博多大吉さんが2026年9月2日配信のTBSラジオ『大吉ポッドキャスト いったん、ここにいます!』の中で夏休みにメキシコにプロレスを見に行った際の模様を紹介。同行したガイドの伊藤さんに聞いたメキシコ人が絶対に喜ぶお土産・ヨックモックについて話していました。
(博多大吉)ということで今回はメキシコの思い出話をね、短くパンパンとやりたいと思いますけど。今年もね、前年に引き続きメキシコ観光の伊藤さん。僕より5個下かな? 50歳のね、日本一……いや、おそらくアジア一、ルチャリブレに詳しいマニアな添乗員のおじさんと2人旅で行ってきましたけども。
(中略)
(博多大吉)で、そこのラウンジに入る前にね、伊藤さんが「お土産が買いたい」という。なぜなら、そのメキシコのプロレス団体CMLLという団体に今回、お世話になって。その団体の関係者さんに融通を利かせてもらって最前列のチケットなんかを我々、入手してますから。
で、その伊藤さんが「メキシコの皆さんが絶対に喜ぶお菓子がある」って言っていて。で、私も「何だろう?」と思ってね、興味本位でついて行ったんですけど。皆さん、ご存知ですよね? ヨックモックっていう洋菓子があるんですよ。なんか、筒状みたいなね。あれが実はメキシコの人にめっちゃくちゃ喜ばれるお土産で。「毎回、僕はこのヨックモックを買っていくんですよ」とか言っていて。
それで伊藤さん、結構買っていたね。5箱ぐらい買っていたから。僕も買おうかなと思ったけど。「まあまあ僕が渡すのもあれか。僕はツアーコンダクターじゃないし、客だからな」と思ってやめたけどね。まあまあ、そういう買い物にも付き合いながら、ラウンジでゆっくり時間を過ごして。で、機内に搭乗して……。
(中略)
(博多大吉)それで空港に着いて。僕らは本当、いの一番に荷物がピックアップできて。「じゃあ早速、メキシコシティに繰り出しましょう!」って出口に向かったんですけど。ここで初のトラブルというか。なんか不思議だったのがね、伊藤さんって何度もメキシコに行ってる方なのよ。今年でいうとゴールデンウィークに行ったって言ったかな? 「久しぶりです」とか言いながらそれ、2、3ヶ月ぶりぐらいのメキシコやから。全然ね、もう慣れ親しんだ方ですけど。
そんな伊藤さんが係員になんか言われてるんですよね。「ここじゃないよ」みたいなことを。で、「向こうに行けって言われたんですよね」とか言って、2人で100メートルぐらい先にところに行って。で、「ここに来いって言われたけど?」っつったらそこの係員から「いや、あなたたちはここじゃないよ。向こうだよ」って言われて。で、こう往復しながらね、なんとなく伊藤さんに「僕らは一体、どこに連れて行かれたんですか?」っつったら「大きな声では言えませんけど。最初に出ようとしたところは普通の出口で。我々が今、通されたとこは怪しいと思われた人……主に南米系の観光客があそこに行けって言われるエリアなんですよ」っていうので。「ええっ!」ってなって。「正直、日本人であそこに行けっていうのはまずないんで。僕もおかしいなと思ってたんですよね」とか言いながら、また戻ってきて。
で、また同じ係員の方に「あっちじゃないって言われたよ」っつったら「いや、お前らはあっちだ」って言われて。もう1回、向こうに行かされそうになったから「あれ?」と思って。で、そうこうしてるうちにさ、一番最初に荷物をピックアップしたのにさ、同じ飛行機に乗ってたエコノミーの皆さんがもうどんどん僕らを抜いていくわけよ。抜いていくどころか、どんどんお客さんが増えて。さっきやったらもうスッて通れたのが、今からやったらどう考えでもこれ、20分ぐらい待つよなってぐらいの大行列できていて。「何ですかね、これ。伊藤さん?」って。で、結局、「そっちの出口には行かなくていいからその中間にある、あそこに行け」って言われて。で、2人でそこに行ったら「スーツケースを開けろ」って言われて。
で、「うーん……?」と思って。でも僕、別に怪しいもの持ってないけど。なんか、あんまりルールもわからんし。なんかドライヤーとかね、整髪料とかは持っていったから。こんなのが引っかかってなんか言われたら僕、全くスペイン語をしゃべれないから。で、向こうの人って、英語じゃないのね。もうスペイン語でワーッて言ってくるから。「困ったな。伊藤さん、近くにいてよ」と思って。で、僕がスーツケースをパカッて開けられた時、本当にもう嘘みたいに係員の人が表のところだけパパッと触って。「お前、OK」って言われたの。
空港係員に取り囲まれるメキシコ観光・伊藤さん
(博多大吉)で、「あれ?」と思ってパッて見たら伊藤さんがめっちゃ取り囲まれていて。入念になんか身体検査をされてるのね。で、めっちゃくちゃ焦って。僕、仲良くなったとはいえ、メキシコ観光の伊藤さんのこと、何にも知らないじゃん? で、過去にあったの。うん。プロレスラーがそういったいけないものを密輸しようとして捕まった事件とかね。そういうのが過去、もう何十年と続くプロレス界の歴史で何回かあったことを思い出して。「あれ、まさか伊藤さんって裏の側があるのかな?」と思って。それぐらい囲まれていてさ。
で、伊藤さんだけ荷物ひっくり返されて。で、全部片っ端から「開けろ」って言われてるの。で、それを俺、横で見ててドキドキしだして。「ここでもし伊藤さんになにかあったら俺、ここから先どうなるんだろう? このまま俺、帰れるのかな? まあまあ全日空やから最悪、帰れるか……」とか思いながら見ていたら結局、伊藤さんが最後まで抵抗してたんだけど。「これをどうしても開けろ。開けないと通さない」って言われていたのが、お土産に買い込んでいたヨックモックやったの。
で、ヨックモックってあれ、カンカンに入っていて、筒状じゃない? あれが実はX線で見ると葉巻に見えたんだって。だから葉巻の輸入業者だと思われて伊藤さんが捕まっていて。で、ヨックモックもさ、丁寧な洋菓子屋だからビチッと包装してんのよ。だから1回、開けたらもう二度と戻れないから伊藤さん、「いや、これはお菓子だ」って言ってるけど。向こうが全然それを信用しなくて。それで結局2、3個開けてたかな? ヨックモックをパカッて開けて。美味しそうなお菓子が出てきて。メキシコ人の係員の方もなんかね、気まずそうな顔はしてたけども。まあまあ、任務やからしょうがないやろうね。そこから本当、伊藤さんが必死でね、ヨックモックを畳んでる姿を私、忘れられなかったですけど(笑)。
なのでね、ちょっと紛らわしい形状のものはね、あんまり持っていかない方がいいと思うし。もしヨックモックをね、海外に持っていく時はもう手荷物としてね。いつでも開けれるような感じで持っていった方がいいかもしれないな、なんてことを思いながら。で、ようやく空港の外に出れたんですけどね。
僕も手土産を持っていく際はヨックモックを選びがちなので、メキシコ人も大好きと聞くとより一層、自信を持ってお渡しできるような気がしますね。でもスーツケースにシガールを入れると葉巻の密輸と疑われる可能性があることははじめて知りました(笑)。
