爆笑問題の太田さんが2026年9月1日放送のTBSラジオ『爆笑問題カーボーイ』の中で脳梗塞で入院・リハビリ中のサンドウィッチマン伊達さんにエールを送っていました。
(太田光)伊達くん、聞いてるかな? 伊達くん。ねえ。サンド伊達。まあまあ、この時間じゃあさすがにね、もう寝てるかもしれないけど。伊達ちゃんもね、もう心配だったけど。ねえ。田中とほとんど……だからあれだよな。あの年齢ぐらいだったか? あいつ、51だろ、あいつ。脳梗塞、お前がやったのって……。
(田中裕二)俺、56の時。
(太田光)56か。まあ大体50代でなあれ、がんもやって。で、お前も30代でやって。
(田中裕二)そうそう。下半身のね。
(太田光)下半身のがんということでね。で、俺は乳首が……乳輪がでかいっていうことで。
(田中裕二)乳首はいいんだよ、お前は。なんでそこを押してるんだよ?
(太田光)で、だからこの間のサンジャポでそれこそさ、伊達も……まあ俺、いろいろラジオショーとかも聴いていて。で、富澤が1人でやっていて。東島さんとね、やっているのを聞いていて。結構、病院でキャッチボールやってるみたいな。それで本人からメールも来たりなんかして。割とギャグ言ってるし。まあ、そんなにね、心配することないのかなと思って。だけどまあ年内休養っていうことだし。何しろあいつらはさ、漫才ツアーがさ、できなかったのが本当にあいつら、義理堅いからさ。「お客さんに申し訳ない」って伊達なんか思ってると思うんだよね。
(田中裕二)そうだね、きっとね。
(太田光)富澤はどう思ってるか知らないけど。
(田中裕二)いや、思ってるよ。富澤も一緒に! 同じように。
(太田光)まあそれでさ、俺としては富澤の側の人間だったから。まあ結構、あの時の心境とかをサンジャポで語ろうかなって。それでね、前日に「どうしようか?」っつってて。サンジャポのプロデューサーの秋山といろいろと打ち合わせをしてて。夜になってまあ伊達、どうせ見てるだろうし。なんかエールを……エールとまでは言わないけど。そういうのでもうちょっと長く話したいんでって。それで朝、上原にメールして。で、「ちょっと言って」って。それであれ、実は1ブロック削ったんだよね。俺が長くしゃべるんでって。
(田中裕二)はいはい。ああ、そうかそうか。
(太田光)ほいで最初、まあ田中が経験者だからとりあえず田中に「一応、僕はこうでした」って話をして。その後に俺がたっぷり話すからっていうので秋山と相談してたの。そしたらさ、始まったらお前の話が終わんねえんだよ。とにかく。
(田中裕二)フハハハハハハハハッ!
