(岩井勇気)「全然面白くない」とか「ひどい」とか「説教くさい」とか「映画館に全然客、入ってなかった」とか。
(澤部佑)そっちの方はなんかニュースになってたよね。西野さんもなんか上げたりしてたよね。「爆死」みたいな。
(岩井勇気)みたいな。とにかく、やたらめったら言われてます。で、俺が見た感想は「みんながひどく言ってるほどじゃない」っていう。
(澤部佑)ああ、なるほどね。うん。
(岩井勇気)全然、みんながひどく言っているほどじゃない。あと客、めっちゃ入ってた。
(澤部佑)おお、岩井が行った時に?
(岩井勇気)普通にチケットを取らないで行けるんだろうなって思って、行ってから取ろうと思っていたら、残りもう5席ぐらいしかなかった。
(澤部佑)だいぶ入ってるな。
(岩井勇気)入ってるよ。で、まあ土曜日っていうのもあるかもしれませんが。まあ平日なんてね、もう映画自体がそんなに入ってないよ。言っとくけど。
(澤部佑)ああ、人気作でも平日は別にね。
(岩井勇気)そんなに入ってませんから。土日入ってれば別に入ってるんなって。「めっちゃ入ってんじゃん」って思ったんですよね。だからまあ、ひどくはないよ。全然、内容も。内容が面白くなくは、ない。普通に何も知らずに見たら「まあいいんじゃない」みたいな感じ。だから俺の中では『プペル1』ぐらい。本当に(笑)。
(澤部佑)ああ、もう同じぐらい?
(岩井勇気)そう。だから『プペル1』の時は「みんなが言うほど面白いわけではないな」と思ったけど『プペル2』は「みんなが言うほどひどくはないな」っていう、ちょうど同じぐらい(笑)。本当に。盛り上がるシーンは別に盛り上がるし。「頑張れ」みたいな。で、別に「金返せと」かも全然思わないよ。
(澤部佑)そうやって言ってる人もいるわけだもんね。今ね。
酷評されるほどひどくもない『プペル2』
(岩井勇気)で、俺はね、すっごくアニメを見てるから相対的にその感想になるわけ。うん。でも普通のあんまりアニメを見てない人が見たらまあ、面白いんじゃない? 別に。
(澤部佑)面白そうだよな。
(岩井勇気)ただ、本当にアニメが好きなうるさい人としていくつか言うとしたら……。
(澤部佑)「いくつか言う」?
(岩井勇気)うん。すっごく素敵な設定がいっぱい出てきます。すっごく……100個ぐらい、出てきます。その素敵な設定を、2ぐらいしか使えてないです(笑)。
(澤部佑)えっ、どういうこと? どういうこと? もったいないってこと?
(岩井勇気)素敵な設定をすごい説明してくれるんですよ。「こういう世界で、こういう現象はこういうことがあります」みたいな。すごくね、設定が作り込まれてんだけど全然、2ぐらいしか生かせてないっていうのがあります。
(澤部佑)まあ、入れらんないんかな?
(岩井勇気)ストーリーに生かせてるのは2ぐらいですね。ただ、素敵な設定を教えてくれるだけでもいいですけどね。面白いですけどね。
(澤部佑)ああ、その町の設定とか? やっぱり、そのテンポ感なんじゃない? キングコングさんの漫才もやっぱり大喜利スタイルで、いっぱいボケを入れてみたいなさ。そっちのスタイルだから、いい?
(岩井勇気)いや、でもその「この振りやこの設定には何の意味があるの?」って最終的には思うけど。「これは一体、何だったんだ?」っていうのがいっぱいあるけど。「まあ、素敵な設定だしな」とは思うんですけどね。あとあの、アフレコが全然ダメっていうのはあります(笑)。
(澤部佑)厳しいな。アフレコに関しては?(笑)。
(岩井勇気)アフレコは、全然ダメですね。ほぼ芸能人なんですけど。声優さん以外の人はアフレコ、全然ダメですね(笑)。
(澤部佑)それやっぱり基本、厳しいですもんね。岩井さんはその声優さん以外の。
(岩井勇気)でも、本当にいい人はいるよ。芸能人の方でも。うーん。でも『プペル2』はちょっと「ああー」っていう感じでしたね。
(澤部佑)うまくできてないんだな、その辺は。
酷評されている一番の原因
(岩井勇気)あと、もしかしたら……俺、プペルはそんな酷評されるほどでもなくて。まあ別に普通に見たら面白いんじゃない、みたいな感じなんだけど。「もしかしたらこれかな? これが原因かな? ファンもこれでキレてるのかな?」みたいなので思った要因の一つが……あの、プペルが全然出てこないってこと。
(澤部佑)出てこない! 嘘!? 出てこないの?
(岩井勇気)プペルが全然出てきません。
(澤部佑)えっ、ルビッチはいっぱい出てくる?
(岩井勇気)ルビッチはいっぱい出てきます。
(澤部佑)プペルはやっぱりね、象徴的な存在なわけ? 要所で出るみたいなこと?
(岩井勇気)要所っていうか、もう全然出てこないです。
(澤部佑)そんなバカな!(笑)。へー!
(岩井勇気)そういう私のこの評価で行きたい人は行ってください。
(澤部佑)だからプペルファンは「もっと出てきてほしい」って思っている人もいるってことね?
(岩井勇気)「プペル、出てないじゃん!」って。
(澤部佑)そういう人もたしかにいるのかもしれないね。
(岩井勇気)まあ新しいキャラの話ではあるんだけど。だからまあまあ、面白かったよ。
(澤部佑)迷ってる人は全然見ていいよってことですね。
(岩井勇気)そうそうそう。
アニメ見まくっている岩井さんの率直な意見、とても参考になりますね。1の評判が上振れして2の評判が下振れしているだけで、作品そのものの実力的には同じぐらいだということみたい。「芸能人のアフレコがひどい」というのは声優参加している東野幸治さんのことだったらおもしろいなと思ってしまいました(笑)。
