博多大吉さんが2014年9月17日放送のTBSラジオ『たまむすび』の中で吉田豪さんとヒクソン・グレイシーについてトーク。高田VSヒクソン戦の日に福岡の中洲のスナックで三沢光晴さんと飲んでいて、その結果を知った瞬間の三沢光晴さんの反応を目撃したことを話していました。
※「吉田豪 タモリとヒクソン・グレイシーの共通点を語る」の一部を切り出しています。
(吉田豪)そういうわけでヒクソン・グレイシーについて説明してみたいんですけど。ヒクソンはブラジル出身の柔術家。1959年生まれの現在54才。通称400戦無敗の男で、ヒクソンが日本で一躍有名にしたのは1997年10月11日、PRIDE1での高田延彦戦。高田になにもさせることなく、1ラウンド4分47秒 腕ひしぎ十字がためで一本勝ちしたというね。大吉さん、あの試合はどんなスタンスで見てました?
(博多大吉)僕、その当時、福岡にいて。で、福岡にいるプロレスファンって、なんて言うんでしょう? 映画見てるような感覚だから、あんまり現実味がないんですよ。で、この時、忘れられないのが97年の10月11日。僕、中洲のスナックで、三沢光晴さんと飲んでたんです。
(吉田豪)ええーっ!?
(博多大吉)で、東スポか日刊スポーツの方がいらして。やっぱり僕もプロレスファンで、この日三沢さんと飲んでるけど、やっぱり気になるじゃないですか。
(吉田豪)当然。三沢さんも気にはなっているけども……。
(博多大吉)どうなのかな? で、なんか東スポの人たちが速報が入ったみたいで、結果をコソッと教えてくれたんですけど。三沢さんにも言ったんですよ。そしたら三沢さんが、本当に顔色をひとつ変えず「ふーん」って言って、なんかそのまんま女の子としゃべりながら、飲みだしたから。
(吉田豪)フハハハハハハハハッ!
(博多大吉)「マジか!?」と思って。だから「あれ? これってプロレス界にとって大変なことが起こったはずなのに……」っていう。
(吉田豪)大変なことですよ。馬場さん、怒ってましたよ(笑)。
(博多大吉)でも中洲で三沢光晴はもう、本当に微動だにしなかったです。「ふーん」っつって、飲んでました。
微動だにしない三沢光晴
(吉田豪)三沢さんはだって「俺はヒクソンを投げられると思う」って言ってましたもんね(笑)。
(博多大吉)「まあ高田じゃ、ああだろうな」ぐらいのことを思って真露を飲んでいたのかはわかりませんけど。それはね、すごい覚えてます。
<書き起こしおわり>