終わらない田中のしゃべり
(太田光)もうさ、どんどんさ、時間がなくなっていって。あと1分しかないみたいな感じになっていくわけ。カンペが出てるんだよ。振っているんだけど、お前が延々と終わんないんだよ。でもまあ一応ね、お前も経験者だから。それはね……。
(田中裕二)だからさ、俺も打ち合わせしてるから。
(太田光)わかるよ。でも俺の話がメインなんだけど。
(田中裕二)そこは俺、聞いてないのよ。長いとかは。
(太田光)いいんだよ。お前も経験者だからいいんだけど。お前の経験もね、伊達にとっては役に立つだろうと思って聞いていたんだよ。俺も横で黙ってね。「早く終わんねえかな」と思いながらも黙って聞いてたら、最後にさ、「ということでですね、まあ僕の経験はですね、全く参考にならないと思います」って言って。「おい!(ズコーッ!)」みたいなさ。「だったらお前、そんなに長々と話すなよ!」みたいなさ。「僕の場合、特別で勝手に治っちゃったんで。伊達くんとは違うんで。僕の話は全く参考にならないと思います」ってお前、終わったろ? 「おい!」みたいな感じでさ。
(田中裕二)そうそうそう(笑)。
(太田光)俺、嫌んなっちゃった。で、そこから巻きでしゃべってさ。一応、言いたいことは言えたんだけど。まあ今日も伊達くんも聞いてるかもしれないけど。俺、もうちょっと細かく話したかったんだよ。っていうのは、やっぱり普通の人だとね、意思の疎通ができるようになればもうOKで。ある程度ね、話しづらかったりとかしても……わかんないよ。伊達が今、どういう状況かわかんないけど。まあ長期休むっていうから。で、リハビリもやってるっていうからある程度、なんかそういうのがあるのかなとも思って。だけどね、やっぱり漫才師となるとしゃべりが命じゃないですか。ましてやサンドウィッチマンですよ。あの絶妙なツッコミとかさ、あの間とかさ。そういうのはまた普通の人とはちょっと違うじゃない? だから普通に日常会話ができるからOKみたいなことにはならないと思うんだよね、おそらくサンドの場合は。
で、俺らもそうだったじゃない。で、要するになすなかにしなんかもそうだったけどね。で、そうするとさ、要はもうお客さんの前でしゃべる。しかも笑わせるっていう状況だと、普通にしゃべれるっていうよりも、その間が狂わないかどうかとかさ、そういうのが気になってくるから。そういうのが不安なんじゃないかなと俺は思っていて。で、なすなかとちょっと前に話した時にね、あいつらも普段の番組に出るのは早かったんだけど。結局、那須がさ、漫才やるまでは結構時間かかったの。で、俺らの日曜サンデーなんかも来たけど。全然、別に支障ない感じだったじゃない? でも自分としてはやっぱりね、あったんだって。で、それをずっと話してたの。この間、那須とさ。で、「田中もやったけどあいつなんかさ、何にもなかったんだよね」「不思議ですね」なんて言いながらさ。それで今、漫才をやってて、だいぶ慣れてきて。それでもまだ本調子じゃないみたいな話はしていて。「でもね、そんなの俺から聞いてたら全然わかんないよ」って言ってたの。
だから伊達なんかもそういうことも気にしてるんじゃねえかと思って。だからそういうのって他人から見たら……ましてやサンドのファンから見たら、もう戻ってきて漫才をやるだけでありがたいし、嬉しいし。で、「そういうのもね、多少話しづらかったり、間が狂ったりしてもあんまり焦るなよ」ってことを言いたかったわけだよ、俺は。で、そこの例としてたとえばいとしこい師匠とかね、Wけんじさんとかを俺ら、見てきたけども。まあやっぱり年を取ってある程度さ、ちょっと違うじゃん。テンポがさ。ゆっくりになって。で、俺らの漫才っていうのはさ、ワーッとかやってさ、めちゃくちゃな漫才じゃん。もう型無しの漫才で。
(田中裕二)お前がそうしてるんだけどね(笑)。
(太田光)なんだ、この野郎?
(田中裕二)お前がずっとワーッてやるから(笑)。
(太田光)なんだよ、この野郎。表、出ろよ?
