安住紳一郎 サッカーW杯放送権がないTBSの苦しい映像やりくりを語る

安住紳一郎 サッカーW杯放送権がないTBSの苦しい映像やりくりを語る 安住紳一郎の日曜天国

安住紳一郎さんが2026年6月28日放送のTBSラジオ『安住紳一郎の日曜天国』の中で日本代表の快進撃で盛り上がるサッカーワールドカップについてトーク。TBSではワールドカップの試合を放映しないため、報道番組などでの映像使用の枠が潤沢でないため、それぞれが苦労しながらやりくりしていることについて話していました。

(安住紳一郎)さて、それから今日はたしか、お知らせがありましたね。なんだっけな? ちょっとまた思い出しましたらお伝えしたいと思いますけれども。あ、サッカーのワールドカップですよね。そうでした、そうでした。サッカーのワールドカップがまたね、週明け夜中にね、ありますもんね。

(中澤有美子)ええ。

(安住紳一郎)そうですよねー。楽しみにしていますけれども。なんかいろいろね、大変なことも巻き起こりつつ。あ、それは私の話なんですけれども。

(中澤有美子)そ、そうなんですか?

(安住紳一郎)いや、そうですよ。もう皆さんも気づいてらっしゃいますもんね。日本テレビとフジテレビとNHKが今、やってますから。TBSテレビはやってないんでね、大変なんですよね。で、なんかここだけの話ですよ、本当に。なんかあの、放送プランもなんか色々あって。なんか、すごいプランがたくさんあって。

(中澤有美子)プラン?

(安住紳一郎)そう、プランがあるんですよ。その「何秒くらい使えるか」っていうプランがね。そうなんですよ。

(中澤有美子)どのくらいお金を払って映像を買うかっていう?

(安住紳一郎)それはね、あんまり詳らかにされてないんですよ。まあ、想像で話してますけどね。プランがあるんですよ。で、「これぐらい払うとこうだ」とかね、「あれぐらいだとこうだ」みたいなプランがあって。それで私たちのプランがこうだから、ああなってこうなってっていうことでね。そう。すごくそのなんか、コーヒー色をした白湯みたいなのを出してるわけですよね。伸ばして伸ばしてね。

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! わかった感じ、するような、しないような。

(安住紳一郎)ああ、そうですか? いや、だからこの競技中のね、映像はやっぱり使えないんですよ。やっぱり、お金がかかるからね。しかもね、試合開始のホイッスルと試合終了のホイッスルまでの間の映像を使う時間と、それとホイッスルの外の時間と。あとは日本じゃないチームのプレーの時間と全部、決まってるの。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)そう。で、各番組で、各時間帯でってちゃんと枠が決まってるっていうか。その、それ以上使っちゃダメっていうことでね、制限プラン。まあ、普通の皆さんの携帯電話のギガ数なんかと一緒だと思うけれども。そう。超えた瞬間にガン!って固まっちゃうから。

(中澤有美子)固まっちゃう(笑)。フリーズしちゃうみたいな?

(安住紳一郎)そうそうそうそうそうそうそう。ねえ。スポーツライツだから。そうなんですよね。そう。だから他の放送局だとね、ゴールシーンとか何回も出せたりするんですけれども。あんまりいいプランに入ってない放送局だとゴールシーンは1回だけね。

(中澤有美子)オンリー? 1回?

(安住紳一郎)オンリーっていうか、あれですよ。別に何回も使ってもいいですけど、そこででも制限時間何分って限られてるのに何回も使っちゃったら、もったいないからね。そう。でも工夫ってのはすごいなと思うんですけど。もう、その感じに慣れてきちゃったから、みんな編集が上手になって。まず原稿に……トータルで作らないから、ほら。各ディレクターが10人とか15人、それぞれに映像を作ってくるじゃない?

すると自分のところで試合映像何分使っていいか、なんていう風に最初から決めてたら大変なことになるから。とりあえずみんな、使いたい分を申請してくるじゃない? で、それを一番偉い人が「いや、ここはダメ、ここはダメ、ここはダメ。じゃあ君は6秒。君は8秒。君は12秒。じゃあ、ここは思い切って25秒」とかって分けてくれるわけじゃない? すると原稿に「ここ、ぜひ使わせてください」とか書いてあるのね。「ここがないと成り立ちません」とか、「ぜひここは余っていれば、ください」とか書いてあって。面白いなと思って。

(中澤有美子)へー!

