永野さんが2026年4月21日配信のSHOWROOM『豪の部屋』の中でカジサックについてトーク。「カジサックが好き」と話す永野さんがカジサックに感じるJUN SKY WALKER(S)感について、吉田豪さんと話していました。
(吉田豪)まあ、(岡村隆史に対するカジサックは)ブルーハーツに対するジュンスカみたいな感じですよね?
(永野)「ジュンスカみたいな」(笑)。ジュンスカ、好きなんですよね! ジュンスカ(笑)。ジュンスカってなんかこう……愛を込めて言いますけど。
(吉田豪)もちろん、もちろん。好きだからこそです。
(永野)好きだからこそ。ジュンスカって聞いた後、別にジュンスカのことを思い出さずに寝れるじゃないですか(笑)。だからブルーハーツはこう、乗ってくるから。
(吉田豪)そうですね。言葉が重いし。
(永野)ブルーハーツは言葉が重いんですよ。だからちょっとね、僕はジュンスカが好きなんですよ。ジュンスカってなんかこう、思い出せないというか。ジュンスカをあんなに、1時間ぐらい聞いたのに……俺、たぶん思い出さないですよ、ジュンスカを。死ぬ時に。
(吉田豪)ブルーハーツの歌詞の深さに比べてのやっぱり『歩いていこう』とかね。「シンプル!」っていう(笑)。
JUN SKY WALKER(S) 『歩いていこう』
(永野)シンプルなんですよ(笑)。で、何がいいかって普通のバンドの人ってシンプルでナンパへと行くじゃないですか。ジュンスカのすごいことって、いいこと言おうとして『歩いていこう』なんですよ(笑)。だからそこが好きなんですよ。なんかヤンキーとかに限っていいこと、言うじゃないですか。なんかナンパに行くやつって意外とインテリっていうか。そこで「イエーイ!」って。『歩いていこう』『ひとつ抱きしめて』(笑)。
JUN SKY WALKER(S) 『ひとつ抱きしめて』
(吉田豪)ストレートですもんね(笑)。ブルーハーツ、あんなにひねってるのに(笑)。
(永野)ひねってるのに(笑)。ブルーハーツってやっぱり……。
(吉田豪)反語表現ばっかりじゃないですか。あっちは。
(永野)ジュンスカ、好きっすね。本当、それはめちゃくちゃわかる。
(吉田豪)それがたぶんカジサックなんですよ(笑)。
(永野)だから俺、好きなんですね。ジュンスカ説ありますよね、カジサック。俺、『ランドセル』っていう歌が一番好きで。ジュンスカの。なんか「行きたくねえ 学校がつまらねえ 教えてくれるやつがまともじゃねえ」とか(笑)。全然なんか、ちょい手前の怒りで全て行って。なんか、ヒロトさんだったらこう……。
(吉田豪)広いですよね。もっと世界の話を歌ってるし。
JUN SKY WALKER(S) 『ランドセル』
(永野)あともっと芯を食うっていうか。ジュンスカの『ランドセル』って日本のロックで一番好きな歌詞で。「スターになんか 俺はなりたくねえ 楽しい顔も毎日続かねえ」って。
(吉田豪)はいはい。
(永野)それも今、読んでいくとあの時、スターだから。照れ隠しで喜んでるんですよ。ジュンスカが、スターであることを。今、絶対歌えねえだろうなって。『Let’s Go ヒバリヒルズ』とか。
(吉田豪)ねえ。ひばりヶ丘のね(笑)。
(永野)ひばりヶ丘の(笑)。ただの思い出を歌ってんじゃないの?っていう(笑)。
JUN SKY WALKER(S) 『Let’s Go ヒバリヒルズ』
(永野)ジュンスカって、どうなんですか? その、パンク界で。ちょっと質問しますけど。どういう位置なんですか? 僕、本当に好きで。
(吉田豪)バンドブームの時は正直、ちょっと軽視されていた感じはありますけど。今は結構、普通にパンクのフェスとかにも入ったりとか。ちょっと復活してシーンが変わった感じがありますね。一回りして、たぶんジュンスカ世代とかが後輩にどんどん増えて。
(永野)違うんですよ。我々が好きなジュンスカって。その、当時ですよね?
(吉田豪)そうです(笑)。
(永野)トイズファクトリーの(笑)。
(吉田豪)そうです。ミスチルの先輩としての(笑)。
(永野)すごい(笑)。これ、いじってるだろ、全然(笑)。愛ではねえだろ、これは。どう考えても愛じゃねえだろ、これは(笑)。『白いクリスマス』とか(笑)。
JUN SKY WALKER(S) 『白いクリスマス』
(永野)いや、すごい。僕、だから「なんでジュンスカが好きだったんだろう?」って今、思ったらやっぱりね、パンクロックってちょっと怖いじゃないですか。男だし。なんか殺伐としてるけど……ジュンスカってなんか、いいんだよな。
(吉田豪)ルックスもね、かわいらしかったし。ブルーハーツと比べて。
(永野)そうそう。長Tで。
(吉田豪)ロンTでね。森純太はロンTでね。
(永野)ロンTで(笑)。
(吉田豪)素人がボロボロの格好してる中ね、ちゃんとクリーニングに出してそうなきれいな格好で(笑)。
(永野)最高! めっちゃ聞きたくなってきた、ジュンスカ(笑)。ジュンスカ、そこを笑ってくれたらカジサックとの番組で主題歌をね。しかも「今、作ります」「いや、すいません。本当にリスペクトします。やめてください。『ランドセル』をただ流させてください!」って(笑)。
(吉田豪)コメント欄で「雑誌『DOLL』で嫌いなバンド毎年1位だったジュンスカ」っていうね。
(永野)コメント、ありがとうございます。そう。ユニコーンと……当時、『PATi・PATi』でしたっけ?当時の番組って。
(吉田豪)そうですね。ソニーマガジンのね、『PATi・PATi』とか『PATi PATi Rock’nRoll』とかね。そっち系の、奇抜なロゴの雑誌の方の人たちっていうイメージだったので。ユニコーンはただね、その後、音楽的にたぶんレベルアップしていって。ちゃんとした音楽誌でも評価されるようになっていたけど、ジュンスカはそっちにはなかなか入れなかったっていう。
(永野)素晴らしいですね。

「カジサックは岡村隆史ワナビー」からの「カジサックはジュンスカ」という論の展開、しびれました。でも意外と今、ジュンスカやカジサック的なものがいい塩梅になってきているかもしれないですよね。