。

(加藤茶)このネタを考えるのがね、なかなか出てこなくて。嫌だったなー。

(小林悠)うわー、そういう会議って。

木曜日のネタ会議

(玉袋筋太郎)これ、やっぱりメンバー集まって。作家の方も集まってっていう感じですよね。

(加藤茶)うん。出て来る時はね、もうワーワー受けながら出て来るのよ。だけど、出なくなるとシーン・・・としてさ。

(玉袋筋太郎)そん時のリーダーはどんな感じなんすか?

(加藤茶)偉そうにね・・・

(玉袋・小林)(爆笑)

(玉袋筋太郎)いいぞいいぞいいぞー!(笑)。

(加藤茶)そう。タバコ吸ってさ、ネタ出て来るの待ってるんだよ。こうやって。で、俺たちはこうやって考えてるのよ。

(小林悠)ちょっとうなだれて。

(加藤茶)もうみんな、一言も、なんにもしゃべんないで。もう・・・で、なんか、たとえば鉛筆なんか落とすと、すげー音がデカく出るのよ。そういう時に限って。

(玉袋筋太郎)(笑)。静かですからね。

(加藤茶)うん。シッ!って言われそうでさ。もう、嫌な雰囲気だったな。あれは。

(玉袋筋太郎)でも、その会議の中でブーさんはずっと居眠りしてたんですよね?

(加藤茶)そうなの。

(小林悠)(笑)。それがすごい。また。

(加藤茶)高木さんはネタを考えている時もそうだし、本番で寝てたからね。

(玉袋・小林)(爆笑)

(小林悠)そんなの、あるんですか?(笑)。

(加藤茶)あるのよ。

(小林悠)えっ?生放送ですよね?

(加藤茶)生放送で、あのお化けのコントをやっている時に、まあ俺たちは休んでいるわけよ。休んでいるっつーか、出番がないから。で、志村が前でやっているのを見ているわけよ。と、いびきが聞こえるんだよね。

(玉袋・小林)(笑)

(加藤茶)誰だ?と見たら高木さんが寝てるんだよね。

(玉袋筋太郎)寝てる(笑)。いいですねー。うん。

(加藤茶)本番中に起こしてるんだから。『おい!おい!』って言いながら。

(玉袋筋太郎)いやいやいやー(笑)。

(小林悠)いいなー。

<書き起こしおわり>


加藤茶が語る 美空ひばりとの思い出
加藤茶さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。子どもの頃に憧れていた美空ひばりさんとの思い出について話していました。 (玉袋筋太郎)いやー、でもね、じゃあちょっと筋を。 (小林悠)ほぐして行きましょうか。 (玉袋筋太郎)これ、その1なんです...

加藤茶 クレイジーキャッツの思い出を語る
加藤茶さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。ドリフターズがコミックバンドになった経緯や、クレイジーキャッツとの思い出などを話していました。 (玉袋筋太郎)へー!いや、ドリフターズもクレイジーキャッツも、もともとはやっぱりバンドなんすよね。...

加藤茶が語る 8時だョ!全員集合の思い出
加藤茶さんがTBSラジオ『たまむすび』に出演。最高視聴率50.5%を叩きだした伝説の番組『8時だョ!全員集合』の思い出を話していました。 (玉袋筋太郎)いや、だってさ、やっぱり大人からすると、視聴率すごい番組ですけど。あんまり子どもに見せた...

https://miyearnzzlabo.com/archives/26739

タイトルとURLをコピーしました