DJ YANATAKE ドレイクのアルバム3枚同時リリースを語る

DJ YANATAKE ドレイクのアルバム3枚同時リリースを語る INSIDE OUT

DJ YANATAKEさんが2026年5月18日放送のblock.fm『INSIDE OUT』の中でドレイクが『ICEMAN』『HABIBTI』『MAID OF HONOUR』というアルバムを3枚、同時リリースしたことについて話していました。

(DJ YANATAKE)こんな暑い季節にぴったりのアルバムなのかはわからないですけど。とにかくホットなアルバムということでですね、ずっとこの枠でもお送りしてきましたけども。ドレイクさんがやってくれました。かましましたね。はい。先週の金曜日、5月15日になんと3枚のアルバムを同時にリリースしました。

これはね、リスナーの皆さんも知ってるかと思います。すごいですね。『ICEMAN』。これは予定されていたタイトル通りのアルバムですけども。さらに『HABIBTI』。そして『MAID OF HONOUR』っていう3枚のアルバムが出て。合計、なんと43曲ということでですね。これはすごいですよ。もうびっくりしました。僕、ちょうどWREPの方で生放送をやっていて。ちょうど1時のタイミングで、大体こう向こうの時間だと新譜がリリースされる時間で。ちょうど生放送の時に「もうドレイク、アルバム出るかな」っていつも使っているストリーミングサービスをこうやってリロードしたらアルバム3枚、ドーンって出てきて。「えっ?」みたいな。

で、ちょっとオープニングで動揺してしまってですね、なかなか「おおう……」って。で、慌てて番組でも1曲、かけたんですけども。そこから土・日と2日……まあ約3日ぐらいですかね。経ちまして今このね、本日の月曜日の夕方にこれ、収録してるんですけども。まあ当然、完全に消化できた人なんて世の中にどのぐらいいるんだろうとかいう感じですけども。当然、聞きました。昨日ね、ちょっと夕方から休みというか、もらって。サウナに行ったんですけど。そこで、岩盤浴のところとかでずっと聴いたりしてました。

で、まあいろんな批評も目を通したんですけども。なんつったらいいんだろうな? まあ、とにかくすごいみんな、期待してたわけですよ。ここでもずっと言ってましたけども、ヒップホップでとにかくヒット曲が生まれてないよと。これはなかなか厳しい話で。去年の7月に『What Did I Miss?』。ドレイクの今回のアルバムにも入ってますけども。それ以降、まあケンドリック・ラマーの『luther』が返り咲き1位ってのが8月にあったんですけど約1年間……10ヶ月、11ヶ月ぐらいはベストテンにヒップホップの曲が入ってないという状況で。なかなかクラブDJとしてもですね、お客さんをこうロックしていくのにね、ヒット曲がない中でこの1年間、やってきたんだなっていうのはなかなか大変だと思っていたんで。やっぱりこのドレイクのアルバムに寄せる期待っていうのはものすごく多かったんですよね。

ということで、そのアルバムが出てその中からまず、DJ的に何の曲が使えんだろう、みたいな探し方をした人もすごく多いような気もしますけども。さらにそれよりもまあ、なんですかね? ケンドリック・ラマーに対してどう言ってるんだろう、どんなアティチュードでこの今回のアルバム出したんだろうとか、どんな客演陣が今度は逆にドレイクの味方になって参加しているのかなとか。今のドレイクは……まあ、とにかくプロモーションは本当に上手でしたね。まあその辺の細かいのは割愛しますけども。もうマーケティングが詰まったですね、すごいリリースの仕方でございました。

で、これ3枚同時にリリースしたのは皆さんもいろんな記事で読んでるかもしれませんが。ケンドリック・ラマーとのビーフの時にね、ユニバーサルミュージックグループというケンドリックと同じレコード会社所属なわけですけども。それで自分のね、事実無根の歌詞が入った内容のビーフ曲を不正に回してその曲を盛り上げて、それで自分を陥れたんじゃないか?っていうようなことでレコード会社を訴えるというところまでいったわけなんですけども。

なのでそんな自分が今所属しているレーベルに対してすごく不信感とか苛立ちを覚えていた中、この3枚を出したっていうのは契約を一気に終わらせちゃおうということ、そんな作戦だとも言われておりますね。まあ事実かどうかはちょっとわかりませんけども。ということでアルバム3枚を同時に出したんじゃないかなということになっております。

で、まあアルバムはまずね、なんつったらいいんだろうな? 『ICEMAN』がまず、ざっくり言うと結構バチバチラップしてる感じで。ビーフの続きの話であったりとか、結構怒りっぽい感じのトーンの曲が多いんじゃないかという風になっております。そして『HABIBTI』の方はR&Bアルバムっていうか。だいぶ地味でしたね。でも、結構ディープなというか。恋愛、ラブソングR&B系のアルバムになってるのかなと言われております。