(田中裕二)今日は早えな(笑)。「表、出ろ」って。
(太田光)遅い方だわ。どっちかっていうと。だけど、そういうのでいうと俺らの漫才とかって割と俺の間が狂ったりするとおかしくなっちゃうかもしれないけど。サンドのっつうのはさ、いとしこいしレベルなんだよ。で、あれはもう年取っても、ゆっくりなっても、多少間がずれても大丈夫だからってことも言いたかったし。あいつ、もう51だろ? そうするとさ、もう要するに……俺、伊達ともちょっと前に話したんだけど。「言葉が出てこない」みたいなことも言ってたのよ。脳梗塞になる前だよ? そういうのもあるし。そうするともう年齢的にも多少ね、噛んだり。そういうのももう、どっちかわかんないよっていう。脳梗塞だからって思っちゃうかもしれないけど。それはね、もうこの年になったらね、みんな漫才師は直面してる問題だから。俺らなんかもそうだからってことを言いたかったんだけど。まあ、そこまで言えなかったんだけど。
それこそさ、この間タイタンライブ、あったじゃん。タイタンライブでさ、いろいろネタをやってさ。りくりゅうのネタがあったじゃない? りくりゅうがね、婚約したっていうネタで。で、田中が「あのメッセージは良かったですね」っつって。発表した2人のさ、メッセージ。それをさ、練習しててさ。どうしてもあそこをさ、お前がさ、覚えらんないんだよな。
(田中裕二)覚えられなかったね(笑)。
(太田光)それで練習して。いつも引っかかるんだよ。要するにどういうメッセージかっつったらりくりゅう2人で「いつしかお互い、かけがえのない存在になりました……これはいいメッセージですね」って言ったら俺がボケで「俺たちと一緒だな」っつって。「そんなわけねえだろ!」っていう、まあくだらねえネタなんだけど。ところがそこの手前でさ、お前がだんだん怪しくなってくるのがわかるんだよ。どうしてもあの「かけがえのない」っていうのが言えないんだよ。
(田中裕二)そう。あれが出てこないんだよね。
「かけがえのない」がなかなか出てこない
(太田光)それでさ、お前練習するたびに「ええと、私たちはいつしか、えー、耐えがたい存在に」って。耐えがたい存在になってなんで婚約するんだよ?って話じゃん。いっつもそこでさ……もう怪しいなと思ってさ。「こいつ、もう詰まるぞ」と思ってさ。「えーと、あのりくりゅうのメッセージ、よかったですね。いつしか私たち2人は、耐えがたい存在になりました」って(笑)。耐えがたい存在だったら結婚しないだろ!っていうさ。
(田中裕二)たしかにな(笑)。
(太田光)ねえ。そういうのももう別に、お前も脳梗塞やってるけど。それが原因じゃないじゃない?
(田中裕二)その前からあるからね。
(太田光)前からあるからさ。「だから伊達、気にすんなよ」みたいなことも言いたかったし。まあいろんなことを言って。「とりあえずまあでもお前、暇だったら朝ドラ見ろよ」とかさ、いろんなことも言いたかったんだけど。まあまあまあ、ねえ。でも頑張って……これも聞いてくれてるかどうかわかんない。あいつ、義理堅い奴だから。この間もサンジャポが終わってすぐ後に。
(田中裕二)俺のところにメールが来て。
(太田光)LINEが来てね。「ありがとうございます」って言って。あいつさ、気を使ってるからさ。いまだにさ、自分が入院してるのに。だからそれはまあまあ、ねえ。ちょっとでもさ、なんつーの? だから俺らなんかは逆に言うと俺が脳梗塞とかで、たとえばちょっと間がね、違っちゃったりすると俺らのネタってほら。その年寄りがやるべきネタじゃないじゃん?
(田中裕二)まあ、そうだね(笑)。たしかにね。
(太田光)どうしてもそっちにシフトチェンジできないから。いつまでたっても素人漫才をやってるから。だからそれは結構、あれだけど。まあ、あいつらサンドのネタって落ち着いてやれるネタだし。3時間ぐらいやってるんだからね。あいつら、ツアーで毎回。だからまあ、それぐらいやっぱりしゃべりが好きだし。だから漫才やるまではね、まあちょっと一安心ってことにはならないだろうけど。まあ70、80だから。あいつらの一番ピークは、たぶん。
(田中裕二)これからね。
(太田光)そういうことだよ。
(田中裕二)まだまだ、30年ぐらいね。


サンジャポで伊達さんにエールを送ろうとしたら、予想外に田中さんが長くしゃべってしまってあんまりしゃべれなくなってしまったというお話、まさにこれぞ爆笑問題っていう感じがしていいですね。さすがウーチャカ!(笑)。でもお二人の伊達さんに対する気持ちが込もったトーク、グッと来てしまいました。