今田耕司『MBSヤングタウン』時代の尖っていた東野幸治を語る

今田耕司『MBSヤングタウン』時代の尖っていた東野幸治を語る ラジオ

今田耕司さんがMBS『極楽とんぼオレたちちょこっとやってまーす!』にゲスト出演。声を飛ばしてしまって急遽お休みとなった加藤浩次さんに代わって出演となった田村亮さん、山本圭壱さんと、かつて自身が担当していた番組『MBSヤングタウン』の思い出について話していました。

今田×東野のカリギュラ

(田村亮)僕も言うたら加藤(浩次)さんが休みで、「加藤さんの代役で亮さん、入ってください」っていうのを11時とかそれぐらいに聞いて……。

(山本圭壱)早かったね。私、12時20分。

(今田耕司)12時20分やな。ほんで、山本が「そろそろ、そろそろ……」みたいに言うのよ。

(山本圭壱)そうなのよ。それはやっぱり心配じゃない。早めに行かないと。だけど今田さんが「エエやん。1時20分からやろ?」って……。

(今田耕司)MBSのラジオ、慣れてんねや!

(山本圭壱)フハハハハハハッ!

(今田耕司)何年やってた思てんねん? 大丈夫やって。

(田村亮)いつの時にやっていたんですか?

(今田耕司)それこそ、ひがしのり(東野幸治)と一緒に大阪の、まあ『4時ですよーだ』が終わってからですね。だからたぶん20代の、東京に行きながらMBSのラジオをやっていたみたいな感じ。だから最終的には大阪でやっていて、東京でもやっていたはずや。

(山本圭壱)20年以上前ですか?

(今田耕司)東京の、だからこのスタジオじゃないところでやっていたんや。

(山本圭壱)ああ、はいはい。あっちですね。竹橋の。

(今田耕司)だから言うたら、『なんでも鑑定団』の前のアシスタントの吉田(真由子)さん。吉田真由子ちゃんのお姉さんと俺、やっていたんや。

(山本圭壱)あらーっ! それが……。

(今田耕司)神津さん。その頃からやつは美少女に目をつけていたわけや。

(山本圭壱)フハハハハハハッ!

(田村亮)あ、昔からですか?

(今田耕司)もうね、1回注意せなアカンって思って。美少女を集めてラジオをやらす。何回モメたか、神津さんと。

(山本圭壱)なにをモメるんですか?

(今田耕司)「こんだけのアシスタント、いるか?」と。エエねん、俺と東野1人おったらエエのに、やつは5人も6人も女を呼びたがるわけよ。

(山本圭壱)でも私と加藤がやるラジオにはアシスタント、ゼロですよ。

(今田耕司)ゼロ?

(山本圭壱)はい。ゼロです。

(田村亮)その後です。その後からとんでもない量の女の子たちがやってきます。

(山本圭壱)何時に来るの?って……。

(今田耕司)聞いてるよ(笑)。

(田村亮)2時すぎからとんでもない量の女の子が集まって。「これ、何やねん、このラジオ!」と。

(今田耕司)そうでしょう。その後にあなた、4時20分までやるらしいですよ。地獄です!

(山本圭壱)フハハハハハハッ!

(田村亮)4時20分にあんな若い子らをリリースするって、クレイジーですよ!

(山本圭壱)もう言ったら夏場は明るいわけでしょう?

(田村亮)クレイジーですよ!

(今田耕司)ただ、うれしかったのは「神津、ブレてないな!」と思って。

(山本圭壱)何一つ?

「神津、ブレてないな!」

(今田耕司)何一つブレてない。なんやったら人数増やしとる(笑)。

(田村亮)ほんで、時間帯も長く(笑)。

(山本圭壱)これはザ・プロデューサーですね!

(今田耕司)いや、わかりますよ。MBSのラジオを支えているカリスマ。本当に、ねえ。

(田村亮)風体はどうなんですか? 昔はどうやったんですか?

(今田耕司)あんね、ホンマにリアルなこと言うていい? 17キロオーバー(笑)。俺が知っている時から。ぽっちゃりはしていた。

(山本圭壱)ああ、そうなんですか。私はまだ現役時代……まあ、いまも現役ですけども。

(今田耕司)『ヤングタウン』というMBSの本当に老舗のラジオがあって。その金曜日を俺と東野がやっていたんですよ。で、そこに言うたら全盛期の細川ふみえちゃん。ほんで、三浦理恵子ちゃん。あともう1人、誰かおったんやね。

(田村亮)高橋……。

(今田耕司)高橋由美子? 高橋由美子、おったん! いま、話題の?

