今田耕司さんが2025年12月26日放送のTBSラジオ『今田耕司のお耳拝借！金曜日』の中でM-1グランプリ2025を振り返り。スタジオで体感したたくろうの大爆発について話していました。
（今田耕司）で、もちろんね、もう優勝しましたたくろうも最高でしたね。7年前ぐらいに最後、会ったんですよ。で、大阪の番組で何度か出てくれてたんですよ。たくろうは。
（良原安美）へー！ その時の印象はどうでした？
（今田耕司）その時もやっぱりあのキャラクターで面白かったんですけど。漫才も見たことあったんですよ。で、面白かったんですけど今回、決勝で見た時は7年のこのスキルというか。「こんなにおもしろなんね！」っていうぐらい。まず、声の出方も全然ちゃいましたもん。もう、その赤木くん。ものすごく聞き取りやすかって。あとどこかアドリブっていうか、空気でやってる部分もあるんで。たまにやっぱりかぶってしまったりとか、なんか聞き取りにくい時とかあった印象やったんですよ。それがもう全くなかったですね。
（良原安美）会場ももうすっごいもう、ドッカンドッカンで。
（今田耕司）そうですね。受けで言うともうやっぱり2本目は、もう言うたら笑いの種類で言ったら「ドカーン！」っていうのを大爆笑の時に表現するんですけど。本当にそこを超えた笑いの時はもう「パーン！」っていう、なんか破裂音って言うんですかね？ なんか、そういう笑い。
（良原安美）へー！
「ドカーン！」ではなく「パーン！」
（今田耕司）だからあそこはスタジオなので。たとえば劇場とか大きくなると波みたいな。NGKだと波みたいな笑いがあるんですよ。ものすごく受けた時って。もう一旦、後ろ行ってから前に来るみたいな、なんかあんまり他所では経験できへんような体感があるんですけど。もうそのスタジオではあれがもうたぶん、最高潮じゃないですかね。
（良原安美）ドカーンの上があるんですね？
（今田耕司）ドカーンの上のパーン！っていう破裂音が。「ああ、すごい破裂してる」と思って。よく紳助さんも前に「まだ誰も爆発してないな」って言っていたけど。やっぱりなんかこう、パーン！っていうのがあったのがやっぱりたくろうやったかなっていう。何か所かあって。もうあんなにバンバンバンバン決まるっていうのはあんまり見たことないですね。
（良原安美）そうですか。
（今田耕司）いやー、もう人生変わってたな。寝てなかったんちゃう？
（良原安美）ねえ。きっとこの年末年始もね。
（今田耕司）朝、池上彰さんの前で漫才をやっているの、たまたま見てんけど。地獄のような……「頑張れ、チャンピオン！」と思ったもん（笑）。
（良原安美）たしかに不眠でそこに出てたかもしれないですね。
（今田耕司）いや、もう全く寝てないですよ、たぶん。
島田紳助さんがよく言っていた「爆発」というキーワード。いつもスタジオでM-1を仕切っている今田さんによる言語化がとても腑に落ちました。