安住紳一郎さんが2026年9月21日放送のTBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』にゲスト出演。大沢悠里さんがかつて、TBSラジオの放送を1分間、完全に止めてしまった事件を本人に直接、確認していました。
(安住紳一郎)あとはちょっと若い人には大沢さんのちょっとした伝説を……やっぱり私の口からね、電波に乗せてきちんと伝えていかなきゃいけないなと思ってるんですよ。
(大沢悠里)あのね、安住くんがね、放送で言っちゃったんだよ。あれ、俺なんで言ったの? 直接、話したの?
(安住紳一郎)なんか「たぶん聞いてないだろうな」と思って、大沢さんがひた隠しにしていた事実をラジオの放送でペロペロッとしゃべったんですよね。
(大沢悠里)ラジオでは言わないよ?
(安住紳一郎)ラジオで……いや、たしかね。
(大沢悠里)言わないよ。
(安住紳一郎)ああ、そうですか。
(大沢悠里)あれは死ぬまで、墓まで持っていこうと思ったの。
(西村知江子)えっ、何の話?
(安住紳一郎)これをね、今日は75周年のお祝いということで私の口から少し、西村さんにもと思いました。
(西村知江子)ぜひぜひ。
(安住紳一郎)大沢さんはね、一度TBSラジオの電波を止めてるんですよ。
(西村知江子)ああーっ!
(大沢悠里)「止めた」っていうかね、まあな(笑)。
(西村知江子)私も知ってる!(笑)。
(安住紳一郎)結構ね、裏話として有名ですよね。
(西村知江子)そうなんですよね。
(安住紳一郎)これ、大変ですよ。
(西村知江子)これ、大変なことですよ。
(大沢悠里)俺は……「俺は」じゃない。昔、僕が入った頃はね、「俺」って言うと怒られた。「僕」って言うと怒られた。「わたくしはと言いなさい」って、始末書を書かされた。
(安住紳一郎)始末書まで書くんですか? ええっ、厳しい!
(大沢悠里)あのね、これはあれからもう時効になっちゃって。60年前ぐらいだから。僕がTBSに入った年なんだから。新人のアナウンサーで泊まり勤務があって。
(安住紳一郎)泊まり勤務、ありましたね!
(大沢悠里)で、技術の人がいて。2人でこう夜、ずっとスタジオを守ってるんですよ。で、もう12時ぐらいになってくると全部、テープですよ。テープ番組ばっかり。
(安住紳一郎)録音放送。
(大沢悠里)録音放送。やることないんですよ。ねえ。で、本当はモニターっていって聞かなきゃいけない役なんだけど、聞かないんだよ。また。60年前だから。コンピューターもない時代だから。何でも手でやる時代だ。で、この技術の方、いい人なんだ。もう人間的にね、大好きなんだよね。で、酒も好きなんだ。で、11時ぐらいになると宿直室に行って、浴衣に着替えてくるんだ。なんか、かすりみたいな。なんか女の人が何とかするような、かすりみたいな浴衣を着てくるんだよ。
(安住紳一郎)旅館のね。
(大沢悠里)旅館の浴衣を着てくるんだよ。で、技術の台の前に座るんだよ。
(安住紳一郎)面白いですよね、浴衣で。
(大沢悠里)で、酒が好きだから。で、毎回、1週間に1回なんだけどもお酒を持ってくるんだよ。今なんかだったら大変だよ。でも、暗黙の了解なんだよね。で、こう飲む。僕はもう新人だから絶対、飲めない。だから口だけちょっとつけているんだけどさ。
(安住紳一郎)付き合わなきゃいけないし。
(大沢悠里)そうそう。で、寒い時にさ、「悠里ちゃん、悠里ちゃん」「なんですか?」「熱いの、欲しいな。熱燗欲しいな」「いいですね」「お燗をする機械を持って来たんだよ」「ええっ?」「お燗する機械。これ、やってよ。大丈夫だから」「大丈夫ですか?」「大丈夫。俺、技術なんだ」「ああ、そうですか。技術ですか」「大丈夫だよ」「じゃあ、やるか」っつってさ。お燗器にさ、お酒を……一升瓶を持ってきて。もう一升瓶がロッカーに入っているんだよ。
(安住紳一郎)電気熱燗器みたいなこと?