(安住紳一郎)うん、そう。で、許可が出ない場合は大体そこ、写真になったりとかね、してますよね。そして「他局がたぶんきっともうこの辺でゴールラッシュやってるだろう。もうみんなが見たな」っていう感じの後半になってくると、もう他局で見てるはずだからここは繰り返し、出さないとか。そういう……そう。もう他の通りでみんな、ティッシュをもらってるから、もうここはティッシュを出さないみたいな感じで。

(中澤有美子)ああ、なるほどね。

(安住紳一郎)そうそうそう。「そっちのティッシュ、使ってください」みたいな感じで(笑)。思い出してください。

(中澤有美子)ムダ遣いしないっていう。

(安住紳一郎)ムダ遣いはしないっていう感じですよね。ただね、やっぱりね、こういう……人っていうのは負荷をかけてると強くなるもんだね。まあちょっと私が言うのもあれだけど。他の放送局に比べて結構ね、上手にまとめてると思う。うん。でね、結果も負けてない時が多くて、すごいなと思う。たしかにそうやって言われてみると……絶対、こんなことは言っちゃいけないけれども。たしかに、ダラダラやってるところあるなと思う。「流しとけばいいんだろう」みたいな感じになって。

(中澤有美子)そうか。なるほどね。潤沢に使えるところは。

(安住紳一郎)もうゴールシーン20回ぐらい繰り返したりとかするから。私たちなんて1回、あるかないかだからね! すごい。ねえ。

(中澤有美子)すごい。工夫して、工夫して。

(安住紳一郎)そうね。ある程度、やっぱり負荷は必要だなという風にね、感じました。負け惜しみだけどね。ほぼね。すごいなあと思った。うん。貧しさは人を鍛えるね。本当に。そう思った!

(中澤有美子)そうなんですね(笑)。

(安住紳一郎)うん、頑張ってる。

(中澤有美子)ねえ。それで負けてないなんて、すごいわ。

(安住紳一郎)まあ、負けてるけどね。大負けはしてないっていう感じというか。

(中澤有美子)そうなんですね。すごい。

(安住紳一郎)だって私なんて昨日なんて、あれだもんね。『ニュースキャスター』っていう夜の番組でほぼ靴下の話で逃げ切ったのよ?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! あれってそういうこと?(笑)。

映像が使えないので靴下の話で乗り切る

(安住紳一郎)そうだよ。だってスウェーデン戦なんか振り返られないんだもん。映像ないから。選手のプレーなんか一つも使えないんだから。靴下の話で乗り切ったよ。

(中澤有美子)破れた靴下とふくらはぎの話で(笑)。

(安住紳一郎)そして、その前の週は皆さん、覚えてますか? トルシエ監督のワインの話で乗り切ったんですよ!

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ! そうだった!

(安住紳一郎)くぅーっ!

(中澤有美子)すごい(笑)。繋がりました。

(安住紳一郎)いやいや、繋がったっていうわけじゃないですけどもね。信じられませんね、本当にね。いろんなことがあって。いや、でも私もね、サッカーの試合は興奮しながら見ています。ただほら、いろいろさ、そういう事情を知ってくれるわけでもないじゃん? みんながね、全てをね。そう。そうするとさ、「なんだよ、あいつ。前園さんをさ、スタジオに呼んどいて靴下の話ばっかりして。ブラジル戦の戦術とか、もう少し詳しく聞けよ!」なんていうさ、そんなご批判もいただくわけですよ。「トルシエ監督が来て、なんでもっとサッカーの戦術の話を聞かないんだよ?」なんて。うーん。うるせえって思ったよな。できないんだよ。できないんだよ。うーん。いいの、いいの。ここまでね。余計なこと……そうそうそう。こんな裏の話、全部しちゃダメ。みんなもすぐ忘れて?

(中澤有美子)アハハハハハハハハッ!

(安住紳一郎)みんなだってそうだもんね。色々な職場で色々な条件の中ね。そんなこと言わないもんね。そうそうそう。「すいません」なんてね。「うちはもう本当にここの町しか営業できないんですよ」とか、営業マンは言わないもんね、そんなことね。そうそう。みんなそれぞれあるから。そう。もちろんね、他の放送局の方々もいろいろ事情がある。そういうことだよね。うん。はぁー……思い出すんじゃなかった。愚痴になっちゃったもんね。

(中澤有美子)すごいあの、うん。力をもらった人も多いと思います。同じそういう苦労があるんだと思ってね。場面場面、立場が違っても。

(安住紳一郎)いえいえいえいえ、そんなことはないですよ。ねえ。

(中澤有美子)そっかそっかー。

(安住紳一郎)そっかそっかーなんて言ってね。そうですか。あと何か思い出すことあったかな?

(中澤有美子)何かな?(笑)。

(安住紳一郎)なんかね、なんかあるよ。思い出すと愚痴の一つや二つ、必ず出てきますよ。

(中澤有美子)出てきます?(笑)。

(安住紳一郎)出てきますよ。すぐ出てきます。すぐ出てきますけど、その愚痴を放送していいのかどうかがちょっと判断がつかないからなー。

プランによってどれぐらい映像を使えるのかが決まっており、その中ですべての番組をやりくりしなくてはいけない裏事情、とても興味深いですね。靴下の話とワインの話で乗り切る安住さん、すごい!(笑)。

安住紳一郎の日曜天国 2026年6月28日放送分

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