(山本圭壱)「いま、話題の」って……ちょっと前ですね。

(今田耕司)ええーっ!

(山本圭壱)あの、ホテルで……っていうね。

(田村亮)もういいですよ。

(今田耕司)それが、我々もチンチンに芸人として尖っている時ですから。言うたらダウンタウンさんに憧れているわけ。ダウンタウンさんといえば、やっぱりYOUを無視して浜田さんと松本さんのしゃべりをずっと聞かすみたいなラジオやったから、それに憧れて俺も東野とやることになったのに、神津は3人を入れてくるわけですよ。「いらん!」と。

(山本圭壱)いらんですね。

尖りまくっていた今田東野

(今田耕司)チンチンに俺ら尖っている時やから、もう正直いま考えたらね、その人たちには大変失礼なことをしました。

(田村亮)どんな感じやったんすか? 3人やったら多少太刀打ちできると思いますけども。

(今田耕司)若い女性に会った時、どうします? 名字で呼びますか? 下の名前で呼びますか? たとえば細川ふみえちゃん。「細川さん」って言いますか? 「ふみえちゃん」って言います?

(山本圭壱)僕は「細川さん」って言います。

(今田耕司)言いますよね。亮くんはどうします?

(田村亮)僕はラジオを円滑にやるために「ふみえちゃん」って言うと思います。

(今田耕司)「ふみえちゃん」。その方が距離感が縮まっている感じ、しますよね。東野さん、「バカ乳娘(ばかちちむすめ)」って言っていました。そのたびにガラスの向こうのマネージャーがどんな顔をしていたか。

(山本圭壱)「バカ乳娘」!? なかなかそれは……尖っていますね!

(今田耕司)そうでしょう? 後にお笑い界の大物とごちょごちょするとは思わないじゃない?

(山本圭壱)ごちょごちょ……(笑)。

(田村亮)ごちょごちょかな? ちゃんとです。

(今田耕司)これはね、思わないじゃないですか。東野さん、「バカ乳娘」って言うたびに本当に……彼女もがんばっていました。「ひどーい」って言いながらちゃんと返してましたから。だからグラビアとお笑いの戦いみたいなのが繰り広げられてましたからね。

(田村亮)なるほど。

(今田耕司)本当にすごい番組を経て。で、今回こんなことがあって久しぶりにこのMBSのラジオに……。

(山本圭壱)しかもその時代からずっと間が飛んで、今日が。

(今田耕司)もう本当にその『ヤンタン』を卒業してから何十年ぶりかわからない。

(山本圭壱)25年ぶり? 四半世紀ぶりの。

(今田耕司)ほんでさっき、言うたらメシ食いながら「いま、こういうラジオをやっています」って。(加藤浩次の第約で番組に)出ると思わないから「いま、どうなってんねや?」みたいな話で、「Abema TVでやっています」とか。ほんで「いま、加藤とずっとラジオ番組やっています」っていう話を聞きながらですよ。ほんでディレクターは神津さんって……「ええっ、やってたよ!」みたいな。

(山本圭壱)私の仕事の状況を説明していたところ……。

(今田耕司)まさかですよ。「ギャラ、いくら?」「5000円」「変わってないやん!」みたいな。

(山本圭壱)今田さん……やめてください!

(今田耕司)それ、ダメなの?

(山本圭壱)それ、やめてくださいよ。

(今田耕司)偉いよ。偉いじゃん。普通、やめるよ。加藤も。

(田村亮)やめるよ(笑)。

(山本圭壱)加藤さんがいるから、私はこうやってマイクの前で……。

(今田耕司)聞いているか、加藤?

(山本圭壱)大丈夫です。私は本当に5000円もいらないんです。大丈夫です!

(今田耕司)山本、がんばっていたぞ、今日!

(山本圭壱)今日、加藤聞いているかもしれません。

(今田耕司)いや、聞いてるよ。そら、あんな責任感のやつ!

(山本圭壱)「あんな責任感のやつ」ってなんですか?(笑)。

(今田耕司)いやいや。

(田村亮)「誰が出るか」っていうのは気にしていると思いますけども。まさか今田さんとは絶対に思っていないと思いますよ。

(今田耕司)流れやから。これはでも、やっぱりMBSがこだわった生放送ならではやないですか。生放送じゃなかったら別に予定調和でできるわけですよ。誰かを呼んで。本当に流れですからね。

<書き起こしおわり>

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