(大沢悠里)そうだよ。電気で熱燗に。で、こうやってさ、大きな一升瓶。「トクトクトクトクッ」って入れてさ。ほんで、掃除する時に使う下のコンセントがあるんだ。コンセントにさ、こうやってパッと差し込んだの。そうしたらね、電気がバッと消えたの。
(安住紳一郎)ショートしちゃって?
(大沢悠里)で、それとともに回ってるテープが止まったの! で、真っ暗になった……。
(安住紳一郎)フハハハハハハハハッ!
(大沢悠里)どうする? さあ、どうする?
(安住紳一郎)どうしようもないですよね。
電気熱燗器でお燗をしようとしたらスタジオの電気が落ちた
(大沢悠里)まず、復旧作業をする前に「早く隠せ! 瓶を隠せ!」って(笑)。
(安住紳一郎)原因を不明にしとかなきゃいけない(笑)。
(大沢悠里)「ほら、お銚子も隠せ!」って。で、マスターっていって隣に……。
(安住紳一郎)そうそう。電波を出す大元の。
(大沢悠里)大元のね、スタジオを管理する方が泊まってるんだよね。
(西村知江子)普通、飛んできますもんね。
(大沢悠里)飛んできたよ。やっぱりね。「どうしたー!?」「いや、止まった」って。
(安住紳一郎)「原因はわかんないけど止まった!」って。
(大沢悠里)そしたら技術の方、大したもんだよ。パパパパッて。ヒューズが飛んだと思ったんだろう。そうするとね、電気がパーッてついた。で、テープが「ムオーン……」と動いた。で、越路吹雪さんがやってた。越路吹雪さんの時代だよ。
(安住紳一郎)へー! 越路さんの番組が元通りに戻った?
(大沢悠里)そうそう。で、大関の提供だったの。
(安住紳一郎)嘘だ。それは嘘だ(笑)。
(大沢悠里)本当だよ? で、その時にね、飲もうと思ったお酒が「おおーぜきー♪」っていう歌なんだよ。
(安住紳一郎)それ、全然墓まで持っていこうって話じゃないですよ。どこかで練習してますでしょう、その話?
(大沢悠里)そんなことないよ。
(安住紳一郎)完成度が高すぎますよ(笑)。
(大沢悠里)俺、落語好きだから。これでやって。でもあとで原因の問題になったの。
(安住紳一郎)そうですよ。
(大沢悠里)だけどね、事故は結構あるだよね。で、「お化け」っていうのがあるんだ。「ああ、お化けだよ」っていうね。あの、よくあるじゃない? 壊れちゃったんだけども、自然に直っちゃうっていうのがあるんだよ。
(安住紳一郎)そうですね。何かの不都合でちょっとだけ調子が悪いっていう。
(大沢悠里)そう。だから「ああ、これはお化けじゃないですか?」って言ったらみんな「そうだな、そうだな。お化け、お化け、お化け」って終わっちゃったんだけどさ。あれ、1分で止まっちゃったのよ。
(安住紳一郎)とんでもないことですよ!
(大沢悠里)とんでもないこと。でも、始末書も何も書かない。
(安住紳一郎)書かなかったんですか?
始末書も書かずに乗り切った
(大沢悠里)今だったら、クビだね(笑)。スタジオで酒を飲んで。これ、60年前の話ですから。コンピューターも何もない時代ですから。まだ都電が走ってる時代ですから。
(安住紳一郎)都電の話(笑)。
(大沢悠里)都電に乗って俺、来てたんで。
(安住紳一郎)そうですよね。都電で通ってたんですよね。
(大沢悠里)四谷から山王下まで通ってたんだから。その時代の話だから。もう再審請求、やらないでくれよ?
(安住紳一郎)そうですね(笑)。今ね、遡ってね、色々トラブルをほじくり出して。「責任取れ」みたいな時代ですからね。
(大沢悠里)ササキさん、どうしているかな? いい人だったな。
(安住紳一郎)名前、言っちゃダメじゃないですか。ササキさんって(笑)。
(大沢悠里)アハハハハハハハハッ! 言っちゃダメ(笑)。というような笑い話がある。
ひさしぶりに大沢悠里さんの声がラジオから聞こえて、とても嬉しい放送でした。安住さんも大先輩とあれこれおしゃべりできて楽しそうでしたね! お酒をお燗しようとして停電を起こしちゃう悠里さん、ヤバすぎる(笑)。