そして『MAID OF HONOUR』っていう『Honestly, Nevermind』っていうハウスの、四つ打ちのアルバムを出したことありますけど。そこにも結構通ずるような、ダンスミュージックとポップな感じが混ざり合ったようなアルバム。だから内容とトーンとテーマとをうまく分けた3枚になっているという感じですね。

で、『ICEMAN』から言うと本当にヒップホップアルバムっていう感じなんですけど。これもまあ、なかなかドープなところを攻めてますね。で、結構トラップ寄りなハードなビートも多くて。まだまだね、ケンドリック・ラマーとのビーフは終わってなかったんだなという感じでございますね。で、ゲストもね、噂されていた……そもそもね、ドレイクとのビーフにつながった曲を作ったあのフューチャーが仲直りしてという感じですかね。参加していて。

そしてこれ、ずっと仲良しですけど。コラボアルバムなんかもリリースしている21サヴェージが参加しているっていうのも非常に話題です。まあモリー・サンタナも参加したのは結構、話題になってますけども。で、アルバムのジャケットがなんか金ピカのダイヤモンドみたいなのがついた手袋だったじゃないですか。あれ、気づいた人もいるかもしれないんですけどマイケル・ジャクソンの実際に使っていた手袋なんですよね。2023年ぐらいにオークションでね、ドレイクが1700万円ぐらいで落札したと当時ね、言われておりますね。

これはね、ドレイクがBillboardのHOT 100。まあベスト100ですよね。そこで最多1位を取ったタイミングが、そのマイケル・ジャクソンと並んだ数っていう時、オークションでこれを自分が買ったよみたいなのを言ってたんで。まあ今回もそのマイケルへのオマージュみたいなところもあるんですかね。ということであの手袋が出ていたという感じですね。

それでまあサプライズアルバムとなりました『HABIBTI』っていう方なんですけど。『HABIBTI』はアラビア語で「愛しい人」っていう意味があるそうですね。っていう感じで、さっきも言いましたけども結構R&B。結構メロウでスローテンポな雰囲気のアルバムでしたね。うん。で、パーティー・ネクストドアとかセクシー・レッドとかも参加してましたね。で、DJ的にはこのアルバムが注目なのかなと思いますけども『MAID OF HONOUR』ね。さっき言ったちょっとダンス・ポップ寄りの感じで。結構パーティー向けの曲も多いんじゃないかなという風に思います。

で、『MAID OF HONOUR』っていうのは結婚式で花嫁さんの横でサポートする人、いるじゃないですか。その人のことを『MAID OF HONOUR』って言うらしいんですけども。で、結構キャッチーな曲もまあ多いかなと思うんですけど。セントラル・シーの『Which One』とかがね、先行で出てたんですけど。あれとかが入っていたり。また最後にもかけようと思ってるんですけど、セクシー・レッドも参加して『Cheetah Print』っていうのがサンプリングネタも含めてね話題になってますね。

これまあ、番組最後のまた言っていきましょう。ということでございまして今、すごいことになってます。チャートが。もうAppleMusicを見てもベスト100に60曲以上、ドレイク関連の曲が入ってるということで。来週のBillboard、たぶん本当にシングルチャートベストテンは間違いなくドレイクが埋めるんじゃないかなと。下手したらもっといくんじゃない? まあ今ちょっと1個、カントリーのすごい強い曲があるんであれですけど。まあどこまでドレイクがチャートを制するのか。そういったなんか、ケンドリックに対してもケンドリック・ラマーがやらないこと。できないこと……まあ数字の意味でね、やり込めるっていう意味でのリリース戦略っていうのもあるのかなという風に思って聞いておりました。

ただね、実際3周ぐらい、なんかずっとダラダラ聞いてたんですけども。なんか、めちゃくちゃバチコーンって「これかな?」みたいなのはちょっとあんまりまだ自分的には感じていなくてですね。まだこれからね、チャートの動向とかでいろいろ僕の意見も変わってくるかもしれないんですけども。でもまあクラブとかでもね、やっぱり積極的にかけながら、自分たちでも盛り上げていくっていう作業が必要なんでね。まあ『Ran to Atlanta』とか『Cheetah Print』とかあたりかなと思ってるんですけども。

Drake, Future, Molly Santana『Ran to Atlanta』

(DJ YANATAKE)はい。まあ、ちょっといろいろかけていきたいし。まだね、本当に出たばっかりでこのボリューム……またね、ちょっとできれば志保さんにも所感っていうか。また来週とか、いろいろ聞いてみたいなと思うんで。ちょっとお願いしてみようかなと思っております。

で、当然全部、全曲細かくみたいなのとかはここで紹介する時間もちょっとないので。1曲、まずいきたいなと思います。はい。『Janice STFU』という曲が結構話題になってるんじゃないかなという風に思います。チャートでもこの曲が一番になってるところが多かったですね。もちろん他の曲が1位のところもあったんですけども。こちらですね、まあ『ICEMAN』の方に収録されている曲で、かのティンバランドが「この曲はタイムレスなヒットだ。時代を超えるようなヒットだ。素晴らしい出来だ」という風におっしゃったりしておりますが。

とはいえ結構、ダークというか。かなり遅めの感じなんですけども。この『ICEMAN』のアルバムを象徴するような感じで。結構、自分の強い不満とか苛立ちみたいなのを感じさせるラップだったり。まあメディアとか業界に対しての意見的なことも言ってるんですが。やっぱりどうしても話題になってるのがケンドリック・ラマーをここでディスってんじゃないの? みたいなまあラインがあったりとかしてですね。

「Handin’ out turkeys on camera inside of your hood」っていうラインとかがですね、いわゆるこう慈善活動みたいなのをそういうメディア向けのパフォーマンスしてるラッパーへの皮肉なんじゃないかってことで。これがケンドリック・ラマーへのディスなんじゃないかっていう風に言われていたり。なんとですね、「We know how you OGs rockin’ already」っていう箇所があるんですけど。まあジェイ・Zとかね、ベテラン世代への発言として結構、その辺もディスってるんじゃないか、みたいなことで話題を集めてるっていうのもあるのかなっていう風に思います。

で、「STFU」っていうのはちょっと汚いワードですけども。「Shut The F*ck Up」っていう。まあ「黙ってろ」みたいな感じなんですけども。じゃあこのジャニースって誰なのよ?っていうことなんですけど。なんかね、そのさっき言ったけどユニバーサルレコードと仲が悪くてですね、そこの担当の人の名前で同じジャニースっていう人がいて。その人なんじゃないか、みたいにちょっと言われちゃってるんですが。まあそれはおそらく違うだろうと。なんかそれはアジア担当の、シンガポールとかにいる人らしいんで。だいぶちょっと遠いからその人をわざわざ、こんな名指しで言わないよなということでですね。まあジャニースっていう女性の名前にたとえてますけども、広くメディアとか、ヘイターとかに対するメタファーなんじゃないかと言われているという感じですね。うん。

で、あのリッキー・リーっていうスウェーデンのポップシンガーの『I Follow Rivers』っていうすごいヒット曲があるらしいんですけども。それをサンプリングしたりしてるのも話題で。なんかその辺に話題が集まってこの曲が今、注目されてるのかなという風に思います。皆さんはアルバム3枚の中から、どんな曲が好きだったんでしょうか? ハッシュタグなんかで教えてくれたら嬉しいなという風に思います。まあドレイクの話、まだまだもう全然……ほんのちょっとしか話せなかったですけども。まだ引き続き、今週もたくさん聞いてまたね、お届けできればなと思いますんで。まずはこれ、一番話題曲の一つと言っていいと思います。ということでドレイクの『ICEMAN』に収録してます『Janice STFU』。

Drake『Janice STFU』

(中略)

(DJ YANATAKE)ということでですね、時間なくなってきちゃったんでどんどん行くんですけども。オープニングでも言いましたがもう1曲、ドレイクのアルバムからかけたいと思います。こちら『MAID OF HONOUR』、ダンスポップ寄りのアルバムに収録されております。俺ら、特に日本人のDJの間ではこれが盛り上がってるのかなと。でもね、結構アメリカのDJのインスタとか見てもこれを推してる人が結構いたんで。これやっぱり一番かけやすいのかなという風に思いますね。もうパッと聴きで僕は「わっ!」と思ったのはペギー・グーですね。かの女性スーパーDJ、ペギー・グーさんの『Nanana』っていう超いい曲があって。まさかそれをサンプリングしてくるんだという感じですね。

で、ビートチェンジしてセクシー・レッドのターンになるとこれもなかなかフロア受け。これ、また再びかかるようになるのか。DJキャスパーの『Cha Cha Slide』がサンプリングされてるということで。これはなかなかかけがいのある曲になりましたね。


(DJ YANATAKE)僕的にはかなりペギー・グーの曲、みんなそうだと思うんですけど。好きだったんでね、意外だったんですけど。でもこれがな、『Rich Baby Daddy』とかを超えてくるかって言われるとちょっとどうかなとまだ思いますけども。同じぐらい盛り上げられるようにみんなDJ陣もかけて頑張っていきましょう。ということで本日の『INSIDE OUT』、ありがとうございました。最後に聴いていただきますのはドレイク&セクシー・レッドで『Cheetah Print』です。また来週。

Drake&Sexyy Red『Cheetah Print』

『ICEMAN』が出るのはわかっていましたがそれ以外にも2枚、同時でリリースしてきたドレイク。相変わらず人を驚かせるのが上手いですね。『Cheetah Print』、めちゃ好みの曲でした!

『INSIDE OUT』2026年5月18日

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